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血と砂(1922)

BLOOD AND SAND

メディア映画
上映時間64分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1923/03/
ジャンルドラマ
シネマ語り
~ナレーションで楽しむサイレント映画~
血と砂 [DVD]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 500
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【解説】
 アルゼンチンの牧童(「黙示録の四騎士」)やアラブの王子(「熱砂の舞」)など、エキゾチックな美青年を演じ続けたヴァレンチノに、スペインの闘牛士はまさにうってつけの役。イバニェスの古色蒼然たる悲恋ロマンの中で、まさに燦然と輝く妖しい魅力をはなっている。セビリア随一と謳われた闘牛士ホアンは、マドリッドでも成功を収め、飛ぶ鳥をおとす勢い。幼なじみのカルメン(リー)とも結婚し、幸福の絶頂にあったが、有閑婦人のドニア・ソル(ナルディ)の色香に惑わされ、転落の一途をたどる……。妖婦の名をほしいままにしたナルディの凄艶さもまた語りぐさになった。彼女とヴァレンチノは、24年の「情熱の悪鬼」で再び競演している。
<allcinema>
評価
【関連作品】
黙示録の四騎士(1921)
熱砂の舞(1926)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:o.o投稿日:2018-09-25 04:23:09
主演のルドルフ・ヴァレンティノというのがとにかく女性に大人気だったのだそうで、その葬儀には 10 万人近いファンが集まり、騎馬警官隊が出動するほどだったとか。まあ悪くはないと思いますが、そこまで熱狂的になれるほどかなあ。不思議不思議。本作品が公開されてから 4 年後に 31 歳で亡くなったそうですが、熱狂的な人気を集める若き闘牛士が非業の最期を遂げるというストーリーが、まるで運命を予言しているかのようです。

アメリカ映画ですが、舞台はスペインで、憧れていた闘牛士になれた若者が、一気にカリスマ的な人気を得て大成功を収めるも、性悪女の虜となり、ついには身を亡ぼすというストーリーでした。主人公の死の後、「哲学者」 (student of humanity) が、「だが本当の獣は彼らなのだ」と闘牛場で盛り上がる観客達を指して言います。スターを生み出しては破滅させる大衆というものを批判しているようなのですが、まさにそのスターというものを大衆にご披露する映画の中でそれを言うのが皮肉というか、自己言及的というかです。

主人公ファン・ガラルドを破滅へと導く女ドナ・ソールは、良心というものをひとかけらも持たず、それでいて他者を魅了し、いいように操作することには天才的な能力を発揮するという、今の目で見ると明らかなるサイコパスです。不倫現場を押さえられたドナが、女房であるカルメンの前で、わざとハンカチを落として夫に拾わせ、両者に屈辱を与えるのを楽しむというシーンには凄みがありました。なお、そのドナ・ソールを演じるニタ・ナルディという女優は、当時「バンプ女優」 (vamp actress = 男を誘惑して破滅させる女を演じる女優) として有名だったんだそうです。

1922 年の映画です。1920 年代と言えば、アメリカでは「ジャズ エイジ」などとも呼ばれたバブル時代。大衆的な娯楽が花開き、享楽的な雰囲気に満ちていた時代だと言われています。そんな世相に対する批判も込められているのかなと、ふと思った次第です。
投稿者:gapper投稿日:2010-10-02 22:35:11
 ルドルフ・ヴァレンチノの代表作の一つ。

 ルドルフ・ヴァレンチノが、抜きん出た美男子というのが未だに理解できない。
 「バレンチノ(1977)」からするとスキャンダルを含む私生活が大きく影響したのではないかと思う。
 ジゴロをしていたことからも噂や話題に事欠かなかっただろうし、人気の絶頂期に死んだのも大きく影響しただろう。
 当時のことだから事実よりも大きく書かれた新聞記事などの影響も少なくなかったはずだ。
 実質以上の人気があったとしても不思議はない。

 作品の感想としては、ヴァンプのニタ・ナルディに尽きる。
 「狂へる悪魔(1920)」でもその妖艶さは、サイレント期の代表だろう。
 時折、幼くも見えるその表情は、なんともいえない。

【題名の考察】
 ”血へ砂”でもなく”血の砂”でもない”血と砂”と言う題名は良く分からない。
 ラストからきているように思うが、それなら”砂に血”とした方が良い感じだ。
 単なるゴロからきているのかもしれないが、血と砂を対等にしていることに意味があるのだろうか。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-11-22 12:37:50
フレッド・ニブロという人はサイレント時代の大監督で随分多くの作品が輸入されていたので、戦前の映画ファンは良く知っていたと思いますが、我々はそれほど見る機会がありません。その中で、これはヴァレンティノの全盛期の映画なので見られるのが、ありがたいです。ニブロの演出が特に優れているとも思いませんが、そつなく全体を進行させるあたりは、やはりベテランです。
それにバレンティノの映画を見てきた中で、この作品で、あれだけ人気があった理由が解ったような気がしました。イタリア人だから当然とはいえますが、スペインの闘牛士を演じていると、かれ特有のエキゾティズムが良く現れています。ストーリーや演出は月並みですが、彼の憂いを含んだ瞳は特に女性を惹きつけるものだろうと思います。
ニタ・ナルディもそのバレンチノをたぶらかす女を演じて好演ですが、バレンティノとは「情熱の悪鬼」(A Sainted Devil)以外に「コブラ」と「The Hooded Falcon 」でも共演しています。
このセルバンテスの原作は読んでいませんが、かなりメリメの「カルメン」を意識した内容だと思います。闘牛を題材にしているのは勿論ですが、あまり本筋と関係ない盗賊が現れたりするのがそれです。さらにヴァレンティノがマネージャーにするのがドン・ホセ(フレッド・ベッカー)で、ヴァレンティノに最後まで付き添う妻がカルメン(ライラ・リー)という役名なのが面白いです。
リメイクの作品でもそうですが、この映画でも闘牛そのものをかなり批判しているのは多少意外でした。ドン・ホセリト(チャールス・ベウヒアー)という学者が「残酷な所行の上に築かれた幸せと繁栄は長くは続かない」と書いたり、最後の{哀れな闘牛士、そして哀れな獣、しかし本当の獣はあの何百という人々だ」という言葉は強烈です。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-21 20:01:21
終わってしまった映画。幸せな結婚生活を送っている男が、妖艶な悪女にたぶらかされるというよくあるストーリー。ヴァレンティノは確かに美しいが、眉毛がくっつきそうになっているのが気になったし、モミアゲは気に入らなかった。彼をたぶらかすニタ・ナルディ演じるドニアは、彼が死にかけているという報告を聞いても表情ひとつ変えず冷然としている。ナルディは『十誡』でも冷酷な悪女を演じていたし、こういうキャラが得意な女優だったらしい。
【ソフト】
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