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探偵物語(1951)

DETECTIVE STORY

メディア映画
上映時間103分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(PAR)
初公開年月1953/02/04
ジャンルドラマ
探偵物語 [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 832
USED価格:¥ 903
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探偵物語

【解説】
 ニューヨーク21分署の刑事たちの一日を描いたシドニー・キングスレーの舞台劇の映画化。違法な堕胎を行う悪徳医師の摘発に躍起になる鬼刑事とその妻の秘められた過去、会社の金を横領した青年、初犯の万引女性(リー・グラント好演!)、二人組の強盗等の話に刑事同士の葛藤を織り混ぜた人間ドラマの秀作。ほとんどの舞台を刑事部屋だけに限定し、巧みな脚本とW・ワイラーの緊張感ある演出ですこぶる上質な会話劇を作り上げている。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
747 6.71
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【ユーザーコメント】
投稿者:TNO投稿日:2015-10-04 20:36:43
【ネタバレ注意】

舞台劇の映画化で、ほとんどのシーンはニューヨーク21分署内だ。そこに刑事、容疑者、被害者が次々と現れる。
脚本と演出は、テンポよく飽きさせることがない。グラディス・ジョージが現れて真犯人の面通し場面が特に面白い。偶々そこに居合わせた容疑者や刑事がダミーとなって真犯人とともに並ばせられる。
容疑者が豪華な顔ぶれだ。スリ容疑で裁判の待機をさせられているリー・グラントは、まだ20代半ばのはずだが演技は既に円熟の境地。セリフの無い時でも、画面の片隅に出続けて何気ない演技をし続けている。こそ泥ジョセフ・ワイズマンもうまい。堅物刑事カーク・ダグラスが立件に執念を燃やすキャベツ農家の殻をかぶった違法操業医師ジョージ・マクレディは、本筋にからむ。渋面の若物は、後にマカロニウェスタンで一世を風靡するクレイグ・ヒルではないか!
ただし、ダグラスの最後の悲劇は、少々唐突感があった。

投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-09-01 18:39:53
前回見た時に、カ−ク・ダグラス演ずるマクラウド刑事の一寸した動作が気になったことを覚えていたのだが、それが重要な伏線であったことを今回見直してみて気が付いた。その動作とは、マクラウド刑事は銃のホルスタ−を右腰の前に着けている。その彼はジョゼフ・ワイズマン演ずる狂犬のような強盗犯に相対する時は必ずホルスタ−から銃を抜いてポケットにしまうのである。それが一度ではなく二度もその動作をするので、その動作が彼マクラウド刑事のプロフェッショナル性を現わすだけではなく、ラストの惨劇への重要な伏線になっていたのだと気が付いたのだった。そのことをあらかじめ知っている観客の目は、狂犬・ワイズマンの目に同調して、部屋の向こうで無防備に後ろ向きになっている警官の腰に着けた銃にギラッと焦点を合わせるのである。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:クリモフ投稿日:2012-10-23 01:19:11
「探偵物語」だけど刑事の話。所謂密室劇で直接的に事件らしい事柄は描かれずに会話のみによって話は、カメラの良さや個性的な登場人物、視点がくるくる移り変わる演出で緊張感は十分でした。
主人公のカーク・ダグラス絡みの事件は、やや話が出来過ぎているような気もしますが、まぁそうでもせんと話が動かんのでしょうがないか。横領のくだりも良く考えると描き込み不足なので、役者とテクニックと勢いで見せ切られたのかもしれません。
メインの事件にそそられなかった反面、空気の読めないリー・グラントがユーモラスさ、強盗コンビが生みだす軽快なテンポは良いアクセントになっていて面白いと感じました。
妻とのやり取りがいまいちピンとこなかったので、個人的にはラストはハマらなかったんですが、おさまりは良いと思います。ヒッチコックの緒作と比べられても良い密室劇の秀作ですな。
投稿者:西門投稿日:2012-01-13 19:32:14
リー・ガームズの撮影、キャシー・オドネルはじめリー・グラントやウィリアム・ベンディックスなど演技などは素晴らしく(ハウズマンはちょっとやり過ぎ?)、well-madeな作品ですが、演出がどうも官僚的だと思います。
http://thesaurus.weblio.jp/content/官僚的

パーカーは、『血闘』のような艶っぽい役が印象的ですが、本来はこの作品のような役柄が本来の役なのかもしれません。

カメラワークがシンプルだという評が有りますが、この作品のどこを見てそうおっしゃっているのか私には解りません。

「はこまる氏」が記しておられるような事情があったようですし、ワイラーが製作も担当しているからには、手堅くおさめることが最優先事項だったのかもしれません。

『大いなる西部』にも同様の官僚主義的演出を感じます。
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2011-11-25 00:33:55
【ネタバレ注意】

それとは知らずに観始めましたが、すぐに原作が舞台劇であろうことを感じました。

冒頭、乱暴な運転でタクシーにぶつかりながら停車した車から降りてくる屈強な男。
タクシーの運転手は文句も言えない。その男から無理やり降ろされ連れて行かれる女。
てっきり、ヤクザと訳ありの女と思いきや、向かう先は警察署!その正体は刑事と女スリ。

血まみれのチンピラや、いわく因縁のありそうな人物たちが警官に連行される警察署内部、
女スリが連れてこられたN.Y.21分署内部もまた、ギャングすれすれの物腰、体格の刑事達が
闊歩するも、どこか庶民的なムードが漂う。

次から次へと被害を訴える市民や犯罪者が行き来する喧騒・・・

淡々とそれらを処理していく刑事達のこなれた日常の描写がリズミカルに進む。
引き出しからウイスキーを引っ張り出し、周りの目を盗んで一杯ひっかける刑事も(笑)。

やっかいな連中を始終扱っているのであろうことを感じさせる刑事達それぞれの造形が
非常にリアルで、彼らが所狭しと行き交い、言葉を交わすアンサンブルも見事。
実力俳優が揃っていることを感じさせるオープニングで、作品世界に引き込まれる。

この序盤がひとしきりのところで主演カーク・ダグラス登場。エレノア・パーカー(サウンド・オブ・
ミュージックの伯爵夫人。若くてキレイ!)扮する奥さんとの熱愛ぶりが甘く描かれ、ラストに向けて
の主人公の苦悩の伏線となる。

そのダグラス扮する鬼刑事が分署に連行してくる横領青年、それを片思いする若い女のエピソード。
その犯罪を初犯であり、彼が自分の戦死した息子と同じ年齢であることから不起訴にしようとする
人情味溢れる同僚刑事と、決して犯罪を許そうとしないダグラスのぶつかり合い。ここで主人公の
信念、性格が明確に。

二人組みの宝石泥棒(ボス格の一人は、後の007の悪役ドクター・ノオことジョセフ・ワイズマン。
エキセントリックなオーバーアクトが印象的)。主人公はその手下格の一人を取り込み、ボスの前科、
住所を突き止める刑事としての巧みさ。

そして、彼が追う違法な堕胎医師・・・これに暴力を振るってしまったことから物語は展開し始め、
ひいては純潔な女と信じて込んでいた愛する妻が、この医師に堕胎された過去があることを
知ってしまう主人公。父親が悪人であり、母親を死に追いやられた過去を持つことから、決して悪を
許すことができないトラウマを持つ彼は、激しい葛藤に包まれながら彼女を罵倒し、傷ついた彼女は
別れを告げる。

「お前は厳しすぎるが故に、自分をも破壊してしまう」同僚からの助言と、激しい後悔から一旦は
妻に許しを請う主人公。しかし、堕胎医の弁護士から中傷を受け、再び嫉妬の鬼と化してしまった
彼は「残酷で思いやりのないあなたは、父親と同じだ!」という留めの一言を突き刺され、妻に
去られてしまう。

純真すぎて、直情的なこの刑事の葛藤を演じるカーク・ダグラスは十分、オスカー候補になっても
おかしくなかったのでは?と思える演技。オスカー候補になった作品も含め、私がこれまで観て来た
カーク・ダグラスではベストに思え、ひたすら会話と心理劇で勝負する、こんな演技をする彼をこれまで
知らなかったのは不覚でした。

ラスト、融通の利かない正義感ゆえに愛する妻を失った彼は、ピストルを構えたジョセフ・ワイズマン
扮するチンピラに、自殺同然で挑みかかり、命を落とす。その死に際、決して許そうとしなかった
横領青年の調書を同僚に破かせる彼の姿は、キリスト教的な”贖罪”を色濃く漂わせ、オセロにも似た、
愚かな憎しみ故に愛を失う男の姿を悲劇的に描いています。

人情に厚い同僚を演じたウィリアム・ベンディックス(ベーブ・ルース物語でベーブルース役。なるほど
!の風貌)、主人公を死に至らしめる役割を果たすチンピラ役のジョセフ・ワイズマン、作品にユーモア
の要素を加えた女スリのリー・グラント(この役でカンヌ映画祭女優賞受賞)ほか、共演者たちの人物
描写も充実し、絶妙な演技アンサンブルを堪能させてくれました。「12人の怒れる男たち」とも共通する、
一切派手な視覚効果はない室内劇。物語と演出と演技という、アナログな人間技だけでこれだけの作品
が作れること、しかも60年も前の作品であることに感ずるところ大です。

パンフォーカスのきめ細かな映像の美しさも、この作品のリアリティと、年月が経っても色あせない
魅力に一役買っています。カメラマンは違うようですが、同じくウィリアム・ワイラー監督「ローマの休日」
の映像がすぐに思い出されました。

この映像!この演出!まだ未見のワイラー作品群、要チェックの思いに駆られます。

投稿者:gapper投稿日:2011-10-17 02:22:19
 ウィリアム・ワイラー監督の良品秀作。

 飾り気のないセットで俳優のメイクも飾り気がない。
 カメラワークもシンプルであり殆ど技法らしきものは使われていない。
 ドキュメンタリー超といっていいくらいだ。

 元が舞台劇ゆえに俳優の演技自体は、高いテンションで演じられる。
 しかし、主人公の性格をフィーチャーしニューロティックな物語にしたり、警察の分署という舞台を生かしグランド形式の様な人生模様も描いているわけではない。
 物語としては、いたって通常のドラマだ。

 ヘイズ・コードの影響もあり、明確に発せられない内容がかえって緊迫感を生んでいる。
 ジェームズ(カーク・ダグラス)とメアリー(エリノア・パーカー)の愛情も殆どその表現がない故に、深さが逆に感じ取れる。
 まさに、1950年代のアメリカ映画らしいアメリカ映画人の力量が発揮された作品だ。

【題名の考察】
 日本では、刑事のことを探偵とは通常呼ばない。
 しかし、私立探偵という言い方から分かるように単なる探偵と言うと刑事も探偵であることが分かる。
 その意味で問題は無いのだが、やはり日本では誤った認識をしかねない題名だ。
 このような作品こそ、意訳で別の名前を付けるべきだった思う。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:bond投稿日:2011-10-03 08:37:59
舞台劇えお上手に映画化、息継ぐ暇もない警察署の多忙さ、各々のキャラを活かしながら、刑事稼業をこなす。やるせない衝撃的なエンディング。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-28 23:00:03
ヒッチコック「ロープ」「ダイアルM」のようにほとんど1舞台で展開される。カーク・ダグラスは刑事役だが、「探偵」ではない。奥さん役のエリノア・パーカーより、コミカルなキャシー・オドネルが印象に残る。
投稿者:o.o投稿日:2008-03-31 01:43:15
まず最初に、軍用機がミサイルの追尾をかわすために散布する「フレア」の様に様々な人物がばらまかれ、誰に照準を合わせて良いのか結構長い間まどわされます。次に、段々と焦点が主人公マクラウド刑事の「秘密」に合わされていき、取調べ中の 3 人を横目に見つつそれを追跡していくと、ちょっとしたどんでん返しというか「ずらし」があります。そこからテーマがはっきりと姿を現し、いよいよ集中していくと、意外なクライマックスが待っていました。そんな観客の誘導の仕方がすごくうまい映画だと思いました。

続々と連行されて来る犯罪者達、うんざりしながら事務的にそれを処理する刑事達、お門違いの陳情に駆け込んでわめき散らすいかれた住民、そんな、ニューヨーク何とか分署。そんなシーンは、何となく、もっと現代に近い時代の「病んだアメリカ」を象徴するシーンだと何の根拠もなく思い込んでいましたが、1951 年にして、すでにそんな風に描かれていたのだなあと思いました。この時代から現代のテレビ ドラマまで 60 年近く同じようなシーンが繰り返し撮られてきたのかと考えると、陽の下に新しきもの無しとでも言いたくなります。

引きずり回されて爽快、という感想です。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-10-22 00:24:13
【ネタバレ注意】

シドニー・キングスレーの舞台の映画化ということで、いかにも舞台劇らしい人物の出入りが印象的。ではあるがそこはW・ワイラー、実に巧みな演出で物語を盛り上げていく。
NY21分署という限定された空間での群衆劇だが、役者がそれぞれ好演。万引きで引っ張られてくるリー・グラントの好奇心いっぱいの目は、同時に観客の目でもある。カーク・ダグラス演じるマクラウド刑事の妻・メアリーを演じるエレノア・パーカーは輝くばかりの美貌だし、同僚のルー・ブロディ(ウィリアム・ベンディックス)は、マクラウド刑事と対照的に人情味あふれる役を好演。舞台・TVを中心に活躍したホレース・マクマホンのモナハン署長も味わい深い。そして誰よりもやはりカーク・ダグラスの存在感が圧倒的。厳格に罪を憎み、職務で忠実であろうとする彼は、悪党だった父親を超克したいと願いつつも「結局父親譲りの冷酷さしか持ち合わせていない」と妻から告げられるシーンは、何ともいえないつらい場面ではある。

ラストは確かに唐突感は免れないが、敢えて自死的な殉職の道を選ぶカーク・ダグラス演じるマクラウド刑事の姿は訴えてくる力がある。短い時間で父親との確執までも含むさまざまな人間像を描いたこの作品、私はW・ワイラーの傑作のひとつとして評価したい。
なお、はこまるさんの解説を踏まえて観直すと、なるほど、と思う点も少なくなかった。さすが。感謝、です。

投稿者:Ikeda投稿日:2006-10-20 11:41:50
この映画は1953年に新宿の新生館でバート・ランカスターの「欲望の砂漠」と二本立てで見ましたが、ほとんど覚えていなくて、ラスト・シーケンスだけは最近見直して思いだしました。
シドニー・キングスレーの戯曲をワイラーが扱ったのは「デッドエンド」以来のようですが、同じように舞台劇らしさが良く出ていて、メイン・ストーリーとは別に同僚や毛色の変わった犯罪者の演出が流石にうまいです。逆に言えば話が、いかにも作られた感じがして、特にラストは、これしかないという感じが善し悪しです。
マシンガン・トークの時代は過ぎていたと思いますが、かなり台詞が多いのは劇の映画化ですから当然として、戦後の人間の心理を掘り下げる傾向が表れた作品です。それをカーク・ダグラスが名演でもり立てていますし、エリノア・パーカーも名前の割に見る機会がありませんでしたが好演です。
投稿者:はこまる投稿日:2006-10-18 00:16:15
日本公開は1953年ですが、本国での公開は1951年初夏になります。当時のハリウッドとワイラーの周辺がどういう状況だったか、ちょっと整理してみましょう。

1951年のハリウッドというと、同年3月に始まるHUACによる「赤狩り」によりにその足元を大きく揺るがせていた時期になります。47年に行われた最初の「赤狩り」による傷がいえないまま、身内同士の血で血を洗う抗争が激化、ある者は命を絶ち、ある者は友と袂を分かち、そしてある者は一生消えぬ十字架を背負うことになります。ここから黄金の都ハリウッドは長きにわたる暗黒の時代を迎えることになるのです。
ワイラー自身はフランク・キャプラやジョージ・スティーブンスらと、「真の映画」を作るために45年に結成したプロダクション、リバティ・フィルムがその理想の高さゆえあっさりと潰れ、それを買収したパラマウントの雇われ監督として契約。せっせと契約した数の映画を撮っていた時期になります。ちなみにワイラーの契約は5本、この『探偵物語』は3本目の作品です(『黄昏』は公開はこの映画より後になりますが、製作は先)。他のキャプラとスティーブンスもそれぞれ5本ずつの契約となっていましたが、この2人は3本ずつ製作したところでパラマウントとケンカをして契約を破棄、パ社を去っていきます。

そしてこの『探偵物語』の作られた周辺をさらに見てみると、まずワイラーがこの映画の前に撮った前作『女相続人』(48年)やキャプラの『恋は青空の下』(50年)の興行的な失敗により、彼らに対するパラマウントの締め付けがかなり強くなっていた時期であり、あまり製作費のかかる大作は作れなかったことが分かります。この映画が警察署というほぼ一つの舞台に限定されているのはそういう理由があったようです。
資料によると、製作期間はリハーサルが2週間、シューティングが6週間とのことですから、大監督のワイラー作品にしては実質的にかなりの低予算映画といっていいでしょう。
また、当時のハリウッドのプロダクションコードでは、堕胎に触れる事は一切禁止されており、脚本完成後もしばらく撮影が開始されなかったようです。その結果、ややオリジナルの脚本を変更した為か、劇中登場する堕胎医の扱いが少し乱れているのはそのためと思われます。

こういった背景を頭において本作を見てみると、まず見えてくるのがワイラーのクリエイターとしてのプライドです。職人としての意地とも行ってよいでしょう。全編厳しく進んで行く物語の中で、並みの監督には絶対に出来ない統一された意思というものがそこには存在しています。舞台劇を扱いながらもそれを突き抜け、見事に「映画」となっているのも、ワイラーの手腕と彼の期待に応えたカーク・ダグラスの存在感あってのものでしょう。特にダグラスの奥歯をギリギリと噛み締め、硬そうな拳をグッと握り締めるポーズは実に様になっています。シャツの第一ボタンを常に締めているところも主人公のキャラクターを示し象徴的です(衣装担当はイデス・ヘッド)。また、ワイラー映画の特徴である「人間を見つめる冷めた視線」はここでも健在で、会社のお金を横領し逮捕された青年と幼なじみがお互いの存在を確かめ合うシーンで、オーバーアクト気味のジョゼフ・ワイズマンがじっとみつめているとこなんかうまいもんです。

また、本作でワイラーの助手を務めたレスター・ケーニッヒ(ケーニグ)は、上記の「赤狩り」によりこの業界を離れ、その後、ジャズの名門レーベル「コンテンポラリー」を創設。ロリンズやペッパー、ケッセル、アンドレ・プレビンらと数々の歴史的演奏をロイ・デュナンと共に記録して行くことになるのです。
投稿者:DS049投稿日:2006-10-15 18:12:23
最初から最後までテンションの高い一作。カーク・ダグラスはこれまで「地獄の英雄」がベストだと思っていたのですが、こっちの方がいいかもしれないなぁ…舞台が原作だと思うんですが、映画だからといってロケに出たりせずにほとんど警察署で終始するのがよかった。ただキャスト全員オーバーアクトなので冬向きかなぁ…と。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-10-14 19:26:28
警察署の日常を淡々と描いた人間ドラマであるが、後半はかなりドラマチックな展開となり、劇的なクライマックスを迎えることになる。
その辺り、唐突な感も無きにしも非ずだが、やはりワイラーの名人芸のおかげか破綻は少ないだろう。「踊る大捜査線」との作劇法の違いを比べてみるのも一興か。
演技陣。ダグラスがカッコいい。
投稿者:hendrix投稿日:2006-10-14 00:27:27
これでワイラーの作品は12本目になるが、どれも素晴らしい。
彼の作品は飛びぬけて優れている作品はないけれど、すごい安定している。
この作品のほぼ90%が警察署で展開される。そのせまい空間の中に、どろどろした人間模様を描き、精細に演出している。脚本も素晴らしくもあるが、やや突き抜けてやり過ぎた所もあった。カーク・ダグラスやエリノア・パーカーの演技も冴えていたし、リー・ガームスの抑えの利いたキャメラも素晴らしかった。↓のみんなが言うようにラストはいまいちだと俺も思う。しかし佳作であることには変わりない。
投稿者:yoshi1900ololol投稿日:2005-01-25 19:56:39
【ネタバレ注意】

正義感というより、潔癖症そして嫉妬故許せなかった。一度は許したものの、悪徳医師の弁護士に「部屋を掃除しろ」と言われて、逆上してしまった。
融通のきかない自分に腹が立ち、最後は半ば、自殺なのでしょう。
全体的に会話が多いので字幕はつらかった。
過去に妻が堕胎していたら? 
現在の日本では大きく問題にならないのかもしれないけど、この時代かつキリスト教のもとでは・・・。でも、・・・。

投稿者:ほへ投稿日:2002-12-02 18:46:37
アクターズスタジオっぽいリアルで暑苦しい演技合戦が見物です。
カーク・ダグラスの苦悩はいかにも時代がかってて正直どうでもいい感じ。
ラストの象徴的な終わらせ方も舞台劇くさくてあまり好きになれない。
チャーリー役のワイズマンのクレイジーさと、万引き女と書類整理に追われる刑事
とのやりとりが面白かった。

投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-11-17 00:45:00
カーク・ダグラスの個性が最高に発揮された作品だと思います。息子のマイケル・ダグラスなんて足元にも及ばない。エリナー・パーカーも美しかった。彼女は後の作品に恵まれていたら、もっと素晴らしい名女優になっていたと思います。機関銃のように次から次へと言葉が発せられるこのような作品では、英語は実に効果を発揮しますね。日本語ではこれだけの緊迫感は、まず出ないですね。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞エリノア・パーカー 
 □ 助演女優賞リー・グラント 
 □ 監督賞ウィリアム・ワイラー 
 □ 脚色賞ロバート・ワイラー 
  フィリップ・ヨーダン 
■ 女優賞リー・グラント 
□ 作品賞(総合) 
【ソフト】
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