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暗黒街の顔役(1932)

SCARFACE
SCARFACE: THE SHAME OF THE NATION

暗黒街の顔役/スカーフェイス1932(ビデオ・旧)

メディア映画
上映時間93分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1933/03/
ジャンル犯罪/ドラマ
IVCベストセレクション 暗黒街の顔役 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 899
USED価格:¥ 850
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【解説】
 ギャングのボスの用心棒を務める男トニー。彼はある日、宿敵ギャングのボス、ロヴォに買収され、自分のボスを暗殺した。そしてロヴォのもとで身元を預けることになったトニーは、組織内でナンバー2の地位を与えられる。しかし、野心の強い彼はライバル組織を次々と襲撃、同時にロヴォの女ポピーに惹かれていく。こうして天下獲りへ更に勢いづくトニー。機関銃を手に力ずくでライバルのギャングを潰し、実質的に全ギャングを牛耳る存在へ君臨した彼は、ついに自分への脅威から暗殺を差し向けたロヴォも殺害する。そしてポピーを連れ、一旦は高飛びをするトニーだったが…。
 暗黒街を舞台に一人の男の栄光と破滅を描いた、全てのギャング映画のルーツ的作品。緻密なベン・ヘクトの脚本、ダイナミックなホークスの演出、社会派メッセージを織り込みながらも娯楽作に仕上がっている。後にブライアン・デ・パルマが「スカーフェイス」としてリメイク。
<allcinema>
評価
【関連作品】
スカーフェイス(1983)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
867 8.38
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-04-20 15:51:24
ポール・ムニの存在感がすごい
細かい動きとか表情とか、全部に引き込まれてしまう
後にブランドやクリフトがやったような演技をこの時代にやってのけた男

助演陣も個性派揃い
妹役のアン・ドヴォラクは本作でしか知らないが綺麗な女優
彼女と結婚するのが若きジョージ・ラフト
仕事をせっせとこなす有能なトニー(ムニ)の右腕だが、誤解から悲劇が待っている
後年『お熱いのがお好き』でネタにされたコイン投げも見られる
敵対するギャングにボリス・カーロフ
人間役で熱演だが割とあっさりやられてしまう

冒頭の字幕で制作の狙いが語られる
30年代のギャング映画の走りとなった作品だが、単に見世物として作られたわけではない
本作がどのようにアメリカ政府に響いたかはわからないが、興行の側面もある以上、スターが悪者をカッコ良く演じすぎるのは洋の東西を問わない宿命みたいなものか
投稿者:uptail投稿日:2013-11-04 12:12:50
ポール・ムニ
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-07-26 21:09:17
\'31年にアル・カポネは脱税容疑で起訴され有罪判決を受けて収監される。この映画の公開が\'32年であるということは、まさにその裁判の最中に撮影されていたということであろう。映画の冒頭にギャング団に対する当局の弱腰を指弾する言葉が掲げられているが、カポネが捕まっていたとはいえまだまだ暗黒街の勢力は侮れないものがあったであろうに、これほどにギャングたちの残虐さと愚かしさを描いた作品を作ってしまった製作者たちの勇気を思う。
職人監督:ハワ-ド・ホ−クスは、強烈な個性を発揮するトニ−・カモンテ(ポ−ル・ムニ)の傍らに、冷酷に拳銃を使うリナルド(ジョ−ジ・ラフト)と、文字を綴れない秘書というコミカルな役柄のアンジエロ(ヴィンス・バーネット=ラストの死にざまが泣ける!)を配して、殺伐とした物語に人間味という味付けを加えて、単なるギャング映画の枠を超えた作品に仕上げている。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:ノブ投稿日:2010-06-05 11:38:35
【ネタバレ注意】

「暗黒外の顔役」(監督:ハワード・ホークス 93分)
話の内容はギャング団の抗争。
最初、店でのパーティーの後、最初自分のボスを殺すシーン・演出が良かった(口笛を吹いて近づいてくる。壁に映る影だけで射殺するシーンを撮る演出など)
床屋で、警察が来た時に、顔に傷のある主人公トニーが警官のバッジでマッチをすり、タバコに火をつける演出がお洒落だった(その後警官に殴り倒される)。
コイントスをする部下のリナルドがカッコよかった。(女にモテモテでトニーが襲われた時も女の部屋のベッドでタバコをくゆらしている。トニーに撃たれて死ぬ時にコイントス落とす演出などが良かった)
新聞屋がギャングの抗争を記事であおる演出が面白かった。
リヴォの女ポピーがベッピンさんだった(後でトニーが新しいボスリヴォから寝取る。リヴォがライターをトニーがマッチを出した時にトニーのマッチでタバコに火をつける演出がお洒落だった)。
敵の縄張りで高い酒を脅して売る演出が良かった(殴って脅すのはもちろん、店を爆破したり、拳銃を撃ったりして反対者を次々に黙らせていく演出。殺し損ねた敵のギャングを病院まで行って射殺する演出「看護婦が止めに入ってもドカドカ乗り込む」も良かった)。
月日の流れをカレンダーをめくるシーンに機関銃の音を入れて表現する演出がお洒落だった。
仲間のアンジェロを秘書にして、電話の受け取りをやらせる演出がコミカルだった(アンジェロが秘書「セクレタリー」を移民なので上手く発音できない演出やついつい電話口で口汚くののしってしまう演出、電話口でキレて受話器を拳銃で撃とうとする演出など)
警察から保釈され、ポピーと約束していたレストランで待ち合わせた時に、敵のギャングが車に乗りながら店に機関銃を乱射するシーン・演出が良かった(窓越しに車が近づき機関銃乱射でガラスが割れる。カウンター後ろの酒瓶が次々機関銃で割られるシーン・アンジェロが機関銃で音が聴こえない中でも電話の受け取りをするコミカルな演出「機関銃で穴の開いた酒のタンクから酒がこぼれアンジェロの背中にかかる演出も良かった」。撃たれているのに機関銃の迫力に大喜びする「狂っている」トニー。リナルドが窓越しに拳銃で応戦して一人を倒し、そいつがもっていた機関銃を手に入れるシーン等が良かった)。
機関銃で撃たれた報復をする為に、トニー達が機関銃を乱射して敵対ギャングを次々と殺していくシーン・演出が良かった(車の中から相手の車に機関銃で撃つシーン「撃たれた車はどっかに突っ込んだり、激突したりする。特に車が撃たれて外灯に突っ込み外灯を倒し消火栓も倒して水が吹きでてるシーンが良かった」。後ろから機関銃で容赦なく撃つシーン、通りで殺して倒れた人を上から撮り、通りの標識の影が十字架にみえるシーン、夜の裏通りで影だけで機関銃で撃たれた所を撮るシーン「機関銃の銃声の後、遠くで野良犬が吠えている」など)
ボーリング場で機関銃乱射の主犯ギャフニーを撃ち殺すシーンが良かった。(トニーはここでも口笛を吹いている。撃たれた後最後に投げたボーリングの球でピンが揺れながら倒れる演出も良かった)
妹を家に送った後、家から出た時にリヴォの手下に狙われるシーンが良かった(家を出た時に機関銃で撃たれる。車でのカーチェイス。追う方も追われる方も二台とも車が道路の脇に落ちるシーンなど)
リヴォを殺しに事務所へ行くシーン・演出が良かった(殺す予告としてここでも口笛を吹く。ドアガラスをトニーが拳で割る。立ち去っていくトニーの後姿のシーンの時にリナルドの拳銃の銃声が鳴るだけで、リヴォが撃たれる所をシーンとしては映さない演出)
リナルド殺しで警察が動き、隠れ家でトニーと警察が銃撃戦をするシーン・演出が良かった(秘書アンジェロが拳銃で撃たれながらも電話の受け取りをして死ぬ間際に初めて電話の受け継ぎに成功するコミカルな演出。妹から好きと言われて俄然興奮して機関銃を乱射する「狂った」トニー。妹が死んで急に臆病になる「狂った」トニー。最後ガスで目が見えなくなり、臆病になって命乞いをし、逃げ出そうとした所を警察に撃たれて蜂の巣になるトニーの最後も往生際の見苦しさが際立っていて良かった。最後の看板のラストショットも良かった)。
全般的に
キャストがとても良い(マジメで堅物な移民で貧しいトニーのお母さん。次々と男を誘う男好きの妹。所々狂っているトニー(近親相姦を絡めたのもこの狂気を際立たせる為だとボクは思った)。コイントスの男前リナルド。コミカルなアンジェロ。ベッピンさんのポピーなど。)
機関銃乱射シーン・カーチェイスなどアクションシーンも満載でとても迫力があった(機関銃乱射の銃声やガラスが割れる音など音も迫力がある)。演出もお洒落な演出が多く、フィルムノワールの大傑作と言える作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:gapper投稿日:2010-01-24 22:20:52
 30年代ギャング物の「民衆の敵」「犯罪王リコ」などに並ぶ代表的作品。

 なかなか迫力があり、後のギャング物の手本にもなっている筈。
 なんといってもマシンガンを含む銃撃戦が見所だが、ボスであるロボ(オズグッド・パーキンス)を差し置いて次々と敵対するものを始末していくトニー(ポール・ムニ)の人物像が目を引く。
 最初にメッセージがあるが、現在ではギャングが一般人を巻き込んで銃を乱射することは少なく、むしろ一般人の乱射の方が多い現状では意味が薄い。

 大変楽しめたが、部屋で帽子をかぶっている刑事やレストランでマシンガンの連射を受けるアンジェロ(ヴィンス・バーネット)のコミカルな感じは不用に思う。
 アンジェロ自体は、最後に重要な役を果たすものだ。
 妹のチェスカ(アン・ドヴォラック)は、魅力的で好演だがラストの演技だけは良くなかった。
 情夫のポピー(カレン・モーリイ)も力のある男に乗り換えていく、らしい女を上手く演じている。
 妹に対して異常な干渉をするが、その理由についてなのもないのが不満。

 ハワード・ホークス監督の古い作品は「赤ちゃん教育」しか見ていないが、別人が作ったようであった。
投稿者:junojuna投稿日:2009-02-28 04:46:13
 確かにポール・ムニが体現する狂暴で一直線な人物造形や性急に訪れる「死」の描き方に非情な視点を最後まで崩さない演出の徹底ぶりには眼を見張るものはあるものの、活劇というジャンル映画を現在見ることの限界をあらためて感じさせる過去の名作という評価となってしまう。作品を総合的に評価する場合は、どの時限で見られるのかが重要である。であるからこそ、こうした往年の傑作ジャンル映画は積極的にリメイクされるべきなのだ。
 デ・パルマの選択眼は正しかった。その作品の良し悪しはまた別として。
投稿者:paris1895投稿日:2008-03-23 01:49:41
 1930年代に盛んに製作されたギャング映画というジャンルを、終焉させたのが、世俗的には憎まれているヘイズ・コードなるものだが、それと共に、キャサリン・ヘプバーンという奇跡のような女優を出現せしめたという事柄からも、決してヘイズ・コードをその制度が持つ束縛性から、形式と人の憎悪による束縛からの判断で、ヘイズ・コードを見てはならないし、われわれはそのような意見を唾棄しうる立場にたっているはずであり、故に、この『暗黒街の顔役』という映画を男性映画として見る立場も同様に、否定しておいて初めて話は始まる、と大きく断言しておいて、この映画の美しさを凡庸な言葉で飾ることなど許されていないのだから、何が出来るという訳でもないので、物語の綾を、トーキー初期という不慣れさを、俳優陣への演技の緩慢さを、眉をつり上げてうんたらかんたらと記述するようなものたちが陥りがちな、映画の表層されているものへの美しさを語ることで、なんとか体裁を整えたいと思っており、例えば、冒頭の銃声の使い方が素晴らしい、コインの投げるさまが輝かしい、喜劇的要素の溢れ出る様子には奇跡があり、ボーリングの玉による表層されないはずの『死』への画期的な表層方法には映画史に残るものがあり、女優の全く目立たない様子はしかしじつのところ画面の変革時には必ず女優がなにかしらのやり方で絡んでいたという事実にやはりホークスは男性映画の巨匠などという偽神話の崩壊する音を聞いたなどと思うことも、同様に愚かしいのだから、われわれはホークスが何を画面に表層させたのかをのみ、純粋な視線で眺めることによってのみ、この映画に触れる事を許されているのである。

 
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-04-21 19:52:13
 1930年代、ワーナー・ブラザーズは盛んにギャング映画を製作していたが、その中でも最高峰に位置する作品。ポール・ムニ演じるトニーは力に対する野心を剥き出しにしていて、とにかくパワフル。だが、彼には致命的な欠点があった。シスター・コンプレックスである。これによって彼は身を滅ぼしてしまうのだ。『アビエーター』でも取り上げられていた「検閲でもめた」箇所と言うのは、暴力描写よりも何よりもトニーと妹チェスカとの近親相姦的なやりとりだろう(「兄さんと私は一心同体なのかもしれない」という字幕、正確かどうかはよく分からないが、かなり意味深だ)。
 それにしても「The World Is Yours」というネオンサインの何と皮肉なこと。この作品と同じベン・ヘクトが脚本を手がけたスタンバーグの『暗黒街』にも、「The City Is Yours」という投資会社のアドが出てきた。お遊びかもしれない。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-05-17 15:08:36
1930年代に盛んになったギャング映画の代表作の一つで、ポール・ムニがエドワード・G・ロビンソンやジェームス・キャグネイと共に有名になった作品です。やたらに対抗馬を殺しまくるのが凄いですが、生々しい残虐なシーンが少ない所にこの頃の映画らしさがあります。
コイン投げの子分ギノにはジョージ・ラフトが扮していますが、彼もこれだけの役を与えられたのは初めてのようです。殺し合いの中で秘書役のヴィンス・バーネットがコミカル的な役をやっているのが息抜きになっています。ノースのボス、ガフニーになるボリス・カーロフはあまり見せ場がありませんが、ボーリングで最後のピンが、やっと倒れる表現が面白いと思いました。
投稿者:hide0921投稿日:2003-12-10 16:02:42
【ネタバレ注意】

電話の応対がろくにできない頭の弱い秘書が最期の最期に電話をとりつげたところが印象的。

投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-08 13:38:15
 ファースト・シーンが特に凄い。ホークスのフィルム・ノワールは『脱出』に
しても『三つ数えろ』にしても音響設計が素晴らしい。特に銃声音の使い方の巧
さは他の追随を許さないところだ。
 さて、ホークスのトーキー2作目で、確かに今見て古いと思えるサイレント的
演技が横溢しており素直に喜べない部分もある。しかしこのバイオレンスシーン
の活劇としての強度と十字のサインの統一は全くもって奇跡的と言っても過言で
はないほどの素晴らしさなのだ。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 新規登録作品 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】暗黒街の顔役2013/04/26\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】アメリカの巨匠 ハワード・ホークス DVD-BOX2012/06/29\7,500amazon.co.jpへ
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