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ダラスの熱い日(1973)

EXECUTIVE ACTION

メディア映画
上映時間91分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1974/01/19
ジャンルサスペンス/ドラマ
かつてない戦慄をはらんで全世界に突きつけるケネディ暗殺の全貌!

【解説】
 テキサス州ダラスで起きたケネディ大統領暗殺事件を、仮定に基づいて陰謀劇に仕立て上げた作品。元CIAの高官の呼びかけで、タカ派の政財界の大物が集まった。彼らは、リベラルな政治を推進するケネディに危機感を覚え、彼の暗殺を画策する。そして、暗殺チームを編成する一方、オズワルドという男を犯人に仕立て上げようとするが……。硬派なキャスティングも効果的だ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2012-04-21 09:00:22
ここまでストレートに、しかもリアルにケネディ暗殺の真相への仮説を提示している
ことに驚きです。オリバー・ストーン監督の「JFK」(91年作)が、ケネディ暗殺の
公的結論とされてるオズワルド単独犯説に真っ向から”疑問”を提示していたのに対し、
18年さかのぼる73年作の本作は、仮説ながらひとつの”結論”?を提示しているとも
言え、二本をセットで観ると、もうオズワルドの単独犯説は信じようがなくなってしまいます!

というより、これらの映画でも提示されてる数々の疑惑がありながら、単独犯説で落着して
る方が不思議です。ことに単独犯とされたオズワルドが逮捕されて二日後に殺され、さらに
その犯人も死亡!そして、三年以内に重要参考人18人が次々と・・・事故やら自殺やらで
謎の死を遂げている!自然にそうなる確立は、ほとんどゼロに近いということも本作のラスト
で語られてますが、このあたりが実に組織的な暗躍があることを思わせます。

この暗殺事件は決して過去の一大事に終わらず、これは「JFK」の方を観ると特に
ですが、その後のアメリカの軍事的動向を決定づけ、直後のベトナムの泥沼から
90年代の湾岸戦争、今世紀に入ってのイラク戦争やアフガン紛争に至るまで影響を
及ぼしていることがわかります。

いかにケネディという人物が、それを望む軍需産業や石油業界、また人種差別主義者達
にとって不都合な存在だったか?アメリカの富裕層さえ豊かな生活が送れればそれでよし、
とする価値観の人物たちにとって煙たい存在であったかも、これらの作品で理解され、
こんな事件が起きるアメリカという国の怖さと、また、こうした作品が公開されうる自由という
建前の大きさも、同時に感ずるところです。

こうした作品にバート・ランカスターのような大スターが出演するのは、演技云々という
ことよりも、暗殺者側を演じながらも、この作品の内容を支持している!という意思表明
としての意味が大きいのだろうと思います。自由の国アメリカとはいえ、体制に対しての
疑問を提示するわけですから、製作者達には大変な勇気と、リスクへの覚悟が必要と
思われますし。ことに事件から十年足らずで、ここまで露骨な内容を描いてることはすごい!
の一言。他映画コメントサイトなどでも、必ず「淡々としすぎる」の声があるようですが、
何もドラマチックに演出する必要のない、この内容自体が実にサスペンスですから、
静かなリアリズムに徹して正解だろうと思います。

2001年の911テロにも、これに負けない数々の疑念がありますが、これを正面から
描くような作品はマイケル・ムーアのドキュメンタリーくらいでしょうか?後はなんだか
口をつぐんでエンターテインメント大作で誤魔化してる?風潮を感じずにいられません。
ジョン・レノンも健在で、反戦運動も盛んだった70年代と今では比べようもないのかも
しれませんが(ジョン・レノンの死も実に疑問だらけ)。

911テロに関して、この「ダラスの熱い日」と同じような、国家陰謀説を大胆にドラマ化
するような作品が出てきたらすごいだろうな、と思いますが・・・この21世紀のアメリカ
に、果してそうした”自由”は存在するのでしょうか?
投稿者:Ikeda投稿日:2009-11-21 12:11:03
1963年にケネディが暗殺され、オズワルドが犯人として逮捕されたというニュースを聞いた時、犯人が反対派らしく思えないのが意外でしたが、それ以後は、あまり興味がなかったので、それ以上の事は知りませんでした。最近、この映画を見て、思ったより謎に包まれている事件だった事を知りました。やはりアメリカ政府としても威信を保つために、情報を伏せている所も多いのではないかと思います。
映画としてはドキュメンタリー風になっていて、それに既知の事件に尾ひれをつけているだけという感じがあって、あまり面白くありませんでした。バート・ランカスターやロバート・ライアンが出演していますが、特に個性を発揮する必要のない役ですから、多くの出演者の中で顔を見分けやすいという利点くらいしかありませんでした。ただ、キング牧師の演説などテレビ・ニュースなどが多く挿入されているのには興味を持てました。
それとは別に現在の大統領が同じ民主党のオバマで、核戦力を削減などを提言している所に共通点があるように思いました。ただ、ケネディの時代は東西冷戦のまっただ中で、キューバ危機やベトナム戦争に巻き込まれていた半世紀以上前の話ですから、大分、状況は違うとは思っています。
投稿者:gapper投稿日:2009-05-25 23:26:58
 ケネディ暗殺を題材にしたもので、政府の実力者たちによるものならば簡単に実行できるという設定が前提なので大きな起伏やアクシデントは利用できず役者頼みとなっている。バート・ランカスターやロバート・ライアンなのでなかなか見ごたえがあるが、一般的には感情の起伏がある作品が主流であり、それが目的であるのも一般的であるのでつまらないと感じる人も多いと思う。
 ただ、暗殺の10年後という比較的短い時間での映画化には驚異だ。

 このような作品は、’70年代まではなかった。政府による犯罪とも取れる作品であり、見方によれば民主主義を否定するものでもあり、その背景には映画がTVでは出来ないものを扱わなければならなくなったことが大きい。「コンドル」や「大統領の陰謀」などが続く。
 「ネットワーク」もTVで出来ないもので、”暴露”や”告発”的な共通の感覚があると思う。「ネットワーク」は、自殺を公にした者を利用するという「群衆’41」と同じ部分を持つがまったく異なっているのは、やはり”時代”だろう。

 このように捕らえると、この作品は非常に”時代”を表した作品で’70年代を代表するものであると思う。音楽も、印象に残る。

 エド・ロータはこのとき33歳だが、既に頭は彼らしかった。
投稿者:マジャール投稿日:2008-07-06 22:58:03
製作エドワード・ルイス、監督デヴィッド・ミラー、脚本ダルトン・トランボ・・・・・・K・ダグラス主演の硬派現代ウェスタン『脱獄』(62)の主要スタッフが再び揃い踏みした、こちらも見応え充分なポリティカル・サスペンスの意欲作。
現代アメリカ社会の奥深い“闇”に焦点を当てたこうした作品が作られる米映画界の土壌には頭が下がります。
いかにもな硬派キャストも効果抜群!
やや地味め(渋め?)ですがセミ・ドキュメントな作りも説得力があって、社会派エンターテイメントとしては上々の出来。
この映画でも、陰謀に加担してチョコマカする若きE・ローターが見られるのが嬉しい。
投稿者:クマサン投稿日:2008-07-06 21:48:31
【ネタバレ注意】

製作者エドワード・ルイス。監督デヴィッド・ミラー、脚本ダルトン・トランボ。主演バート・ランカスター、ロバート・ライアン。このラインアップを見ただけでも、本編がハリウッドの左派関係者のコラボレーションによるものであることが明確に伝わってきます。ケネディ大統領の死後10年余りでその暗殺計画を大胆な仮説に基づき映像化してしまったことに勇気溢れる胆力を感じざるを得ません。まさにそこにこそアメリカという国の恐ろしさや底力が存ずるのでしょう。

全編に散りばめられた当時のニュースあるいはドキュメンタリー映像とうまくマッチングさせるためか全体の表現は極めて抑え気味。派手な劇的抑揚を避けたために娯楽作品としてのドラマティックな展開は望めません。また、ケネディの狙撃者と目されるリー・ハーヴェイ・オズワルドや、謎の介入者ジャック・ルビーの扱いが不鮮明なところがいささか不満ではあります。特に、劇中に登場する替え玉のオズワルドが本物に似ていないところなどが気になります。そのあたりが、すこし雑な印象をうけます。

ですが、逆に抑えた展開はリアリティに富み、暗殺実行に向けて徐々に高まっていく緊迫感が観る者を次第に圧倒していきます。暗殺チームの本番に向けての周到な計画に則っての動向、大統領暗殺計画を指揮する右派のリーダーたちの重苦しい会議ややりとりからこうした緊迫感が強く感じられます。ランディ・エデルマンによる重く恐ろしい音楽も適材適所に当てはめられてフィルムの雰囲気作りに大いに貢献。反戦映画の力作『ジョニーは戦場に行った』で生粋のリベラリストであることをあらためて世に知らしめたダルトン・トランボによる脚本は寓意的表現を各所に盛り込みながら政治と支配欲の恐ろしさをまざまざとまたひしひしと感じさせて秀逸。

計画実行の現場指揮官ファーリントンにバート・ランカスター。CIAの諜報部員として暗躍した頭脳明晰な人物を知的に力強く表現しています。計画実行の首謀者フォスターにこれが遺作となったロバート・ライアン。筋金入りの保守派のドンを暗く重くそして貫禄たっぷりに演じて心に残ります。この二人の保守的要人の会話からアメリカ社会の闇が垣間見えるあたり、背筋の凍るような思いがするのです。計画をバックアップする資産家ファーガソンにこちらも左派のウィル・ギアー。出番は少ないですが、紳士然とした落ち着きの中にケネディの政策に対する不安を垣間見せるあたりが見せ場です。

実際の事件を一つの見解から推察したものですが、いずれにせよ多くの重要人物が関わった周到な計画に基づく犯行であったことを巧妙に表現しているといった意味で貴重な価値を持つ本編。後に同じ題材を扱い好評を博した『JFK』のような派手なエンターテイメント性はありませんが、逆にその地味な静かさがセミ・ドキュメンタリーとしてのリアリティを感じさせ、世に渦巻く謀略の例えようの無い恐ろしさを観る者に突きつける忘れがたい問題作です。

投稿者:irony投稿日:2007-03-15 15:34:48
 何かしら国家権力が関わってると思うが本当に発表できるのか疑問。
投稿者:bond投稿日:2007-02-07 09:32:20
未だ謎が未解決のJFK暗殺、オズワルド単独犯には無理があり、本ストーリーはあたらずとも遠からずの内容かも。
投稿者:meijin投稿日:2005-05-19 01:20:07
 JFK暗殺事件の真相をもうひとつの視点でとらえた作品としては、傑作だと思う。 是非ともDVDでもう一度観たい。
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