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殺し屋人別帳(1970)

メディア映画
上映時間93分
製作国日本
公開情報劇場公開(東映)
初公開年月1970/01/31
ジャンル犯罪/アクション/サスペンス
殺し屋人別帳 [DVD]
参考価格:¥ 4,860
価格:¥ 3,100
USED価格:¥ 3,100
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【クレジット】
監督:石井輝男
企画:岡田茂
天尾完次
脚本:掛札昌裕
石井輝男
撮影:古谷伸
美術:矢田精治
編集:神田忠男
音楽:鏑木創
助監督:依田智臣
出演:渡瀬恒彦流れ者の真一
吉田輝雄竜神統一
藤田佳子竜神久美
太田ナオミナオミ
小川ローザミッチー
賀川雪絵佐知子
中谷一郎木口
荒木一郎
伊吹吾郎詩郎
沢彰謙浦波興業会頭
由利徹平助
田崎潤黒岩剛蔵
小池朝雄宇野木
嵐寛寿郎大正琴の寅さん
佐藤允
三笠れい子レイ子
尾花ミキミキ
英美枝女壺振り
神太郎和夫
五十嵐義弘
波多野博松吉
小山田良樹光男
葵三津子光代
浪花五郎門司港一家親分
矢奈木邦二郎小倉組親分
藤川弘若松組親分
村居京之輔一文字一家親分
那須伸太郎三沢商事支店長
森健太郎幹部A
藤本秀夫幹部B
閑達則幹部C
千葉敏郎
奥野保黒岩の子分A
山下義明黒岩の子分B
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【ユーザーコメント】
投稿者:シネマA投稿日:2006-11-26 12:44:22
 長年、観る機会がない。残念でならぬ。1970年に東映京都が制作した娯楽映画。石井輝男の隠れた逸品だとおもう。私は名画座で2回観ただけ。もうずいぶん昔のことで、ディテールの記憶がかなり薄れている。ぜひもういちど愉しみたい作品のひとつ。

 石井輝男監督の最大のヒット作といえば、あれ。かつて東映の屋台骨を支えつづけた娯楽映画の金字塔、高倉健扮するエース橘真一が主人公の《網走番外地》シリーズ。もしかすると、本作は、その二番煎じのやっつけ仕事に過ぎない企画だったのかもしれぬ。が、しかし、結果的にセルフ・パロディの傑作コメディに仕上がっている。すばらしい。怪我の功名。予期せぬ偶然の賜物か。とにかく、随所で、おもわず笑ってしまう。これは笑うほかない。快作にして怪作。映画館で見たときの観客の反応が抜群によかったことも付記しておきたい。

 もちろん《網走番外地》シリーズを1本でも観たことがある人のほうが細部までたっぷり楽しめる。それは間違いない。だが、単独の作品としてこれだけを観たとしても退屈することはないだろう、たぶん。石井輝男ワールドのパワーが全開になっているから、なななななあんだっ、こりゃあああ―――っ、と瞠目したまま一気に引き込まれる可能性が大。特にB級映画ファンには自信をもっておすすめしたい。

 主演の渡瀬恒彦は、これが映画デビュー。流れ者の真一(苗字がない)という役名は、おのずと、くだんの橘真一を連想させる。過去にビデオ化もDVD化もされていない一因として、じつは当の渡瀬が本作を嫌っていて封印しようと図っているのではないか、という俗説がある。だが、真相はそうではない、と私は信じている。渡瀬ほどのひとかどの役者がこの作品の面白さと価値を理解できないとは到底おもえないからだ。

 ストーリーは通俗に徹している。誰が観てもわかる。筋運びのテンポの快さ。どぎつい笑いが弾ける。悪趣味な活力が横溢する。B級映画でどこが悪い、という開き直り。潔い。しょうもない。最高だ。まさに娯楽映画の醍醐味とはこういうもの。

 配役の妙。ひと癖もふた癖もある面構えの役者ばかりを揃えている。いちいち全員のコメントは差し控えますが、とりわけ強烈だったのは〈大正琴の寅さん〉役の名優アラカンこと嵐寛寿郎、それと殺し屋〈モンマルトルの鉄〉を演じた佐藤允、あたりかなあ。女優陣では、丸善石油の「OH,モーレツ!」っていうパンチラCMで一世を風靡した小川ローザの出演がめずらしい。

 いささかネタバレで恐縮ですが、ラストシーンでは、ジャン・ギャバンが主演したフランス映画の古典的名作を臆面もなくパクッてしまっている。ひょっとして、生真面目で繊細な渡瀬恒彦にとってはこの場面が恥ずかしすぎて耐えられないのかも知れぬ。でも、作品自体は決して渡瀬のキャリアに傷がつくような駄作ではない、と私は明言しておきたい。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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