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地下水道(1956)

KANAL
THEY LOVED LIFE [米]
ILS AIMAIENT LA VIE [仏]

メディア映画
上映時間96分
製作国ポーランド
初公開年月1958/01/10
リバイバル→東映洋画-79.11
ジャンルドラマ/サスペンス/戦争
地下水道 [DVD]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 4,124
USED価格:¥ 3,800
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【解説】
 '44年、ソ連軍の進軍近しと判断したロンドンの亡命政府の指令で敢行されたワルシャワ蜂起。しかし20万もの犠牲を出す壊滅的打撃を受け、レジスタンスたちは地下水道へと逃げ込む。物語は、ほぼ全編、その地下水道の中で出口のない、あるいはあっても出られない緊迫感を持って繰り広げられる。語られる人間ドラマもさることながら、その状況こそが当時のポーランドの姿そのものの暗示であった。脚本のスタビンスキーの実体験に基づく、衝撃的な青春の物語。'57年カンヌで審査員特別賞に輝いた。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
757 8.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-01-27 11:45:14
ほぼ全編が薄暗い地下水道の中の映像であるので、画面が暗く非常に見づらいシ−ンが続く。物語も地下水道並みに筋が枝分かれしているので中々難解なのだが、映像の力がリアルなので最後まで引きつけられて見てしまったのだった。地下水道の中の暗さと時に注がれる出口の光の対比が鮮やかで、しかもその光が必ずしも希望を暗示しないという苦しい矛盾に引き裂かれるレジスタンスたちの、下半身を浸す泥水の冷たさと臭さが見る者の身に迫ってくるような思いに駆られる作品であった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2013-12-31 11:37:16
隣接する大国に蹂躙され続けたポーランドという国の悲劇を感じさせます。
前半の展開はあまり乗れなくて、演出もどうかと思いましたが、
レジスタンスがナチスに追われ、地下水道に逃れてからの人間ドラマはは
抜群に面白いです。
抵抗する人々を描くとき抜群に冴えるこの監督の良さが出ています。
地下水道の中の描写は誠にリアルで見事です。
投稿者:gapper投稿日:2012-12-30 15:02:24
 ドイツ軍に進行され蹂躙されているポーランドの状況下でのドラマで緊張感と重苦しさがのしかかる作品だ。
 だが、以外にも前半では生命感に溢れ娯楽性もある。

 ”KADR”のロゴが表示される冒頭は、キレのある音と共に表示されるものでルパン三世と同じだ。
 参考にされたのではないかと思う。
 それほど活力が感じられるが、逆にその後の暗雲をも暗示している。

 アンジェイ・ワイダの演出は、未熟な様でもありその辺から娯楽性も与える。
 演技もともすれば大根のようでもあり”メソッド”とは対極にあるような演技指導をしてるのではないかと感じた。
 導入部ではあだ名で主要キャラクタを説明していくが、こういった演出は痛快娯楽戦争作品などでも用いられる手法だ。

 一転して脱出のために地下水道に入ってからは、重苦しさと緊張感が支配していく。
 戦争としては後退であるが、我が家に向かうという意味では前進で彼らの心理が見どころになっている。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:Normandie投稿日:2012-01-21 01:29:55
当時のポーランドの極限状態がそのまま地下水道に移された人間ドラマ。
私のような未熟者には色々な意味で耐えられない。
まったく、このエネルギーは凄すぎて泣けてくる。
そして彼のような映画人は段々少なくなっていくのでしょうね。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2010-03-02 01:14:47

地下を舞台にした映画は数あれど、これほどの息苦しさと絶望感が味わえる映画もそうはない。
しかし、希望がない映画なのに物凄いパワーを感じるのは演出の力だろうか。

前半は地下水道に入るまでの経緯と、登場する人物たちが描かれる。
部下思いの指揮官に、若い男女に、現実主義の音楽家に、
最後の時を好きな人と過ごそうとする女など・・
前半で描かれたそれぞれのキャラクターが後半で活かされてくる。

特筆すべきはやはり地下水道の造形。
狭い空間特有の圧迫感、息苦しさ、汚らしさはかなりのもの。
しかしその一方で、ハチの巣状に広がる通路に不気味な音が響きわたり
人影が壁をうごめくさまはまるで地下全体が生きているかのよう。
それは時にファンタジックにすら感じてしまうほど美しい。
そんな地下水道に共鳴するかのように登場人物も次第に精神に異常をきたし始めるのだが・・。

ヒューマンドラマも見ごたえたっぷりだが
何より地下水道そのものが物凄いパワーと魅力を持ってると思う。
少々唐突に感じるラストもあとから思えば納得。
結局、誰1人として地下水道から逃げられなかったのかもしれない。
唯一、若い男女が美しさをもって描かれている。
投稿者:ミスク投稿日:2010-02-28 18:36:47
【ネタバレ注意】

もう何度見たかわからない「地下水道」ですが、
今回10年以上ぶりに見て、以前よりディテールを
---以前は逃避行にだけ捕らわれていましたが、今回は前半部も---味わえた気がします。
超超陰惨で救いようのない話ですが、ドキュメンタリーでなく映画であって、
グイグイと一気に見せますね。
またあまりに悲惨ではありますが、ダンテの悲壮のように、SHOAHのように、
勇壮な交響曲のような迫力と一種の爽快感すらあります。
非占領地域にいたのに、ヤチェクを救いにわざわざ戻り、
ヴィルチャ街に着いて、自分は地上に出られたのに、
地上に上がれないヤチェクのために地下水道に戻り・・・という
ブロンドのデイジーに、
蹂躙されても抑圧されても蘇るポーランドの不屈の精神を見る気がしました。
また民間出身と言うことで、色々と理性的に迷うところもありながら、
最後、地下水道に戻る中隊長に、士官としての使命感を見る気がしました。

投稿者:投稿日:2008-11-30 15:46:52
ファースト・シーンの長廻しは模範的な見事さだ。今も人口に膾炙される地下水道や廃墟の描写は今更云うまでもなく、キャラクターの造形、エピソードの置かれ様も素晴らしい。
凄い力だ。本当は『悪霊』を見たかったのだが、レンタル店にはなくDVDも未発売だ。ワイダは再々評価されるべき映画監督であると、思う。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-09-21 06:33:24
なかなか凄い映画でした。
投稿者:ジート投稿日:2006-09-12 17:11:55
市街地での戦闘から地下水道への逃避が見事だと思う。
戦闘シーンだけでも素晴らしかった.
(あまり青春という感じはしないが.)
地下水道ではドイツ軍との戦いではなく
劣悪な環境との戦いになった気がする.
難点は暗い所での識別が難しいことぐらいだ。

投稿者:Bava44投稿日:2006-08-09 01:59:11
地下水道の絶望的な状況と、それでも生きようとするレジスタンスという相反するものが、
大きな矛盾として描かれずに、個人的に何か中途半端な印象を持った。
それは恐らく、人々の生も描きたかった監督の意図に反して、あまりにも絶望的なインパクト
が大きすぎたからだと思う。
まあ、ワイダのこういう演出も好きじゃないのですが・・・

でも、彼らが徐々に追い詰められて行って、地下水道だけではなく精神的にも迷い込んでいく
のが凄かった。
投稿者:Stingr@y投稿日:2005-05-15 02:05:01
 もう何十年も前に,やはりテレビでこの作品を見て,鉄格子による断絶と絶望の表現には戦慄を覚えたものだ。当時は,映像でこのような表現ができるなどとは,あるいは,映像でこのような表現をしてよいものだとは,全く思っていなかった。改めて見て,また当時の思いを新たにする。鉄格子以前のあらゆる表現も台詞も,この鉄格子による断絶と絶望を表すためのお膳立てなのだ。

 言語での表現を求めるなら、大江健三郎の『芽むしり仔撃ち』であろうか。若かったせいか、どちらの作品の最後にも、吐き気がするほどの戦慄を味わった。

投稿者:Ikeda投稿日:2005-05-14 23:01:07
同じアンジェイ・ワイダ監督の「灰とダイヤモンド」がロシアに抑圧されたポーランドを描いているのに対して、これはドイツと対象を変えています。それだけポーランドという国が大変だった事が解ります。
前半の絶望的な戦場から中盤からの先の見えない逃避行。その中で人間の極限状態が見事に表現されています。「第三の男」でオーソン・ウエルズが逃げる下水道と違って、こちらには悪臭が立ちこめています。但し、その真っ暗闇の中での場面が続くので、話の展開は殆ど台詞にたよっていて、退屈する人もいるかも知れません。
投稿者:ジョジョ投稿日:2004-11-16 12:37:57
個人的には「灰とダイヤモンド」がしっくりこなかった分、こちらにグイグイ引き込まれました。
ラストシーンは衝撃。何というか、あの行動が全てを物語っているような。
ただ極限と絶望を臭いに感じられないというのは痛いかもしれません。「第三の男」のように美しくあるならばそれもまたよしですけど、これは決してそうではないでしょうから。

ビデオ、ないんですかねぇ。地元のレンタルビデオショップに普通においてありました。でも店員が間違って「地下水道」パッケージの中に、ベルイマンの「夏の夜は三たび微笑む」を入れていて、借りた後に中身の違いに気づきました(笑)。
翌週、「夏の夜は〜」のパッケージを調べたら、案の定「地下水道」が…
どっちも面白かったので得したといえばそうですが。
投稿者:さち投稿日:2004-09-15 07:57:24
いいねー。極限をあらわしています
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-04 16:42:57
ドイツ軍に占領されたポーランドの首都ワルシャワでは、ユダヤ人の人々はそのほとんどが強制収 容所に送られたが、残ったユダヤ人たちは地下活動などを通してポーランド国内軍と連携してドイツ軍 に抵抗した。いわゆるワルシャワ蜂起である。本作は、そのうち1944年の二度目の蜂起を舞台にし ているが、この蜂起は悲劇に終わった。ソ連軍が支援してくれると見てポーランド国内軍は自分たちだ けでワルシャワのドイツ軍を攻撃したのだが、初戦の勝利にも関わらず、ソ連軍の支援を得られないま まポーランド軍はドイツ親衛隊に追いつめられて殺害された。その後、1945年1月にソ連軍がワルシ ャワに入ったときには、都市は廃墟と化していたのである。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page192.html
投稿者:堕落者投稿日:2004-02-21 13:58:25
出口なし,所か,出口も入り口もなし,おまけに居場所もなしって感じがいいですね。(笑)どうやら戦争を媒体として内的世界に入り込んだ様だ。ネガティブな反動を超えてポーランド映画の全てを凝縮した様な作品だと思います。
投稿者:4531731投稿日:2003-07-05 16:27:54
 下水に逃げ込んだ兵士たち。だが先へ先へ進むうち、どうやら心の闇に迷い込んでしまったらしい。普段封印している領域に踏み込む人々。戻って来れない人、結構いますね。あのラスト。いろんな解釈ができる、深いですね。
 戦争映画に商品価値とか陳腐な問題意識とか求めてないとこがいいですね。泥臭い人間ドラマの小品。
投稿者:anjelica投稿日:2002-07-11 23:51:08
「灰とダイヤモンド」を見て以来、ポーランドのレジスタンス活動にとても興味を持ちました。で、「地下水道」がとても見たいのですが、ビデオは出ていないのでしょうか?TV放映、劇場公開などの情報があれば教えてください!
投稿者:yama-chan投稿日:1999-08-13 21:44:38
ドイツに侵略され、西側連合国に逃れた亡命政府は見放され、ソ連に助けたを求めた兵士は虐殺される。ポーランドの20世紀は、あまりに悲しい。その歴史を暗示するかのように地下水道を彷徨する人々...。
もし観てなかったら、とにかく観て!! 理屈はいらない。えっ、観たことあるって?
えっ、つまらなかったの。うっ、嘘だあ!! あなた人間じゃないでしょ。
印象的な映像多数。結構ヤバイ状況なのに、モノクロの映像が詩情豊かで美しい。結構、後の映画とかCFにもモチーフが使われている。やっぱスタンダードってことなんでしょう。
同監督の『灰とダイアモンド』も必見ね。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 審査員特別賞アンジェイ・ワイダ 
□ 新人賞テレサ・イジェフスカ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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