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沈黙 SILENCE(1971)

メディア映画
上映時間130分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1971/11/03
ジャンルドラマ/時代劇
沈黙 SILENCE(1971年版) [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 2,979
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【解説】
 1966年に発表され第2回谷崎潤一郎賞を受賞した遠藤周作の同名小説を、篠田正浩が映画化。原作者の遠藤が、監督の篠田とともに脚色を担当した。激しいキリシタン弾圧が行われる17世紀の長崎に、二人のポルトガル人宣教師が密かに入った。二十年前に渡来し捕らえられた恩師の行方を探るのが目的だ。キチジローに案内され隠れ切支丹の村にかくまわれたガルペとロドリゴだったが、キチジローは金欲しさにロドリゴを役人に売り渡してしまう。ロドリゴは牢の中で若い夫婦の拷問を見せられ、夫の命を救うため妻が踏み絵をするのを目の当たりにする。ガルペは水刑で命を落とした信者の後を追い、自ら命を絶った。数日後、ロドリゴの目の前に、侍装束を身にまとったかつての恩師、フェレイラが現れた。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
544 8.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:bond投稿日:2018-02-22 23:21:17
ややマッタリとしたテンポで伴天連の受難を描いているが、大詰めでの丹波哲郎の登場でズッコケた。
投稿者:HABBY投稿日:2018-02-13 22:21:40
【ネタバレ注意】

スコセッシのリメイク版を観るより先にこちらを鑑賞。当時我が世の春を謳歌していたスペインやポルトガル的な一神教よりも日本的な多神教の方が総合的に見て完成度が上だし、一神教的なるものは時に傲慢かつ高圧的な態度で他者を恫喝し、己の考え(それらは正しいこともあれば間違っていることもあるが)を押し付ける習性があると思っている(現代で例えるなら、海洋環境保護団体のシー・シェパードもそう)。なので本作への感想をあえて一言にまとめるならば「当時の日本人(江戸幕府)よ、よくぞ西欧列強からの攻勢にへこたれることなく国柄を留めてくれてありがとう」ということになる(宗教の問題とともに、我が国の国語が日本語から強制的に英語に変更されなかったことも日本にとっては幸いなことであったと常々思う)。本作を通じて描かれる(幕府による民衆や宣教師への)拷問の描写などは全体から見ると実に瑣末なものだろう。人間は今も昔な野蛮な獣である。また、原題の「沈黙」が示す通り、宣教師たちが被った苦難・悲劇に対して“神”が沈黙し、なんら救いの行動を起こさなかったのは実に皮肉で、人間の思想振る舞いの未熟で発展途上な部分を痛烈に炙り出していると思う。

オープニングで流れる武満徹の音楽に度肝を抜かれた。秩序と無調和が同居する様が、まさに西欧の一神教的な姿と日本の多神教的で一筋縄ではいかぬ姿形とをまさに身をもって表している。彼の一ファンとして、彼がこの作品に全力で立ち向かい、的確な形を残してくれていたことを知り、思わず嬉しくなった。

名優たちが活躍するが、岩下志麻、三田佳子の放つ光は現代の女優にはない独特の色と艶を放っており、圧倒された。エンディング(宣教師たちが棄教し、諦念ののち俗事に塗れる)があっさりしているが、逆に痛烈な余韻を残す形となっている。昔の作品は今よりもエンディングが鋭角的な作品が多かったなあ、と思わず反芻。さて、スコセッシ版はどうなっているのだろう。配役、演技、台詞、映像効果、音響etc、見比べるのが楽しみだ。

投稿者:noir fleak投稿日:2017-03-22 14:11:03
踏み絵を踏んだだろうと最後に悟るシーンはなかなか素晴らしい。しかし、そのあと、牢に入れられたロドリゴが岩下志麻に欲望するというエンディングはひどい! ちゃんと原作通りに、淡々とその後のロドリゴの人生を文章で説明すべきだった。
主役の俳優の表情はいいが、英語と日本語のチャンポン演出がいけない。日本語もよく聞き取れない!(これは俳優が悪いのではなく、監督以下製作者側の責任だ。)
疑問点も多い。馬は絶対に横たわった人間を踏まない(映画「ガンジー」を見よ。)ので、あの拷問方法は本当にあったのだろうか?
しかし、いろいろ難点はあるとはいえ、原作の見事な映画化だ。宮川一夫の撮影も素晴らしい。


投稿者:マジャール投稿日:2017-02-07 21:42:04
【ネタバレ注意】

なにはともあれ早稲田松竹さんに感謝!
熊井啓の『海と毒薬』と、2本立てやってて、ガラガラだろうと思って行ったら超満員!!(1/26 木)
ちょっと長かったけど予想してたよりも面白かった。
カラー、スタンダード画面、明朝体のクレジット文字が市川崑作品みたい。

いつもながら篠田作品は、各スタッフに超一流どころを揃えての布陣ですが(遠藤自ら脚本に参加)、そのわりにはこの程度の出来なのかと。
NHK教養番組のようなアバンタイトルは面白かったです。(出だしは快調)
撮影も、家屋とか海や山、雨に降られる里の景色なんかは素晴らしい映像がつづくのですが、動いてる人間(役者)の撮り方はなんだか雑っぽい。
沿道に居並ぶエキストラの変な動きとか・・・ナンジャ?!!
さらにこの映画では、棄教したフェレイラ師を、丹波哲郎に演じさせるという、かなり無茶なことしてるんですが、じつは、本作品でいちばん見応えがあったのが、丹波登場以降の展開だったりするんですね。さすが丹波!
原作にはない(?)切支丹武家の妻役の岩下志麻もきれいだった。
武満のサントラCDは持ってるので、音楽は聴いていたのですが、映画はこれが初鑑賞。

仏壇の位牌の後ろから黒猫が顔のぞかせるシーンが、なかなか面白かったです。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2017-01-29 05:42:22
深淵な題材を扱ってるとは思うけど、信仰心は無いに越した事は無い。弱気になると祈りたくなるけど。
三田佳子と岩下志麻は客寄せだが、スコセッシ版が観たくなるのも怖い物見たさ。観客には拷問もショーに見える。
投稿者:ASH投稿日:2016-09-14 19:47:22
 スコセッシ版の予習の意味を込めて、ただいま鑑賞中!!
投稿者:半熟卵投稿日:2010-01-01 02:15:58
丹波哲郎
投稿者:黒美君彦投稿日:2003-07-21 16:10:47
ホロコーストを、原爆を、様々な虐殺を目の当たりにして、原作者は「神」の沈黙の意味を考える。ローマ教会の威信を賭けてはるばる日本にやって来たパードレ・ロドリゴと、「弱き者」として密告し苦しむキチジローを対比させ、神の救いのない絶望の淵へと観る者を追いやる。
宗教弾圧の中での棄教は、神の不在を意味するものではない。原作では、棄教を選んだパードレの生き方そのものの中に「神の声」があると示唆されるからだ。絶望的な苦悩の中から選んだ道に「神」があり、それは例え他者から理解されなかったとしても、そこにひとつの信仰の道が見出されるはずのものだった。
翻って、映画としての『沈黙』だが、パードレ・フェレイラや井上筑後守とのやりとりにロドリゴは敗れ、転んだかのように見える。ロドリゴの内面の声や、内なる主との会話が残念ながら画面からは聞き取れない。文学と映像作品のぎりぎりのせめぎあいの中で、この作品に限っていえば原作があまりの文学的昇華点であるが故に、その重層的な世界を描ききったとはいえないだろう。だが、例えそうであっても尚、挑戦的な映画作品としては、この『沈黙』が高いレベルにあることは確かなのだ。原作にはない、岩下志麻演じるキリシタン武士の妻が、聖母のような存在感を見せて赦しを演出するシーンは、内なる信仰について問いかけていて印象的だ。
投稿者:K I R I K O投稿日:2003-01-24 02:48:35
相変らず宮川一夫の画は素晴らしい。

戦中を生きた者が書ける、価値観の揺らぎ。

ギシギシと床音を捉えた録音技術。

時代考証が出来る映画職人が昔は大勢いた。http://www4japan.com/~poplife
投稿者:カイルブロフロスキー投稿日:2002-02-13 01:20:12
切支丹弾圧の嵐が吹き荒れる長崎。
ポルトガル人宣教師が隠れ切支丹にかくまわれつつ必死の逃亡。
しかし、裏切られ奉行所へ。
みせしめに隠れ切支丹の拷問を見せつけられキリスト教から「転ぶ」ように命令されるが…
確かに無茶苦茶な宗教弾圧ではあるが、魔女狩りのようなヒステリーではなく、
日本の西洋文化に対する恐れからきた政策でもあった点もしっかり描いてます。(それにしても残酷なやり方だが)
ラストの宣教師の行く末はかなり強烈!
そっか〜
そうなっちゃうか、ファードレ!
(※ファーザーの意)
暗黒面なラスト!

コレ、ビデオでてないの?
観た後、かなりヘコみます。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドール篠田正浩 
【ソフト】
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