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暗黒街の弾痕(1937)

YOU ONLY LIVE ONCE

ただ一度の愛/暗黒街の弾痕(リバイバル)

メディア映画
上映時間86分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1937/06/
リバイバル→IP-75.12
ジャンルドラマ/犯罪
暗黒街の弾痕 [DVD]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 1,260
USED価格:¥ 529
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【解説】
 公選弁護士事務所で助手をする恋人ジョー(シドニー)の尽力で、短期で出所しトラック運転手の職に就いたエディ(フォンダ)は、早速、彼女と簡単な式を挙げ、新婚旅行に出かけるが、泊まったモーテルですぐに前科者と知れて追い出しをくらった。それがミソのつきはじめで、ささいな遅配からクビになったエディは、金を持たず新居に戻る勇気のないまま安宿で過ごすうち、銀行強盗の犯人にされてしまった。ジョーは自首を勧め、彼は素直に従うが、次々に彼に不利な証拠があがり、遂に死刑判決を受けた。執行当日、エディはかつての仲間の用意したピストルで職員を脅し、脱獄を図ろうとする。そこへFBIより、彼の冤罪を晴らす打電が入った。常日ごろ、夫婦に親切にしてくれ、その日も駈けつけていた神父ドーランは必死に、彼が今や自由の身であることを説明するが、疑心暗鬼となったエディは聞く耳を持たない。神父は、逃げるなら自分を殺してから行け、とあくまで頑張る。フランクは乱射した。神父は、無事だ、と声を上げ、結局、彼を通させたが、その直後に絶命した。彼は紛れもない殺人犯となってしまった。ジョーと合流して、絶望的な逃避行を続けるが、二人の仕業でないことも彼らのせいになり、その“凶悪さ”が誤って喧伝され、犯罪で裕福になったとも噂されたが、実際は、銃弾跡をゴマかすため窓を割った車で雨風の吹き込むにまかせ逃亡していた。なんとか国境の町まではたどりついた二人だったが、そこには警官隊が待ち受けていた……。霧や独房での光と影の表現、S・シドニーのうるんだ瞳がわずかに喜びに震える瞬間の至福感、謎めいた銀行襲撃場面のスリル……。どこをとっても素晴らしい、ラング、アメリカ時代の最高傑作。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1083 8.30
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【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-01-04 22:53:20
逃避行ものに外れはないだろうけど、後の「俺たちに明日はない」じゃなくやっぱりこちらでしょね。ラングやヘンリー・フォンダは偉大ですわ。
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-06-01 18:44:56
ボニーとクライドをモデルに製作されたのは明白だろう
邦題からギャング映画をイメージするが、原題”ただひとつの愛”からわかるように純愛映画である

ヘンリー・フォンダとシルヴィア・シドニーの愛の逃避行
フォンダは所謂前科者、シドニーが彼に惹かれる過程が省略されており、いろいろ感情移入できないところはある
どちらかといえば脱獄の際のスリルある描写が印象に残ったかな
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2015-06-20 23:44:29
【ネタバレ注意】

ギャング映画じゃありません。

投稿者:クリモフ投稿日:2011-07-21 14:23:44
ラングは「メトロポリス」のみ鑑賞。アメリカ時代の作品初めてですが、まぁ、よくできた逃避行(だけじゃにけど)モノでありました。そつがないなぁ、という印象と共に格子の影やら見上げるようなアングル、スモークなど、っぽい描写もいい感じです。
元犯罪者への世間の冷たい目線と不運が重なり、どう考えても好転しなさそうな方に話が転がっていくのが非常にリアルですが、エディが窮地にいくにつれて健気なジョーが愛を強めてゆくのがこれまたリアル。
今となっては定番ともいえるラストもなかなかいいのですが、個人的には監獄からの脱出劇や牧師とジョーのエピソードなどが心に残りました。シルビア・シドニーはなかなか。
全体的にもうちょっと時間の経過がはっきりしていたら、とも思いますが十分に楽しめる作品だと思います。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 23:06:04
ヘンリー・フォンダ
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 17:08:17
ヘンリー・フォンダ&シルヴィア・シドニー
投稿者:投稿日:2008-02-25 16:17:20
後世の映画に絶大なる影響を与えたと呼ばれる作品というものは、こちらが構えてみるせいか、な〜んだという場合が多いものだが、フリッツ・ラング、そしてヘンリー・フォンダに対するイメジも完全に覆されてしまう。たとえば、犯罪に使われた自動車は沼などに沈められがちだし、引き揚げられがちだが、この作品における描写がオリジナルではなかったか。後に、影響を受け意匠をつくされた作品が幾百とつくられても、みるものの驚きを損なわない稀代の傑作。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-01-27 12:59:02
【ネタバレ注意】

テルマ&ルイーズetc.の原点たる本作。(って所で結末の想像が付くってのが欠点)
暗黒街の弾痕?って邦題は変〜マフィア?モノじゃありません。

3度目の刑務所(銀行強盗)から真人間になるつもりで出所した彼を待ち受けるものは、悪人のレッテルと不運の連続。泊まったホテル(何故か親爺が犯罪者マニア)すら追い出される。勿論、紹介して貰った運送会社は彼が何者か解ってるので、彼が仕事中に新妻に新居の相談をし(たりするのは如何なものかと…)〜連絡が付かない1時間余りを理由に解雇される〜手付けの残りがまだなのに妻は引越し…金はどうする?〜って所であくまで解雇を取り消さない雇い主に銀行強盗は簡単だが正しく生きたいと哀願するが決裂…そして頭にきてノックアウト(これが彼のやり直せない理由)…多分、彼は後々裁判で証言したのだろうねぇ〜ってタイミングで銀行強盗事件が発生し、現場に彼の帽子。自分はやってないと弁護士の妻に信じさせるが逃げようとする彼に彼女は自首を勧め…って警官隊に踏み込まれて裁判も有罪〜電気椅子確定、となる。

いや、あの鉄格子の影…デザインされてますね。画面は全編素晴らしい映像です。
その後、追い込まれた彼は真に重罪を犯してしまう。この緊迫した演出も見事。

そして彼と一心同体な妻は、不運な巡り合わせの責任感もあって彼を連れて逃げ切る事を決心…2人の間に子供も生まれます。が、行く先々であることないこと全て自分達の責任にされ、2人にかけられた賞金額も増えてゆく…あのタイヤとガソリン(必要最小限)を彼等に脅し取られた店員が金も取られた(…って主張は犯罪)…なのだが、悪いのは「犯人」なので、そのくらいの余禄(更に悪い奴のように言い立てる)は、たいした事じゃないって考えではないかと。
つまりが人がしていない事をしたと言う(またはした事をしていないと言い張る)って「汚い行為」は法的には犯罪でなく、ガソリンとタイヤを実際に奪った犯罪者は、ついでに金も奪った事にされる(世間も彼等の言い分など聞く耳持たない)のが法的に正しいって事になってるわけ…っかそういう立場に自分を追い込んでいるわけだね。

その大元はカエルの足を焼いた奴をぶん殴ったって行為。多分なのだが、カエルの足を焼いたからっていきなりぶん殴る奴がいるとは思えない。何かを先ず言うだろうね「そんな事して面白いのか?可哀想だろ?」とか…で相手が何か返す「テメェに関係あるかよ…ほっとけよ」とか。なんだかんだとやり取りがあって相当許せない発言(人格を傷つけられるとか)があって初めて手が出る…が、結局は「カエルの足を焼いたから殴った」訳で、それは世間では通用せんでしょう。〜で札付き。悪い仲間も出来る。自動車泥棒、銀行強盗…挙句に人質…そして殺人。

ラストはボニー&クライドのように唖然とさせるものではないですが良く出来てます。名作でしょうね。

投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-12-02 15:38:38
ラングのメロドラマチックな犯罪物。
ドイツ時代の大作群に比べ、やはり雰囲気は違う。もちろん、ラング的な記号や映像描写はあるが、それよりもハリウッドナイズされたタイトさや洗練さが優勢であり、物足りないように思った。
セットの狭苦しい感じなど低予算で作られたのは明らかで、そこに原因があるのだろうけど、逆にそうしたシンプルな設定でこそ、ラングの演出力がよくわかるとも言える。
演技陣。フォンダ・シドニーのコンビ、今一つか。
投稿者:猿渡川投稿日:2007-06-18 23:21:05
ガスマスクをつけて、手榴弾のような催涙弾を投げて、煙が出ている中、現金輸送車を奪い去っていく犯人。

土砂降りの雨の中素晴らしくダークなシーンだ。

ラングの本によるとこのシーンが、プロデューサーが作品の権利の売り、「犯罪王ディリンジャー」(1945)でもそのまま使われたそうだ。

投稿者:8397MT投稿日:2007-04-04 21:21:06
はらはらどきどきする。演出が上手いのだと思う。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-03-17 10:05:22
【ネタバレ注意】

「人生は一度だけなんだぜ」という原題が、頭を殴るほどに強烈。しみる。
では、映像が、この言葉のインパクトをいかにして凌ぐか?
冒頭、スタジオ内の狭い室内空間でのやりとりを示されるせいで、30分間の退屈を強いられ、当惑したが、その後、突如、泣けてきた。
これとタイミングを重ねるかのように、豪雨の中での孤独な銀行強盗シーン。
無慈悲極まりない光景。
降りしきる雨の激しさと立ち込める白煙を前に、無性に、泣けて泣けて、仕方がなかった、が、ややあって、反省。
流された涙は、主人公のエディの社会に対する凄まじい憎悪の表現を「誤読」させられたせいであったと分かる。
再度、DVDでチェックしたが、そのとき残虐行為に及んだのは、主人公のエディだったのか判別しがたい撮り方がなされており(名手ラング!)、観客としては、「冤罪」かどうか分からないからこそ、エディに猜疑の目を向ける仕組み……であるはずなのだ。
(もちろん、あらすじを知ったうえ、観れば、そのような「騙される快楽」には陥るまい。とはいえ、それでシビレそこなえば大損。)
ともかく、このような心的動揺を経たのち、「犯罪者」のエディを嘲う大衆と、自らの手を汚してでも彼を救おうとする少数者との、きめこまかい攻防に、目を凝らす時間の緊張感と切なさ。
後半、ほとんど泣きながら観ていたが、もはや愛し合う2人が、共に死ぬ運命を免れようもない、と勘付き始める頃になると、彼らを祝福しつつ、おだやかに見届けることができた。
身もフタも無い言い方をするなら、真の悪人とは、無責任で腹黒い大衆(オレたちにお前ら)にほかならない、ということだ。

投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-29 19:22:10
 ラングの映画はどの作品も重く、お腹に応えるようなものばかり。観終わった後で深く考え込ませるようなものばかりだ。前作の『激怒』もそうだった(唯一の例外はこの映画に続く『真人間』くらいか)。仮釈放された元囚人の行方不明者が大勢いる、などというニュースを見聞きすると、昨今はにわかに不安に駆られてしまうが、そんな不安感が前科者に対する偏見や蔑視を生む…というサイクルは70年前のアメリカも現在の日本も全く同じ。この世に犯罪がある限り(つまり人類が存在する限り)解決できない問題だろう。救いのないストーリーの中で、シルヴィア・シドニーが時折見せる優しい表情が心に沁みる。
投稿者:ご飯投稿日:2004-11-17 00:07:54
数年前にスカパーでやってたものを録画して最近になって観たけど、こんなに良いものだとは思わなかった。ハリウッド映画のイメージを一蹴するほど暗く重い、それでいながら最後まで魅せてしまうフリッツ・ラング監督の腕力には恐れ入りました。それにしてもガソリンスタンドで、ガソリン代を払わずに逃げた主人公二人が去った後に、店員がレジから金を盗って彼らのせいにするというところは、ナチスの宣伝映画を作ることに反発してアメリカにやってきた、ラング監督の視線なんだろう。普通に暮らしている人の汚い面をさりげなく盛り込んだところに屈折した想いも感じられる。ヘンリー・フォンダがこんなにも陰鬱な表情を見せるところも意外だった。どうしても「荒野の決闘」や晩年の作品の印象が強いので、若かりし頃にこんなにも救いの無い暗い顔を見せていたとは。この路線が続いていたら、スターにはなれなかっただろうが、脇の良い味をだす個性派になっていたのかも。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-07-20 11:00:37
フリッツ・ラングが渡米して「激怒」に続く作品で、外国人から見たアメリカ社会の暗い面を鋭く描いています。偏見による迫害については、前科者に対するものではありませんが、日本の「雄呂血」を思いださせる映画です。長くアメリカに住んでいた友人が「アメリカの良い所は、やりなおしが効くことだ」と言っていましたが、このようなケースは別のようです。売りだし中のヘンリー・フォンダが、まず好演と言っても良いですし、この当時ラングがよく使っていたシルヴィア・シドニーが更に良いです。彼女はこのような役の時が一番光ります。
雨が降っていたり、霧が立ちこめる環境での描写などは素晴らしく、最初の方で池の蛙、そして水面に写る二人の顔のシーンが、先の展開を予測させながら流石だなと思いました。ただラストシーンは良いのですが、脱獄してからのシーケンスは、二人の愛情に焦点が絞られ、ハリウッドに迎合した感じがあって多少、前半との違和感を感じました。
投稿者:黒美君彦投稿日:2003-10-20 00:39:43
ボニー&クライドの原点ともいえる作品だが、ヘンリー・フォンダ、シルヴィア・シドニーが熱演。不条理の中の愛を見事に描き出しているが、特筆すべきはフリッツ・ラングの陰翳に富んだ映像描写の素晴らしさ。小道具として使った蛙、牢獄から伸びる鉄格子の長い影、激しい雨に打たれる自動車の曲線、貨物列車で再会する時にすぐ横を疾駆する列車からの光(しかも列車は映っていない)などなど・・・。
誰も信じられなくなった主人公テイラー(H・フォンダ)の孤独と、そこに縋るジョー(S・シドニー)の健気さがラングの映像の中で輝いている。ラストシーンもいい。
投稿者:yumicchi投稿日:2003-03-16 16:16:34
私も夜中にテレビで観ました。
ヘンリー・フォンダだから最後まで観てみようかな〜と。
邦題からしてなんかギャングものなのかなと思ったら、
全然違って社会派だったので意外な展開でとても面白かったです。
最後はとっても可愛そうでした。
そうそう、この邦題はひどすぎる。
それにしてもどうしてアカデミー賞に全然ひっかかってないのかな〜?
投稿者:yomoyama投稿日:2003-03-16 08:40:46
【ネタバレ注意】

本日テレビで観戦.文句なしの傑作なのでこれを手本にしたものを多く見すぎた分、新鮮さが割りきされるのが残念.
神父がくずれおちるシーンで終われば「Fin」と出るところ.
その後のメロドラマで「The End」となってしまったのも残念.現代から見るとチョイかび臭いのはしょうがないけで、なにしろ傑作.当時の大傑作.

投稿者:kn2投稿日:2001-08-02 10:15:35
 「ドラマ」というものは不変というか、時代を超えて通じるものであると実感させられる。この映画は徹底的にドラマチックで、ドラマでない部分は一切ない。次々と現れる謎の連なりが織り成すまさしく隙のないプロットで観客を必ずつかまえる。最初の謎はジョーの婚約者らしい「テイラー」なる人物が誰なのかということ。この謎に始まって次々と途切れることなく、しかし過剰になることなく謎が繰り出されていく。観客はその謎の答えを知るために映画を見つづけざるを得ず、その解明の過程に含まれる小さなドラマにも目を奪われる。特に刑務所でのエディの様々な計略のスリル感はたまらない。
 なんとなく暗く、地味な展開は黄金期のハリウッドのイメージとは裏腹なようだけれど、それによってフリッツ・ラングがその黄金期の中にあっても異彩を放たせたものであり、時代を越えてわれわれを魅了する要素でもある。全体に映像が暗いのもフィルムが古いせいばかりでもないだろうし。勧善懲悪の二分法となっていないのも好感が持てるhttp://cinema-today.hoops.ne.jp/
投稿者:奈良投稿日:2001-07-23 20:13:48
映画は視覚に訴えるものだと思っていたら大違い。この映画は視覚・聴覚は勿論、
触覚や嗅覚をも刺激する映画だ。庭にいた蛙、シルビア・シドニーの瞳、手を後ろに
まわしたヘンリー・フォンダの吐息、強盗シーンでの雨に濡れた自動車のウインドウ
・・・ そのどれもが物語を超えた豊穣なイメージを形成し、頑強な構成力・演出力を
誇るラングの、常軌を逸した魅力を見せつけてくれる。映画史を揺るがす傑作だと思う。
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