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さくら隊散る(1988)

メディア映画
上映時間112分
製作国日本
公開情報劇場公開(独立映画センター)
初公開年月1988/04/30
ジャンルドラマ/ドキュメンタリー/戦争
新藤兼人アンソロジーIV [DVD]
USED価格:¥ 14,000
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【解説】
 昭和20年8月6日、広島で原爆のため命を落とした移動演劇隊“櫻隊”の9人の演劇人の足跡を再現ドラマとゆかりの人々の証言で描くドキュメンタリー。江津萩枝のルポルタージュを「原爆の子」「第五福竜丸」の新藤兼人監督が映画化。櫻隊の前身は昭和17年に誕生した苦楽座で、20年に櫻隊と改名し、演劇活動を続けていた。そして、8月6日、櫻隊は滞在先の広島で原爆の被害に遭遇した。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2009-03-16 00:45:54
【ネタバレ注意】

ドキュメンタリーと再現ドラマを織り交ぜた作品。原作は1980年に江津萩枝が70歳で書いた『櫻隊全滅』(未来社)。

冒頭、東京・目黒の天恩山五百羅漢寺での法要から始まる。そこには「移動演劇さくら隊原爆殉難碑」がある。この作品では滝沢修や小沢栄太郎ら、「櫻隊」と縁のあった今は亡き名優たちが思い出を語る。
櫻隊は、1942年に誕生した苦楽座が前身で、45年に櫻隊と改名して移動劇団として活動を続けていた。丸山定夫を隊長とする11人のうち9人が広島にいた。
島木つや子、羽原京子、森下彰子、小宮喜代、笠絅子が即死、丸山定夫、高山象三、園井恵子、仲みどりが脱出するが、その4人も原爆症で間もなく相次いで死亡した。東大病院で死亡した仲みどりは「原子爆弾症第1号」として認定された。

この作品はもちろん原爆による人間的悲惨を描いたものだが、同時に戦時下の劇団がどのような管理下におかれていたかを伝える貴重な証言でもある。左翼的な劇団から出発した演劇人たちが、やがて大政翼賛的な時代に巻き込まれていく時代を今は亡き宇野重吉や殿山泰司、杉村春子、小沢栄太郎、滝沢修らが肉声で語っている。
突然リポーターとして登場する原作者江津萩枝さんも、2008年3月27日、97歳で大往生を遂げられた。
若くして志半ばで亡くなった俳優たちのことを語る人はもう殆どいなくなったという事実が、何とも切ないが、だからこそこの作品の持つ重みを再確認したい。時代が移り変わることによって逆に価値が生まれるドキュメンタリー作品だと思う。

名作・稲垣浩監督の『無法松の一生』(1943年)を観る度、私は未亡人を演じた園井恵子の最期を想起しないではいられない。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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