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蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち(1993)

メディア映画 Anime
上映時間90分
製作国日本
公開情報劇場公開(共同映画全国系列会議)
初公開年月1993/12/18

【クレジット】
監督:出崎哲
アニメーション制
作:
マジックバス
演出:棚橋一徳
監修:藤原彰
絵コンテ:四分一節子
製作:山岸豊吉
出崎哲
野原嘉一郎
企画:石井修吾
制作プロデューサ
ー:
松崎義之
原作:満川尚美
まさきまき
「シリーズ戦争」編集委員会
キャラクター:四分一節子
脚本:小出一巳
作画監督:清水恵蔵
小林ゆかり
美術監督:池信孝
色彩設定:西川裕子
撮影監督:岡崎英夫
編集:尾形治敏
音響監督:清水勝則
音楽:中島優貴
ナレーション:香川京子
編集委員会:新海宣彦
鈴木忠明
本間修一
声の出演:山口勝平
草尾毅
石田彰
三木眞一郎
有本欽隆
宮本充
水谷優子
【解説】
 マンガ「シリーズ戦争」の第一巻として刊行された『蒼い記憶』をアニメ化した劇場公開作品。まさきまき(画)と「シリーズ戦争」編集委員会(編)による原作を、小出一巳が脚色し出崎哲が製作・監督した。女優の香川京子がナレーションを担当。
 昭和十六年の長野。小学六年生の恭太は同級生たちとともに、日本のために満蒙開拓青少年義勇軍への参加を決意する。親友の健次も誘ったが、それが本当に日本のために良いことなのか分からないと、教師になるため師範学校への進学を決めた。満州で過酷な訓練と開墾にいそしむ恭太たちだったが、日本が戦争に降伏したことを知らず、侵攻してきたソ連軍から逃れていた。ようやく各地の開拓団が集まる村に到着するが、村はソ連軍に包囲されてしまい…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:初代黒龍投稿日:2017-04-09 16:54:32
 この映画の情報は、たしか「ぴあ」がまだ雑誌だった頃に偶然見つけて興味を持ち、池袋の文芸座だったと思うけど、1館でしか公開されていなかったのを観に行ったと記憶している。パンフレットも売っていて(最近は単館ロードショーでパンフが作られないことが多々あるが)資料的価値も有る。しかしながら、ビデオ化されていないし、そもそもこの映画の存在を知られていないようだが、感想を一言で言うなら、一人でも多くの方に観て欲しい秀作である。
  冒頭で、主人公は教師から満蒙について説明しろと言われ、スラスラ答えて褒められる。これが所謂『軍国少年』というものか、と出だしから刷り込まれた。こんな純粋な使命感も、敗戦により異国の地を迷走する運命にすり替えられる。後半で、何が満蒙開拓だ!と絶叫する主人公の心情は、痛いほど伝わってくる。
  開拓団がようやく逃げ延びた村は、村人たちの日本人に対する憎悪に満ちていた。皆殺しにされると思ったその時、赤ん坊が泣き出す。食料も無く逃避行を続ける日本人の女は、もはや母乳が出ない。子供に罪は無いと思ったのか、中国人女性が黙って乳を与え、他の女もこれにならう。殺さずに済んだが、子連れでは到底逃げられず、赤ん坊はこの村に託すしかない。これが中国残留日本人孤児だ、とこの映画で初めて実情を理解した。
  満州国については、開拓民の方の多くが亡くなられた(今の時代なら、犠牲になったと言った方が妥当か)ためか、それとも敗戦国としては触れたくない戦史なのか、あまり情報が入ってこないように思う。その意味でも、こういう作品が製作されたこと自体が非常に意義深い。また、触れたくないが知るべきものを見せる、という意味では、アニメという媒体が効果的に使われた好例とも言えよう。
  ラストがやや幻想的なのが、この悲劇のせめてもの救いのように思えた。
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