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痴人の愛(1934)

OF HUMAN BONDAGE

人間の絆(別題)

メディア映画
上映時間82分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1935/02/
ジャンルドラマ
痴人の愛 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 100
USED価格:¥ 3,004
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【解説】
 S・モームの長編小説『人間の絆』はこの後も二度映画にされているが、この版は原作のごく一部を映画化したもので、自堕落な女を好演した主演のデイヴィスは、映画の演技に画期的な革新をもたらした--と評価された。画家の夢を断念しロンドンの医学校に通っていたフィリップ(ハワード)は喫茶店のウェイトレス、ミルドレッドに夢中になるが、彼女は浮気者で男出入りが絶えず、他の相手と一緒になるからと、彼の求婚を退けた。が、やがて、妊娠した彼女が彼の前に再び現われる……。欲望のままに生きて惨めに、凄まじい死を迎えるミルドレッドに、その教訓的な存在意義を遥かに凌駕する実存を吹き込んだデイヴィスは、確かに見応えがある。クロムウェルの適確な演出もまた作品に貢献している。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
217 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-01-18 00:39:43
邦題が気に喰わないのだが・・・よくもこの邦題で公開しようと思ったものだ
日英の大作家に対するリスペクトはないのか

誰もなり手がいなかった史上最悪のヒロインに自ら立候補したというベティ・デイヴィス、さすがに怖い
お相手のレスリー・ハワードは真面目な医学生
男を何度も裏切り、ついに愛想を尽かされたときの女の捨て台詞が本作のハイライト
当時ここまで狂気丸出しで演じる女優はいなかっただろう

陰鬱とした画面に、劣化したフィルムも相まって何とも言えない味を出し、ラストの文学的なセリフが妙な余韻を残して終わる
名作だと思うし、だからこそ引っ掛けみたいな邦題だったのが残念
投稿者:こじか投稿日:2013-10-09 17:18:54
【ネタバレ注意】

ベティ・デイヴィスの強烈な上目遣いスチールが気になってしまい鑑賞。とてもシンプル。とてもよい。7〜8点。

投稿者:noir fleak投稿日:2013-05-07 15:12:47
再販で売っているから、原作は永遠のベストセラーだ。上下合わせて1200ページもあるが、とにかく面白い。モームは自分を「第一列の作家ではないが、第二列の先頭だ。」と卑下している。しかし稀代のストーリーテラーであることは間違いない。
この長編で一番面白いのは、やはりミルドレッドとの愛憎関係のくだりだろう。だからこの部分を映像化したのは無理からぬところだ。結局ミルドレッドと主人公の心理が、どこまで映像化されているかが本作のポイントになるが、
ベティデイビスとレスリーハワードという両名優だから、一応成功している。
しかし他の二人の女性との恋愛は殆どが省略されているし、田舎の叔父叔母夫婦との葛藤や若い頃の中年の女性との恋などが全くカットされているのが物足りない。いっそのこと3時間半くらいの大作にしてくれれば、本当の名作になっていただろう。
投稿者:gapper投稿日:2011-04-18 22:16:57
 「アンナとシャム王(1946)」、「大いなる別れ(1947)」のジョン・クロムウェル監督の文芸作品。

 この作品はサマセット・モームの小説”人間の絆(1915)”の映画化であるが、谷崎潤一郎の”痴人の愛(1924)”と設定と骨子が似ているところからこの題名がつけられたのだろう。
 生真面目な青年が、その内面とは関係なく少女を好きになり自分の思惑だけで付き合うが女の方は浮気をする自堕落な人間だった。
 いったん別れるが、金を無心しにやってくるようになり・・・というところだ。

 やはりベティ・デイヴィスが最も輝いているが、レスリー・ハワードも適役でもともとは彼の作品として作られたのだろうと思う。
 若い頃のベティ・デイヴィスを良く知らないが、とても美しく写っているスナップには驚く。
 http://www.allcinema.net/prog/image_large.php?i=37686&t=1&im=19928&nm=%25A5%25D9%25A5%25C6%25A5%25A3%25A1%25A6%25A5%25C7%25A5%25A4%25A5%25F4%25A5%25A3%25A5%25B9

 エイゼンシュテインのモンタージュの影響が残るカットもあり、年代的にってもサイレントの良いところだけを残している感じだ。
 監督の腕も良いが、それでも原作の良さを感じる作品だった。

 allcinema では、ジョン・キャラダイン(ジョン・ピーター・リッチモンド)が出ていることになっているが、どこに出ているか分からなかった。
投稿者:さち投稿日:2008-03-13 07:54:12
すばらしい
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-27 22:06:55
悪女と言えば、誰を想像するであろうか。サマセット・モームが発表した長編の自伝的小説「人間の絆」で文学史上、最低最悪のヒロインと言われたミルドレッド。映画史には、数多くの悪女が存在し、その名を歴史に残してきた。当時、前後してグロリア・スワンソンが演じた「港の女」及びジョーン・クロフォードの「雨」の“サディ・トンプソン”がある。しかし、サディ・トンプソンはあくまで妖艶であり“ヴァンプ”の域を超えない。
この映画のミルドレッドは悪辣な女であり、男の気を引き、すべては気分次第でことを運ぶ。金と色気に塗れ、男から男を渡り歩き、自由奔放。そのくせ独占欲が強く、我儘で強欲。まさに、どうしようもない女。そんな女を誰がゴールデン・エイジである30年代当時のスターシステム全盛の時代に演じたがるであろう。イメージが何より優先された時代である。
この映画をディートリヒが演じたら、かえって野暮ったくなる。タルラー・バンクヘッドであれば、大仰になる。
デイヴィスが女優として、総てを賭けた作品と言える本作で、まさに女優としての真価を発揮し、見事に開花した記念碑的作品である。そしてそれはまさに「伝説」となるのである。この映画なくしてデイヴィスは語れない。
「あんたは道化よ!」とレスリー・ハワードをヒステリックに口汚くののしるシーンなどでの盛り上がりや、壮絶さを滲ませながら、ぶれることなく見事なクイーンズ・イングリッシュで通している。彼女に振り回されるレスリー・ハワードもはまり役であるが、才能豊かな彼であるからこそ、デイヴィスを引き立てたといってもいい。フラッシュバックや幻想的なシーンを含め、クロムウェル監督の職人的な技法も巧みに活かされている。壮大な原作を手堅くまとめすぎたきらいもあるが、前述の通りデイヴィスを堪能するための映画と言っていい。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-20 20:33:08
 ベティ・デイヴィスの演技はどう考えても、『青春の抗議』よりもこの『痴人の愛』の方が優れている。彼女は私の耳には完璧に聞こえるイギリス英語を話し、全く同情に値しないキャラクターを堂々と演じている。彼女の瞳の美しさは溜息が出るほど。レスリー・ハワードもはまり役である。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-07-21 15:20:05
レスリー・ハワードが「嘆きの天使」と同じように女に振り回される男を演じて適役ですが、このような役にに挑戦したベティ・デイヴィスが、デートリッヒほどでは無いにしても好演です。
日本でもこの悪女ぶりが評判になったようですし、ベティもこの役でオスカーが欲しかったようですけれども、この年は「或る夜の出来事」に主要な賞はさらわれてしまい、正式なノミネートも受けられませんでした。ただ、その埋め合わせかも知れませんが翌年、あまり知られていない映画「青春の抗議」で女優賞を受けています。
ジョン・クロムウェルは、この映画のように人情の機微を描くのがうまい監督で、フェイド・アウトやフラッシュ・バックを、うまく使っているのは流石サイレント時代からのベテランだなと思いました。
なお、映画の内容から言って「痴人の愛」というのは、かなり合っていると思いますが、谷崎潤一郎の同名の小説があって、まぎわわしいので原題通り「人間の絆」とすべきだったと思います。
【ソフト】
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