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アレンジメント/愛の旋律(1969)

ARRANGEMENT

メディア映画
上映時間130分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1970/02/21
ジャンルドラマ
あたらしい愛とセックスの燃焼! そのアンチ・モラルな--男女の赤裸々な姿! 大胆な構図と超現代的な感覚で描く巨匠エリア・カザンの問題作!

【解説】
 E・カザンが前著『アメリカ アメリカ』の同名映画化に引き続き、自己のベストセラー『アメリカの幻想』を映画化したライフワークともいえる野心作。前作が渡米に賭ける青年の物語なのに対し、本作の主人公は移民2世の世代にあたり姉妹編ともいえる。
 公私共に充実した生活を送っていた男は、交通事故をきっかけとして、心は妻を離れ、過去に情事をむさぼりあった女の思い出ばかりが占め始める。回復後の彼の常軌を逸した行動は、周囲に理解されず、女との再会によりそれは決定的になる。やがて彼は、財産を妻に譲り、精神病院に送られてしまう。そして、地位も名声も捨て去った男は、女との生活に安らぎを見い出すのだった……。
 保守的なハリウッドにあって性的描写に一際こだわってきたカザンは、頻繁にセックス・シーンのフラッシュ・バックを多用し、当時、その大胆な描写は評判になった。長編小説の映画化だけに物語は単なる三角関係という訳ではなく、移民の果てに大恐慌で破産した父、ひたすら知性と教養でとりすます妻。主人公一家の影の立役者である顧問弁護士など多彩な登場人物を織り交ぜて、現代社会にあえぐ現代人の苦悩を描き出そうとしている。しかし、ニュー・シネマに伴いアメリカ映画が大きく変わっていった時期にベストセラーになったとはいえ、作品全体像の映像化によるアプローチは、愛とはふしだらな女性に安らぎを見いだすといった想定と共に素直に受け入れ難い。
<allcinema>
評価
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【ユーザーコメント】
投稿者:Ikeda投稿日:2011-08-17 10:14:57
優秀な宣伝マンのエディ(カーク・ダグラス)が自殺行為とも思える手放し運転をして事故を起こし、怪我をするが、それ以来口を聞かなくなってしまった。回復してから妻フローレンス(デボラ・カー)に一ヶ月ほど前に知り合ったグエン(フェイ・ダナウェイ)と交際していることを告白する。あいまいのまま、その交際が続いていたが、やがて彼の父が危篤だという知らせで会いにいくが、父も精神状態がおかしくなっていて・・・。

人生に成功しながらも、その人生に失望する現代人の心の闇を描いたと言えば良いのでしょうが、私には単なる鬱病の人間を描いているとしか思えませんでした。私自身も躁鬱病の人間と付き合った事がありますが、相手の心の中を窺う事は、まずできないので苦労した経験があるので特に気になりました。
それに演出もフラッシュ・バックを含んだカットの切り替えが頻繁に行われるので、かなりせわしなく、エリア・カザンもこの時期の風潮を真似したのかも知れませんがやり過ぎだと思います。この映画が公開されて不評だった時、出演を断られたマーロン・ブランドが主演だったら良かったとカザンは言っていたようで、確かにそうかも知れませんが、それだけの問題ではないと思います。
投稿者:sepia投稿日:2008-05-17 19:42:51
仕事で大成功を収めたのに、自殺を図る。
財産、地位、名誉、すべてを捨てて、愛人のもとへ走る破滅的な行動。

今から思えば、この主人公は“燃え尽き症候群”だったような気がする…。
働いている自分を、“もう一人の自分”が嘲笑って見ているシーン、
気を取り直し仕事を再開したが、やっぱりダメだ〜と仕事を放りだすシーン等を思い出します。

なるべく日曜の夜に見ないほうがいいかも…。陰鬱な気分になりそう。
葬送曲のような主題曲が印象的。
投稿者:長春投稿日:2001-05-28 13:07:25
コピーも評論も性的な面を強調しているが、不倫は今までの自分の人生を否定しようとする主人公の試みのひとつである。事業家として成功しようとして努力していた父、息子の成功を願って無理をして大学に行かせてくれた母、夫の出世を願う良家の出身の妻、主人公の能力に期待する上司。主人公は、こうした人々の期待に強いられて生きてきたことを、奔放なフェイ・ダナウェイに気づかされ、自分の人生を破壊することを試みる。不倫に溺れ、酒場で喧嘩をしたり、自殺を試みたり、狂気を装ったり、なんとか自分の人生から逃げ出そうとする。特に、最初の自殺のシーンはショッキング。この映画のテーマと、私が持ち続けていた人生に対する疑問と重なり、非常に共感・感動した。そして、主人公は父の死に際し、いくら成功のために足掻いても、死んでしまえば無に帰すことに改めて愕然とするのである。
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