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日本のいちばん長い日(1967)

メディア映画
上映時間157分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1967/08/03
ジャンル戦争/ドラマ
日本のいちばん長い日 Blu-ray
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 4,027
USED価格:¥ 3,677
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【クレジット】
監督:岡本喜八
製作:藤本真澄
田中友幸
原作:大宅壮一
「日本のいちばん長い日」
脚本:橋本忍
撮影:村井博
美術:阿久根厳
編集:黒岩義民
音楽:佐藤勝
監督助手:渡辺邦彦
山本迪夫
ナレーション:仲代達矢
出演:宮口精二東郷外相
戸浦六宏松本外務次官
笠智衆鈴木総理
山村聡米内海相
三船敏郎阿南陸相
小杉義男岡田厚相
志村喬下村情報局総裁
高橋悦史井田中佐(陸軍省軍務課員)
井上孝雄竹下中佐(陸軍省軍務課員)
中丸忠雄椎崎中佐(陸軍省軍事課員)
黒沢年男畑中少佐(陸軍省軍事課員)
吉頂寺晃梅津参謀総長
山田晴生豊田軍令部総長
香川良介石黒農相
明石潮平沼枢密院議長
玉川伊佐男荒尾大佐(陸軍省軍事課長)
二本柳寛大西軍令部次長
武内亨小林海軍軍医
加藤武迫水書記官長
川辺久造木原通雄(内閣嘱託)
江原達怡川本秘書官(情報局総裁秘書)
三井弘次老政治部記者
土屋嘉男不破参謀(東部軍参謀)
島田正吾森近衛師団長
森野五郎大橋会長(NHK)
加東大介矢部国内局長(NHK)
石田茂樹荒川技術局長(NHK)
田崎潤小薗大佐(厚木基地司令官)
平田昭彦菅原中佐(厚木基地副司令官)
中村伸郎木戸内大臣
竜岡晋石渡宮内相
北竜二蓮沼侍従武官長
野村明司中村中将(侍従武官)
藤木悠清家中佐(侍従武官)
北村和夫内閣官房佐藤総務課長
村上冬樹松阪法相
北沢彪広瀬蔵相
岩谷壮杉山元帥(第一総軍司令官)
今福正雄畑元帥(第二総軍司令官)
天本英世佐々木大尉(横浜警備隊長)
神山繁加藤総務局長(宮内省)
浜村純筧庶務課長(宮内省)
小瀬格若松陸軍次官
佐藤允古賀少佐(近衛師団参謀)
久保明石原少佐(近衛師団参謀)
草川直也長友技師(NHK)
石山健二郎田中大将(東部軍司令官)
滝恵一塚本少佐(東部軍副官)
藤田進芳賀大佐(近衛師団歩兵第二連隊長)
田中浩小林少佐(陸相副官)
佐田豊佐野恵作(宮内省総務課員)
上田忠好佐野小門太(内閣理事官)
勝部演之白石中佐(第二総軍参謀)
伊藤雄之助野中俊雄大佐(児玉基地飛行団長)
青野平義藤田侍従長
児玉清戸田侍従
浜田寅彦三井侍従
袋正入江侍従
小林桂樹徳川侍従
中谷一郎黒田大尉(航空士官学校)
若宮忠三郎水谷大佐(近衛師団参謀長)
山本廉伍長(宮城衛兵司令所)
森幹太高嶋少将(東部軍参謀長)
伊吹徹板垣中将(東部軍参謀)
久野征四郎大隊長(叛乱軍)
小川安三巡査(首相官邸)
田島義文渡辺大佐(近衛師団第一連隊長)
加山雄三館野守男(NHK)
新珠三千代原百合子
宮部昭夫稲留大佐(東部軍参謀)
関口銀三岡部侍従
関田裕神野少佐(東部軍参謀)
井川比佐志憲兵中尉
須田準之助高橋武治(NHK報道部長)
高田稔海軍軍務局長
堺左千夫厚木基地飛行整備科長
小泉博和田信賢(NHK)
大友伸陸軍軍務局長
松本幸四郎今上天皇
【解説】
 大宅壮一(実際には半藤一利)の同名ノンフィクションを「上意討ち 拝領妻始末」の橋本忍がシナリオ化し「殺人狂時代」の岡本喜八が監督した。撮影は「喜劇 駅前競馬」の村井博、音楽は「続組織暴力」の佐藤勝が担当。157分と長尺にもかかわらず、最初から最後まで緊張感を持続させ、数多くの登場人物をさばいた岡本喜八の手腕が光る。スタッフ・キャストともに素晴らしい仕事ぶりで、日本映画の底力を見せつけた。
 広島と長崎への原爆投下やソ連の参戦など、日本の敗戦が決定的となった昭和二十年八月、特別御前会議でポツダム宣言の受諾が正式に決定した。だが終戦に反対する陸軍将校たちはクーデターを計画、一方、終戦処理を進める政府は天皇陛下による玉音放送を閣議決定する。終戦反対派は各部隊ごとにバラバラに行動を開始、やがて終戦を受け入れようとする師団長を射殺したり、玉音放送を中止すべく録音物を奪取しようとするなど、その行動が徐々にエスカレートしていく。
<allcinema>
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[004]Aスクール・オブ・ロック (2003)
[005]Aあるいは裏切りという名の犬 (2004)
[006]Aガンジー (1982)
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[009]A地獄の黙示録・特別完全版 (2001)
[010]A麥秋 (1951)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:イドの怪物投稿日:2018-08-16 11:17:25
劇場で二度、TVでは数回、昨日また映画館で観た。
何回見ても面白い。
カメラ、進行、脚本、演者、テーマ、どこを取り上げても唸る様な出来栄え。
セリフの\'間’も素晴らしい、何回か見ると改めて分かることが多い。
来年もまたどこかの映画館で観ようかと思う。
蛇足ではあるが2015年版は二度目の鑑賞を30分でギブアップ、比較の対象ですらない。
投稿者:HABBY投稿日:2017-08-14 23:37:41
【ネタバレ注意】

リメイク版のほうを先に観てからこっちを鑑賞するという変則的な流れ。確かに独特の重みと迫力があってぐうの音も出ない。名作の誉れが今後ともついて回るのだろう。ただ、リメイク版のほうがやけに罵倒されていたけど、自分はそこまで否定的には思わなかった。あちらはあちらで健闘している。

昔の作品を観ていていつも実感するのだが、役者の滑舌が良いなあ。1.5倍速でもしっかり聞き取れるのだから。

投稿者:にゃんにゃん投稿日:2016-12-27 21:43:26
8/14〜8/15(終戦日)に起きたクーデター「宮城事件」を描くドラマ巨編。
教科書などではほとんど触れられていない事件だが、これを見るとその深刻さに驚く。
戦争終了の通達に対し陸軍の一部が反発、あと一歩で終戦せず日本で本土決戦が行われていたかもしれない。
(そうなった時の結果がどうなったかは誰にもわからないが、良い結果になる可能性は低いだろう)
そんな驚愕の歴史のお勉強にもなり、映画としても2時間半という長尺を飽きさせないエンタメ性がある作品だ。

正直、現代の精神でこれを鑑賞すると滑稽に感じられる場面が多い。
しかしこれが当時の日本人の精神なのだ。
登場人物の迫真の演技にも注目。見応えのある映画だった。
投稿者:bond投稿日:2016-07-26 22:26:36
御意に逆らう愚か者たち。重厚な仕上がり。
投稿者:イエガー投稿日:2016-06-21 00:15:21
日本の終戦秘話的な話ながら、上質なエンターテイメント作品として成立していることに、岡本喜八の凄さを感じた!太平洋戦争をテーマにしてる日本映画って、どうしても映画的なエンターテイメントから離れてしまい、どうしても敬遠してしまう。そこから逃げないことで、映画的な凄みがでてます!キャストも凄い!
投稿者:黒美君彦投稿日:2015-08-24 12:49:19
【ネタバレ注意】

2015年リメイク版(原田眞人監督)を観た後に、久しぶりに岡本喜八監督版を観た。
恐らく当時は関係者の多くがまだ存命中だったせいか、やや奥歯にモノが挟まった感があるのはやむを得ないところか(フィクションの人物を登場させて森師団長を殺害させるとか)。
三船敏郎演じる阿南陸軍大臣の立ち位置も微妙。リメイク版では鈴木貫太郎首相とのあうんの呼吸がよく描かれていたが、旧作ではそこまでの関係性は浮かび上がってこないので、陸軍主戦派との関係性が今ひとつわかりにくい。
森師団長の斬殺などは旧作の方が衝撃的だった。有無を言わせぬ暴力性に覆われた軍組織は、狂気以外の何者でもない。
徹底抗戦はまさに民族の徹底的な消耗を意味していることをわかりながら、「2000万人が特攻精神を持てば」などと口走る軍幹部たち。その多くが戦後を生き延び、さらに自説を曲げなかったというのだから何をかいわんやだ。
旧作とリメイク版の最も大きな違いは昭和天皇の描き方だろう。ここ数年、昭和天皇が平和を愛する君主であったという描き方をする映画が多い。もちろんそういった側面はあったかも知れないが、一方で統帥権を旗印に「天皇」の名においてさまざまな行為があったことも紛れもない事実であり、昭和天皇もまた特攻の初期には「よくやった」と語っていたという。戦争最終期はともかく、その辺りにもやもやしたものを感じてしまうのだが…。
とはいえ、旧作のように表情が読み取れない昭和天皇の描き方は、それはそれで意味があるように思う。存在していながら存在していない…そんな立場にあったと考えられるからだ。だからこそ「聖断」が成立し、「玉音放送」が意味を持つ。あの時代に「天皇に諫言」しようと考えた陸軍将校はそれこそ国賊ものだろう、と思ってしまう。
一方陸軍省で一斉に燃やされる資料の煙が印象に残った。
責任追及されないため、保身のために燃やされた大量の記録。昭和史の闇は、だから今も深い。

投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2015-08-22 16:34:51
1945年8月14日正午から8月15日正午まで、たった24時間に激動の出来事があったことを知らしめて強烈な印象を残す作品。
2015年に原田眞人監督が同名映画を発表したが、同じ題材でも描き方次第でこれほど変わるものかと驚かされる。2015年版は観点やスコープが全く異なるから、両作を見比べると歴史の多面性が一層浮き彫りになるだろう。両作とも是非観ておきたい。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-551.html
投稿者:ローランド投稿日:2014-01-18 21:56:34
  神風特攻隊の創設者という悪名もあってか大西瀧治郎軍令部次長が真実と違って好戦的になっているけど、「昔陸軍いま○○」の言葉があるようにその横暴さ頑固さばかりが印象強くある陸軍大臣が猊塢な者はこの阿南の屍を越えてゆけ瓩班下の暴走をいさめたり、ポツダム宣言受け入れ決定が長引けばソ連の侵略やらを招き日本の国がめちゃめちゃになると諭す鈴木総理大臣など、一般にはあまり語られていない、和平に向けての努力をした人たちが真実に近い形で描かれているのではないかと思わせられる内容のある作品です。  
   切腹だけで死ぬには腹部大動脈を切らなければならなく、これが外科的にも簡単なことではないらしくて、介錯で首を落としてもらえなく腸がはみ出したくらいでは一昼夜以上は苦しまなくてはならないそうで、その辺りの考証正しい阿南陸相自刃のリアリティーは凄絶で鬼気迫るものでしたが、演じる三船敏郎は演技はもとより貫禄存在感は圧倒的で、型にはめようとする黒澤明監督とソリが合わなくなったのも当然と思わせられましたが、ほかの、日本俳優の名どころが勢ぞろいといっていいほどの豪華出演陣もみな熱演で、岡本喜八監督の下で長編力作の誕生を担っています。  

  滑舌良く始まるドキュメンタリータッチのナレーションも、古い映画だし俳優のセリフになったら聞き取りに苦労することになるのではないかと危惧していたのだけど、全員発声が良くて、終始絶叫調の黒沢年男も口の動きを見ていると分かるけど、かなり滑舌に気を遣っていて、昨今の邦画と比べたらその大きな違いを思い知ることになりそうです。  

  天皇制についてどう思うと聞かれて、日本の大事な宝物ではないのかね、たとえば外国の偉い人が来日したときに、天皇が顔をみせるだけでそれが最大のもてなしになり、これほど便利で貴重な存在は無いのであって、新興国が金にものを言わせて新たに作ろうたってそうはいかない、もっとありがたみを認識した方が・・・・だなんて牘Ν瓩砲皚犧賢瓩砲皺イ蕕譴修Δ覆海箸鮓世辰討い燭里世韻鼻△海留撚茲魎僂討い討い泙気蕕覆ら、明治維新も第二次大戦の終結も天皇制が無かったらもっともっと難しいことになっていたのだろうな、アメリカの利口さと言うかしたたかさはさすがなものだったなって、そんな思いを新たにしました。
投稿者:sachi823投稿日:2013-12-31 19:23:15
日本人としての魂を感じる力作です。
現在の日本では想像も出来ませんが、
かつてこのような精神があったことは記憶に留めるべきでしょう。
三船をはじめとする役者も気合い十分の力演です。
全編熱演の黒沢年男は日本軍人はこうであったのかと思わせます。
投稿者:FFF投稿日:2013-11-08 12:39:49
「226」の不甲斐なさに改めてこの作品の偉大さを再認識した。
役者が全員活かされている。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2013-01-11 14:14:22
【ネタバレ注意】

結果が分かってるとはいえ、一部の軍人の226の二の舞みたいな行動にかなり不快な気分になった。自決したけど。

投稿者:nabeさん投稿日:2010-05-09 19:15:05
このモノクロームな戦争の世界を、フィクションではない歴史の事実として映像で残せた日本は幸せだと思う。
三船敏郎の阿南大臣、山村聡の米内大臣から黒沢年男、高橋悦史の青年将校、さらに小林桂樹の侍従まで配役も完璧。
投稿者:こじか投稿日:2010-03-08 01:58:59
【ネタバレ注意】

素晴らしい。豪華な役者陣もすごいけど、中盤からジワジワくる喜八流のダイナミズムは圧倒的。
特攻隊離陸の意味することよりも殴打される小林桂樹に痛みを覚え、三船敏郎の切腹に顔を歪めてしまう感覚。わたし自身人間であり、戦争とは巨大なモンスターだとよく言ったものだと思う。映画としての完成度は職人芸。

投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 23:29:47
出演者全員
投稿者:maldoror投稿日:2007-08-22 04:08:14
元ネタの『宮城事件』を全く知らなかったのでかなり衝撃的でした。終戦直前にこんなドラマがあったのですね。学校はおろか他の映画やドラマで取り上げられていないようですが、思うにこの映画の完成度が素晴らしすぎて(もちろん史実と違う点があるにしても)コレ観とけばあといらん!ということでしょうか。

人名がいちいち字幕で出ますが、セリフを発するその全ての方々に見せ場があると思います。その中で唯一後姿しか見せない天皇陛下…、松本幸四郎さんでしたか!
投稿者:はこまる投稿日:2007-08-15 08:09:49
以下の文章は、1967年8月、『日本のいちばん長い日』公開直後に、岡本喜八監督がキネマ旬報に寄稿された文章です。本作に対する私のくだらないコメントは省き以下全文引用します。

「昭和十八年、明治大学専門部商科卒業ト同時ニ東宝入社、大東亜戦争タケナワ。

昭和十九年冬、徴用令書キタル。徴用官「戦争ニ映画ハイラナイネ」ト抜カス。以後丸一年中島飛行機武蔵工場ノ試運転工トシテ油ダラケニナル。試運転工場ニ送ラレテ来ルエンジン油漏レニヨルオシャカ多ク、航空決戦ニ不安。一日置キノ徹夜ハ骨身ニコタエ、ソノウチ疲労困憊立ッタママ壁ニ寄ッカカッテ眠ルコトヲ覚エル。某日、初ノB29大空襲ヲ受ケ地下道ニ飛ビ込ンデヒタスラフルエル。ナニシロ九十機ノ猛爆、生キタ心地サラサラナシ。コノ日二百余ノ女子挺身隊員直撃弾ヲ浴ビテ散ル。惨、タダタダ惨。コノ年、徴兵検査ヲ受ク。第一乙種合格オメデトウ。スグサマ海軍予備学生ヲ受ケタガ眼ト痔ト学問ガ悪クテ不合格、ソノ足デ陸軍特別甲種幹部候補生ヲ受ケタラ立チドコロニ合格。イヨイヨオメデトウ。老人タチハシキリニオメデトウト言ッテクレタガ、本人ハアト何百日生キラレルカト空ヲ仰イダ。

昭和二十年正月、千葉県松戸工兵学校ニ入校、学校長閣下命令「特甲幹ヲ命ジ、伍長ノ階級ヲ与フ」。三カ月後ニ軍曹、八カ月後ニハ曹長、九月一日ニハ見習士官トナッテ各隊配属トイウ強行スケジュールデアル。連日、土工・漕舟・連結・木工・植坑・重材料運搬・爆破・渡河・築城・坑道・対地雷・対戦車等々ノ猛訓練ガ続イタ。早ク言エバ、土方・大工・トビ職・船頭・炭坑夫・沖沖仕・運送人夫等々ノ総合大学ダ。面会ナシ、外出ナシ、候補生ニ物ヲ与エテハナラナイ、学校出ハ何ヲ考エルカ判ランゾ、ソンナ軍ノ思惑ニ気ヅイタ頃ニハ、皆軍服姿ガ身ニツイテ眼ダケヲ異様ニギロギロサセテイタ。

四月二十九日天長節、松戸工兵学校ハ仙台豊橋小倉ニ分散疎開、豊橋予備士官学校ヘ。先発ノ私タチ約一個分隊ガ器材庫ノ点検中、B29一機ガエンジンヲ止メテ上空ニ飛来、私タチ三十メートル先ニ二百五十キロ爆弾ヲ一個落トス。一瞬ニシテ地獄ノ惨状。眼ノ前ニ片手片足ヲ吹ットバサレテモナオ、ハミ出シタハラワタヲ押シ込マントスル者アリ、背中ニ大アグラヲカイタママ頸動脈ヲ切ラレテ血ノ雨ヲ噴出サセル者アリ、生存者三名。

豊橋予備士ニ於ケル教育中ハ、煙草ノ配給停止、シカモ困苦欠乏ニ耐エル為トイウ理由デ節食、タチマチ候補生ノ殆ドハ栄養失調トナリ、ソノウチ反復ノ流行ヲ見ル。反復トハ一度飲ミコンダ食物ヲ再ビ口中ニモドシ良ク噛ンデカラマタ飲ミ込ムコト、為念。七月、本土決戦ニ備エテ、候補生ハ特攻SS挺要員ト遊撃隊員ニ分ケラレル。イズレニシテモ死ハ近イ。

終戦、マズ死神ノ手ヲ逃レタトイウ感慨、続イテ、日本ト日本人ガドウナルカトイウ不安ト、マタ映画界ニ戻レルトイウ喜ビガ入リ混ジル。候補生ハ全員去勢、ソンナデマガ飛ンデ四十名バカリガ集団脱走。九月、シラミ洗面器一面ニ浮ク程持ッテ復員。以上ガ私ノ戦争体験。助監督ニナッタ頃ハ十七貫(一貫は3.75圈法徴用工時代ハ十五貫、復員シタ時ハ十一貫、今ハ十三貫五百モンデアル。シカシ何レニシテモ、戦地デ苦労シタ人タチニ比ベタラササヤカナモノダ、大シタコトハナイ。

戦争映画ヲ創ロウトホゾヲ固メタノハ、カツテ机ヲナラベテイタ中学生時代ノ同窓生ノ半分ガ戦争デ死ンデイタノヲ知ッタ時デアル。無性ニ腹ガ立ッタ。ソノ頃「きけわだつみの声」ヲ見テサンザ泣イタ。泪ガ止マラナカッタ。シカシ創リ手トシテノ私ハ、モウ一度アソコヘ戻ッテ一緒ニ泣ク気持ニハナレナカッタ。マズ、ナニハトモアレ、思イッ切リ笑イタカッタ。独立愚連隊ハデタラメニ戦ッテデタラメニ死ンデイッタ。ホンノチョットシタ私ノ体験カラ割リ出シテモ、戦争中ニソコバクデモ人間臭サヲ取リ戻スニハ、枠ノ外ニハミ出シテデタラメヲヤルシカナイト思ッテイタカラデアル。
体験ハササヤカデモ痛烈デアッタ。私モ、私ノ戦友モデタラメヲヤッテ思イッキリ切リ笑イ転ゲタイト痛烈ニ願ッテイタ。

以後、イワユル戦争映画ハ、「独立愚連隊西ヘ」「どぶ鼠作戦」「血と砂」私自身ヤハリ戦争映画ト考エルモノハ「江分利満氏の優雅な生活」ト「日本いちばん長い日」ダ。ソレゾレスタイルハ違ウ。シカシ、創リ手トシテノ心情ト姿勢ハ一貫シテイルツモリデアル。戦争トイウ奴ハ、化物ノヨウニ巨大デ多種多面、何度噛リツイテモホンノカケラガポロリト落チルダケ。シカシ機会アルゴトニソノ本質ニ刃向カッテエグリツヅケタイト思ッテイル。地球上ノドコカデ銃声ガ聞コエ、人間ノ血ガ流レ、日本ニモナニガシカノ不安感ガアル以上、戦争映画ニハ存在理由ガアルハズデアル。」(原文のママ・引用終わり)
投稿者:マジャール投稿日:2007-02-11 20:00:04
これは凄い、名作です!!
東宝は、日本では他社に先がけて、ハリウッド流のプロデューサー・システムを導入した、合理的・近代的社風を誇る映画会社ですが、その作品カラーは、ずばり、アメリカ映画のような大型エンターテイメントの日本版という事にあると思います。
そして、本作品は、まさに東宝の底力を見せつける、超大型娯楽作品。邦画における歴史・戦争映画の最高傑作といっていいでしょう。
なにしろ、藤本、田中(友幸)の2大プロデューサーが製作にあたり、戦中派岡本喜八の、正攻法にして、気迫のこもった演出、東宝男優オールスターの豪華キャストによる迫真の名演技(黒沢年男は除く)、そして史実の重みに裏打ちされた緊迫ドラマの面白さ、まさに娯楽性と完成度の高さを兼ね備えた、大型エンターテイメント。コーネリアス・ライアンの向こうをはった題名も素晴らしい。
今じゃ、本家のハリウッドでさえ、これほど娯楽性に富んだ骨格の太い歴史戦争大作って、作れなくなっちゃいましたからね。これは本当に大傑作だと思います。

(・・・なんか、今のアメリカ映画って、本当に安っぽいつまらない物になりましたね。SFファンタジーやお化け映画・怪獣映画にしても、子供騙しなら、まだ楽しめるんだけど、変にひねこびた大人コドモ騙しじゃ、いい加減うんざりしますもんね・・・SWとか、なんとかサーガとか、馬っ鹿じゃない!)
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-01-11 17:13:39
NHKドキュメント風で真面目くさった一品だが、歴史の勉強にはなるし飽きさせない。しかし、つくづく当時の軍部や政治家は馬鹿だったなあというのが偽らざる感想だ。
演技陣。三船・山村・笠・加藤・志村・高橋ら皆それぞれ好演しているが、黒沢は明らかに力み過ぎだろう。ただし、天本の絶叫調演技はギャグとして許せる(笑)
投稿者:joseph投稿日:2006-07-06 16:07:22
今の世の者たちはどなたのお陰で現在に生きていられるのか
よく考えなければならない映画です
ある意味、これからの世がいかようにあるべきなのか
いい加減に、目を覚まさなければならない作品です
投稿者:さち投稿日:2006-05-23 10:41:32
すばらしい
投稿者:konma08投稿日:2006-01-17 12:02:31
仕事上 見る事になったのですが・・・むむむっ!
これは「いいっ!」
2時間40分も「あっ」という間でした。
ここに登場する様な日本男児は今の日本にいるのでしょうか・・・?
ぜひ色々な方に見て感じてもらいたい映画です。
投稿者:松竹錠投稿日:2005-11-17 19:32:49
岡本喜八の小気味良いカッティングは、この大作でも健在である。

玉音放送の場面、天皇の第一声の瞬間にカットインされる
VUメーターの針の振れが、すごい映画的躍動感を湛えていることか!
投稿者:fairlane999投稿日:2005-08-25 03:12:41
どのキャストも最高に素晴らしいですが、
なかんずく加藤武の演じる迫水書記官長が素晴らしいです。
原作は大宅壮一となってますが、むしろ現実の迫水さんが書いた回想記
『機関銃下の首相官邸』がドラマの構築に大きな役割を果たしています。
「226事件」と「8月15日」の混乱状況を簡潔に描いていますが、
時々刻々の展開が映画さながらの密度で活字に綴られています。
どうしてこの名著が文庫などの形で身近に読めないのか不思議でなりません。
古本屋で見つけたら、ぜひ加藤武の顔を思い浮かべながら読みましょう。
「よし、分かった!」と手を打ちながら。
投稿者:wao投稿日:2005-05-30 23:47:36
昨日,新文芸坐の岡本喜八特集で観てきたばかり。会場は大入り満員。客層もいろいろで面白かった。いや,ついにDVD化されるんだ。うれしいですね。最近,wowowでも特集やってましたが,この作品は入っていなかった。3時間近い尺も一気に見れました。なんか,サスペンスですよね。結末はわかってはいても。最近,半藤一利の「聖断」という小説を読んでいるのだけど,まさにこの映画そのものって感じです。というのも,半藤氏自身が当時文芸春秋戦史研究会に所属し,この映画の原作にかなり関わっているからでもありますが。
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-05-29 21:59:33
男泣きドラマとして楽しめました。
もう一回見たい…。
投稿者:amaten投稿日:2003-11-14 00:04:29
東宝の35周年記念の大作を岡本さんが正攻法で描いています。戦争の記憶が生々しい頃に作られたものなので、役者の入り方が非常にリアルです。
 日本の進むべき道がみえない現代の人私たちがいまこそ見るべき映画のような気がします。 これと ハワイマレー沖開戦を見るとちょっとは第2次大戦の時の日本
の立場がわかるかもしれません。 ちょっとまともすぎるコメントでした。
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