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アレクサンドル・ネフスキー(1938)

ALEXANDER NEVSKY

メディア映画
上映時間108分
製作国ソ連
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1962/12/29
ジャンルドラマ
セルゲイ・エイゼンシュテインDVD-BOX
参考価格:¥ 12,960
USED価格:¥ 11,000
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【解説】
 13世紀、モンゴルとの戦いで疲幣しきっていたロシアにゲルマン騎兵団が侵攻し、残虐な戦いぶりで緒戦を勝利におさめていた。そこで憂国の民衆は、スウェーデンを屈しさせたノヴゴドロゴ公アレクサンドル・ネフスキーを将に迎え、ゲルマンとの決戦に臨んだ。エイゼンシュテイン初のトーキーで、クライマックスの計算し尽くされたチュード湖上のシークエンスは全体の三分の一にもあたり、壮麗無比の迫力。プロコイエフの音楽と有機的に結びついた一大映像シンフォニーとなっている。湖の氷が割れゲルマン軍が湖水に呑まれていく場面も壮絶。美しい少女オリガを巡っての騎士ガブリーロとワーシカの争いなどのアクセントもあるにはあるが、ほとんど主役は甲冑に身を固めた何千ものエキストラである。巻末に掲られる警句“剣を持って攻める者あらば……云々”でわかる通り、間近に迫ったナチ侵略への抵抗プロパカンダ映画で、いささか生硬なのが難。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
219 9.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:Kuruluş投稿日:2012-09-16 16:49:40
当初ソ連のプロパガンダ映画と思い、
当時の歴史的背景もあって固定観念を持って鑑賞したが
その撮影技術・演出に感心させられ、イデオロギーなしに面白いと思えた。

某人が『その国への偏見で、その国の映画を見ないのは損してる』と言っていたが、
まさにその通りだと思わす映画だった。
投稿者:gapper投稿日:2011-10-23 23:27:28
 セルゲイ・M・エイゼンシュテイン初のトーキー作品。

 プドキン、アレクサンドルフらと共に主張した”トーキー宣言”を実践した作品で映像と音響の対位法的モンタージュされている。
 サイレント期の一大理論のモンタージュ論が、ソ連映画界や党の方針により批判されていた。
 批判を避けつつ持論を進めるべく作られた作品となる。
 オフスクリーン・サウンドやサウンド・ブリッジ(70分頃)持つかわれ構成に多大の影響を与えた作品だ。

 各カットの構図、人物やセットの配置も芸術的で素晴らしい。
 背景をぼかすことも頻繁に行われていて奥行きを感じさせる。

 58分頃の小太鼓のリズムに管楽器のリズムを重ね弦楽器の鋭い音を重ねる音作りは、エンニオ・モリコーネを思い起こさせるものだ。
 時代からして”モリコーネが参考にしたのでは”と思わせる。
 後の部分では声楽を重ねモリコーネが、マカロニ・ウエスタンで使用したのと同じテクニックを使用している。

 65分頃の戦闘シーンでは、アニメで使われるような音楽だったりして壮大な戦闘シーンに合わないがこの辺もトーキー宣言の実践のようだ。
 ロシア軍とチュートン軍とで音楽を変えるなど、今では基本的なテクニックだが理論を持って実績した最初の作品といってよいだろう。

 音楽では違和感を覚える部分もあるが、チュートン軍の盾と槍で(71分頃)陣形を組んだとき各兵士の兜が擬人的に異型の生物のように感じられその映像には驚かされる。
 映画史を学ぼうとする者なら必ず見ておかなければならない作品だ。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:Bava44投稿日:2006-05-20 15:58:06
スターリン礼賛映画だと思って見たら、オープニングから漁師と一緒に魚獲っているネフスキー公
に拍子抜け。でも、それ以降は絵に描いたような「毅然とした態度を取る」ネヴァ公。
それに対するドイツ騎士団の描写が怖い。フィルムの逆回転とか使っているし。
あと、地味になりがちな一騎打ちのシーンも上手くできていて良かった。

個人的には戦場での三人の後姿で、映画が終わるのがいいと思った。
(それじゃネヴァ公が見栄えしないよなぁ)
投稿者:Ikeda投稿日:2005-03-14 15:07:09
ロシアの英雄を描いた時代劇のため、エイゼンシュテインの他の作品に比べてドラマ的要素が強いので、その意味では面白いです。最初から白骨死体が出てくるし、その後にも残酷なシーンがありますが、わずかながらロマンスも取り込んでいます。
ネフスキーはスエーデンを破り、この映画の目玉のペイプス(チュード)湖上でドイツ軍を破ったことで英雄視されているようですが、この戦闘のシーンは素晴らしく、ハリウッドの作品に勝るとも劣らない迫力です。
このネフスキーが住んでいたノヴゴロドフは北の地域だと言う事もありますが、キエフなどのように、モンゴールによって侵略されていません。ただ、これはネフスキーが早めにモンゴールに屈服したからだと非難する人もいるようで、歴史事実としては複雑のようです。
この映画では特にドイツ人を残忍非道に描いているのに反し、ネフスキーの方は寛容な人物としているのが極端すぎますし、モンゴール人が出てくる場面は微妙な描き方をしています。これは、この映画が作られた頃、ロシアはモンゴールと友好関係を保ち、ドイツと敵対していましたから当然なのかも知れません。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-03 19:58:08
13世紀のロシア、迫りくるドイツ騎士修道会の侵略から祖国を守り、その後は北部ロシア諸公国統一 に力を尽くし、ロシア正教会から聖人に列せられた英雄アレクサンドル・ネフスキーの戦いを描く、セル ゲイ・エイゼンシュタイン監督初のトーキー作品です。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page194.html
投稿者:4531731投稿日:2003-07-27 23:23:10
 ナチスに対抗する為のプロパガンダか。それで完璧な勧善懲悪、愛国心鼓舞に終始してたんですね。何回も敵はドイツだって。あの頃はドイツなんてなかったのにヘンだと思ってた。しかも下の人の言う通り、アレクサンドル・ネフスキー、カメラ目線。あからさまだね。
 でもまあ、TVの時代劇みたいで分かりやすくておもしろかった。やはり幼児期から染み付いてるだけあって勧善懲悪の物語って、分かってても好反応示しちゃいますね。今時の偽善的なハリウッド映画(一部の)みたいにムリして人間臭さとか安っぽい苦悩とか導入せずにシンプルに勧善懲悪。人物描写皆無で、ただ勧善懲悪を語ることに終始してるからそれほど拒否反応もない。でも、やはりほんとにおもしろいと思ってんのか、ただ条件反射みたいに反応してるだけなのか分からんが。
 しかしすごい金かけてますね。この規模。その後のハリウッド製史劇スペクタクルと比べても見劣りしないでしょう。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2003-03-17 18:33:32
正直きつかった。

エイゼンシュテインの作品を今までに、ポチョムキン、イワン、全線、十月と
見てきたが、この作品は、どうしちゃったの?と言いたくなるような出来だった。
ところどころでは彼らしいカットもあったが。
初のトーキーということで、試行錯誤もあったのだろうか?
映画って難しい・・。
投稿者:けいぞう投稿日:2001-04-11 10:44:28
冒頭、ネフスキー公がカメラ目線で言う、「モンゴルより先に叩かねばならない敵がいる。ドイツ人だ!」というわけで、氷上でロシア農民混成軍とドイツ騎士団が大激突!この迫力はハンパじゃありません。
こちら(ロシア側)が待機していると、地平線の向こうからドイツ軍がやってくる。最初は点の連なりみたいなのがゆっくりゆっくり近づいてきてこちら側との距離を縮めていく豪壮な演出。そしてもうほんとに数え切れないほどの群集同士がウォ〜と思いっきり衝突するんだが(絶対ケガ人が出てると思う)、甲冑がぶつかりあう音が生々しい。30分以上戦闘シーンが続くが、ロシア軍の戦術が目でみてよく分かるし、ドイツ軍が戦略をかえて盛り返したりと全然飽きません。
この戦闘シーンをみて思うのは、最近の映画はカメラ動かし過ぎでは?ということ。「グラディエーター」でも迫力あるようで、画面がブレブレで何がどうなっているのか分からないシーンが多かった(アラが見えないようにそうしているのかもしれないが)。
有名な氷が割れるシーンは俯瞰で撮った場面(大勢の人間が割れ目に飲み込まれていく)があってびっくりです(近くで見ると氷はハリボテだった)。映画ファンには常識でしょうが、「十億ドルの頭脳」が氷割れシーンをパクってましたね。
ラストはやはりネフスキー公のカメラ目線。「インディペンデンスデイ」が好きな人におすすめです。
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