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不毛地帯(1976)

メディア映画
上映時間181分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1976/08/14
ジャンルドラマ/サスペンス
不毛地帯[東宝DVD名作セレクション]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 1,945
USED価格:¥ 1,500
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【解説】
 二次防の主力戦闘機選定をめぐり暗躍する商社とそれらと癒着する政財界の暗部を描いた山崎豊子の同名小説を映画化した社会派ドラマ。近畿商事は、総予算一兆円を越すとも言われる二次防主力戦闘機選定をめぐって、他商社との血みどろの攻防を繰り広げていた。やがて、その攻防は当然のように政界への“実弾”攻撃合戦へと発展していく……。目的のためには手段を選ばない商社、同じく私利私欲に走る政治家たちの姿をダイナミックに描く。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
325 8.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2017-01-09 00:07:36
【ネタバレ注意】

暴力装置としての壱岐正(仲代達矢)と、反戦平和思想を植え付けられた壱岐直子(秋吉久美子)。この父娘の立ち位置が印象的。山崎豊子らしく端々で反戦反自衛隊史観が顔を覗かせるものの、これは時代性(1970年代)もあるため仕方ないのだろう。戦争に負けたショック、もう戦争は懲り懲りという世論が支配的だったのだから。精緻な時代考証を踏まえたこれだけのスケールの経済小説を書ける作家、現代にはそうそう居ないはず。キャストの豪華さは論を俟たず。昔の役者はみんな滑舌がいいなあ。現代の役者にもここは見習ってもらいたい。

投稿者:bond投稿日:2016-05-05 23:59:42
汚職だらけの政治と商社。長すぎる。敗戦で辛酸を舐めた元軍人の苦悩。
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-06-16 13:37:51
【ネタバレ注意】

山崎豊子の原作がまだ連載中に映画化されたということもあって、少々食い足りない気がしないでもないが、山本薩夫監督らしい社会派エンターテインメント作品に仕上がっている。
とはいえ、前年の1975年公開『金環蝕』には及ばない印象。
近畿商事の壹岐正が、伊藤忠商事の瀬島龍三に触発されて作られた人物であることはよく知られているが(まったく本人と重なるというわけではない)、仲代達矢演じる壹岐は陰険でちっとも共感できない。
警視庁の取調べでシラを切り通す壹岐は、結局商社の戦いを楽しんでいるように見える。大義名分がそこには感じられない。
そんな軍隊上がりの参謀を、冷ややかに描いたのが本作、という気がしたが、山本薩夫は主人公をどう見ていたのだろうか。

投稿者:Stingr@y投稿日:2014-01-23 01:34:51
公開時、山城防衛庁長官役の内田朝雄が登場した場面で、大人たちが大笑いし、私もつられて笑ったことを思い出す。子どもの私は、こんなに真面目な映画で笑っていいとは、それまで思いもよらなかったのだ。もちろん(と言っても若い人は知らないだろうが)、内田の風体が“ロッキード事件”で国会に証人喚問され、テレビの生中継で「記憶にございません」を連発していた「小佐野賢治」にあまりにも似ていたからだ。言っておくが、風体が似ているだけでモデルではない。

本作の冒頭には「特定のモデルはありません」とクレジットされているが、公開当時の大人たちは十分に理解している。総理大臣役の高杉哲平のメークは、歯といい、口下のほくろといい、どう見ても「岸信介」であり、「南平台の総理私邸」のナレーションがとどめである。大蔵大臣役の神田隆のメークは「佐藤栄作」に限りなく近い。久米明は髪を白髪にすれば、丸眼鏡と相まって「藤山愛一郎」の姿である。要するに、岸内閣の疑惑問題だ。

本作に登場する“ロッキードF-104”は“第1次防衛力整備計画(1次防)”に基づく“第1次FX”であり、昭和34年(1959年)に決定された。1次防は、昭和33年度(1958年度)から昭和35年度(1960年度)までの3年間を対象にしている。ここの解説もそうであるが、本作に関する多くの解説では“2次防”としているが、“2次防”は、昭和37年度(1962年度)から昭和41年度(1966年度)までの5年間を対象にしている。

よく引き合いに出される、“ダグラス・グラマン事件”は、“第2次FX”選定過程で起きた事件である。“第2次FX”は“4次防”で決定されるはずであった。“4次防”は、昭和47年度(1972年度)から昭和51年度(1976年度)までの5年間を対象にている。ところが、諸事情により時期が繰り上げられ、“3次防”期間内である昭和43年(1968年)にマクダネルダグラスF-4Eに決定された。“3次防”は、昭和42年度(1967年)から昭和46年度(1971年)までの5年間を対象にしている。

本作は“第1次FX問題”を取り上げている、というのが私見である。以下、Wikipediaの“第1次FX問題”を引用(文章の流れは一部変更)する。

『岸信介にはこれまでも、航空機疑惑関与(第1次FX問題)が指摘されていた。1957年、国防会議決定の第1次防衛力整備計画に基づく、旧式化した自衛隊の主力戦闘機ノースアメリカンF-86Fにかわる超音速戦闘機300機の機種選定について、当初、防衛庁は次期戦闘機をロッキードF-104に内定していたのが、岸内閣成立後の1958年4月、日本政府はグラマンF11Fを採用決定した。この見返りとして、岸に対して、グラマン社が納入1機に対し1000万円、最大30億円のマージンを支払われたとされる疑惑である(資金は、その後の総選挙費用と総裁選対策費として支払われたのではないかと言われる)。しかし、実際に1962年から後継主力戦闘機として配備されたのは、一旦覆ったはずのF-104Jである。』

私は、山崎豊子の作品を愛する。そして、これから先、このような骨太の作品は現れないであろうことを憂える。映画界は、ちゃらちゃらした“イマドキ”の作品を、使い捨てのように作り出すだけだろう。権力の顔色をうかがい、権威に迎合して息を繋いできた映画界の当然の帰結である。また、山崎豊子が愛した出版界が、時代の潮流により、活字からマンガヘ軸足を変えた当然の帰結でもある。今や、“マンガしか読めない人のための映画”しか、作る価値はないのだ。
投稿者:scissors投稿日:2011-04-07 19:24:41
当時としてはこの描き方でよかったのかもしれないが、今これを見て納得できる人はそう多くないだろう。
投稿者:いまそのとき投稿日:2010-08-29 15:07:57
これだけの俳優たちが揃うとそれだけでも見ごたえあります。「華麗なる一族」もそうでしたけどね。骨太の脚本は同じく山田信夫。気になる点も多々ありますがやっぱり一気に見せてしまう構成力はすごいです。善人ばかりじゃない欲得人間群像は面白いです。日本には偉大な役者が多かったなぁ・・・と実感しております。神山繁、山形勲、日下武史、永井智雄、そして今回も小沢栄太郎。
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 23:53:12
仲代達矢
投稿者:蒼い影投稿日:2007-07-29 11:54:59
 凄い迫力の社会派ドラマです。原作も素晴らしいですが、映画としても完成度の高い作品だと思います。

 何度見たでしょう・・・ 何度見ても、見ごたえあります。個人的には、田宮次郎さんのファンですが、山形勲さんの貫禄ある演技が光ります。田宮さんの「白い巨塔」も劇場版、TV版も大好きな作品です。この「不毛地帯」も、TV版がありましたが、DVD化されていないのでしょうか? 近畿商事が油田事業にも進出したりする所は、劇画「サラリーマン金太郎」などにも見られます。

 TV版では、壱岐の娘とライバル鮫島の息子が結婚する・・・ という展開でした。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2007-02-22 13:50:38
74年版華麗なる一族が見つからなかったので試しに借りたら当たりが出たという感じ。前半は淡々と話が進むだけで眠くなるのですが我慢してみてください、後半がらりと変わり俄然面白くなります。始まる前の「特定のモデルはいっさい…」からして笑わせるのですが山崎豊子ファンを納得させる出来だと思います。小沢栄太郎の演技が秀逸です。あの丹波哲郎が可愛く見える程です。登場人物でなくとも「このやろーっ」と胸ぐらつかみたくなります。解説欄の血みどろとか実弾という表現が誤解を招くと思いますが、仁義なき戦いのようなヤクザ映画ではありませんので念のため。昔だから出来たキャスティング。華麗なる一族や白い巨塔はつくれてもこの不毛地帯はもう二度とつくれないでしょう。余談ですが料亭のシーンで今では貴重な太鼓持ちのお座敷芸が見れます。古典芸能に興味のある方は要チェックです。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 助演男優賞大滝秀治 「あにいもうと」に対しても
【ソフト】
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