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チャップリンの殺人狂時代(1947)

MONSIEUR VERDOUX

メディア映画
上映時間124分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA=松竹洋画部)
初公開年月1952/09/02
リバイバル→東和-74.11
ジャンルコメディ
笑わせて笑わせて ゾッとさせる! 絶妙のギャグで現代を えぐる生涯の最高作!(リバイバル時)
チャップリン Blu-ray BOX
参考価格:¥ 37,800
価格:¥ 27,839
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【解説】
 35年間まじめな銀行員だったアンリ・ヴェルドゥは不況のあおりで失業、足の悪い妻と幼い息子を抱えて新しい職を捜さなければならなかった。一方ヴェール家では、3ヵ月程前にヴァーネイなる男と結婚したまま消息を絶ったテルマの身を案じて警察に届けていた。奇妙な事に彼女はパリの銀行から預金を全額おろしていた。すでにフランス各地で婦人の失踪事件が12件も発生している事実を重視した警察は、誘拐殺人事件とみて捜査を開始するが……。チャップリンが第二次大戦後の1947年に発表した、現代版“青ひげ”一代記。6人もの妻を殺したというフランスの伝説的人物よろしく、虫も殺さぬやさしい紳士が実は希代の背徳漢で、金持ちの未亡人と結婚しては殺害して遺産をせしめてゆく--。オーソン・ウェルズの原案をチャップリンがシナリオに構成、2年を費やして完成させた。人間に対するシニカルな考察を持って、笑いと紙一重の恐怖を描いた、天才映画作家チャップリンの傑作。ラストシーン、逮捕された主人公ヴェルドゥが“一つの殺人は悪漢を生み、100万の殺人は英雄を生む”というセリフは、戦争という大量殺人行為に対する痛烈な警句であり、観る者の胸を締めつける名セリフである。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
749 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2013-12-07 18:22:43
この作品を見ていたとき、何回わらったろうか。
一度も笑っていないような気がします。
1人の殺人は犯罪者を大量殺人は英雄を生むという意味の
言葉は名言として一人歩きしていますが、
第2次世界大戦が終わった直後、アメリカは
戦勝ムードいっぱいだったと思われ、
それに冷や水をかぶせるような内容です。
投稿者:グレコ投稿日:2013-05-11 17:34:38
共感は出来ませんが、ラストは清々しささえある。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-03-14 11:50:56
チャップリンのしたり顔がこれほどに生かされた作品は他にないのではないか。冒頭、そのしたり顔のヴァルド−氏の南仏の別荘の庭の焼却炉からモクモクと昇る黒煙がゾッとさせる。しかしブラックなのはそこまでで、それ以降はヴァルド−氏の“冷酷な世間には冷酷で応戦さ”と自らうそぶく生真面目なしかし結果的にはほとんど滑稽な「闘い」の様相が描かれる。女を殺して得た金を数えるヴァルド−氏のいかにもプロフェッショナルな手つき、その手つきで彼は実直に犯罪を遂行してきたのだが、刑務所から出てきたばかりの女浮浪者を安楽死薬の実験に使おうとして失敗してから、ボタンが掛け違って犯行の目論見は次々に失敗を重ねてしまう。“私って運が強いのよ”と豪語するマ−サ・レイ演ずる大声で馬鹿笑いする女とのやりとりが実に可笑しい。終幕近く、破産し妻子を失ったヴァルド−氏と、見違えるような衣装に身を包んだかつての女浮浪者(マリリン・ナッシュ?)との再会してのやり取りが、この映画の白眉か?
“前は皮肉っぽかったのに”“闘いが終わったのさ”“誰にも闘いが…”“私のは終わった”“命は理屈を超えてるわ、運命を生き通さなきゃ”“運命か…”“では、また…”“どうなさるの?”“運命を生きに”
かつてヴァルド−氏の“冷酷に応戦さ”との皮肉に“違うわ、小さな親切は世界を美しく変えるわ”と応じた、妻以外に唯一心を開いた彼女の言葉に促されるようにして、ヴァルド−氏は運命を生きるために世間の裁きを受けようと決意する。神への信仰に頼ろうしないヴァルド−氏の潔さはほとんどアナ−キ−な危うさを感じさせて、キリスト教という偽善を告発する。上映中止になるはずである。これは、原案をチャップリン氏に提供したオ−ソン・ウエルズ氏との協働によるチャップリン渾身の一作である。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:gapper投稿日:2010-06-24 21:22:50
 スラップスティックのコメディから完全に脱却した転換の作品。

 独房での言葉の「一人を殺せば悪党で100万人殺せば英雄だ」が有名で、ここから殺人鬼の話であるとの勘違いが生まれたようだが、この映画は大量破壊兵器の製造を批判した映画と見るのが正しい。
 このことは、主人公が殺人のことをビジネスであると独房で語っていること、そして法廷でも大量破壊兵器による殺人に言及していて、自分のしたことはこれと同じであると語っていることで確認できる。
 殺人を戦争での英雄に例えているのではなく、戦争での殺人や殺人兵器を作ることを連続殺人に置き換えその残忍性を説明している。
投稿者:noir fleak投稿日:2010-06-12 17:53:54
この映画を見て、なぜマーサレイが大コメディアンと言われているかがよくわかった。ボートでの釣りのシーンなど完全にチャプリンをくっている!
あの有名な笑い声がいい。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 12:38:17
オーソン・ウェルズ
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-03-07 15:42:38
厭世観に満ちた異色作。戦争で勝てば殺人鬼とは呼ばれないというメッセージは時代を超えた普遍性。そして有事の際は愛国心が博愛精神を覆い尽くす。
投稿者:篭瀬山投稿日:2007-03-06 23:40:49
ギャグはビシバシ決まるし、サスペンスがある。ところどころ旧型のチャップリン式コメディも見受けられるが、むしろ愛嬌として使うところが巧い。初めてチャップリンがトーキーという技法を自家薬籠中の物とした、と言えるのではないか。裁判以降が最も話題に上るが、全体からみればあっさり描かれており、ほとんど物語の余韻として流れていく。私の肉体は裁きえても、精神までは裁きえない。フランスの死刑廃止は1981年だから直接因果関係があったとは言えないが、人が人を殺めることの愚かしさをこの作品が訴えたのだとすれば、影響を与えたとは言えるか。8
投稿者:ONE投稿日:2006-12-17 11:18:01
最後までピカレスクコメディに徹するべきだった。『独裁者』同様、ラストのイデオロギー剥き出しが鼻に付く。『ニューヨークの王様』の方が、最後までコメディとして成立していると思う(スベっているかどうかは別として)。
投稿者:PECO投稿日:2006-06-07 22:22:28
この時代のチャップリンはあまり好きではないです。最後のセリフは有名かもしれないけど・・・。笑いと切なさが私の中のチャップリンです。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-02-27 14:39:17
チャップリンの後期の作品の中で、この映画はあまり好きではありません。全体を通しての進行に一貫性がないからです。前半は単に女たらしの所行が続き少々ダレ気味ですし、中盤、毒薬が出てきたり、ボートや結婚式のシーンは笑わせますが、最後が急に尤もらしくなるのがチグハグです。
「一人殺すのが犯罪で、大勢殺せばそうでは無いのか」という言葉には真理が含まれていると思いますが、だから人を殺しても良いという事にはならないし、それを主張するなら、そのように話を進めるべきだと思います。最後になるまでは、全然そのような雰囲気はなく、面白半分に殺人を犯しているとしか思えず、この言葉が単なる思いつきの言い訳にしか聞こえないのが残念です。後にイギリスで作った「ニューヨークの王様」ほど思い切った表現が出来なかったのは解りますが、それにしてもという気がします。
投稿者:マサト投稿日:2003-12-04 11:37:02
アメリカの戦争に対する批判を描いた作品で、チャップリンの演技も良かったと思う。100万人殺せば英雄・・ 名セリフだね。
社会風刺の作品の秀作!
投稿者:こさむ投稿日:2002-10-16 11:30:58
チャップリンの放つ渾身のメッセージに心動かさずにはいられない。
色々と考えさせられる作品、ではある。

しかし、笑えないチャップリンを観るのはやはり辛い。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2001-10-14 11:59:42
「一人殺せば悪党で、100万人殺せば英雄です」この言葉、やはり書いておかなければならないでしょうか.
ビジネスとして何人か殺した自分が許されないならば、ビジネスとして100万人殺す大量殺人兵器を開発することも、許されない.

この映画の撮られた2年前には、広島、長崎に原子爆弾が投下され、広島では一瞬にしておおよそ10万人が、その年の終わりまでに14万人が亡くなりました.(http://www.csi.ad.jp/ABOMB/index-j.html参照)

なぜ100万人なのか.原子爆弾でおおよそ10万人の人間が一度に死んだ.その原子爆弾を含め、兵器の開発がどんどんエスカレートして行こうとしている.今度戦争が起これば、おそらく一度に100万人殺す兵器が使われるであろう、だから100万人と言ったのではないか.原爆の開発、製造を批判していると思える.

下を書いてから、もう一度観てみたのだけど.だけど、映画として良い映画かどうか、私は?.
自分がこの映画から学ぶものがあるかどうか、無い.
今、現実に、アメリカがアフガニスタンで戦争を行っているが、この映画によって、その行為を批判することが出来るかどうか、出来ない.
言葉を並べるだけで良いなら、いくらでも言うことが出来ます.けれども、言葉ではない、描いて観せるからこそ映画の価値があるはず.つまり、描かれた事柄で映画を語る、映画で映画を語ろうとするとき、下に書いた以上には語ることが出来ないと思える.(米ソの冷戦、時代的背景を考慮すべきとは思うけれど、言葉で言っているだけで、描かれているとは言い難い.当時のアメリカの国民に向けた映画というなら、これでいいのかもしれないけれど)
ということで、この映画お勧めしません.観て考えて、この映画、私は評価を下げました.
投稿者:ルミちゃん投稿日:2001-09-30 15:31:13
殺人、この映画では、一つには、無差別に騙した女から金を巻き上げる手段、今一つは、武器を製造して戦争で無差別に人を殺すこと、そして、この二つの共通点として、どちらもビジネスである、と描きました.

愛、この映画ではどの様に描かれたでしょう.単純、明瞭、強いものが弱いものを守ること、として描かれています.

いかにも死体を焼いているのであろう、もくもく黒煙を上る焼却炉は殺人というビジネス、足元の毛虫を踏みつぶさないように拾い上げるのは、愛.これだけのシーンが映画全体を物語っていると言えます.

足の悪い妻と幼い子供の家族、家族を養うために、この男は、ビジネスとして殺人を繰り返しました.

薬の実験のために町で拾った女.話を聞けば、戦争で負傷した夫を養うために、借りたタイプライターを質に入れて捕まった.自分と同じ、強いものが弱いものを守る、愛があったので、この男は薬の実験をやめた、殺すのをやめたのですね.

不況の風が吹きまくり、破産し、守るべき妻も子も亡くしてしまった男.他方、武器製造にかかわる会社の社長の愛人となって、幸せを掴んだかに見える女.
力になりたいと渡された女の名刺を破り捨てて、もう一度レストランに戻って行く男、自首する場面が、一番重要なことを語っているのでは.

男から女への言葉で、この映画をまとめてみよう.
私は、足の悪い妻と幼い子供の家族を養うためには、女を騙して金を巻き上げるビジネスもやむを得ないものとして、殺人を繰り返してきた.あなたも、戦争で負傷した夫を養うために、借りたタイプライターを売り払っても、許されることであった.この点で、あなたも私も、同じであると思ってきたのだが.
けれども、私は、今のあなたに再び出会って、自分の間違いに気づいたと言える.今のあなたは、武器を売った利益、すなわち、戦争で人を殺すことによって得た利益によって、幸せな生活を得ているのだ.あなたにとって、戦争で負傷した夫を守ることが愛であった.けれども、戦争で人を負傷させることによって得た利益で掴んだ幸せは、愛ではなく、はっきり悪と言わなければならない.この点では、私も同じであった.人を殺すことによって得た利益によって、家族に幸せを与えてきたのだから.

この男、女と再会することによって、自分の間違いに気が付いた.だから自首しました.そして、もう一つ言えることは、強いものが弱いものを守ることが愛ならば、戦争とは強いものが弱いものを殺すことなのです.
投稿者:サドヤマオサム投稿日:2000-10-23 04:57:37
コの映画からチャップリンは変わり始めたと思うのですが。原作にオーソンウェールズの名前が見えるのが驚きです。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 脚本賞チャールズ・チャップリン 
■ 外国作品賞 
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