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真剣勝負(1971)

メディア映画
上映時間75分
製作国日本
初公開年月1971/02/20
ジャンル時代劇

【解説】
 内田吐夢の「宮本武蔵」五部作の番外編とも位置づけられている作品。剣豪・宮本武蔵と宍戸梅軒の死闘を描く。この作品が内田の遺作となった。脚本は伊藤大輔。撮影は黒田徳三が担当。
 夕刻。宮本武蔵は、鈴鹿の山の奥深く、雲林院の荒野に建つ宍戸梅軒の家を訪れていた。梅軒と妻のお槙は鎖鎌に興味を示す武蔵に対し、酔った後に身包み剥いで追い出そうと画策するのだが、酒を酌み交わすうちにお槙の兄・辻風典馬を斬った相手ということが判明する。夜半、梅軒の手下八人衆が武蔵を襲おうとするが、風の変化を感じていた武蔵は既に見切っていた。ここに武蔵対梅軒・お槙との闘いが始まるのだが、八方から責めてくる分銅の攻撃に業を煮やした武蔵は、お槙が背負っている赤ん坊を奪い駆け出してゆく…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
218 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:scissors投稿日:2014-08-30 06:41:14
オープニングからもうナニコレ?って感じで。
三十三間堂は思いっきり書き割りだし。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-08-09 13:21:13
【ネタバレ注意】

風車がカラカラと回っている。風車は荷馬を引く異様な風貌の男の髪に差し込まれて奇妙な対照をなしている。男は鎖鎌の名手宍戸梅軒。この風車は梅軒の心根に潜む優しさを表わし、風にカラカラと回ることで後に武蔵に敵の気配を知らせるという役割を果たす。見事な小道具の使い方である。そしてその風車を土産に貰う赤子の太郎が、今度は梅軒夫婦と武蔵との決闘シ−ンで重要な役割を果たす。梅軒夫婦の鎖鎌の連続攻撃に辟易した武蔵は、夫婦の太郎にそそぐ愛情を利用して夫婦の連携に亀裂を入れるべくお槙の背から太郎を奪いとり、膝に抱えて梅軒を挑発する。梅軒は息子に当らぬように分銅を投げるのだが、それを見たお槙が太郎を救うべく梅軒の鎖に己の分銅を絡ませる。怒った梅軒はお槙を縛り上げ杭に繋いで武蔵に向かおうとする。してやったりと武蔵は足場の良い場所に退き、梅軒と己の間に太郎を置いてまたしても梅軒を挑発する。間合いを縮められない梅軒に焦りが生まれ、猪突した梅軒は武蔵の鞘ごと抜き取った大刀に鎖を絡ませてしまう。武蔵は大刀の鞘を地面に突き刺し、もはや是までと生死を決すべく鎌を振り上げて迫る梅軒の打ち込みを、鞘から抜いた大刀で受止め、同時に左手で抜いた脇差しで梅軒の左拳を斬る。冒頭で梅軒が両手を使わぬ剣術使いを嘲ったことへの武蔵の返答であった。すなわち“二刀流開眼”である。梅軒夫婦の息子への愛をおもんばかってか、伊藤大輔の脚本は梅軒と武蔵の決闘の顛末を描かず、内田吐夢も太郎の笑い顔のアップにエンドマ−クを被せて物語を終えたのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/

投稿者:黒美君彦投稿日:2009-08-25 00:27:12
【ネタバレ注意】

<あらすじ>宍戸梅軒(三國連太郎)は、鈴鹿山脈の奥、雲林院村に妻お槙(沖山秀子)と生まれて間もない息子・太郎次(松山秀明)と暮らしていた。夕暮れ、宮本武蔵(中村錦之助)は八重垣流鎖鎌の妙技を見たいと、梅軒を訪ねる。しかし武蔵がその昔、関ヶ原の合戦で浮喜多勢に加わっていたことを知ると、梅軒の表情が変わった。武蔵は梅軒の義兄の仇だったのだ…。

内田吐夢(1898〜1970)の遺作となった作品だとか。『宮本武蔵』五部作の番外編という位置づけのせいか、低予算でありながらストップモーションを多用するなど実験的ともいえる。
主な登場人物が赤ん坊を含めて4人しかいないので、舞台劇を観ているような感覚に襲われる。
結局梅軒の鎖鎌に対抗する形で武蔵は二刀流に開眼するのだが、この作品では武蔵よりも寧ろ梅軒とお槙の夫婦が印象的だ。太郎次という赤ん坊を武蔵に奪われた時の母の狂乱ぶりと、息子が例え命を落とそうとも男の意地を通そうとする父。
武蔵は最後に悟ったが如く呟く。
「一剣、己の生命を守る。一剣、また能く他の生命を活かす。二にして一、一にして二。殺人剣即活人剣」
最後の文言が字幕で出たかと思うと、野火の中から赤い字で
「剣は畢竟暴力」…と出る。
エンディングは野火を背景に無邪気に笑う太郎次の笑顔のクローズアップ。武蔵と梅軒の真剣勝負は描かれずに終わる。
小品と呼ぶべきこの作品では殺陣も寧ろ地味で(鎖鎌があまりに迫力に欠ける…苦笑)、武蔵ものとしては正直物足りない。しかしながら三國連太郎演じる梅軒と武蔵の狂気が奇妙な迫力をもって迫って来るように感じた。

投稿者:にゃんにゃん投稿日:2009-08-23 14:58:18
以前に作られた「宮本武蔵」5部作の番外編。
宮本武蔵が2刀流に開眼するまでの24時間が描かれている。
前の作品にも2刀流開眼についての話があるが、
本作はまったく違った視点、違った戦いからの開眼が描かれる。

この作品では宮本武蔵の心理描写はまったくと言っていいほどなく、
ただ単に戦いを通して2刀流を会得するという流れだけが存在する。
それゆえ、敵対する鎖鎌使いの夫婦の葛藤のほうが目立ってしまい、
宮本武蔵の話としてはあまり面白くない。

今回は5部作にはなかったようなストップモーションを多用し、
登場人物の心境が観客にわかりやすいようになっている。
「ここは危険だ。誘い込んで1人ずつ・・・」などといった
作戦もわかり、ちょっぴり頭脳戦を楽しめる。
どうせなら2刀流開眼までの心を語らせても良かったのでは・・。
あと、みんな達人のはずだが動きのキレはあんまりない。
鎖鎌女の腰が引けた動きを見て武蔵が「む、できる」というのが恥ずかしい。
それでも、最後の決闘の緊張感はなかなか。

そして最後はあれ?というところで終わる。
見どころは戦闘シーンくらいしかない。(乳搾りもあるけど)
2刀流開眼までの話も戦闘シーンの味付けくらいにしかなっていなく、
単なる「番外編」で終わってしまった映画。
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