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できごと(1967)

ACCIDENT

メディア映画
上映時間105分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1969/08/02
ジャンルドラマ/ロマンス
できごと [DVD]
価格:¥ 9,980
USED価格:¥ 5,665
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できごと

【解説】
 オックスフォード大学の哲学教授スティーブン(ボガード)は、オーストリアからの留学生アンナ(ササール)が、恋人がありながら、彼の同僚でテレビ評論などして名を売る教授チャーリー(ベイカー)と交際しているのを知って驚く。彼女に対し妄執を覚えたスティーブンは、恋人の事故死で沈んでいる彼女に取り入って情交を結ぶが、家族や体面が気になってそれ以上関係を発展させることもなく、彼女も冷めて母国に去って、彼はまた元の平凡な日常に戻っていく……。小心なインテリ中産階級の屈折が恋に弾けようとして萎むさまを、痛いぐらい的確に捉えた、ピンター=ロージーの辛辣な作品。清純に見えてその実、適当に遊んでいるという現代娘をササールがうまくこなして、ボガードの性格描写を助けている。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
214 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:4531731投稿日:2013-07-03 10:48:37
青年は事故で死んだわけじゃない。
ピンターもいろいろ指示を出したと思うが、ロージーは「召使」同様、見事に期待に応えている。
考えてみれば、主演ダーク・ボガート、脚本ピンター、監督ロージーという布陣は「召使」の時と同じ。

中年大学教授、美人留学生、大学生青年の3者の関係が軸に据えられている。
3者とも互いに憧れを抱いているが、同時に脅威も感じている。その描写がおもしろいし、知的。というか、映画の要。
教授は老いから青年の若さに脅威を感じ、青年は経験・知識・経済的な不足から教授に脅威を感じている。
美人女学生も「何か」に脅威を感じている。想像力豊かなピンターは美人が自分の美に脅威を感じていることを見抜く。
ピンターは、どんな人間にも弱点があるということを指摘し、自分の見たいものしか見ない、安易な夢を見る人々を批判する。
ドラマは淡々と展開するが、その静寂は「キャラ全員が自分の真意を隠している」という演出に起因する。
一方で、ピンターはこのドロドロで複雑な大人のドラマに、無邪気な少女のシークエンスを織り込み、
人間に希望を見出し、深みを与えている。
投稿者:ふーた投稿日:2012-08-10 07:36:50
【ネタバレ注意】

 かの留学生のまとう衣装に騙されまい騙されまいと思いつつも、セパレートになった緑のドレスはやはり美しいし、あの事故で信じがたいことに破れもしないで教授に陵辱されもする白いドレス、その暗闇に浮かぶ姿も魅力的でないと言ったら嘘になります。従って、彼女をめぐる男たちに同情しないでもないのですが、やはりこの空っぽな女は死んでしまえと言いたくもなる。なんとも陰惨なとつぶやいてしまうこの映画を危うい均衡で成り立たせてしまう「異化装置としての衣装」(蓮實)が際立つ作品のひとつかもしれません。

投稿者:noir fleak投稿日:2012-02-07 14:46:30
やはり変わったなーと思わせる映画だ。オックスフォード大学教授二人が同じ女子学生に性愛するなどという映画は一昔前なら保守大国イギリスでは絶対作られなかっただろう。まあ、ロージーはアメリカ人だから、そんな英国的伝統などは関係ないと思ったのか。しかしその女子学生がオーストリア人となっているのはやはり英国世論への気兼ねかもしれない。
オックスフォードではボートによる川遊びが有名なことがこの映画を見てわかった。(Dセイヤーズの名作推理小説「学祭寮の夜」に出ていた。)
しかし、冒頭と結末が同じような場面だ。つまり車の爆走音が聞こえ、その後で大きな衝突の音。最後のこれはどういう意味かよく分からない。(冒頭の繰り返しではない。新しいAccident のようだ。)
投稿者:あふるー投稿日:2011-09-17 16:24:07
敢えて状況を説明する会話や映像を省く事でシーンに緊張感が高まり、余計にストーリーに引っ張り込まれる映画です。例えば、夜遅く帰宅して同僚のチャーリーが何故か自分の家にいるシーンでは、狼狽した主人公のスティーブンと一緒にその「どうなってるの?」という感覚を共用出来ます。そして、自然に進められて行く会話で徐々にその状況や登場人物同士の関係が分かって行き、主人公と供に状況を把握して行く、そういった演出がなされています。

オーバーな表現をする俳優が少ない所為か、登場人物の心理的な状態を表す情景描写が程よくバランスを取ってストーリーを補っていて、映画全体を理解するのを助けています。深くは語られていない関係性、例えばチャーリーとその妻の状態は、レインコートを着て庭の水やりをしているのに、ずぶ濡れになっている彼女の様子から、その普通でない心理状況を伺わせています。

俳優達の会話や演技力だけに頼らない、映画自体の構成やロージー監督の表現力でも魅せる、見応えのある映画です。
投稿者:uptail投稿日:2011-08-28 09:19:25
ジャクリーヌ・ササール
投稿者:zuka投稿日:2009-05-20 12:44:13
普段は真面目に慎ましやかに生活している人が,ちょっと冒険をしようとしても,見事に落ち砕かれるというのはよくあることですね.
イギリスの田舎のなんでもない風景もいいし,学生風のジャクリーヌ・ササールもいい.最初に見たときはボートのシーンが印象に残っていました.
投稿者:asama投稿日:2005-01-05 14:24:53
中年インテリ(大学の哲学教授)のひそやかな欲望を見事に活写。日ごろ難しいことを考え教えていても、その内奥に宿るのは一人のオスとしての肉欲。目の前に現れてた若くて美しい女子大生(ジャクリーヌ・ササールがとらえどころのない若い女を好演)への止み難い欲望と葛藤の緊張感をダークボガードが淡々と演じて圧巻。なかなかお目にかかれない良質の映画。必見の価値あり。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールジョセフ・ロージー 
 ■ 審査員特別グランプリジョセフ・ロージー 
 ■ FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞ジョセフ・ロージー 
□ 作品賞(国内) 
 □ 男優賞(国内)ダーク・ボガード 
 □ 脚本賞ハロルド・ピンター 
【ソフト】
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