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アルファヴィル(1965)

ALPHAVILLE
ALPHAVILLE, UNE ETRANGE AVENTURE DE LEMMY CAUTION

アルファビル(94年リバイバル時)

メディア映画
上映時間100分
製作国フランス/イタリア
公開情報劇場公開(ATG)
初公開年月1970/05/30
リバイバル→ウィズダム-94.8
ジャンルSF
アルファヴィル [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,007
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【解説】
 製作当時から20年の後、1984年。活劇シリーズ物のヒーロー左利きの探偵レミー・コーション(コンスタンティーヌ)は星雲都市アルファヴィルに潜入する。と言っても、全ては地球上の事物を使ってハードボイルド映画風に語られ、これは一つの知的なパロディなのだと察知させる。ただ、住民のすべてが記号化され、個人の自由が剥奪されている所にSF的恐怖が生じる。レミーはブラウン教授を救い、行方不明のアンリを探す任務にある。教授はこの町を司るコンピューター、アルファ60の開発者。その娘ナターシャ(カリーナ)とレミーは親密になるが、彼女は他の住民と同じく愛を感じない。そうした人間的感情を削除されているのだ。レミーも逮捕されるが、教授を殺しアルファ60を破壊、ナターシャを連れ地球へと脱出する。冷ややかな表情が印象的なカリーナ。最後、“愛”を口にすることで微かな微笑みを浮かべるのだった。教授を、かつて亡命科学者役が専売特許だったタミロフが演じるのもアメリカ映画への一つのオマージュで、コンスタンティーヌのレミーは後に同じくゴダールの「新ドイツ零年」によって苦渋に満ちた甦りを果たす。
<allcinema>
評価
【関連作品】
新ドイツ零年(1991)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1398 7.54
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【ユーザーコメント】
投稿者:Ikeda投稿日:2010-12-15 12:50:18
銀河系の衛星にあるアルファ市にアメリカの秘密調査員レミー(エディ・コンスタンティーヌ)が乗り込むという話ですから、当然SF映画という事になりますが、どのようにしてここに到着したのかは解りませんし、都市も地球上の都市と変わらないので、あまりSFの感じはしません。ただ、ここが教授フォン・ブラウン=ノスフェラトゥ(ハワード・ヴェルノン)によって、人間が束縛されている所が、この映画のポイントです。
レミーは彼を救うのが目的ですが、教授の娘ナターシャ(アンナ・カリーナ)が協力し、先に送られていたアンリ(エイキム・タミロフ)に会ったりして話が進行しますが、少なくともサスペンス的な面白さはありません。
節々にアインシュタインの式 E=mc2 のネオンが出てくるのを見ても当時のフランス映画らしく原子力に対する恐怖が現れていて、ナチによる虐殺行為を思い出すような部分もあります。それは良いとしてもゴダールの自己満足的と思われるナレーションが多く、それを本気で解釈しようとすると疲れる作品でした。
投稿者:gapper投稿日:2010-08-30 22:18:09
 ゴダールの異色、パロディ。

 ’40年代や’50年代(もしくはもっと古い)のハードボイルドやSFのパロディと思われる。
 ゴダール嫌いのものでも楽しめるが長続きはしなかった。

 のっけから下着姿のサービスショットありでよいのだが、ハードボイルドにしてはまったりとした進行。
 美術面はなかなか良いと思うが、部屋いっぱいのコンピューターが今では個人が使うパソコン以下の性能と言うのは当時想像もしえない事実だ。

 結局は、最初だけ見かけだけと言うことで終わってしまった。

【合わせて見たい映画】
「メイド・イン・USA(1967)」 こちらは、女(アンナ・カリーナ)が主人公。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 00:37:07
アンナ・カリーナ
投稿者:4531731投稿日:2008-11-01 13:27:13
認識能力の高い主人公が、欺瞞で成立している国家を訪れる。彼にとって
アルファヴィルの散策は、異世界の冒険と同じなのだ。大いなる隔たり。
「自由な人間はスパイにならない」、キリスト教は謀略に長けた組織だが、支配者層の長年の
懸念だった奴隷の反逆を人類史上、最初に廃止することに成功した人々だ。
彼らはまず、奴隷を奴隷と呼ぶのをやめたのだ。そして、奴隷と呼ぶ代わりに
奴隷たちを「キリストの兵士」「神のしもべ」と呼んだ…

「探し物かね?」「聖書は必需品なんです」「信者かね?」「当然ですわ」、
自覚のない奴隷は反逆しないのだ。キリスト教徒は自覚のない奴隷である。
民主主義思想はキリスト教を下敷きにしているが、民主主義国家の国民もみな
自覚のない奴隷だ。主人公はその国のひとつフラ… アルファヴィルを訪れた。
ラストは、人間観察の鬼ジャン=リュック・ゴダールの希望的観測で締めくくられる。
反文明、反権力、反キリスト教という反逆の古典である。
投稿者:クリモフ投稿日:2008-09-09 19:18:54
金をかけなくても、CGや大掛かりなセットに頼らなくてもアイディア次第でSFをとれるんですね。さすが。テーマは管理社会に対する警鐘というありきたりなものですが。描き方が秀逸なんで緊張感を保ったまま観れます。夜のパリを近未来にみせるなんてねぇ、やはりゴダールらしく哲学的な問答は面白い。
ラストはなんか甘くて展開も読めてしまったんだけど、こういうのは好きです。ひょっとしてゴダールの本質が最もわかりやすく出ているのは、この作品じゃないかな?まぁ彼の映画全部観たわけじゃないけど、、
投稿者:時空争奪投稿日:2008-08-12 22:25:27
ゴダールの力量を感じ得る。
設定がそうなんだから誰が何と言おうとここは未来都市アルファヴィル
なんだよという開き直り(笑
いや、これこそが映画の作り手だと思いますよ。
アンナ・カリーナもいいけどコンスタンティーヌが文句なしに良い。
オムニバスの「新世界」とか、もっとSFっぽいのを撮って欲しかった。
後期ゴダールは全てSFだという指摘は無しで。
投稿者:buenos aires affair投稿日:2006-08-04 10:08:30
自分だったら何にしよう・・。「SF」とカテゴライズされる作品では文句なしに一番好きです。やはり大事なのはイマジネーションなのですね、偉大なる泣き虫様。セットを使わず、当時のパリを設定とプロットのみで「未来都市アルファヴィル」にしてしまうなんて。今も昔もゴダールが撮るモノクロのパリの夜景は美しいですね。

ゴダール流チャンドラー。ゴダールの嗜好であるハードボイルド、探偵、スパイものへの憧れが蔓延している。バーバリー(と思う)のトレンチコート、銃身の短いピストル、薄汚れたホテルなどなど、画面隅々まで「それらしさ」が溢れている。

映画全体を通して、普遍的なメッセージが「とてもわかりやすく」表現されているので「ゴダールってちょっと・・」みたいな方には良いかもしれません。

「ファム・ファタール」を演じるアンナ・カリーナの撮り方にはただならぬ執念を感じる。

あとa-60の描写が巧い。傲慢なるキューブリックが「2001年〜」でこれをパクってるのは明らか。

ラストの振動をゴダールを神と崇めるカラックスが引用した・・というのは深読みしすぎでしょうか・・。



投稿者:さち投稿日:2005-12-06 04:49:05
よかった
投稿者:yuiko投稿日:2005-02-22 11:37:40
結局、「勝手にしやがれ」では「張り合いのない女」だったのが、「アルファビル」では「張り合いのある女」になった、と言っちゃうと単純過ぎ? でも、コメントの馬鹿さ加減なんて気にしなくて良いのだ。で、ハードボイルドな男次第で女は変わるってこと?
投稿者:引き金さん投稿日:2004-02-13 01:01:24
ゴダールを筆頭に、アンドレ・バザン、ハスミンに代表される“フランス系”批評家魂が炸裂する文章は凡人には手も足もでません。それにも関わらず「映画狂人」シリーズを次から次へと読み漁ってしまうのは、大それた文学的ナルシシズムか?それとも蓮実的評論の核心を射抜くコンダクトか?どちらかと言えば、前者に近い。知っているとも知らないともおぼつかない語彙の羅列で、意図を掴めたと意識したところでまたすぐ手放してしまう神秘的な構成はまるでゴダールの映画を観ているよう。どこをどのように感じ取ればよいのか。それはこちらから模索することなくそれ自体が語りかける。いつの間にか対峙しているのは自分自身であり、作品の理解は人間としての成長に他ならない、いわゆる現代的映画としてのイメージよりも文学的思考が欧風な映画の「在り方」なんだろう。実際、アメリカのセシル・A・デミルもグリフィスも娯楽映画と呼ばれる以外に名前を知らないしね。この『アルファヴィル』はゴダールの映画のなかでもアメリカ式娯楽作に最も近いスタンスを取っていると思う。スリリングなミステリーとディテクティブ・ストーリー、それに「愛」の重要性を如何にも米的なタッチで描写している。単にそれは時間の不可逆性や捏造された記憶のためにSFという流れを付加したことによる副産物なのかもしれないけどね。そんなわけで僕はゴダール映画の入り口として、『勝手にしやがれ』よりも『気狂いピエロ』よりも『アルファヴィル』を薦める。“入り口”だの“薦める”だのなんて言葉でゴダール映画を語るとご本人に「下品だ」とかなんとか批判喰らいそうだけど、映画の探訪者として言いたいことは好き勝手言わせてもらいます。それでも製作者の意図は汲み取るように努力したい。だから、完璧な理解を追求する勢いで何度も見直そう。そのうち掴めるものもあるし、やっぱりこの人の映画は哲学的エッセンスに満ちていて、勉強になる。そういう考え方もあるのかぐらいのインスピレーションを得るだけでも見る価値というものは当然あります。あと誤解されないように言っておくけど、僕はアメリカ映画を批判しているわけではないので。
投稿者:パリデレモン投稿日:2003-07-18 09:11:59
冷たい近未来を仮定してつくられた映画。愛の言葉を知る前に感じる事が大切と教えてくれた複雑なハッピーエンド。個人的に大好きです。
投稿者:N゜1投稿日:2001-05-15 03:59:03
これは、逆回しで観ることを意図して作られたフィルムだよ

みんないい人なのに、なぜ互いに敵対しなければならないのか?

ふざけているのように見えることが、実は本質に迫っていたりしてね。

安易に紋切り発言を繰り返すメカロボ(機械人間)になってしまった

全ての人に向けて・・・
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-27 23:54:17
 アキム・タミロフがとても印象的な役柄でワンシーン登場する。そして
ホテルのボーイ役でジャン・ピエール・レオーが出てくる。
 プールでの処刑とシンクロナイズドスイミングが面白いね。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 金熊賞ジャン=リュック・ゴダール 
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