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デルス・ウザーラ(1975)

DERSU UZALA

メディア映画
上映時間161分
製作国ソ連
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1975/08/02
ジャンルドラマ
巨匠黒澤 明がいま世に問う感動の叙事詩!
デルス・ウザーラ (完全期間限定生産) [DVD]
参考価格:¥ 4,104
USED価格:¥ 5,600
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【クレジット】
監督:黒澤明
製作:ニコライ・シゾフ
松江陽一
原作:ウラジミール・アルセーニェフ
脚本:黒澤明
ユーリー・ナギービン
撮影:中井朝一
ユーリー・ガントマン
フョードル・ドブロヌラーボフ
音楽:イサーク・シュワルツ
出演:ユーリー・サローミンウラディミール・アルセーニエフ
マクシム・ムンズクデルス・ウザーラ
スベトラーナ・ダニエルチェンコアルセーニエフ夫人
シュメイクル・チョクモロフジャン・パオ
ピャートコフオレンティエフ(ポリカルプ)
プロハノフハルディン(フェージャ)
ウラディミール・ブルラコフクルシノフ(セリョーガ)
アレクサンドル・フィーリベンコウグリュモフ(グリーシャ)
ユーリー・チェルノフマルチェンコ(タラス)
アレクサンドル・アレクサンドロフコジエフニコフ(ワーニャ)
ウラディミール・クレメナステパン・トゥルトイギン
アレクサンドル・ニクーリンベロノシュキン(パーシカ)
アルカーディ・リスターロフサハーロワ(ワーシカ)
アレクサンドル・クラソーチンボチカリョフ(アンドリューハ)
ユーリー・コボソフディヤコフ(アリョーシャ)
ウラディミール・プラトニコフフォーキン(コーリャ)
ウラディミール・フリョストウザグルスキー(ミーシャ)
マルク・オリシェニッキーエーポフ(チョーマ)
スタニスラ・マリーンエゴロフ(ミチャーイ)
ヴァニアミン・コルジンムルジン(サーニカ)
【解説】
 シベリアのウズリ地方に、地質調査のための探検隊が入った。しかし同地の厳しい自然は、隊員たちの予想を遥かに超えていた。彼らは、たった独りで猟を営む男デルス・ウザーラと出会い、その案内で危機を脱する。やがて、探検隊の隊長ウラジミールは、デルス・ウザーラに深い敬愛の念を抱いていく……。アカデミー外国語映画賞受賞した黒澤作品。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2014-12-17 09:21:02
【ネタバレ注意】

  観たいと思いながらこれまで見つからなかったのは、黒澤作品だからと邦画の棚を探していたからでした。 同じような人がいるかもしれないけど、洋画のコーナーですからね。 って、余計なお世話か。  でも関心を持った人は探して観たほうが良いです。 これまで黒澤監督作品・・・というか日本映画の多くに感じさせられていた、どこかわざとらしいところ、それがなくて、探検隊の隊長とウザーラの友情が率直に伝わってくるのは、日本の観客に受けようとの意識圧力がなかったのが幸いしたってことでしょうか。  

  隊長とウザーラの再会が森の中で、走り寄った二人の間に横たわった大木を迂回して抱き合うだなんて間の取り方がよく、そして隊員たちが牴罎灰色の翼の鷲よ お前はどこをそんなに長く飛んでいたのだ瓩塙臂Г靴萄堂颪鮟吠,靴討れるところでは観ている方も嬉しい気持ちになりまして、無欲で大自然の中で生きて行くための知恵と能力を財産としているウザーラの生き方に好意と羨望さえ抱いてしまうことになります。  

  体力の衰えから一度は森を出るけど、薪や水を得るのに金を出すっていうことが理不尽と思うくらいなんで、隊長の家族ぐるみの親切にもかかわらず町の生活になじむことができなくて森に帰りますが、人間に天敵がいなくなって、その人間が人間の天敵になったということか、大自然の脅威や猛獣が危険なはずの森で人間によって非業の死を遂げてしまいます。  

  これから30数年後になる、ショーン・ペン監督作品の「イントゥ・ザ・ワイルド」を思い浮かべたのだけど、そのどちらの主人公も人生を全うしないうちに死んでしまうのは、ほんとうの主人公は大自然なんだよってことでしょうか。  

  75年の作品だから画質が劣化するほどではないと思うのだけど、ソビエトという国での製作ゆえに何か特別の事情でもあったのか、画質の良くなかったのが残念です。

投稿者:黒美君彦投稿日:2014-11-06 00:15:03
【ネタバレ注意】

不遇をかこっていた時代の黒澤作品として知られる本作。旧ソ連側はドストエフスキー作品の映画化などを考えていたようだが、黒澤自らが「デルス・ウザラ」を希望したという。

奥地を踏査しようとするウラディミール・アルセーニエフと先住民族ゴリド(現ナナイ)のデルス・ウザーラの友情を描いたこの作品は、酷寒の地の苛烈な自然とそこに生きて来たデルスとの対比は巧みな文明批評として成立している。
20世紀初頭の「探検」の意味は、近代戦に備える軍事的な意味合いが濃かったはずだが、デルスは「来る者拒まず」といわんばかりに、独自の信念を貫く。森にはカニガ(ゴリドの森の神)がいて、虎や鹿や猪といった「人」が住んでいる。日本ではお馴染みともいえるアニミズムが、デルスの人生そのものを貫いている。
それが目先にとらわれる現代に対する強烈な批判精神につながっているのだ。

目が弱くなり、一旦はハバロフスクに住んだデルスは、薪や水を買う生活に耐え切れず山へと戻る。森で虎(アンバ)を恐れたデルスは、結局欲望に駆られた「人間」に殺される。
本当に残虐で恐ろしいのは「人間」という「人」なのではないか…。

アルセーニエフを演じたユーリー・ソローミン(「サローミン」という表記より「ソローミン」の方が一般的だと思うが)は、エリツィン政権で文化大臣まで務めた親日派の名優。マクシム・ムンズクは愛すべきデルスを見事に体現している。
ドキュメンタリーの要素もあるこの名作が生まれるまでは、旧ソ連の計画経済的な指示(使ったフィルム長に応じて予算を出す…とか)もあって、紆余曲折があったらしいが名作といっていいと思う。

投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-11-02 17:47:33
これは黒澤明が世に残した最良の作品ではないかと思う。シベリアの景色を映したキャメラが素晴らしく、いつもの説教臭もなく坦々と物語が綴られて行くのだが、その功績はデルスを演じたマキシム・ムンズ−クとカピタンのユ−リ−・ソロ−ミンの好演と、何よりもシベリアの風土がクロサワの感性にピタリと嵌まったからだったのではなかろうか。こんな素敵な映画を製作しようとした松本陽一さんとキャメラの中井朝一さんお二人の日本側スタッフの苦労と働きに敬意を表します。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:uptail投稿日:2013-11-06 11:27:17
黒澤明
投稿者:sachi823投稿日:2013-07-03 18:39:51
公開時に見たきりでしたが、DVDで再見しました。
わすれている場面も多かったです。
マキシム・ムンズクが非常に良いですね。
彼が演じるデルス・ウザーラは黒澤の理想の人物を
体現しているのでしょう。
寒さから身を守るため茅を刈り取る場面は圧巻です。
氷結した湖に沈む黒い太陽や春の川の解氷の移動撮影など
優れた映像もありますが、壮大さを感じさせる場面は
多くはありません。ドラマ的には平板で冗長さを
感じました。
投稿者:bond投稿日:2013-01-10 08:30:19
子供の頃映画館で観て感動した。今回久しぶりに観るが、ヘタな小細工なしでストレートに作り上げているので、素晴らしい映画だ。自然の中で生きる善人の心に触れられる。
投稿者:BARCA投稿日:2012-04-05 21:58:11
まさに凡庸の極み。
我慢して最後まで観たがひとつもいいところなく終った。
全てが予定調和で型に嵌った展開。
さらにそれをもったいぶってワンシーンを長々とやるもんだから始末が悪い。
映画的表現のレベルでもひどかった。
一つ酷い例をあげるとデルスが隊長の家を出て森へ帰ると告白するシーンで
ピアノを弾いていた子供がショックを受けて効果音のような不協和音を鳴らすという…
トーキー初期のような演出。
これが羅生門を創った監督かと悲しくなった。
晩年の黒澤は衰えたと言うよりも人が変わってしまったようだ。
投稿者:has42120投稿日:2011-09-28 17:12:05
スベトラーナ・ダニエルチェンコ
投稿者:Normandie投稿日:2011-06-07 01:00:50
ソ連としてアカデミー賞外国語映画賞受賞ですが「おくりびと」よりも実質的にはこれが最初だと思ってる。
投稿者:MADMAN投稿日:2010-08-10 19:11:04
 素晴らしい。シベリアの森林、タイガの映像に圧倒される。カピタンとデルス、実に魅力的。長尺で、眠くなるかと心配だったが、テンポ良かった。音楽も効果的。個人的には、黒澤明の底力をまざまざと感じた。
投稿者:ハッピーm投稿日:2008-12-10 17:07:44
【ネタバレ注意】

人間味の溢れる作品。  枯れ草しかない原っぱで一夜を過ごすための知恵、火や水など自然にも命があり、ヒトと同じという価値観、森で生きるための多くの知識や技術があれば、いつでも豊かな街での生活より厳しい条件でも自由に生きれる森の方がよっぽど人間らしい生活だということか。 ラストに便利な銃を得て森に戻ったデルスがそれが原因で殺されてしまうのは、森に便利なものを持ち込む=文明を拒む自然と受け取った。  デルスの最後があんなに怖がっていたトラ(恐怖心の幻影か?)ではなく文明の便利な武器が原因と言うところが非常に皮肉に思える。  

投稿者:Bava44投稿日:2006-10-08 22:17:11
【ネタバレ注意】

精魂込めて準備中だった『トラ・トラ・トラ』の流産と、自殺未遂事件を経て、文字通り自らの命を懸けて制作した『どですかでん』を低予算(撮影期間28日)で仕上げたものの赤字をだし、映画会社からは干され、クロサワを神格化しようとする連中は懐古主義に走っていた。それが本作制作当時の日本の状況である。

原作は20世紀初頭の帝政ロシアで、シベリアのウスリー地方の地図製作の探検調査に行ったアルセーニエフの書いた実話。それを日本語に翻訳したのは満州鉄道調査部所属の長谷川四郎。1942年に満州事情案内所なる所から小部数出版。それを助監督時代の黒澤明が読み、いつか映画化することを考える。51年の『白痴』の後で久板栄二郎に依頼して北海道を舞台にした脚本を作るも、上手くいかず。そして時を経て、『どですかでん』のモスクワ映画祭出品を契機にソ連側から映画を作らないかと勧められ作られたのが本作である。つまり30年間、映画化を考えてきて遂に実現したのです。(ソ連での制作を勧めた映画人にはサイレント時代からの監督でシェイクスピア研究家のグリゴーリ・コージンツェフもいて、映画祭終了後に黒澤の『白痴』を観て「こんなにドストエフスキーをよく分かっている人が日本にいるのか」と感激したそうです。しかしデルス撮影のために黒澤が再訪ソする前に死んじゃったそうです。泣ける)本作の制作に関し、とても苦労したという話がありますが、言葉の違い・制作システムの違い・シベリアの自然を相手にした戦いが主なものであり、ソ連側から映画製作を勧めた経緯からも分かるように、ロシア側は非常に協力的で、モスフィルムでは偉大な監督が来たといって大歓迎。ロケ場所の(アルセーニエフを記念して作られた)アルセーニエフ市では市をあげた協力体制だったそうです。当時ソ連は映画製作の創造面で刺激・活性化を求めており、創作意欲はあったが資金面で映画が撮れない黒澤を日本から引っこ抜いたわけです。

原作が探険記、自伝小説であり、映画にもアルセーニエフのナレーションが入るが、脚本ではデルスを主人公とした客観的な視点が含まれている。そして、その脚本の決定稿と映画本篇を比較すると異なる部分が多い。第一に編集段階で切ったのではと思える所があること。しかし、それは映画本篇を冗長にしないためと、ソ連側との契約で上映時間を150分以内にしなければいけなかったことが原因だと思う。第二に撮影現場で変更されたと思われるシーン。物理的に、または映像的に上手くいかない部分が変えられている。射撃の的が水鳥から空ビンに変えられているなど。(この変更の良いところは当時ウスリー地方ではガラスが稀少で価値があったという事実ともリンクしてくる点だ。)第三に人物描写が映画として現実的になっていること。ここが黒澤の凄いところだと思うが、例えばラストのアルセーニエフにはセリフがあったが、映画の中では悲しみのなかで言葉が出てこない様子が描かれている。これが『影武者』『乱』へと続いていく悲劇色の強い映画にしていると思う。

個人的にも名シーンの多い映画だと思うし、まるで森に生えているキノコのようだと黒澤が形容したデルス役の俳優が良かった。原作もとても魅力のある作品なので読んでみることをおすすめします。

◎トリビア
脚本の翻訳にはロシア小説の翻訳で御馴染みの原卓也が加わっている。
エンドクレジットで流れる歌はシベリアのコサックの歌。
デルス役には当初、三船敏郎を予定していた。(別の映画になりそう:笑)
本作はアカデミー外国語映画賞を受賞しているが、アメリカでの配給は当時ソ連とのパイプがあったロジャー・コーマンであった:絶句。

参考文献
『デルスー・ウザーラ 上下巻』アルセーニエフ著 長谷川四郎訳 河出文庫
『キネマ旬報 増刊5.7号 黒澤明ドキュメント』 キネマ旬報社

投稿者:tanukun投稿日:2005-12-05 02:21:54
なんと言っても「カピターーーン!」と呼ぶデルスゥのかわいい声。それと当時の共産大国ソビエト連邦との合作。これは世界のクロサワでなければできなかった偉業でしょう。因みに、平凡社の東洋文庫になっている探検記「デルスウ・ウザーラ」とは時代がだぶりません。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2005-05-09 03:10:10
【ネタバレ注意】

下のあなた、原作を読んで見えるので、お聞きしたいのですが.

1.街で暮らそうとしたウザーラは、街の暮らしと言うよりも、単に、薪を買うという感覚が理解できなくて、公園の木を切ってしまった.
2.アルセーニエフは、森に戻るウザーラに最新式の銃を持たせた.その結果は、その銃を欲しがった他の原住民に、彼が殺されることになってしまった.

私がこの映画を観たのは、公開当時のこと、随分うら覚の記憶にすぎません.
これで間違いないでしょうか.

もう一つ
描かれた探検隊は、1902年からのことなのですが、1901年あるいは、1904年にシベリア鉄道が全通している.この探検隊が派遣される背景にシベリア鉄道の開通があって、その事が原作に書かれているのではないかと、想像するのですが、どうでしょうか?

もう一度映画を観ろ、自分で原作を読めとは言わないで、よかったら教えてください.

投稿者:DENDEN投稿日:2005-05-08 19:21:22
確かこの作品は黒澤監督の再起第一作目ですよね、事情はわかりませんが当時のソ連が制作の機会をを与えてくれたことに感謝。この映画が発表されたとき原作の本も読んで観に行きました、違和感無く映画に入ることが出来ました、デルスがあまりに似ているのでビックリしたことを覚えております。
先日スクリーンで観るのは3度目になりますが、忘れている場面が多くて感動を新たにした次第です氷上で枯れ草刈りしてビバークする場面はいつ見ても感動します、沈み行く太陽(時間)との戦い、デルスが本領を発揮します。
再会して森の中でのキャンプ、夜隊員たちのコーラス一方ではデルスとキャプテーンの語らい、夢のような一枚の名画を観るようなシーンであの大画面の隅々まで生き生きしていました。
音楽がいいですね、これまでの黒澤作品の音楽は効果音に毛の生えたようなもの、次元が違う感じ当時のソ連の音楽レベルの高さを反映しているのではないでしょうか。
主題はウラジミール隊長とデルスの関わりですが、デルスの語る言葉、トラもクマも太陽までもヒトであり自然の恵みで生かされているとする謙虚さ、これからの我々に重い意味を持ってくると思う。
これは黒澤監督の人間愛人類愛、異文化を理解しさらには地球を愛する壮大なメッセージなのではないでしょうか。
投稿者:さち投稿日:2004-12-25 20:09:13
かなり間が長い
投稿者:KOU投稿日:2003-02-05 10:56:59
この監督のカラー映画の中では、ベストかもしれませんね!http://face.ruru.ne.jp/harekura/
投稿者:ssesshu投稿日:2003-01-02 03:15:40
日本人には斬新すぎる!
投稿者:空三郎投稿日:2001-06-28 21:27:01
クロサワ映画の全作品の評価は、心境の変化と年齢とで、刻々変化しているのではないか。昨日まで「七人の侍」が最高傑作とおもえば、今日は、「生きる」が一番
いや「羅生門」だ、と言うぐあいである。1つの作品を何度も見返せば、クロサワ映画の奥行と、監督のねらいがだんだんわかってくる。従って、クロサワ作品は、
愚作は一本もない、といっていいぐらいである。
さて、デルス・ウザーラだが、眼をとじると名シーンが数々浮かぶ。酷寒のなかの
命をかけたテント作り、銃の試し撃ち、渓流に流されるところ、ウザーラが町から
山に帰っていくシーン等。名作は名シーンを作り出し、いつまでも見る人の心に刻み込みます。人によって評価はちがえどこの作品は、主人公のズザーラに、私は感動しました。りくつぬきで、確かに名作です。
投稿者:クロマツ投稿日:2001-01-06 19:31:56
黒澤明監督の中でも、最高傑作にあげられる。とにかく感動した。これをつくらせてくれたソ連に感謝。昔、この話を日本の北海道に移して、監督が久板栄二郎と脚本を書いたらしいが、こっちもみたかった。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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