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鉄道員(1956)

IL FERROVIERE

メディア映画
上映時間115分
製作国イタリア
公開情報劇場公開(イタリフィルム=NCC)
初公開年月1958/10/18
リバイバル→NCC-73.6
ジャンルドラマ
映倫G
パパ、ボクと一緒にお家へ帰ろう……(リバイバル時)
鉄道員 デジタル・リマスター版 [DVD]
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【解説】
 第2次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の人生の歓びや哀しみを、ある一人の初老の鉄道機関士の姿を通して描いた、映画史に残る感動作。50歳のクリスマスを迎えたイタリアの鉄道機関士アンドレア・マルコッチは、末っ子のサンドロから英雄のように慕われていたが、長女のジュリアと長男のマルチェロからは、その厳格さや律儀で一徹な態度から敬遠されていた。しかしそんな彼らもやさしく献身的な母サーラがいるおかげで毎日平穏に暮らしていた。そんなある日、娘の流産や息子の不良化に気を病んでいたアンドレアが列車を運転していた所、彼の前に一人の若者が身を投げた。急いでブレーキをかけたアンドレアだったが、間に合わずにその青年を轢いてしまう……。いたいけな少年サンドロの純真な眼を通して、親子の愛情や夫婦の愛、そしてイタリアの地に生きる庶民たちの喜怒哀楽を、全編に流れる温かい人間愛で描いた映画史に残る名編。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aローマの休日 (1953)
[002]Aネバーランド (2004)
[003]Aめぐり逢い (1957)
[004]A禁じられた遊び (1952)
[005]Aパピヨン (1973)
[006]A七人の侍 (1954)
[007]A生きる (1952)
[008]A (1954)
[009]A情婦 (1957)
[010]A素晴らしき哉、人生! (1946)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
24218 9.08
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2013-10-02 12:43:09
 イタリア名作時代の終期作品。

 イタリアと言うとネオレアリズモと言うイメージが強い。
 特に名作と呼ばれるものは、第二次世界大戦後に多く作られている。
 そういったモノクロ作品の最後と言う感じの時期に作られている。

 昔からのイメージでネオレアリズモの作品の一つの様に思っていたが、もちろん違う。
 「自転車泥棒(1948)」などとイメージが被っていて、同じように感じた人もいるのではないかと思う。

 ネオレアリズモの場合は、食うや食わずとなりがち。
 だが、最初に映される大きな集合住宅群を見ればそういった時代は過ぎているのが分かる。

 言わずと知れた名作だが、今回見直して気になった部分もあった。
 冒頭クリスマスに酒を”一杯だけ”と寄り道し、ここで娘のジュリア(シルヴァ・コシナ)が流産する。
 後に主人公アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)が、この時から変わっていったと語られる。
 しかし、映像が無く本人の主観であり元々家族中は悪かったと思っても仕方ない。
 ただ、それではラストが不自然なので実際かなり変わったと考えるのが妥当だろう。
 その辺が上手く説明しきれておらず、名作と言うにはちょっとと思ってしまった。

 ジュリア役のシルヴァ・コシナは、アンドレアの娘にしては美しすぎる気がする。
 早々に下着姿が映ったり、胸を強調するような服だったりと一部の観客を意識したような部分もある。

 こじ付けや些細なことと言われそうだが、個人的には評価をちょい下げた。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-07-10 15:31:00
末っ子サンドロの眼を通した家族の絆を描く。頑なで厳格な父親像というのは、健さんもそうだったけど、鉄道屋は結構似合う役柄だ。なんといっても、この哀愁帯びた主題曲が有名で、映画の内容より一人歩きしている感じがする。たしかにそういえば、背景に合わないシーンにも多用されている。正直なところ、名作というにはリアリティが欠けていて、家族騒動の多くは誇張されていて不自然だ。あと、飛び出した父親が家に戻るまでの行動は、厳格な割りにどう見ても自分勝手で、家長なら許されるといった傲慢な態度だ。妻やサンドロに我慢を強いたことは大いに不満だ。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2009-01-11 15:25:07
名作です
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-08-08 13:39:56
【ネタバレ注意】

これもまたNHKの「名作映画劇場」で観たのか、幼少?の頃に観た覚えがある作品だが、主演の鉄道員アンドレア・マルコッチ(ピエトロ・ジェルミ)の年齢に近づいて改めて観ると、新たな感慨が湧いてくる。
かつて映画音楽の定番として幾度となく耳にしたカルロ・ルスティケリの印象的な音楽とともに、老年期にさしかかった鉄道員の一家を、ネオ・レアリズモ的手法で描いていて、何とも余韻の残る作品に仕上がっている。

亭主関白で粗暴だが心優しいアンドレアは、列車への飛び込みに遭遇したことからあわや大惨事寸前となる運転ミスを犯してしまう。その結果、長距離運転から外され、ストライキに入った仲間からは孤立する。妻サラ(ルイーザ・デラ・ノーチェ)は、そんな夫を支え、子供たちの幸せだけを祈る健気な母親。一向に働こうとせず、賭け事ばかりしている息子のマルチェロ(リナート・スペツィアーリ)。レナート(カルロ・ジュフレ)の子供を身ごもった娘のジュリア(シルヴァ・コシナ)。
いくつもの人間関係が、幼い末っ子のサンドロ(エドアルド・ネヴォラ)の天使のような瞳を通して陰影も鮮やかに描かれる。
マルコッチの親友リベラーニ(サロ・ウルツィ)もいいし、行きつけの居酒屋の主人ウーゴもいい味わい。
人間同士が、底の部分でゆるやかにつながっているような、温かな余韻がいい。クリスマスイヴの幸せの絶頂で逝ってしまうアンドレアと、それに気づかず幸せそうに語りかけるサラが涙を誘う。

甘いホームドラマ、と切り捨てることも可能だろうが、私はそうしたくない。
名もなき人々のささやかな苦悩や喜び。それらを叙情的に見事に描いた傑作だ。
ラストで学校に向かうサンドロが「マルコッチ!」と声をかけられたときに見せる笑顔は、マルコッチ家の男として認められた喜びだろうか。
カルロ・ルスティケリのテーマが、どこまでも切なく、心に残るのだった。

ちなみにイタリアの国鉄もまた1993年に民営化されたそうだ。
現代の映画産業の中心である大国では、この作品はまったく知られていない。
イタリア人気質はどこか日本人と似ている、といわれるが、日本でこの作品が長く愛されてきたのはそんなことも関係しているのかも。
傑作だと私は思う。

投稿者:irony投稿日:2007-04-11 04:28:03
 ラストが結構あっさりしてるね 唄在り音楽在りワインが在る 周囲には家族が在り職場の友が在りそして自然な死が在る 生活の中に死は当たり前にあると一般的にイタリア人は受け入れているのかな?それとも監督の死生観なのかしら?
投稿者:オスカーマン投稿日:2005-10-24 10:21:21
2005年の末に、この映画を見たいと思った理由は、この映画音楽のイタリア語のセリフの意味を知りたいと思ったからだ。いい音楽だし、内容も不滅のテーマで、約50年前のモノクロ映画なのに、筋書きに古さが全く感じられない。列車事故に至っても、同じだし、人間模様も同じだ。リメイクして欲しいが、音楽は変えて欲しくない。監督兼主演の人がいいし、子役が最高だ。
恥ずかしいが、こんな古臭い映画でちょっぴり泣いてしまった。他人にどう
薦めていいか判らないが、ぜひ見ていただきたい映画だと思う。
投稿者:o.o投稿日:2005-08-15 01:11:03
良くできた、そして、非常に優れた人情劇だと思いました。語り口がうまく、よく計算された列車のダイヤのように、物語が流れていきます。あらゆることに行き詰まり、離散していく家族とその回復が描かれますが、さあ泣かせてさしあげますよと言いながら算盤を弾いている風の感傷過多の下品さは全く感じませんでした。これは、比較的抑えたタッチで描かれているからということもあるし、長女の出産が失敗するという大人達にとっては深刻な事態も、「おじさん」になるところだった、と受け止めるような子供特有のクールな視点をはさんでいることも一因かと思います。

イタリア人、少なくともこの映画に登場するイタリア人達の姿は、その感情の動きも含めて、何故だか昔の古き良き日本人を感じさせるのは気のせいでしょうか。監督も兼ねているらしい主人公の一家の父親役が、頑固な酒飲みというだけでなく、色々難はあれども結局は誠実で責任感のある、「まっとうな大人」を感じさせて魅力です。また、実質家族を束ねているのは母親というところも何となく昔の日本の家族みたいで不思議な郷愁を感じます。感銘を受けた場面は数知れませんが、労働組合の禁を破って仲間はずれにされていた父親が、行きつけの酒場で仲間達に暖かく迎えられる場面には心底感動してしまいました。

昔の人達はみな、真剣に生きていたなあという感想です。
投稿者:william投稿日:2005-05-23 22:33:04
末男の少年の目を通して見る家族の姿は、実に素直で偽りのないもの。そこには考えの行き違いによる確執などはあるが、結局は家族という糸で堅く結ばれているのだということを教えてくれる。
しかし果たしてこの現代に、ピエトロ・ジェルミ演じる父親のような厳格な「親父」は存在するであろうか。そんなことをこの作品が、「今」という時代に問いかけているような気がしてならない。
投稿者:さち投稿日:2004-06-17 07:23:04
心に残る名作の一つ
現実でも家族はいつかは一つになるものなのだろうか
家族の絆が希薄な現代には皮肉
投稿者:篭瀬山投稿日:2004-02-28 21:56:02
たぬき顔の優しいお母さんの実娘にはとても見えない長女ジュリアを演じたネコ科系キツネ目のシルヴァ・コシナ。この美貌とは言えないがそそるマスクをお持ちゆえ、女優を職としたのに違いないが、わざわざ”普通の娘”を演らせるのがショウ・ビジネスの因果なところだ。とある家族を次から次へと不幸が見舞う不条理悲劇なのだが、不幸だ不幸だと喚く家族の姿が全体として幸福に見えてしまうのは、子はかすがい、愛らしい少年のせいだろうか、それとも最近の殺伐とした世相のせいだろうか。人間は、完全な個人などいない。老いも若きも家族持ちも独身者も、みんなで支えあって生きてくのが本来の姿なんだ、としみじみ感じさせる映画ですね。7
投稿者:nehane215投稿日:2004-02-04 20:55:57
・・・しかしラストの母親の顔は、いったい何を物語っているのだろう。
投稿者:Ikeda投稿日:2003-06-26 11:46:31
この映画を見て、これより10年位前に作られたアメリカ映画「ブルックリン横丁」を思いだしました。酒飲みで音楽好きの父親が終わり近くで亡くなること、引き回し役がその子供であること、さらに健気な母親。途中でルイザ・デラ・ノーチェの顔がドロッシー・マクガイアにダブッて見えました。クリスマスのシーンが出てくるのも同じで、都会の何階かのアパートに住んでいる所も同じですが、こちらは住まいが少し立派すぎるようです。然し、全然違うのは「甘口」に対して、こちらは「辛口」です。アメリカとイタリア映画の差か、時代の差か解りませんが、父親が楽天的なのに対して、こちらは直情的です。

この映画はピエトロ・ジェルミの自作自演ですが、前半のお膳立ての家族状態が悪すぎるのに、最後になって急に良くなってくる所が不自然です。これだけ落差を大きくしないと受けない時代なのかもしれませんが、ただ、ハッピーエンドになれば良いと言うものではないと思います。また、両親や末っ子になるエドアルド・ネボラが好演で、良く演出されていますが、長男、長女の描写が最後に近くなると、中途半端になっているのが気になりました。

投稿者:れかん投稿日:2002-04-22 13:25:37
わたしが今まで見てきたたくさんの映画の中で、不動のナンバーワンです!わたしは今21ですが、中3の頃に初めて見た時とは、若干とはいえ感じ方が違ってきました。これを成長ととっていいものか、思い込みなのか・・・母の強さ、父という存在のなんともいえない哀愁と痛み、厳格で傍若無人な父を心底憎むことのできない娘。特にわたしは姉妹の長女なので、ジュリアの思いを汲んで感情移入しがちですが、父や家族への愛情も21のコムスメなりに感じます。この映画に答えもヒントもありませんが、自分の生まれた家族と、これから自分が築くであろう家族のため、自分はいったい何をして何を捧げようか、考えるチャンスを与えてくれると思います。
投稿者:るるる投稿日:2001-09-30 22:17:23
むかし、失恋してふてくされていたころにこれ見ました。
ラストのせりふで泣きました。
おれもこんなせりふをつぶやいて死んでいけたらとおもいました。
投稿者:空三郎投稿日:2001-07-17 10:51:22
イタリア人はどことなくカラッとした明るさがあります。         
この作品も例外ではなく、家族や職場の深刻な問題が起きても、酒場で大勢集まり歌い飛ばしています。うらやましーです。
P・ジェルミのカッコイイこと。よくイタリア庶民を表現していました。それにひきかえ、母親のなんとけなげで、謙虚なこと。イタリア女性はちがうでしょう!。
いろんな問題を解決して、やっとこれからと言うときに父親が亡くなる。これは、
全世界共通の、父親たる男性の悲しい性(サガ)ではないでしょうか。
音楽もいいですねー。映画音楽の定番になってますね。
この様な心温まる作品はもう出来ないのでしょうか。この家族形態は昔のことで、今は核家族化、共稼ぎともなれば、ムリかもしれませんね。
昔はよかったナー。(オレも年を取ったというわけか) 
投稿者:shovel53投稿日:2001-02-08 12:47:55
味のある映画です。20歳代のときに1度、その後、又1度、そして最近見ましたが、年令が主人公に近付いてきたせいか感動しました。イタリアの貧しい庶民生活、暖かい仕事仲間、優しい妻、すばらしい子供達、頑固で横暴だが人間味のある父親、時間のある時にゆっくり見たい映画です。ラジオからオペラが聞こえてくるのもイタリアらしい。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 国際カトリック映画事務局賞ピエトロ・ジェルミ 
【ソフト】
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