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天平の甍(1980)

メディア映画
上映時間152分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1980/01/26
ジャンル歴史劇/ドラマ

【解説】
 井上靖の同名歴史小説を依田義賢が脚色、熊井啓が監督し映画化。中国で本格的なロケを行ったり、実物大の遣唐使船を復元したりと、スケールの大きな歴史大作。
 天平五年、若き四人の僧を乗せた遣唐使船が出航した。普照、栄叡、玄朗、戒融は唐の高僧を日本へ呼び寄せ仏教を広めるため、唐を訪れたのだ。一行は洛陽に入り様々な人物と出会うが、日本に来てくれる僧には会えなかった。十年後、彼らはようやく鑒真和上と出会う。和上は日本人僧の熱意に打たれ渡日を表明するが、日本人僧の帰国も中国人僧の訪日も認められなかった。戒融は悟りを得るため一人旅立ち、栄叡は逮捕され、自信をなくした玄朗も去ってしまう。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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216 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2011-02-02 01:13:07
【ネタバレ注意】

<あらすじ>天平五年(733年)春、若い日本人僧、普照(中村嘉葎雄)、栄叡(大門正明)、玄朗(浜田光夫)、戒融(草野大悟)の四人が第九次遣唐使船に乗って出航した。普照は美しい恋人、平郡郎女(藤真利子)と別れて唐に向かった。四人は受戒師として唐の高僧の来日を請う目的を持っていた。唐・洛陽には挫折した留学僧景雲(常田富士男)や写経に生涯を捧げた業行(井川比佐志)がいた。十年目、一行は鑑真和上(田村高廣)と出会った。和上は渡日を決意した。しかし、皇帝の赦しなく日本に渡ることは許されず、苦難の道が待っていた…。

30年ぶりに再会した作品。
戦後初の大規模な中国ロケという超大作(当時としては)であるが、物語は若き留学僧たちの青春群像といった様相。全体的に作りが平坦で、必ずしも面白いというものではないが、CGがなかった時代、遣唐使船を実物大で復元するなど意欲的な作品だといえる。
栄叡(大門正明)が死ぬシーンは、ずっとロングショットで、広大な大地と人間の対比が劇的な効果を生んでいる。
幾度となく渡日に挑んでは失敗し、目の光を失った鑑真和上。留学してから二十年の歳月を経て、日本に帰還した留学僧たち…。
写経を続けてきた業行が、嵐のなか投げ捨てられた経典とともに海に身を投げるシーンも印象的だ。いったい何のために人は生きるのか。海の中をゆらめく経典に、武満徹の精神性豊かな音楽が流れる不条理感。

仏教の教えに通じるシーンが少ないのが何とも物足りないが、鑑真和上を演じた田村高廣は見事な存在感を見せている。また主人公の普照役を務めた中村嘉葎雄も活き活きとした留学僧を好演している。
とはいえ、盛り上がりに欠けるのがやや残念な作品ではある。

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