allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

泥の河(1981)

メディア映画
上映時間105分
製作国日本
初公開年月1981/01/30
ジャンルドラマ
映倫G
小栗康平監督作品集 DVD-BOX
参考価格:¥ 20,304
価格:¥ 44,730
USED価格:¥ 8,180
amazon.co.jpへ

【解説】
 第13回太宰治賞受賞の宮本輝の同名小説を、これが監督デビューとなる小栗康平が映画化。河口の食堂に住む少年と対岸に繋がれた船で売春を営む母を持つ姉弟との出会いと別れを軸に、社会の底辺で生きる人々の姿をきめ細やかに描いた人間ドラマ。日本が高度成長期を迎えようとしていた昭和31年。大阪・安治川の河口で食堂を営む板倉晋平の息子・信雄は、ある日、対岸に繋がれているみすぼらしい船に住む姉弟と知り合う。その船には夜近づいちゃいけないと父からは言われていた……。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A父、帰る (2003)
[002]Aモーターサイクル・ダイアリーズ (2003)
[003]A硫黄島からの手紙 (2006)
[004]Aネバーランド (2004)
[005]Aボルベール <帰郷> (2006)
[006]Aおかあさん (1952)
[007]A太陽 (2005)
[008]Aイージー・ライダー (1969)
[009]Aそれでもボクはやってない (2007)
[010]Aゆれる (2006)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
27219 8.11
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2015-01-19 19:44:59
同時代をやはり川のある街で生きたワタクシは川面をゆくダルマ船を知っている。そのダルマ船には川の民のような人々が暮らしていて、陸に暮らす我々とはほとんど没交渉であった。船で暮らす喜一と姉の銀子が信雄と知り合うのはいわばタブ−破りで、いつか彼らの友情が破局を迎えることは分かりきったことなのだが、多分法外の地である河辺で食堂を営む田村高廣と藤田弓子の夫婦の性根の据わった眼差しに見守られて、信雄と喜一と銀子の束の間の交情が奇跡的に成立する。食堂で信雄の母の心尽しのご馳走を前にして下を向く喜一のうなじをワタクシは涙なしに見ることが出来なかった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2013-08-31 08:39:21
モノクロの撮影が非常に透明感があり美しいです。
感心したのは、時代や人間がしっかり描かれていることで、
記憶の彼方にあるような時代の雰囲気や日本の風景が
見事に再現されています。
また、俳優達の名演が作品を豊かなものにしています。
原作も優れていますが、映画化された本作品も、
既に伝説の作品となったような気品を感じ、
長らく見た人の記憶にのこり、
語り継がれていくような名作です。
1度しか見ていませんが、単体でのDVD発売を
希望します。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2012-04-30 16:22:32
監督デビュー作とは思えない達成度を示す、1980年代日本映画の代表的ドラマ。
本作は独立プロの制作で公開も当初は自主配給だったらしいが、そうとなればかなりの低予算ということになる。ところが、これが実に昭和30年代初頭の雰囲気を映像で表現させることに成功している。
それは、まず川べりを挟んだ安食堂と艀という舞台設定の妙が大きく寄与しているわけだが、日活ロマンポルノで腕を鳴らした安藤庄平のモノクロ撮影や元・大映のベテラン内藤の美術の功績も見逃せない。宮本の原作を丁寧にシナリオ化した「金八先生」で有名な重森も素晴らしいし、もちろん小栗監督の成瀬巳喜男ばりに風格のある演出もいい。
ただ多少、戦争を強調しすぎたキライがあることも事実である。あとは、カニの‘処刑‘は動物保護の観点からいって問題なきにしもあらずか。
演技陣。田村と藤田の夫婦コンビは満点級の相性の良さで文句なし!3人の子役の自然体の演技は、監督の指導による所も大きいのだろうが上手いね。脇を固める芦屋と加賀も好演だ。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-09-19 00:54:51
昭和31年夏。廓舟と刺青男。加賀まりこ。スカになって死んでまう。田村高廣。舞鶴の男を略奪婚。藤田弓子。中古トラックを手に入れた途端の轢死。芦屋雁之助。泥が2m。お化け鯉と泡。少年たちの出会いと別れをモノクロで懐かしく切なく描く。ただ残念なこと。何故かこの作品。何度見てもこの信雄少年に感情移入できないのだ。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-07-15 14:02:00
終盤近くで主役の少年が見てしまう友達のお母さんの姿と、無言で去って行く主役をやはり無言の涙で見つめる友達。その後に何も告げずに去って行く船を何処までも追いかける主役の子。このラストが、未だに本作を名作たらしめてる要因だというのは解った。
投稿者:Bava44投稿日:2006-06-24 21:23:59
音楽の唐突な使い方や、カニを焼くシーンを(映画的に)強引に感じたことを除けば秀作だと思う。

子供の視点で描かれていることも全く嫌味なく、素直に見ることが出来る。
また少年の両親も、嘘くさい松竹的な庶民ではなく、時には過ちを犯しているように見えるところに
好感が持てる。

殿山泰司(笑える)が出演していることで気付いたが『裸の島』に似たリアリズムがあったように思う。
(ちなみに本作は、モスクワ映画祭銀賞)
投稿者:シネマA投稿日:2006-05-31 10:21:18
 今月亡くなった名優、田村高廣(1928〜2006)の追悼番組としてTV放映。久しぶりに観た。日本映画史上に輝く珠玉の名作のひとつ。現在でもまったく色褪せていない。

 1981年の劇場公開時、すでに古典的なモノクローム映画としての風格をたたえていたのを記憶している。新人監督のデビュー作とはとても信じられなかった。
 題材と手法に目新しさはなにもない。が、みずみずしい輝きにただ目を瞠るほかなかった。脚本・撮影・演技と、三拍子そろって間然するところがない。奇蹟のようだ。
 あざとい感じの一歩手前で踏みとどまっている。絶妙な匙加減。
 洋画邦画を区別せず、旧作をしっかり咀嚼してきた映画監督だな、と感じた。なにより、映画への愛が溢れている。それがよかった。

 小栗康平は寡作で良心的な映画監督。作品はどれも力作といってよい。しかし、『泥の河』がいまでも最高傑作だとおもう。私のような一介の娯楽映画ファンに対しても充分に開かれた作品だからだ。思わせぶりで観念的な芸術映画はどうも困る。

 ところで田村三兄弟でいちばんオヤジさんの阪妻に風貌が似てたのは、やっぱ、高廣ではないかしら。本物の役者でした。合掌。
投稿者:FFF投稿日:2006-05-29 22:35:05
優れた技術と演出に基づいた映画本来のパワーに満ちたこの作品がバブル経済の最中に製作された事は単なる偶然ではないのだろう。自分でも驚く程泣いてしまった。
投稿者:銀河の帝王投稿日:2006-05-24 20:39:10
20歳くらいの時に見てからもう3度ほど観ています。本当に良い映画です。日本にもこんな映画があったんだと誇れる映画だと思います。この『泥の河』は俳優マルセ太郎さんが舞台で独りシネマのような芝居としてもやっていました。邦画のお勧めといえばこの映画を私は挙げることでしょう。まだ見ていない方があれば是非お勧めいたします。 http://4travel.jp/traveler/garaxy-emperor/
投稿者:野島回投稿日:2005-06-25 12:55:11
とてもいい作品。一番印象に残ったのが「もはや戦後ではない」という新聞の文字を父親が見つめるシーン。よく戦後史なんかで1956年「もはや戦後ではない」が経済白書に載って、戦後復興が終わり、行動経済成長へというような単純な言い方がなされ、そのように教えられてもいるが、物事は教科書にあるようには単純ではない。新書にしろ、専門書にしろ、本を読んだだけではなかなか感じることの出来ないものを、この映画は与えてくれる。声高に反権力、反戦争みたいに叫ぶようなものではない分、余計に好感がもてる。

最近、「戦後」だけではなく、歴史をあまりにも単純化し過ぎていると感じる(それは学者の書くものにもそう感じる)。そんな僕には、この作品はとてもよかった。
投稿者:ロジャー&ミー投稿日:2005-03-06 16:14:22
Muddy River
投稿者:さち投稿日:2004-09-15 08:05:16
恐るべき名作である。この作品はもっと知ってもらいたい
投稿者:ASH投稿日:2002-07-03 20:32:24
【ネタバレ注意】

 安藤庄平によるモノクロ撮影が抜群に効果的な、80年代の日本映画を代表する秀作がコレだッ!! 昭和30年代初頭の雰囲気が見事に再現されていて、作品の質に貢献している。もう、これだけで感涙もんなんよ。

 主演の少年2人の演技は素晴らしく、脇を固めるベテラン勢も上手い。加えて小栗康平監督の緻密な演出も俳優陣の良さを引き出すことに成功している。フト思い返してみると、80年代前半の邦画は優れたもんが多いね。コレとか「ワイゼン」とか「遠雷」とかさぁ。

 1981年度の日アカ作品賞は「駅」だけど、作品的にはこちらの方が完成度は上だよね。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 
■ 監督賞小栗康平 
 ■ 撮影賞安藤庄平 
■ 作品賞 
 ■ スタッフ賞安藤庄平 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】DVD-BOX 小栗康平監督作品集2005/06/29\18,800amazon.co.jpへ
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION