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チャップリンの独裁者(1940)

THE GREAT DICTATOR

メディア映画
上映時間126分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1960/10/22
リバイバル→東和-73.10
ジャンルコメディ/ドラマ
映倫G
爆笑も最高!感動も最高! 世界映画史上、永遠に輝く チャップリン最大の傑作!(リバイバル時)
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【解説】
 チャップリンという人は、大げさに言えば、この作品を撮るために生まれてきたのではないかと思うほどだ。深く鋭い時代への洞察を笑いに昇華させ、なおかつ、有名な演説の場面での直截な訴えを恐れない、人間性の讃歌。そして、彼はこの映画において初めて喋ることで、例の放浪紳士チャーリーと訣別を図ったのである。映画で何事かを“語る”ということはそれだけの自覚を伴うと、この天才は知っていた。驚くべき真摯さ。ファシズムの恐怖は、彼のそのキャラクターにそれまでのような“無言”のまま状況を切り抜けていく狡猾さを捨てさせ、彼自身の容貌を露にさせたのだ。18年の第一次大戦末期、トメニア(ドイツ)のユダヤ人一兵卒チャーリーは飛行機事故で記憶を失い入院する。ここまでの痛快なドタバタの中に戦争諷刺を盛り込むタッチは、チャップリン映画に親しんだ方なら想像がつくと思う。さて、それから数年後のトメニアは独裁者アデノイド・ヒンケルの天下で、ユダヤ人掃討の真っ最中。そんな時、退院したチャーリーは生まれ育ったユダヤ人街で元の床屋の職に戻る。親衛隊の傍若無人ぶり、特にそれが恋人ハンナ(ゴダート)に及ぶに至り、彼は勇猛果敢かつ抱腹絶倒のレジスタンスを開始。それがどういうわけかヒンケル総統の替え玉を演じさせられることになる展開の妙、素晴らしいギャグの数々はとてもここには書ききれない。ただ目をみはるのは、かの風船状の地球儀と戯れる場面の前に見られるような狂人ヒンケルを“神”としようとする勢力の存在の示唆だ。独裁者の孤独をも憐れみをもって表現する、作者が得た神の視点といったものを感じさせる。傑作という言葉では当然その意義を言い尽くせない神話的作品だ。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aライムライト (1952)
[002]Aモダン・タイムス (1936)
[003]AゴッドファーザーPART II (1974)
[004]Aアパートの鍵貸します (1960)
[005]Aアマデウス (1984)
[006]Aローマの休日 (1953)
[007]Aスティング (1973)
[008]Aニューヨーク・ニューヨーク (1977)
[009]Aベルリン・天使の詩 (1987)
[010]Aニュー・シネマ・パラダイス (1989)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
25210 8.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2017-12-12 04:51:51
チャップリンの最後の傑作。
投稿者:イエガー投稿日:2017-05-16 02:46:31
単なる喜劇役者がここまで行き着いたんだと思うと凄いよね。モダンタイムスから殺人狂時代までのチャップリンはまさに常軌を逸してるね。製作年度を考えるとこれが一番凄いね。映画史より世界史に残るよね。今日、文芸座で観たけど、現実の事実を知ってしまってから観ると、素直に笑えない映画だね、重い。
投稿者:sachi823投稿日:2014-08-02 22:43:49
やはり映画史にのこる傑作でありましょう。
ユダヤ人迫害史としても興味深いのですが、
チャップリン独特の悲惨な状況を喜劇に
つくりあげるという才能の凄さを感じます。
個々のギャグも面白く日本のコメディアンが
よく真似をしていましたね。
さて最期の演説ですが、この部分については
評価が分かれるところだと思います。
チャップリンが額に汗しながら必死の訴えをする場面は
役柄を離れて真にチャップリン自身の魂の叫びであり、
こんなに長く正面を見据えての訴えは
映画の中でもあまり例がないと思いますが、
この作品で一番記憶に残るのはこの場面です。
それから他人からの受け売りなのですが、
劇中、何の必要もないのに「今何時?」と
時間を聞く場面が2度出てきます。
それが社会が急激に変化していく中での
時代に対する問いかけを意味しているとのことで、
独裁者を描きながら1つの時代をも投影させる
スケールの大きさには感心します。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-11-10 19:43:11
近頃の日本の高校生たちには日本とアメリカが先の大戦で戦ったことは、歴史上の事実として認識されてはいないと聞く。一方、アメリカの大学生には現在のイスラエルの建国が、ヒットラ−のユダヤ人に対する暴虐を止め得なかった欧米諸国の罪障感からの、大戦後に無理やりにパレスチナ地区に押し込んだものであるということを知らぬ者が多いと聞く。こうした若い連中にとってこの映画は如何なる意味を持つだろうか?チャップリンの誠実なヒュ−マニズムを否定するものではないが、いささかこの映画が古びてしまっているように、今この2012年の時点では思ってしまう。同じ年代の製作でありながら今なお古びない「深夜の告白」や「コンドル」という作品の凄さを思う。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:ビリジョ投稿日:2012-01-23 16:39:08
【ネタバレ注意】

 なにせ凄いのが、制作年が1940年である。ドイツがベルギーやオランダを侵略していた頃だ。これは、戦後、ナチスの所業が明らかになってから作られた映画ではないのだ、まさにそれが進行しているときに作られたのである。

 ヒトラーと聞けば、思い出すのはこの映画だ。映画という枠組みにとどまらない、人類の遺産と言っても過言ではない映画だ。

 久々にスクリーンで見たが、やはり素晴らしい。笑いと悲しみと、そして怒りを一挙に詰め込んで、これだけ成功した映画を他に知らない。

 ラストは泣いてしまうのだが、なぜ泣いてしまうのだろう。チャプリンが実直過ぎるからか、正攻法過ぎるからか、スクリーンの外に飛び出して訴えている感じからか。コケる危険を顧みず、なんという勇気ある演出か。

 ハンナの最後のセリフ「Listen」は、字幕ではかつては「聞きなさい」だったと思うのだが、今回は「聞いてるわ」だった。どっちが正しいのかな。個人的には「聞きなさい」が好き。受身的に聞こえる声を聞くのではなく、積極的能動的に「聞け」、という意味だと思ったから。

投稿者:陸将投稿日:2011-10-12 21:53:39
【ネタバレ注意】

本作でチャップリンは、ユダヤ人の床屋と独裁者ヒンケルの2役を演じている。
それはラストの演説場面に繋げるための仕掛けである。

ただ、この設定が政治的なメッセージを伝えるためだけに利用されたようにしか見えない。
支配する側と支配される側の取り違えの妙が、もっと笑いに繋げられるように思えるだけに残念だ。

本作は良くも悪くもラストのチャップリンの主張ありきの映画である。
当時あのような主張を映画内で直接描くことの勇気、そしてチャップリンが喋るという意義を考えると、本作の偉大さは計り知れない。

だが、それと同時にラストの演説に拍子抜けしてしまったことも確かである。
映画冒頭からコミカルで情けないキャラクターであった床屋が、いきなりマイクの前に立たされ、群集に向かって真面目な政治的メッセージを熱弁する。
演説内容どうこう以前に、そこへ至る過程の間に、彼の知的な一面を示すべきだったように思う。

また、スピーチの間はチャップリンの姿がほぼワンカットで捉えられる。
長回しを用いることで演説の力強さが直に伝わってくる一方、カメラで映し出されない外部は一切無視されている。
ヒンケルと正反対の演説を幹部が黙って聞いているわけがない。
幹部に演説を阻止させられそうになりながら、それでもマイクにすがりついてメッセージを伝えようとする方が、違和感なく胸に響くような気がする。

投稿者:Kircheis投稿日:2010-07-23 07:57:35
【ネタバレ注意】

ヒトラーの横暴がまさに全盛の時代にこんな映画を作るなんて、やっぱチャップリンは天才。

笑えるシーンも満載だが、最後の演説は第二次大戦真っ最中で語られた言葉だと思うとさすがにぐっとくる。

投稿者:gapper投稿日:2010-06-24 21:20:00
 大砲の弾が常に向かってくるシーンや飛行機での逆さシーンなど日本のコメディ界に大きく影響を与えていることが良くわかる作品。

 モダンタイムスで”いいかげん語”が受けたせいか、今度は長々とした演説シーンで使われているがちょっと長すぎた感がある。

 最後の演説が有名だが、現在内容を考えると疑問の部分か幾つかある。
 「世界には全人類を養う富がある」だが食料だけでも完全に均等に割り振り、日本人の平均に届くかで今後人口が増えれば足りなくなるのは明らか。
 「人生は自由で楽しいはず」は、義務もあり責任もあるのであり事故や病気などを考えれば必ずしもではない。
 「貧欲が人類を毒す」正しい反面、裕福が人を傲慢にすることを考えるとどうだろう。
 「機械は貧富を作り」も貧富を作るのは機械でなく、社会のシステムである筈。
 「愛を知らぬものだけが憎む合う」も正しい反面、逆に愛ゆえに憎むと言う考えもあり”戦争の原因は愛国心だ”という考えもある。
 時代の流れは残酷で厳しくもあり、チャップリンを持ってしてもこういった変化は避けられないのだろう。
 ドタ靴に山高帽最後の作品。
投稿者:こじか投稿日:2010-04-04 22:30:46
中盤の迫害演説からグッと面白くなったが…。
時代背景や映画史を考えた上で、チャップリンの偉業・功績は
別格と認識しているものの、どうもノレない部分が多々。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 12:39:12
ポーレット・ゴダード
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-06-08 12:24:04
泣けるっちゃー泣けるかもだが、映画内に解説を付けてもね…なのだが、演説という行為そのものがパロディでもあり、それは名演技なので(しかもヒンケルじゃない)評価が高いのも頷けるところ。

いきなりの戦争ムービー。爆撃される塹壕〜って中で大砲やら爆弾やらをネタにギャグをやります。
逆さまな戦闘機〜普通死ぬだろ?病院から帰った勇気ある床屋(砲撃手?)の町ではユダヤ人迫害が…
モダンタイムスのシャープでクールなお姉ぇちゃんがここでも粋で強気、けど何処となく可憐な恋人役を熱演〜異常な状況下のラブストーリーって側面も持ち合わせてます。

勿論、ケーキのコインやら(「命を捨てる人間」を選ぶ「くじ引きギャグ」)ブラームスのハンガリー舞曲第5番のツァルダッシュにあわせてヒゲを剃る(これもある意味命がけかも?)とか…床屋のギャグも楽しいのだが、ヒンケルの狂気やら壊れた人間性やら孤独やら負けん気(劣等感?)などを表現するギャグも中々です。

知性故か主張の如きものを映画にしても笑いを取るコントは忘れないインテリ・コメディアンの、戦争(政治?)パロディ。まさに天才。星四つ、反対する理由なし。
投稿者:buddha投稿日:2007-07-17 02:42:01
この映画の凄いところは、第2次大戦勃発から間もなくして製作に入り、その半年後にナチス・ドイツがフランスを陥落した時に完成したものであり、死の収容所ができる1年前だったということ。そして、この作品は喜劇ではなく、チャップリンの主張であるということだと思います。その為に最後の場面を変更してまで、演説シーンを入れたのですから。当時の独裁者を皮肉るだけでも色んな所から圧力が掛かるのに。当時の観客達は、どんな気持ちで観たのでしょうか。
投稿者:篭瀬山投稿日:2007-03-06 23:30:09
20年ぶりに見て笑えなくなっていたのは、口述とタイプの不自然なギャップのシーン、赤絨毯を敷くためにホームを右往左往するシーン、ヒンケルとナポロニが床屋式の椅子の高さを競うシーン、など。相変わらず可笑しかったのは、ハナモゲラ・ドイツ語の演説シーン。風船の地球儀と戯れるシーンは、幻想的で、かつ不気味でもあり、あらためて映画史に残る名場面と感動した。だがこの作品の素晴らしさは、やはり映画の外側にあるのではないか。すなわち、「独裁者」の危険性をいちはやく嗅ぎ当て、自由と民主主義の敵と警鐘を発した、その感性と勇気に。歴史に刻まれるかもしれない映画なんて、ちょっとないよね、ほかに。7
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-08-17 13:19:21
ラストの演説シーンが全てをぶち壊した。そこまでは良かったのに、あれは逆プロパガンダだろう。
投稿者:さち投稿日:2005-12-06 03:52:25
すばらしい
投稿者:Ikeda投稿日:2005-03-01 10:59:18
ヒットラーをもじったヒンケルを茶化した喜劇で、イタリアのムッソリーニとおぼしきナポロニまで出てくるのが面白いです。ナポロニにはジャック・オーキーが演じていますが、流石に彼が出てくるとチャップリンも気合いが入った掛け合いになります。チャップリンの作品には、必ずと言っていいくらい食べるシーンが出てきますが、この映画でも銀貨を入れたケーキのシーンが面白いです。
この当時、チャップリンの奥さんだったポーレット・ゴダードが共演していて、なかなか好演だと思いますが、この後1〜2年で離婚してしまいました。
この映画は反ナチという意味で評価が高く、それは当然ですが、この頃アメリカはドイツと敵対していましたから、むしろ国策映画と言えます。一方、日本はドイツ、イタリアと三国同盟を結んでいましたから、この映画を見ると複雑な心境になります。日本で戦後15年も経ってこの映画が公開されたのも、その事に関係あると思います。
投稿者:沢村駿投稿日:2004-12-08 04:02:34
上の評価にあるとおり、20世紀が生んだ神話的作品。
それ以外の何物でもない。

「この作品を見よ。」

それだけである。
投稿者:六反橋で待っていて投稿日:2004-08-16 03:46:36
髭剃りのクリームをうっかりハンナの顔に塗って、思わず二人で顔を見合わせて、笑うシーンは微笑ましかった。
投稿者:pom投稿日:2004-01-08 03:22:40
まさにその時代にこの映画を作ったのは本当に凄い。これほど明確な目的をもった映画もないんじゃないかなあ。ヒトラーにものすごい皮肉を浴びせてるけど、それを笑いにしてしまうところがいい。現在彼の惨酷さをそのまま描写する映画が多い中、その時代に作られたこの映画だけがヒトラーを笑いの種にしてる。独裁者という言葉に有頂天になっておもちゃの地球で踊るシーン、すっかりその気になってんのにいきなり破裂して我にかえり、八つ当たりするあのシーンは見てて笑えるけどいろんなことを伝えている。最後の演説は意外な展開だったけど、あの時彼はその時の世界に向かって訴えてたんだなと思うと彼の強さに改めて驚く。まばたきもせずに、散髪屋という役をほとんど無視して生身の自分で演説していた。あんな状況にあっても人間をあくまで肯定しているところが泣けた。
投稿者:こさむ投稿日:2002-10-16 11:03:40
まだ学生の頃初めて観た時は、あの最後の演説に鳥肌が立つほど感動し、
ただもう涙、涙。
けれど最近になって改めて観てみると、いささか理想的過ぎるように思え、
いわゆる「空想的平和主義者」の弁のようにも聞こえました。
あの頃は今よりずっと純粋だったのか、ただ青かったのか。
成長したのか汚れたのか。う〜ん。
ただ時代的背景を考慮すると、ああいった考え方も必要だったのでしょうね。
むろん今でも名作と思う気持ちに変わりはありません。
投稿者:チャップリプリン投稿日:2002-08-24 10:03:16
今まで見た映画の中で、一番最高。ラストの「世紀の6分間」の演説は、ぜひ暗記するぐらい何度も聞いてほしい。
投稿者:クリロ投稿日:2002-08-13 09:31:17
ファシズムや人種差別に対する怒りが強く表現されているにもかかわらず、最高級の喜劇映画に仕上がっているのが、チャップリンの凄さだ。時代を超えた傑作。

最後の演説シーンは、チャップリンの思想がそのまま表現されているようで、演技ではないと感じた。

一番笑ったのは、チャップリン演じるヒンケルの演説で、ヒトラーの特徴をものすごく良く掴んでいて、初めて観たときは腹が痛くなるほど笑ってしまった。
投稿者:黒美君彦投稿日:2002-05-03 01:00:13
歴史を経験しないものが同時代性を無視して評論するのはたやすい。しかしこの作品はやはり、1940年に制作されたことの意味を考えざるを得ない。
ヒトラーを徹底的に戯画化し、パロディ化するのは、アイディアとしてはさほど新鮮味がないかも知れない。
しかしながら、ここで忘れてならないのは、一方でチャップリンの視線が、盲目的に服従する国民までも鋭く討っている点だ。独裁者は、弾圧と恐怖を武器にしながらも、消極的であろうと国民の支持がなくては存在し得ない。時代と社会が独裁者を生む、という冷厳たる事実を示しているのがこの作品だ。
独裁者の孤独をも射程に入れて、尚かつ人間の尊厳を深く問うこの作品は、喜劇の形をとっているが、そこには歴史的普遍性が内在していることを再認識しなくてはならないと思う。
投稿者:パタママ投稿日:2002-01-18 12:39:10
フワフワと見始めて「あぁ、チャップリンだな」ていう感じでいたが、ラストの演説はやはり吃驚した。
あのラスト、画面一杯のチャップリンと演説のみ。出だしは低く弱く、だんだんドイツ語風にヒートアップし、最後はまるでヒットラーの如く爆発し逆手に取ったかのように内容は正反対。絶望的な状況下での怒りとそれでも尚求める祈りにも似た希望、揺るぎない人間性への信頼・・・言葉の力の持つ偉大さとこの演説が出来るチャップリンに改めて感服しました。
映画の命は映像だと、言葉による説明に頼ると半減してしまう、それは別物だと、ずっとそう思ってました。しかしこういう方法もあるのだ。勿論チャップリンは承知でしょう。
それともう一つ、あんな時代真っ只中でパロディやれる人は凄いです。尊敬します。
投稿者:本門寺四十郎投稿日:2001-04-26 21:31:03
独裁者の気まぐれに翻弄されるユダヤ人の哀れさが凄い。独裁者がユダヤ人から金を毟り取るために、迫害を緩めた途端に希望をもつ彼らの愚かさは、後の運命を知っているだけに涙を誘う。見ていてこんなに胸が痛んだ映画はなかった。それだけに笑いを誘うべきギャグの部分も、胸が締め付けられて笑いきれなかったし、むしろナチズムに対して怒りを感じてしまった。まんまとチャップリンの思う壺にはまったわけだ。

なお、後にムッソリーニのドキュメントを見て、ムッソリーニのドイツ訪問がそのままパロディ化されていたのを知って驚いた。チャップリンのヒトラーの真似も見事だが、ムッソリーニの物まねもすこぶる見事だと、後知恵ながら知った次第だ。
投稿者:F澤投稿日:2000-06-11 02:31:59
相変わらずのチャップリンのおどけた演技は最高!
でも深い作品ですね。
ラストの演説は、自分の中で賛否両論です。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞チャールズ・チャップリン 
 □ 助演男優賞ジャック・オーキー 
 □ 脚本賞チャールズ・チャップリン 
 □ 作曲賞メレディス・ウィルソン 
■ 男優賞チャールズ・チャップリン 
■ 新規登録作品 
【レンタル】
 【DVD】独裁者レンタル有り
 【VIDEO】チャップリンの独裁者レンタル有り
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