妹(1974)
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【解説】 「赤ちょうちん」に続いて藤田敏八監督、秋吉久美子主演で描く異色の青春ドラマ。ある日、兄・秋夫のもとに男と同棲していた妹・ねりがひょっこり帰ってきた。秋夫は、とりあえず家に置いておくが、翌日、ねりの同棲相手・耕三の妹・いづみが訪ねてきた。いづみは、ねりが突然家出し、時を同じく耕三まで姿を消してしまったことの理由を聞きに来たのだったが……。 【ユーザー評価】 下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。 【ソフト】
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この映画を秋吉久美子の裸目的で見ると裏切られるかもしれない。たいしたことはないです。(これがネタバレ)
でもそこは菱見百合子が充分すぎるくらいに補ってくれてます。いまさらながらだがこの人には表彰状を贈りたい。
これは、聞いておけばよかったと今でも後悔していることのひとつなのだが、この映画の下敷き、宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」ではないか。
秋吉久美子演じる妹の名前が「ねり」だったり、最後のシーンで、兄の林隆三が火山の噴火口近くで屋台をひきながら妹を探す旅を続けていたりするところなどはそれくさい。
「グスコー・・・」の兄と妹の立場をひっくり返したのではないか。そういう映画ではないかと気がついたのである。
このことに気がついたのはもう10年も前のことだ。自分が世田谷の経堂でビデオレンタル店の店長をしていたころだった。
藤田敏八さんを最後にお見かけしたのはその年の2月くらいだったか。黄色いパーカーを着た藤田監督が店の前を通り過ぎて角のタバコ屋のところで一旦立ち止まり、教会方向に歩いてゆく後姿であった。
ときどき店の前や銀行などで藤田敏八監督(ご自宅がすぐそばだった)と出会ったときなど会釈するくらいの間柄ではあったのだが。
正直な感想を述べるとすると、この映画、藤田監督の「八月の濡れた砂」や「赤ちょうちん」と較べて見るとどうしても「低く」感じてしまうのである。何かが足りない。何かがもの足りないのだ。
やはり近親相姦的な兄妹の関係がベースになっていてもそこで描かれているふたりの関係にはまったくリアリティーというものがない。
実際に姉とか妹を持っているという人ならばわかると思う。誰ひとりとしてこのふたりの関係には共感もシンパシーも感じないだろう。
ここで描かれている兄と妹の関係はただの絵空事であり、ありえないはなしなのだ。
というかこれはやはりひとつの「童話」なのではないか。というか「童話」にしなければ収まりのつかない、やるせないような切ない「おはなし」なのではないかと。
そしてそれでいいのではないかと思う。兄はこうしていつまでも帰ってこない妹を探しつづける。
それでいいのではないだろうか。この映画は。
兄妹のいる身からみると、ありえないと思う・・
ほんのちょっとしか出なかったけど、ひし美ゆり子さんが綺麗でかわいかったです。とても印象的でした
内容的にはヤバイけど、こういう映画も悪くない。ちょっと古いけどね。
美保純の「ピンクのカーテン」と設定が何となく似ている。どちらも日活作品だし。