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残侠あばれ肌(1967)

メディア映画
製作国日本
初公開年月1967/01/14

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【ユーザーコメント】
投稿者:ASH投稿日:2007-12-24 01:13:29
【ネタバレ注意】

 その昔、松竹に桑野みゆきという女優さんがいて、活動期間中の殆どは松竹映画に出ていたんだけど、いくつかの例外もあって、その中でもおそらく一番有名な作品は黒澤明監督の「赤ひげ」(東宝)でしょうかね。

 で、コレはその桑野みゆきが東映に招かれて出演した「任侠映画」なのね。僕は「任侠映画」に関してはまったくの素人で、まず好んで観るということはありません。じゃあなぜ観たかといえば、辰ちゃんの渡世人ぶりが見たいからじゃなくって、桑野みゆきがどんな役で登場するのか、そんだけ。

 渡世人の揺れる想いと、三角関係を描いた任侠映画と言えばいいでしょうか。辰ちゃん扮する栄次郎の恋人のおけいという女性と、彼に惚れる千津という女性が瓜二つという設定がミソ。つまり、桑野みゆきは一人2役を演じているわけよ。栄次郎はおけいを愛してはいるのだが、5年前に別れて以来見つからない。何かと世話をしたお陰で自分を好いてくれたおけいによく似た千津に気持ちが揺れるが…。

 だからといって、決して甘っちょろい映画ではなくて、極道渡世の厳しい世界を描いた映画なんだよね。こういう映画は、クライマックスの殴り込みが肝だと思うけど、そこに至るまでの持ってき方が多少強引ではあるが、やっぱり上手いんだよねぇ。静かなる怒りを爆発させ、刀ひとつで大殺陣回り繰り広げる栄次郎に、観客は歓喜するわけですよ。

 極道の世界は厳しいでやんす。「好いちゃいけない、好かれちゃならぬ」これがこの映画のテーマなんでしょうかね。

 耐える女性2人をシットリと演じる桑野みゆきはもちろん、飄々とした弟分を演じた砂塚秀夫も好演。辰ちゃんも若々しいです(当たり前だ)。肺病を患い余命いくばもない栄次郎の兄貴分を演じた池部良の男気がカッコいい!! 憎ッたらしい役を演じるとハマる東映の名優、名和のオッサンもナイス! 谷隼人はあまり出番はないです。

 ※40年前の古い作品だからか、画質があまりよくなくて画面が全体的に黄色っぽくなっているのが残念。さらに、ナイトシーンでは何が起こっているのかあまりよく見えません。

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