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家族(1970)

メディア映画
上映時間107分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1970/10/24
ジャンルドラマ
あの頃映画 「家族」 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,002
USED価格:¥ 2,000
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【クレジット】
監督:山田洋次
製作:三島与四治
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
宮崎晃
撮影:高羽哲夫
美術:佐藤公信
編集:石井巌
音楽:佐藤勝
出演:倍賞千恵子風見民子
井川比佐志風見精一
笠智衆風見源造
前田吟風見力
富山真沙子風見澄江
春川ますみ娼婦
寺田路恵
三崎千恵子
塚本信夫沢亮太
梅野泰靖丹野先生
花沢徳衛チンケ
ハナ肇喜劇俳優
渥美清連絡船の男
【解説】
 高度経済成長期の日本を背景に、貧しい一家が開拓村へ移り住むため長崎から遙か北海道へ向かう長い旅の道のりを描いた異色ロードムービー。船や電車を乗り継いで行くその道中で、様々なトラブルや不幸に見舞われながらも家族の絆を拠り所に力強く生きていく姿が胸に響く感動作。監督は「男はつらいよ」シリーズの山田洋次。撮影に1年を掛け、日本列島縦断ロケを敢行。
 長崎の伊王島。貧しいこの島に生まれた民子と精一が結婚して10年の歳月が流れていた。小さな島で家族5人を養っていくことに限界を感じた精一は、自分の会社が潰れたのを機に、友人が勧めてくれた北海道の開拓村への移住を決心するのだった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
862 7.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-06-21 15:07:11
貧しく懸命な家族の列島縦断とはいえ、このひと昔前までの南米開拓への船旅でも稀な悲劇は経済成長期に入った当時に共感の一般化は難しい。追われるかの道中に赤ん坊、老父二人の犠牲とその2カ月足らずでの克服はやはり物語造形の作為とされても止む無し。井川を除く役設定や俳優陣演技と風俗描写のリアリティは確か。
投稿者:流氷一滴投稿日:2017-08-26 21:07:35
【ネタバレ注意】

1970年の大阪万博の年の春に、長崎の小島から北海道の中標津までの家族5人の移住物語。普通の映画と異なり、主要な役者以外は実在する人物を撮っていて、写る景色も実写。ストーリーこそフィクションだが、映像は当時の実像である。

今でこそ、新幹線で九州から北海道の入り口までは行ける。当時は新大阪〜東京だけ新幹線で、残りは「窓の開く」急行列車が主体だった。
狙ったのか、偶然なのか大阪万博の喧騒を撮ることができた。大阪での無理な行動が、東京で末娘を亡くす悲劇の原因になる。
最初は旅行気分だったが、新幹線では疲労困憊。東北線に入ると娘を亡くした心労からか苦行の旅となる。

日本は広いことを改めて実感した。大阪以西は春の陽気。東京以北は冬に逆戻り。北海道最東端の道路は悪い。ジープ(ワゴンタイプ)が、交通手段。
映画は2時間弱だが、撮影フィルムはどれほど残っているのだろう。高度成長期の日本を写した貴重な記録映像だと思う。

投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-08-11 10:08:38
役者というものは実に不思議な人種だ。南の果ての長崎県の小さな島を後にして、北の果ての北海道に向かう祖父と夫婦と息子と娘の五人が、高度経済成長期に突入しようとしている日本列島を縦断する旅には、胸を圧するほどのリアリティがある。彼らは笠でも倍賞でも井川でもない貧しく素朴でカトリックの信仰を持つ家族として大坂や東京といった大都会の中を漂流する。この家族が折しも開催されていた「大坂万博」の雑踏に巻き込まれるシ−ンでは、ちょっと間違えば一家離散しかねない彼らの物慣れぬ行動にハラハラさせられて、“路頭に迷う”という恐ろしい言葉をつい思い出したりして、映画をみてこの言葉を思ったのは「自転車泥棒」を見て以来だったなァと、変な感慨を持ったことだった。幼い娘を旅の途中で亡くした時と祖父を亡くした時に、倍賞が被るレ−スの髪飾りがカトリック信仰というより、島に連綿として伝わってきたのであろう切支丹の信仰を思わせて印象的であった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2014-04-12 08:17:30
笠智衆のおじいちゃんがとても良い。
素朴でいて人生において何が大切かを
体現しているような人物。
投稿者:なりなり投稿日:2013-05-12 17:10:57
山田作品はこれまであまり観たことがなかったが、本作の初回公開年月が私の生年月と重なることから興味を持って観てみた。
 万博など、その時代の空気感が十分伝わってきた。「東京物語」のときもそうだったが、現在とその当時の社会経済情勢を比較して、特にその差異でいつも気になるのが鉄道交通網の不便さ。東北新幹線は当然無かったんやなあ・・。
愛娘の不幸はいたたまれないが、これが無いと作品のインパクトに欠けていたと思う。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-04-30 22:12:30
ロードムービーで切り取った昭和45年。なんと無謀な線路で日本縦断。思えば無くなったもの多数。たしかにこんな父、こんな母、こんな祖父がいた。幼子を何故こういう設定にしたかということ、感傷的な懐古シーン等は少々不満だが、これは山田洋次の優しい目線だろう。高度成長期の歪の中に、精一杯生きて行く一家族をとらえた。倍賞千恵子、井川比佐志、前田吟、そして笠智衆。お前が欲しかと言うたか。父親がしっかりせんでどけんするとか。家族の絆が胸を打つ。
投稿者:o.o投稿日:2008-04-13 23:49:41
九州から北海道まで、日本縦断の旅をこの家族と共にしながら、まるで子供時代に帰って、親に連れられて旅をしているような錯覚にとらわれてしまいました。利用客でごった返す上野駅構内で、ハナ肇が子供に向かって舌を出しておどけてから、なんだいあの子供、という感じで小首を傾げて仲間と何事か語らいながら人ごみの中に消えて行く、という場面が妙に印象的です。そんな何ということのない場面が大人になってからも結構強く記憶に残るものだと思います。

井川比佐志も、賠償千恵子も、前田吟もみな素晴らしかったのですが、何といっても笠智衆です。この人はいったい何者なのでしょうか。どんな場面を見ていても心のどこかが揺り動かされているような気がし、この人を前にしては、演技がどうのと言う事が何か不潔なことのようにさえ思えてきます。父親を引き取ることを渋り、そのことをやましく思いながらホームに見送りに来た次男に向かって放った「お前も元気でな、ひょっとすっと、これでもう会えんかもしれんばい」という言葉が、まるで自分に言われたかのように胸を射抜きます。

庶民が画面に溢れ返っていた映画でした。昭和と平成の違い、それは「庶民」が「市民」になってしまったことだという印象を自分は持っています。単に人情に溢れていたということではないのであって、ある面では今よりも全然冷たかったりもするが、社会問題よりも人生の諸課題に取り組むことを優先し、評価することよりも愛し憎むことを重んじる、そんな庶民達。もう現れないのかもしれません。さよなら昭和、さようなら庶民達、という感想です。
投稿者:quiet man投稿日:2006-04-05 22:06:54
性善説の山田洋次が、愛する優しい日本人たちを最も表している秀作。、
南から北へ、西から東へと一家は新天地を求めて旅をする。
留まっていては何も変えられないと山田洋次は旅をするのだろう。
笠知衆と前田吟のプラットフォームでの別れのシーンでは、何度見ても嗚咽をこらえるのに苦労する。
井川比佐志は黒沢映画で見られるようなぎこちなさもなく、演技を強いられている感じもなく、やはり山田洋次あっての井川である。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2005-10-09 17:40:41
山田監督の‘寅さん‘以外の作品群の中でも、ピカ一の傑作だろう。
後の「故郷」「幸せの黄色いハンカチ」などシリアス路線の原点ともいえる作品だ。思うに彼はドキュメンタリーを作りたかったのだろう、‘寅‘のようなある種のファンタジーの世界を離れて・・・
多少、作為的な部分があり鼻につく感じもするが、とにかく当時の日本の風景・人間がありのままにフィルムにおさめられている。特に圧巻なのは大坂のシークエンスだ。地下街や万博の群集シーンはよく撮影できたものである。
また同時録音された‘時代の音‘が臨場感満点でいい。「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」ではないが、この頃にはほんと‘味わい‘‘匂い‘があったのだと思わずにはいられない。そして、佐藤の音楽も快調だ。
演技陣。倍賞・井川ともに好演だが笠がやはり一頭地を抜いている。他に渥美はじめとした‘寅さん一家‘(森川はTVで「男はつらいよ」を見ている)やクレイジーの面々が出演しているが、個人的には春川のミニ姿にやられてしまいました(笑)。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-07-28 23:38:30
【ネタバレ注意】

 回想シーンの多用が目立つ。技法としてのフラッシュバックというだけでなく、映画全体が観る者に様々な記憶や感情を喚起する装置と化しているかのよう。ロードムービーというスタイルも、移動時間の多さが必然的に回想シーンの挿入に適すことだけでなく、時代の景観や人々を映し込むことが、観る者の連想を呼び起こすのに適切だ。より直感的に言うなら、観ていて「ああ、人間てのは回想する動物なんだなあ」と思わされた。

 そんな中で、幼子の突然死というエピソードだけが、想像力のフル稼働を必要とした。大切なものを失ったときの、心に穴の開いたような虚脱感、そして自責の念。そういう、観客の情動部分に訴える演出に違和感を覚えた。と同時に、子のない者、したがって失ったこともない者には理解できるはずない、と言われているかのような疎外感をも感じた。

 こんなあたりが、1970(昭和45)年という、オイル・ショック直前、高度成長の最終局面であるにもかかわらず、井川比佐志の冒険心が、70年代後半以降の”自分探しの旅”と重なって見えてしまう一因か。7

【ソフト】
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