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股旅(1973)

メディア映画
上映時間96分
製作国日本
公開情報劇場公開(ATG)
初公開年月1973/04/07
ジャンル時代劇/青春/任侠・ヤクザ
参考価格:¥ 6,264
価格:¥ 6,264
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【クレジット】
監督:市川崑
製作:葛井欣士郎
富沢幸男
大岡弘光
脚本:谷川俊太郎
市川崑
撮影:小林節雄
美術:西岡善信
加門良一
編集:平野三郎兵衛
長田千鶴子
音楽:久里子亭
浅見幸雄
殺陣:美山晋八
助監督:安室修
永井正夫
富永昭憲
ナレーション:戸田皓久
出演:萩原健一黙太郎
小倉一郎源太
尾藤イサオ信太
井上れい子お汲
常田富士男仁義を受ける男
夏木章石津の重蔵
加藤嘉百姓又作
大宮敏充半稼師の安吉
二見忠男番亀
野村昭子おはる
和田文夫壺振り
加茂雅幹百姓
吉田友紀源太の弟余助
坂本長利旅籠の亭主
美山晋八野手の半兵衛
黛康太郎半兵衛の子分
【解説】
 ヤクザの世界で名を売ろうと、社会の底辺で懸命にもがく3人の若者の姿を描いた、異色の青春アウトロー時代劇。前年、TVシリーズ「木枯し紋次郎」を手がけた市川崑監督が、70年代の閉塞した世相を反映させたアンチ・ヒーロー像を描く。
 一人前の渡世人をめざし、生まれ故郷を飛び出した源太、信太、黙太郎の3人だったが、厳しい世の中、喰うのもままならい。3人は空きっ腹をかかえ、流れ着いた先、二井宿・番亀一家の世話になるのだったが……。
 渡世の、しかも末端に生きる人間の生態を徹底したリアリズムで描ききった市川崑監督の傑作。やみくもに振り回すだけの剣扱い。二の腕や腿といったとうてい致命傷になりそうもない刀傷にのたうち回って痛がるさま。およそ、格好良さとは対極の、しかしそれだけに生きることに必死な姿がストーレートに伝わってくる。そして、あまりにも情けなくあっけない幕切れ。それが逆になんとも格好良かったりする。萩原健一、小倉一郎、尾藤イサオというまったく相容れない3人の個性が強烈にぶつかり合ってみごとな輝きを放つ。それにしても尾藤イサオの完全にイッちゃったあの目はどこまでが演技なのか……ちょっと恐かった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
435 8.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2014-12-30 09:46:48
【ネタバレ注意】

見ていると「仁義」がわかる映画です。
冒頭の仁義の切り方はくどくどしていて、傍からみていると茶番劇を演じているように見えますが、そのやりとりができなければ一人前の渡世人ではないんだそうです。
馬鹿らしいと思うのは簡単ですが、現代でもビジネスマナーと称した茶番劇をやっています。また、ごちゃごちゃしたルールを強要されるわりには、その見返りが貧相なのは今も昔も変わりません。
この映画はそんな「仁義」に左右される若き渡世人たちを描いた作品です。

わらじを脱ぎ、一杯の茶を飲んだときから一宿一飯の恩義が発生します。
しかしこの作品には「次郎長三国志」に見られるような恩義の温かい世界はありません。ただ他人に義務を強要するずるい連中がはびこっているだけです。

「親と仁義とどっちが大切なんだ?」
そう言って、自分の賭場を荒している男を消すために源太(小倉一郎)に詰め寄るセリフは、渡世人として名を挙げたい若者の気持ちをくすぐりながら、渡世人としての義務を果たさなければそれはできないという、アンビバレントな感情に挟まれた源太を親殺しに駆りたてます。

では源太が利用されてばかりいるかというと、それもちがって、
今度は自分をしたってきた女を飯炊き女(当時の政府が黙認した事実上の売春婦、なんだそうです)に売りに出します。

ともすれば、殺伐とした映画になりそうですが、
コミカルな部分や、そうした無情な世界のなかでもたくましくもけなげに生きていく若者の姿が、どこかそうなることを避けています。

三人のうち、ひとりは破傷風で死に、
ひとりは決闘中に足を踏みはずし、石に頭をぶつけて死に、
残されたひとりの若者が「おーい、おーい」と何度も仲間を呼ぶ。
それで終わります。
変な映画です。
谷川俊太郎(脚本)の功績かもしれません。
わたしが市川崑を勘ちがいしていたのかもしれません。
いずれにせよ、心に残る映画です。

投稿者:scissors投稿日:2013-10-20 23:46:11
レクチャービデオのような始まり。
話はたいして面白くない。
ATGにありがちな奇を衒ったばかりの演出がどうにも
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 23:19:39
萩原健一
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-06-12 22:01:33
情けなくて痛い任侠活劇
投稿者:o.o投稿日:2008-01-28 00:30:16
時代劇や任侠物の約束事を取っ払って江戸時代の渡世人の世界をリアルに描いたらどうなるか、ということだと思います。以前から、日本の映画・ドラマで近代以前の日本を描くと、何でもかんでも (と言えるほど見ていませんが) 「時代劇」になってしまうように思えて不満な自分としては嬉しいです。

冒頭の奇妙で長々とした仁義の切り方からして引き込まれます。ぼろぼろの衣服、食事から何から形式ばった生活のあれこれ、博徒の出入りの仕方ど、興味が尽きません。聞き取りにくい喋り方も標準語など無い時代なのだから当然です。舞台となる天保期といえば、大飢饉が発生し、各地で大規模な一揆が続発して、所謂「無宿人」が溢れ出した時代のはずで、そんな背景も反映されていると思います。

出てくる人間達が、「近代以前の人々」という感じが出ていてすごく良かったと思いました。さすがに主人公の若者三人組プラス駆け落ちした農家の嫁は現代の若者に見えましたが、萩原健一には特別な存在感がありました。何かこう、全体に寒々とした感じが漂っていてそれが良く、だだっ広い関東平野を行く三人組の姿が絵になります。

この物語が終わった時点で天保十五年。明治維新まで残すところ、約 20 年です。
投稿者:8397MT投稿日:2007-05-09 20:57:35
なんだか人の動きが独特で、他の映画と違って見えた。
げんたの父親のしゃべりながらの手の動きとか、なんかよくわからないけど何かしらの効果を持っているように思った。

切りあいのどたばたした感じも面白いと思う。
どたばたしたコミカルな動きがある一方で、どちらかというと写実的な無作為な感じの撮り方をしているところもあって、なんだか変わった感じの魅力を持っていると思う。

ラストはかなり突拍子も無い感じで、あっけにとられた。しかし面白いと思う。
投稿者:ASH投稿日:2007-03-10 17:17:17
【ネタバレ注意】

 オープニングの、「股旅」という映画のタイトルが出る直前から始まる「♪ガラコンコンコン、ガラコンコンコン♪」という鬼太鼓座みたいな太鼓の音を聴いただけで「あ、この映画、傑作」って思っちゃたくらい。

 70年代の市川のジィさんの映画は、「犬神」以前の作品は実はあんまり観たことなんだけど、やっぱ精力的だったのね。ATGという体系も良かったのかな? ショーケン、最高!

投稿者:ひつじめえめえ投稿日:2006-03-29 15:35:25
萩原健一、小倉一郎、尾藤イサオ…うう、70年代! 小倉一郎最高!

脚本が谷川俊太郎であります。すご。
投稿者:dadada投稿日:2002-02-03 09:35:41
何かを求めてドロップアウトした男達の惨めな末路。
ボロボロの衣装と滅茶苦茶なチャンバラがリアルで新鮮。
夢みて悩める小倉一郎はハマリ役。貧農の娘とのロマンスは微笑ましくもあり、痛々しくもあり...。
火打石のフラッシュでみせる父と子の対面も効果的。
【ソフト】
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