地下水道(1956)KANAL | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【クレジット】
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【解説】
'44年、ソ連軍の進軍近しと判断したロンドンの亡命政府の指令で敢行されたワルシャワ蜂起。しかし20万もの犠牲を出す壊滅的打撃を受け、レジスタンスたちは地下水道へと逃げ込む。物語は、ほぼ全編、その地下水道の中で出口のない、あるいはあっても出られない緊迫感を持って繰り広げられる。語られる人間ドラマもさることながら、その状況こそが当時のポーランドの姿そのものの暗示であった。脚本のスタビンスキーの実体験に基づく、衝撃的な青春の物語。'57年カンヌで審査員特別賞に輝いた。
<allcinema>

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【ウェブリンク】
【ユーザー評価】
| 投票数 | 合計 | 平均点 |
|---|---|---|
| 7 | 57 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 8.14 |
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【ニュース】
| DVDリリース情報:「灰とダイヤモンド」「地下水道」「21グラム [Blu-ray]」etc. | 2012/05/31 |
| DVDリリース情報:「アンジェイ・ワイダ<抵抗三部作>DVD-BOX」「それでも町は廻っている」etc. | 2010/10/12 |
【ソフト】
| 商品名 | 発売日 | 税込価格 | ||
|---|---|---|---|---|
| 【DVD】地下水道 | 2012/08/25 | \5,040 | ||
| 【DVD】アンジェイ・ワイダ DVD-BOX | 2011/02/26 | \15,120 |
【レンタル】
| 【VIDEO】 | 地下水道 | レンタル有り |
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だが、以外にも前半では生命感に溢れ娯楽性もある。
”KADR”のロゴが表示される冒頭は、キレのある音と共に表示されるものでルパン三世と同じだ。
参考にされたのではないかと思う。
それほど活力が感じられるが、逆にその後の暗雲をも暗示している。
アンジェイ・ワイダの演出は、未熟な様でもありその辺から娯楽性も与える。
演技もともすれば大根のようでもあり”メソッド”とは対極にあるような演技指導をしてるのではないかと感じた。
導入部ではあだ名で主要キャラクタを説明していくが、こういった演出は痛快娯楽戦争作品などでも用いられる手法だ。
一転して脱出のために地下水道に入ってからは、重苦しさと緊張感が支配していく。
戦争としては後退であるが、我が家に向かうという意味では前進で彼らの心理が見どころになっている。
私のような未熟者には色々な意味で耐えられない。
まったく、このエネルギーは凄すぎて泣けてくる。
そして彼のような映画人は段々少なくなっていくのでしょうね。
地下を舞台にした映画は数あれど、これほどの息苦しさと絶望感が味わえる映画もそうはない。
しかし、希望がない映画なのに物凄いパワーを感じるのは演出の力だろうか。
前半は地下水道に入るまでの経緯と、登場する人物たちが描かれる。
部下思いの指揮官に、若い男女に、現実主義の音楽家に、
最後の時を好きな人と過ごそうとする女など・・
前半で描かれたそれぞれのキャラクターが後半で活かされてくる。
特筆すべきはやはり地下水道の造形。
狭い空間特有の圧迫感、息苦しさ、汚らしさはかなりのもの。
しかしその一方で、ハチの巣状に広がる通路に不気味な音が響きわたり
人影が壁をうごめくさまはまるで地下全体が生きているかのよう。
それは時にファンタジックにすら感じてしまうほど美しい。
そんな地下水道に共鳴するかのように登場人物も次第に精神に異常をきたし始めるのだが・・。
ヒューマンドラマも見ごたえたっぷりだが
何より地下水道そのものが物凄いパワーと魅力を持ってると思う。
少々唐突に感じるラストもあとから思えば納得。
結局、誰1人として地下水道から逃げられなかったのかもしれない。
唯一、若い男女が美しさをもって描かれている。
今回10年以上ぶりに見て、以前よりディテールを
---以前は逃避行にだけ捕らわれていましたが、今回は前半部も---味わえた気がします。
超超陰惨で救いようのない話ですが、ドキュメンタリーでなく映画であって、
グイグイと一気に見せますね。
またあまりに悲惨ではありますが、ダンテの悲壮のように、SHOAHのように、
勇壮な交響曲のような迫力と一種の爽快感すらあります。
非占領地域にいたのに、ヤチェクを救いにわざわざ戻り、
ヴィルチャ街に着いて、自分は地上に出られたのに、
地上に上がれないヤチェクのために地下水道に戻り・・・という
ブロンドのデイジーに、
蹂躙されても抑圧されても蘇るポーランドの不屈の精神を見る気がしました。
また民間出身と言うことで、色々と理性的に迷うところもありながら、
最後、地下水道に戻る中隊長に、士官としての使命感を見る気がしました。
凄い力だ。本当は『悪霊』を見たかったのだが、レンタル店にはなくDVDも未発売だ。ワイダは再々評価されるべき映画監督であると、思う。
戦闘シーンだけでも素晴らしかった.
(あまり青春という感じはしないが.)
地下水道ではドイツ軍との戦いではなく
劣悪な環境との戦いになった気がする.
難点は暗い所での識別が難しいことぐらいだ。
大きな矛盾として描かれずに、個人的に何か中途半端な印象を持った。
それは恐らく、人々の生も描きたかった監督の意図に反して、あまりにも絶望的なインパクト
が大きすぎたからだと思う。
まあ、ワイダのこういう演出も好きじゃないのですが・・・
でも、彼らが徐々に追い詰められて行って、地下水道だけではなく精神的にも迷い込んでいく
のが凄かった。
言語での表現を求めるなら、大江健三郎の『芽むしり仔撃ち』であろうか。若かったせいか、どちらの作品の最後にも、吐き気がするほどの戦慄を味わった。
前半の絶望的な戦場から中盤からの先の見えない逃避行。その中で人間の極限状態が見事に表現されています。「第三の男」でオーソン・ウエルズが逃げる下水道と違って、こちらには悪臭が立ちこめています。但し、その真っ暗闇の中での場面が続くので、話の展開は殆ど台詞にたよっていて、退屈する人もいるかも知れません。
ラストシーンは衝撃。何というか、あの行動が全てを物語っているような。
ただ極限と絶望を臭いに感じられないというのは痛いかもしれません。「第三の男」のように美しくあるならばそれもまたよしですけど、これは決してそうではないでしょうから。
ビデオ、ないんですかねぇ。地元のレンタルビデオショップに普通においてありました。でも店員が間違って「地下水道」パッケージの中に、ベルイマンの「夏の夜は三たび微笑む」を入れていて、借りた後に中身の違いに気づきました(笑)。
翌週、「夏の夜は〜」のパッケージを調べたら、案の定「地下水道」が…
どっちも面白かったので得したといえばそうですが。
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page192.html
戦争映画に商品価値とか陳腐な問題意識とか求めてないとこがいいですね。泥臭い人間ドラマの小品。
もし観てなかったら、とにかく観て!! 理屈はいらない。えっ、観たことあるって?
えっ、つまらなかったの。うっ、嘘だあ!! あなた人間じゃないでしょ。
印象的な映像多数。結構ヤバイ状況なのに、モノクロの映像が詩情豊かで美しい。結構、後の映画とかCFにもモチーフが使われている。やっぱスタンダードってことなんでしょう。
同監督の『灰とダイアモンド』も必見ね。