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黒い雨(1989)

メディア映画
上映時間123分
製作国日本
公開情報劇場公開(東映)
初公開年月1989/05/13
ジャンルドラマ/戦争
黒い雨 [DVD]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,484
USED価格:¥ 1,968
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【解説】
 井伏鱒二の同名小説を「楢山節考」の今村昌平監督が映画化。原爆による“黒い雨”を浴びたたために人生を狂わされた一人の若い女性とそれを温かく見守る叔父夫婦のふれあい、そして被爆後遺症に苦しむ人々の姿を静かに淡々と描いていく。1945年8月6日、広島に原爆が投下される。その時、郊外の疎開先にいた矢須子は直後に降ってきた真っ黒な雨を浴びてしまう。5年後、叔父夫婦に引き取られた矢須子のもとへは縁談の話が持ち込まれるが、“ピカに遭った女”という噂からいつも破談になってしまう。叔父は矢須子が直接ピカに遭っていないことを証明しようと必死になるのだが……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
750 7.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:bond投稿日:2016-08-17 13:46:28
原爆による悪夢は、落とされた瞬間から死ぬまで続く。世界中に観てほしい、シビアな仕上がり。
投稿者:だ。投稿日:2015-08-08 18:31:58
ご承知の通りモノクロ作品。 北村和夫さんの最後のセリフが激しく
胸を打つ。
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-08-05 23:29:59
【ネタバレ注意】

個人的な思いからこれまで観ることを無意識に避けていた作品。
井伏鱒二の原作は、被爆体験のない作家が取材を重ねて原爆被害のみならず、その背景にある日本という共同体を見事に描いた作品。
そしてこの今村監督作品もまた、余すところなくその原作を映像化して見せている。

公開から20年以上経って観ると、原爆症の発症を恐怖する人々と、福島の原発災害とが重なって見えて仕方がなかった。
核爆弾と原発はもちろん根本的に異なる。しかし、誰にも見えず、食い止める術のない放射性物質と人類が共存できないのはわかりきったことではないか。

北村和夫、市原悦子の夫婦と、田中好子が演じる姪の三人家族。
夫婦は原爆に遭い、田中好子が演じる矢須子は直接被爆しなかったものの、黒い雨に打たれてしまった。
福山の小さな山間の集落へと帰った三人だが、広島県内といっても遠く広島を離れた田舎で、原爆は遠い出来事。矢須子は縁談を相次いで断られる…。
田舎の陋習、何の科学的根拠もない差別…やがて、原爆から5年以上経って、直接被爆していたわけではない入市被爆者たちが相次いで死んでいく。
そして、あの日黒い雨に打たれた矢須子もまた、からだの異状を覚える…。

若くして亡くなった田中好子の最期が、劇中の矢須子と重なり、痛々しいまでの熱演が、作品のテーマと共鳴していた。
井伏鱒二の原作がすぐれているのはもちろんだが、映画としてもまったく古びていない。放射能をまき散らし、何年もかけて人体を蝕む核兵器の不条理がみごとに描かれた傑作だった。

原爆は体だけではなく、その後のそれぞれの人生そのものを傷つけたのだ。

投稿者:陸将投稿日:2011-08-31 00:09:20
【ネタバレ注意】

序盤の地獄絵図のような広島市街、そして原爆の後遺症に苦しむ人々。
たった1発の原爆によって、たとえ戦争が終わったとしても、病魔との闘いは決して終わることがない。
その事実は悲惨としか言いようがない。

だが、本作の被爆者たちは自らが置かれた過酷な状況に対して、声高に悲嘆したり、国を非難することはない。
むしろ、農村で暮らす人々の牧歌的な光景は、ホームドラマの趣さえ感じてしまう。

しかし、一見平凡な日常が淡々と描かれているからこそ、そこに原爆の爪痕が現れる度に、同じ日本人としてやり切れない想いが湧き上がってくる。
“黒い雨”に当たったという事実が、周囲の人々を遠ざけ、また自身の精神と肉体を内側から蝕んでいく。

だが皮肉なことに、その惨劇を共に経験したことで、叔父夫婦と不思議な絆で結ばれたことも確かだ。
ただ、そんな原爆で結ばれた運命共同体も、原爆の後遺症によって消滅してしまう。

逃れられない死に直面し、それでもある種の覚悟と諦念を持って、その事実に立ち向かう人々。
そんな姿は、現代を生きる人間にとって決して他人事ではない。

投稿者:こじか投稿日:2010-04-24 18:32:20
小学生の頃観(せられ)た印象とガラリと違い、
いま見ると今村昌平の風刺やユーモアが随所に効いている。
キューブリック的。
投稿者:hymitecs投稿日:2008-08-24 09:49:16
高名な小説だし、タイトルからして何が起こるか容易に想像がつくので、意外性とか衝撃といったものはないものの、なかなかに見せる映画であると思う。
原爆映画とか、反戦メッセージとかいう先入観というか、テーマがはっきり重苦しいので見ていなかったが、ドラマとして結構面白かった。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2008-08-09 16:24:21
耳障りな武満のおどろおどろしいBGMはいただけないけど、淡々とした描写ながら原爆の悲惨を的確に描いていると思う。
何よりも本作の魅力は、川又によるコントラストをきつめにとったモノクロ映像にある。これが時代色を実に効果的に出しており、特に薄暗い屋内ショットで背景に明るい夏の田んぼが見えるあたり、光と影の妙味を味わえよう。
今村演出は確かに地味目に徹しているものの、時折お得意の土着的ブラックユーモアを展開させている。そして、短いながら爆発シーンもけっこう迫力があってよかった。
演技陣。田中‘スーちゃん‘はフレッシュな感じで悪くないが、やはり北村・市原・三木・小沢らベテラン勢が本作を支えている。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2008-05-21 23:23:36
【ネタバレ注意】

前半はかなり退屈。
ピカの娘なので結婚がうまくいかないというのは、原爆は肉体的な被害だけでなく差別をも生むというのを描きたかったのだろう。
しかし、このあたりは軽くしか扱われていないのでいまいちピンとこない。
そのせいもあって前半はなんの面白みもない光景が淡々と進むだけになってしまった。
原爆投下直後のフラッシュバックでなんとか持たせている感じ。

後半、徐々にピカの被害が目に見えてくるあたりからようやく面白くなる。
つい昨日まで元気だった人が急に倒れる。
このあたりはなんともいえない恐怖を感じさせてうまく出来ている。
また、髪の毛が抜けおちるシーンは演出が光っておりゾッとする。

後半は良かったものの、全体を通してみると退屈という印象。
もっと削れそうな部分はあるし、ピカによる差別はもう少しジトジト描いても良かったかもしれない。

投稿者:藤本周平。投稿日:2007-08-21 21:02:41
内容が内容なだけに雰囲気がとても嫌な感じでした。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-08-23 20:16:37
 演出の意図が分からず退屈しました。タイトル「黒い雨」も関係なく。被爆直後の広島市街を1日かけて横断するんですもん。「気もたせ」の作り方が下手だなあと思いました。

 また、彼女は昔気質ということなのか、自分からは特に何もせず、結婚を待つだけの女という感じでした。そういう存在に自分を重ね合わせることは難しいので、正直言ってあまり身に沁みませんでした。

 ついでに言うと風呂場で田中好子の胸を見せたのは(ありがとうございます。でも)余計だったと思います。4
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-10 01:12:24
白黒だとよけいに怖い気が。
投稿者:ロジャー&ミー投稿日:2005-03-06 17:34:34
Black Rain
投稿者:yanco投稿日:2003-09-22 21:18:30
今村作品としては、毒というかウラ的要素のほとんどない唯一の作品かも知れない。凡作ではないが重いテーマに対してイマムラ的強さないのが残念。長谷川和彦がエンドタイトルバックの無意味な風景を厳しく糾弾している。曰く「あのラストカットの後に画があってはいけないだろう!」。さすが。
投稿者:ASH投稿日:2002-01-18 20:19:14
この作品はモノクロで撮影されていることに意味がある。
今村監督にとって80年代の最高傑作は、80年代の一番最後の年に発表された。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドール今村昌平 
 ■ フランス映画高等技術委員会賞今村昌平 
□ 外国映画賞 監督:今村昌平(日本)
■ 作品賞 
 ■ 主演女優賞田中好子 
 ■ 助演女優賞市原悦子 
 ■ 監督賞今村昌平 
 ■ 脚本賞今村昌平 
  石堂淑朗 
 ■ 撮影賞川又昂 
■ 主演女優賞田中好子 
【ソフト】
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