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悪党(1965)

メディア映画
上映時間119分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1965/11/21
ジャンル時代劇/アクション

【クレジット】
監督:新藤兼人
製作:絲屋寿雄
能登節雄
湊保
桑原一雄
原作:谷崎潤一郎
「顔世」
脚本:新藤兼人
撮影:黒田清巳
美術:丸茂孝
衣裳:上野芳生
編集:榎寿雄
音楽:林光
出演:小沢栄太郎師直
岸田今日子顔世
乙羽信子侍従
木村功塩谷判官
殿山泰司山城守宗村
加地健太郎六郎
清水紘治八幡三郎
大木正司木村源三
森幹太桃井播磨守
江角英明大平出雲守
原田清人山名伊豆守
高橋幸治薬師寺次郎左衛門
宇野重吉兼好法師
和沢昌治覚一検校
川口敦子女房1
藤原赫子女房2
松山恭子女房3
武川八重子女房4
小野久子女房5
宮島由己子女房6
吉田志津子女房7
白川光恵女童
深沢英子腰元1
常盤公子腰元2
尾鼻隆師直方の武将
宮田勝乞食1
中村門乞食2
【解説】
 谷崎潤一郎原作の戯曲『顔世』を、新藤兼人が脚色・監督した。南北朝時代を舞台に巻き起こる男女間の悲恋を描く。
 足利尊氏の執事として権勢をふるっていた高師直は、侍従から顔世という絶世の美女がいると教えられる。顔世は師直の部下である塩冶判官の妻だった。師直は入浴中の顔世を覗き見して興奮した。学のない師直は兼好法師に恋文の代書をさせるが、顔世は文をまったく受け取ろうとしない。侍従に懇願された顔世は、仕方なく師直への返事を出した。師直は塩冶判官に出雲への出兵を命令。塩冶判官は妻をともなって出陣し、師直から謀反の汚名を着せられてしまう。最期を予感した二人は熱い抱擁を交わし、塩冶判官は出陣。妻の顔世は自決するのだった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-05-13 23:02:07
【ネタバレ注意】

確信的な作品、とでもいえばよいのだろうか、新藤兼人の面目躍如といった趣きの作品。
14世紀、太平記にまつわる物語で、将軍足利尊氏の執事をつとめた高師直(小沢栄太郎)が、権力にものを言わせ、出雲守塩冶判官高貞(木村功)の妻となっている絶世の美女顔世(岸田今日子)に横恋慕し、侍従(乙羽信子)を使ってあれやこれや顔世を我が物にするために策略を練るが、やがてそれは塩冶一族をも滅亡させることになる…というお話。

前半妙に舞台っぽいなと思ったが、それも当然、原作は谷崎潤一郎の書いた戯曲『顔世』(未読)。成り上がった東国出身の武士高師直と侍従のやりとりが面白い。権力を手にしたのは悦楽を貪るため、と言い切る師直と、自らが生き抜くためにその手足となって顔世との橋渡し役をする侍従。
下品な小沢、狡猾な乙羽、それぞれ素晴らしい演技。特に乙羽はメーキャップの妙に加え、黒田清巳のカメラも素晴らしく、感服した。

塩冶高貞と顔世の純愛、そしてそれをあらゆる手を使って踏みにじる権力者…という構図が、ラストの顔世の生首を持ち帰る侍従のシーンで逆転する。
気がふれた侍従が「百万の軍勢で攻めようとも人の魂は取れませんな」と笑う。
そして「欲しいのは生きている人間だ!」と叫ぶ師直と、にやりと笑う生首(これはゾクッとする怖さ)。
欲望の渦巻く乱世を、愛と性で切り取ったかのようなこの作品、新藤兼人の中期の傑作の一つといってよいのではないだろうか。

投稿者:ドミニク投稿日:2007-03-11 19:15:07
ビデオで繰り返し観るようなタイプの作品ではないが、いい映画だと思う。といっても子供の頃に観たたげなんだけど、戦乱期の不条理な人間関係にびっくりしたのを覚えているし、昔の人々の生活臭まで漂ってくるようなすごい映像だった。役者揃いという点も嬉しいが、亡くなられた岸田今日子さんの代表作だと思う。
【ソフト】
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