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午後の遺言状(1995)

メディア映画
上映時間112分
製作国日本
公開情報劇場公開(日本ヘラルド映画=ヘラルド・エース)
初公開年月1995/06/03
ジャンルドラマ
新藤兼人アンソロジーIV [DVD]
参考価格:¥ 20,520
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【解説】
 老女優が避暑に訪れた先で過ごすひと夏を描いて、生きることの意味を問う人間ドラマ。監督は名匠・新藤兼人。杉村春子と共演した夫人の乙羽信子は本作が遺作となった。夏、蓼科の別荘に避暑にやってきた老女優、蓉子。彼女をその別荘で迎えるのは農婦の豊子。もう30年もの間続いてきた光景だ。言葉は乱暴だが、仕事はきっちりこなす豊子に蓉子は信頼を寄せている。そして、今年の夏もいつも以上にいろいろなことが彼女たちを待っていた。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:jb投稿日:2012-10-19 11:44:30
人間味は良かった。
投稿者:グレコ投稿日:2012-05-19 21:25:26
お年寄りばかりだからでしょうか、ちょっとゆるい感じです。
ラストは良い。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-09-26 06:02:43
【ネタバレ注意】

予告映像で時々見た浜辺での合掌はこういう事だったのか。その後の前衛的なシーンは余計だったけど。川辺での必然性の無いヌードや村の奇祭への興味など、監督の夫は元気過ぎるし、奥さんも遺作とは思えないほど生き生きしてた。

投稿者:こじか投稿日:2010-09-27 00:59:07
一昔前の邦画って感じ。わたしは不覚にも退屈しちゃいました。
投稿者:o.o投稿日:2010-06-28 01:44:23
単に人生の哀歓というだけでは済まされない、いわく言い難いものが心に残る映画でした。哀しいと言えば哀しいし、明るいと言えば明るい、しかも底流にはうっすらと薄気味悪いものさえが伏流している。並みの映画とは思えません。

杉村春子が演じる有名女優の森本蓉子は、自分の周囲で起きていること、特に他人の気持ちに対して基本的に無頓着な人間だが、無頓着であるがゆえの大らかさというか気楽さがあって、なかなかに味のある人間像です。老夫婦の故郷を遠くから眺めようとしている時に、同行のルポライターがしきりにシャッターを押すのですが、普通ならこんな時にちょっとは遠慮してくれと言いそうなものを、まるで気にする様子もなく平然と歩く場面は、彼女は女優であることが血肉と化しているのだということをよく分からせてくれるシーンでした。

一方、乙羽信子が演じる別荘の管理人柳川豊子には、岩底からじっとこちらを見つめているヒキガエルのような、どこか不気味なところがあります。杉村春子と観世栄夫が台所で会話するシーンで、突然訪ねてきた老夫婦の旅の「目的」にハッと気付いたはずなのに、何故かこの女は何も言わない。老夫婦の足跡を辿って訪れた宿屋の主人が、形見の扇子をネコババして手にしていることに気付いても何も言わない。それでいて、あんたの亭主と不倫をして子供を作ったんだよと突然打ち明け、悪びれるどころか、あんたが悪いんだよと開き直る。まったく得体がしれません。

今までのことなどすっかり忘れたかのようにカメラの前でポーズをとる森本蓉子と、これで棺桶の釘を打ってくれと託された石を平気で川に投げ込んで捨てる柳川豊子の姿でこの映画は終わります。何も見えていない女と、すべてを見通している女。二人はまったく理解し合っていないし、まったく異なる世界を生きているが、それでいて奇妙な友情のようなものが成立している、いや、していないのか。傑作だと思います。
投稿者:さち投稿日:2007-06-22 19:51:42
よかった
投稿者:ツェザーレ投稿日:2007-06-02 20:36:52
爽やかな一遍である。
死という重くなりがちな題材を扱いながら暗い気分に陥ることがない。
杉村春子がチェーホフのかもめをやれば、観世栄夫が善知鳥で返すのも洒落ている。
ほとんどのエピソードが伏線も予兆もなく唐突に勃発するのも面白い。最近の映画は伏線を張り過ぎる結果、ストーリーが複雑になる傾向がある。現実の生活においても禍というものはいきなり降って湧くものだ。この作品では唐突に旧友が訪れ、唐突に強盗が押し入り、唐突にあることを告白される。唯一、伏線らしきものは観世栄夫が「明日お暇します」と言って、杉村春子が「これからはずっと故郷へお住まい?」と訪ねたとき、観世が意味ありげな表情をする。ちょっとカンのいい人なら誰でも「ああ、死ぬ気だな」と気づく。ここだけは興醒めである。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-22 15:22:25
人生の黄昏時と言われる齢となれど、老いて尚盛んな女優役は、杉村春子の惚けた味わいと、凛とした厳しさが同居した滲むような演技と存在そのものが体現しており、自然と呑み込まれていく。避暑地で毎年繰り返されてきたであろう、口の悪い、キビキビした使用人でもある乙羽信子との阿吽の呼吸は、受け手にまわった乙羽が杉村の鋭さをより柔軟にし、自然と時間を重ねてきた「2人の信頼関係」が温度感として伝わってくる。
痴呆症を患った友人、その夫、そしていずれ消え往く命と対比して登場する若い人間達の存在が「生の輝き」そのものを表現しており、パワフルな人生スケッチとして、老女をさり気無くコケットな味わいを持たせて描いた新藤監督のエネルギーが満ち溢れていた。

投稿者:ひつじめえめえ投稿日:2006-02-03 19:59:17
80年代に入ってから「墨東奇譚」だの、「完全なる飼育」(脚本)だの、どーも「やらしかしちゃった」映画が多くてファンを愕然とさせていた新藤兼人だけど、この作品は見事ですね。

大女優と、その使用人、そして女優のかつての友達であり、今は認知症を患っている老女。主演クラスは「おばあさんばっか」、だけどそれを演じているのが杉村春子だの乙羽信子だのだからもう見はじめると止まりません。
杉村春子がチェホフの「かもめ」をちらっとやるところを見るだけでも、この映画を見る価値はありますよ。

夏の軽井沢の光を的確にとらえたカメラも美しく、重い内容をリアリズムではなく、あくまでもファンタジーとして捉えてるところがみごと。大人のコメディです。こういうの、ウディ・アレンが好きそうだなあ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 助演女優賞乙羽信子 
 ■ 監督賞新藤兼人 
 ■ 脚本賞新藤兼人 
 □ 編集賞渡辺行夫 
 ■ 特別賞(企画)新藤兼人 
■ 作品賞 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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