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小さな兵隊(1960)

LE PETIT SOLDAT
THE LITTLE SOLDIER

メディア映画
上映時間88分
製作国フランス
公開情報劇場公開(ATG)
初公開年月1968/12/31
リバイバル→N.S.W.-99.2
ジャンルドラマ
ジャン=リュック・ゴダール Blu-ray BOX Vol.1/ヌーヴェル・ヴァーグの誕生
参考価格:¥ 12,960
価格:¥ 9,186
USED価格:¥ 15,174
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【解説】
 主人公はフランス諜報局OASに属するカメラマンである。ある危険人物の暗殺指令が下ったとき、彼はOASを離れ、恋人と逃亡の旅に出る。だが、その恋人は、敵対組織のエージェントだった……。フランスのアルジェリア問題に挑んだ、ゴダールの長篇第二作。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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751 7.29
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【ユーザーコメント】
投稿者:hanakana投稿日:2011-06-02 01:18:56
「冷戦」を描いて秀抜。純粋な恋愛と対比させて、後の「ルシアンの青春」に通じるシュールリアリズム。
投稿者:きらきら投稿日:2010-10-09 11:36:47
感情移入できるかどうかは、作品の力とは関係ない。
そういう考えに到ったのは、いつだったかよく憶えていない。

もしも映画がただ「見る」ことと「聞く」ことならば、登場人物への感情移入はある意味、邪魔なものでしかないかもしれない。
音楽であろうと文学であろうと演劇であろうと、観客の感情移入をさせないものは多々ある。

「お客様(消費者)ばんざい」の世のなかになって、作られるものが重箱の隅を突っつくようなものに変ってきたのは、なにも映画にかぎったことじゃない。自動車もそう、ネットもそうだし、携帯もそう。どこか既視感の伴うものか、アイディアのネタ元がすぐにわかるものだったり……。

「本当に新しいものってじつは退屈なものだったりするんだよね」
そんなことを言っていたミュージシャンもいたな。

で、ゴダールの「小さな兵隊」。
初見です。
1作目で予想外に膨れあがった素材に対し、ダイジェスト版をつくるつもりでつくった編集技法が、本人も予想しなかった効果を呼んだ。
そのときの自信が現れているのか、前作にあった危うさはこちらでは微塵もない。
むしろつぎへのステップを踏むための一本、と見るべきか。

「気狂いピエロ」中の拷問シーンは「小さな兵隊」でも見ることができる。
背景音を排し、モノローグと台詞を混淆させた手法は、映像トラックと音声トラックを別物と考え、サイレント映画の字幕手法を再発見したことで、のちのち花開くことになる。

現実の「戦争」とメタフォーとしての「戦争」。
この関係はこの後何年もゴダールにつきまとう。
投稿者:uptail投稿日:2010-10-07 00:06:57
アンナ・カリーナ
投稿者:gapper投稿日:2010-08-28 22:37:31
 ゴダールのスパイを扱った作品。

 スパイや政治が絡む作品だがアクションなどはない。
 独白が多く一人称的な印象がするゴダール独特の作風。

 拷問などの一般作品では盛り上がるだろう部分でもゆるく、やはりヌーヴェル・ヴァーグ好き向けの作品だろう。
投稿者:クリモフ投稿日:2010-08-17 12:47:09
話は割りとまともで支離滅裂な感じではなく、しっかり追える内容。アルジェリア問題という日本人にはなじみのないことですが、政治色が濃いというわけでもないですな。
自分としてはスパイの攻防戦には興味がわかず、別にどうなったっていいという感想なんですが、演出のリズムみたいなのはやっぱり独特。相変わらず言葉の洪水で変に意味深であったり、キザったらしい引用などですが、結局は言葉遊びだと思います(いってしまえば誤魔化し、フェイク)
ただその遊びが面白く魅力的なのも事実。ゴダール自身も確信犯と思うけどなぁ。あ、カメラ目線はやっぱり決まっています。センスはギリギリのところですばらしい。
まぁ衝撃的ってほどでもありませんが、退屈しなかったし、後々への布石というような小品だと思います。それと、初登場のアンア・カリーナ嬢は、もちろん最高であります。
投稿者:TNO投稿日:2010-03-11 23:25:25
ジャン・リュック・ゴダールのアルジェリアに対するフランスの政策批判を展開した映画。ゴダールは、物語のトピックを撮りあげるというよりも、トピックは省略して自己の芸術や政治に関する思想を語ってゆくことに主眼を置いている映画作家だと思う。当時妻だったアンナ・アリーナを主演に据えているけれど、物語の設定のようなアルジェリアのスパイとはとても思えないいでたちや風貌だ。カリーナにフランスのアルジェリア政策を語らせる部分は、とても白々しい。ブリュノ(ミシェル・シュボール)の行動も現実性を欠いていて、アルジェリア側の要人暗殺のために、銃を何度も向けるが失敗してしまうところなど、漫画的でさえある。ブリュノの台詞や独白は、ゴダールの分身として自身の思想を語らせているのであろう。その殆どは、本筋とは関係のない話だ。アンナ・カリーナの魅力を殊更強調している部分は、かなり私的な感情を素直に表現していて、面白いとは思う一方で、個人的にそれほどの魅力をカリーナには感じなかったせいか、興醒めしてしまう部分もあった。画家、詩人、作曲家等々に関する芸術論も繰り返し出てきて、少し食傷ぎみになる。とはいえ、ゴダールの映画は、強い個性があることは間違いないし、彼でないと作れない映画だろう。ゴダールの映画は、ストーリー性を追うことは二の次にして彼の主張をじっくりと聴くつもりで観るのが正しい見方だと思う。
投稿者:投稿日:2008-01-24 23:18:04
映画の中で、暗殺を試みる主人公のモノローグ(ゴダールのではない)に以下の部分がある。
「キャメラマンのラウル・クタールがよく言う―“最悪の事態だ”
撃とうとするたびに邪魔が入る」
ゴダールの文法破りには誰も驚かないが、これは告白である。アンナ・カリーナを撮影する者さえ邪魔だったのだ。ゴダールにとって映画はみられるものではなく、つくられるものだった。そして、私にとっては、さらにこの映画の監督も邪魔以外の何ものでもない。全編、好きだアンナ愛してる、好きだアンナ愛してる、うるさいよゴダール!いいけど。
投稿者:N゜1投稿日:2001-05-15 02:21:06
もはや牛でも良いのだ
切り取られた瞬間を
繋げてみせている
夢で見たような景色の連続

登場する人たちは
てんで勝手に
祝詞を唱えてみせる

ある人は
効かない魔法の呪文を


DVD発売中
投稿者:westriver投稿日:2001-01-31 01:47:21
映画文法に新たな命を吹き込んだ傑作に次ぐゴダール長編2作目。恋人カリーナとのジョンイト作で、彼女の表情を捉えたカメラはゴダールの愛情そのものだ。街頭ロケやナレーションの多用、荒削りで大胆なカット割り、不安定を強調したカメラなど新しい波の寵児として相応しい独特の演出が冴え渡っている。アルジェリア内戦へのフランス本国の対応を批判したり、毛沢東やレーニンが唱える共産主義への傾倒が色濃く出ており、彼の政治スタンスを窺い知る上で興味深いものがある。ただ、その後の彼の作品群に比べれば非常に理解しやすく、ストーリーもまともだ。暗殺をめぐってのスリリングな攻防(拷問シークエンスは印象的)は非常に面白い。ゴダールの個性はやはり強烈だ。
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