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台風クラブ(1985)

メディア映画
上映時間96分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝=ATG)
初公開年月1985/08/31
ジャンル青春/ドラマ/学園
台風クラブ [DVD]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 4,027
USED価格:¥ 4,980
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【クレジット】
監督:相米慎二
製作:宮坂進
企画:宮坂進
プロデューサー:山本勉
脚本:加藤裕司
撮影:伊藤昭裕
美術:池谷仙克
編集:冨田功
音楽:三枝成章
助監督:榎戸耕史
出演:三上祐一三上恭一
紅林茂清水健
松永敏行山田明
工藤夕貴高見理恵
大西結花大町美智子
会沢朋子宮田泰子
天童龍子毛利由利
渕崎ゆり子森崎みどり
寺田農英夫
佐藤允清水留造
伊達三郎用務員・岡部
小林かおり八木沢順子
石井富子八木沢勝江
三浦友和梅宮教師
尾美としのり若い男・小林
きたむらあきこ
鶴見辰吾
【解説】
 台風の接近とともに言いようのない感情の高ぶりを見せ騒乱状態に陥る中学生たちの姿を瑞々しく描き出した青春映画の傑作。監督は「セーラー服と機関銃」「ションベン・ライダー」の相米慎二。東京近郊の地方都市。私立中学校のプールに夜、5人の生徒たちが泳ぎにやってくる。彼女たちは先に来ていた男子生徒に気づき、イタズラをするが度が過ぎて溺死寸前の状態に追い込んでしまう。翌朝、ニュースでは台風の接近を告げていた。以来、生徒たちの間で徐々に何かが狂い始めていくようだった……。工藤夕貴が自分でも説明のつかない感情に揺れ動く思春期の少女を好演している。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
13115 8.85
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2014-08-26 13:32:55
この監督がどれくらい思春期の少年少女に関心があり
その感情をどのように描こうとしたのかわかりませんが、
突き放したような演出方法による描写が
独特の映画的ムードをつくっています。
少年少女の姿には誠にリアルな存在感が感じられ、
それは監督の演出以前のものでしょう。
投稿者:寺尾おさむ投稿日:2011-10-10 15:12:23
相米慎二監督が、お得意のカメラの長回し技法を芸術的レベルにまで昇華させた、日本映画の金字塔。
「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラスト・エンペラー」などのベルナルド・ベルトルッチ監督も、この映画に強い影響を受けたと語っている。

「セーラー服と機関銃」のコメントでも書いたが、相米監督は、多数のカットを後工程の編集作業で組み合わせた映像自体に物語を語らせるモンタージュ技法を排し、カメラを長時間回すことで独自の映像表現を確立した。とくにこの映画のラスト近く、暴風雨の中で全員裸になって、わらべの「もしも明日が…。」を歌いながら踊り狂ううシーンの長回しは秀逸であり、当時の若者の不安定な心理状態を端的に表しており、いつまでも映画ファンの記憶に残る名場面だ。

ただ現在の日本のプロダクションシステムによる女優さんのオファーの受け方では、こうした名場面を撮ることは不可能に近く、映像表現の幅を狭めてしまう結果を招いていることは残念でならない。この映画で体当たりの演技をしていた工藤夕貴さんは、今や大女優の仲間入りをしている。現在の若い女優さんもがんばって日本映画の金字塔となる作品に取り組んでほしいと願う。
http://osamu-terao.seesaa.net/
投稿者:クリモフ投稿日:2010-07-14 12:43:23
人生で一番アホな時期である中学生に焦点を当てているのですが、そうは見えないのが不思議な感覚。エピソード自体は思春期特有のものなんですが、とてもクールな印象を受けました。
まぁ相米監督の長回しを多用して、ゆっくり動くカメラのせいもあるんでしょうが、ノスタルジーとも青臭いとも違うような演出。台風シーズンでみな半袖なのにちっとも暑さを感じない映像も妙な味わいです。なんとなく荒涼とした感じ(ただし湿り気あり)。物語はあってないようなものなので、この雰囲気を構築した時点で映画の成功のような気もしますな。
少年少女ともしらけ気味でなにか人生を達観したようなそぶりを見せるのに、現代へと続く欝っぽさの萌芽を連想したりもしましたが、一方で突然ストレートにぶつかり合うのを見ると、まだ熱い時代だったのだなぁ、と感じます。
台風というイレギュラーが過ぎ去った後、彼らはどうなるのか、工藤夕貴のラスト近くのアキラへの台詞はベタだけど好きな結び。
後半ちょっとダレたんですが、ここのデータの96分ならベストかも。この20分の差は何?にしても、日本は湿っぽい描写が合うねぇ。
投稿者:こじか投稿日:2010-05-18 13:22:08
彼等の感情や行いを徹底して読ませない描き方。
なのに伝わってくるのはなんなのでしょう。
もっと若い頃に観ればよかったなとちと反省。
演技全般○。

最後は飛んだりして欲しくなかった。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-11-14 04:39:36
同様にシチュエーション自体は今観ても魅力的。台風の表現も上手かったが、商店街でオカリナを吹く二人組がアングラっぽくて要らなかった。予想もしなかった結末に星一つ追加。
投稿者:NYY投稿日:2008-01-31 01:03:57
【ネタバレ注意】

台風が来て、つまらない日常が、非日常になってお祭り状態になる
ってのは、よーく分かる。
世代は少し下なんですが、中学生の頃に何度か、お行儀の良くない
友人達と塀を乗り越えて夜の学校に忍び込んだことがあって、凄く
楽しかった記憶があります(台風は来てなかったけどね)。
同級生には工藤夕貴みたいな娘もいたし、大西結花みたいな娘もい
た。
突然、変なことをやりだす奴もいた。
そーゆー自分の記憶の中に残っている中学生達が上手く描けていた
し、この年頃の「訳の分からない感情」や「危うい感じ」もよく描
かれていて懐かしく感じました。
ま、個人的には今でも台風で嵐になったりすると、夜ウキウキして
眠れなくなっちゃうんだけどね。
 
「お前も15年経てば俺になるんだよ。」
「僕は絶対にあなたにはならない!」って酔った教師とのやりとり
は、大人に絶望したというよりも、大人の中に自分を見てしまって
自己嫌悪してるように見えた。
そーゆー風に自意識が肥大化して他人のやることがオカシイオカシ
イって思っちゃうところなんかも中学生らしくて、見ててほのぼの
とした気持ちになりましたよ。
 
最後の方で、「死は生きることの前提なんだー!」とか言ってテン
パっちゃうのも、とても中学生らしい思考パターンでした。
間違いではないけれど、凡庸だよね。
確かに、人間は死を自覚して初めて自分に固有の生を生きることが
できるようになるのかも知れない。
が、そんなのは当たり前のことで・・・
だからといって、ワザワザ死んでみせる必要なんか全くない訳で・・・
ここも、中学生らしい凡庸さを見事に捉えていたかな〜と肯定的に
評価しました。
勿論、そんなアホさ加減は、10代で卒業しないといけないんだけ
どね。
うーん、中学生らしいな〜。 
 
嫌いじゃないというか、むしろ好きなタイプの作品なんだけど、
何と言うか全体的に、やり過ぎてる感じもしたし、逆に何か物足り
ない感じもしました。

投稿者:パンタ投稿日:2008-01-05 08:18:24
思春期特有の感情や感覚・心情の揺れ動く様を台風というモチーフを使って表現した映画。
一つ一つはわかるのに映画全体として見れば何かが噛み合わない感じがする。
このもやもやした感覚がこの映画の狙いかも。
投稿者:fuji3776投稿日:2007-08-16 08:40:49
 台風の来る季節になった。
 荒れ狂った海や、突風の嵐が若者達を襲う。
 子供として遊びほうけた時代も過ぎ、性的にも男女が意識される年齢に入る。大人の世界も垣間見えて・・・。
 内から外から、台風に揺られながらも、旅立つ、今。
 良質。7/10点。
投稿者:さち投稿日:2006-08-31 08:16:54
面白い
投稿者:アリエアー投稿日:2004-06-20 23:19:13
ひきつけるのはやはり中学生的恋愛事情。
「おかえり、ただいま」を連呼しながら女子を執拗に追い回す男子がいたり、女同士で愛撫しあったりと、異常気象で変態気質が目を覚ます。
しかしそれも台風一過と割り切れない者が一人。
ラストはギャグ?一同唖然。
台風が過ぎ去って、皆もう普通に戻ったってのに。
投稿者:堕落者投稿日:2004-05-01 13:17:40
誰もがデカい一発を待っている,日常を現代の鬱陶しい見せ掛けだけの秩序を打ち破るべく。そんな人間の根源的な欲望と本来のあるべき姿を映し出しているのがデカい一発,少年達の思いを代弁してくれる役割を持つのが「台風」だ。
例えば特に戦後,生から死は一方的に隔離され,地下に隠蔽された。つまり生と死は同列に語られる事はなくなった。だがしかし,フロイトが死ぬ間際に気づいた様に人間には生=(性)への衝動と共に死への衝動も持っている事は思い半ばに過ぎよう。それらは本来,表意一体の筈であるから。
日本の戦後社会は人間に生への欲望は十分過ぎる程満足させたと言えるだろうが,死への欲望は偽善と欺瞞の名で全てを覆い抑圧し,全くとして満足させなかったと言える。
碩学の社会学者,小室直樹氏が言う様に子供に勉強するのは良い事だと教えるのは社会秩序を形成する一つのモラル(規範)になるが,勉強すれば良い大学に入れるとか良い会社に入れる,良い人生を送れるというのは規範ではなく,単なる損得勘定にしか過ぎない。という事で威厳のない危い損得勘定が親子関係の基本ならば,その子供が何時殺し殺されたって全然不思議じゃないだろう。というか,本来の親子関係なんて一種の殺し合いですからね,元々。
そんな現代日本を本作『台風クラブ』は妖しい閃光に満ちた視点で照射しているのだ。少年の死は三島的自決への踏襲(批評?)と解釈する事も出来るだろう。三島の問いは更に重要性を増している事を認識させられる。傑作。
投稿者:4531731投稿日:2004-04-24 00:34:33
【ネタバレ注意】

 カミングオブエイジな映画に美少女は不可欠だけど、何つっても大西ゆかが最高ですね。工藤夕貴ももちろんなんだけどやはり大西ゆかのあのシーンは印象的だし。
 何か、がんばってる役者を尻目に台風がすべて表現しちゃってますね。さも中学生たちの内側で発生したもののよう。子供の頃思い出すと、台風の日なんて祭りみたいなもんだったが、古代の祭りはすべて死がつきものだ。思春期は死を呼ぶこともある。あの山場の画は詩的。人生賛歌、および鎮魂歌も忘れない詩人の映画といえる。

投稿者:かっこう投稿日:2004-02-17 03:07:24
生徒だけがいる夜の学校、台風の接近とともに興奮していく気持ちはわからないでもないが、ここまでやるとさすがに?すぎてついていけません。
投稿者:純三投稿日:2004-02-12 21:28:09
性的羞恥、性的解放。
私が見た日本映画の中では5指に入る傑作です。若いいらだちが実に明晰に描かれています。
投稿者:ゆり子投稿日:2003-06-16 03:40:32
わけのわからない鬱憤というか鬱屈をうまく描いていると思う。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-05-25 06:07:24
 公開時大きな期待を持って見たが、期待が大き過ぎたのか、相米演出の中では失敗作だ、という印象を持っている。『雪の断章』の方がずっと豊かだと思う。巻頭の、夜のプール・サイドのシーンの疾走感が持続しなきゃダメだ。
 このようなディス・コミュニケーションを扱ったシナリオは相米には向いていないのかも知れない。台詞の中断。ダイアローグの欠如、聞き返し、聞き違い。会話のすれ違い。
 しかし、こゝでも云えることは、中学生が決して「子供」として扱われていない、ということだ。完全に一個の「人間」として描かれていた『翔んだカップル』の高校生像よりは遙かに落ちると思うが。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 大賞・都知事賞 (ヤングシネマ'85部門)
【ソフト】
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