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天国の日々(1978)

DAYS OF HEAVEN

メディア映画
上映時間94分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(Par=CIC)
初公開年月1983/05/
リバイバル→日本スカイウェイ=アダンソニア-2011.8.27
ジャンルドラマ
天国の日々 [DVD]
参考価格:¥ 1,500
価格:¥ 955
USED価格:¥ 511
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天国の日々天国の日々

【解説】
 第一次世界大戦が始まって間もない頃、シカゴから放浪の旅に出るビリー(R・ギア)と妹リンダ(L・マンズ)、ビリーの恋人アビー(B・アダムズ)の3人はテキサスの農場で麦刈り人夫の職につく。若き農場主(S・シェパード)はアビーを見初め、彼の命が長くない事を知ったビリーは、楽をしようとアビーに形だけの結婚を促す……。「地獄の逃避行」(73)で一躍脚光を浴びたT・マリックが、今世紀初頭のテキサスを舞台に、若者たちの葛藤を描いた秀作ドラマ。そしてそのドラマを完璧にサポートしたのがN・アルメンドロスによる撮影(オスカー受賞。H・ウェクスラーは追加撮影を担当)。穂に光受け黄金色に輝く麦畑、四季折々につれ変化を見せる農場などの自然描写、季節労働者や大道芸人たちの横顔など、まるで絵画を思わせる美しい映像の集積は、ドラマと見事に融合しつつ、ある部分ではドラマをも越える訴求力を放っている。役者陣も好演で、語り部たるリンダに扮したL・マンズの少女ぶりとその眼差しも忘れ難い。
<allcinema>
評価
【関連作品】
地獄の逃避行(1973)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14106 7.57
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-08-31 01:59:40
【ネタバレ注意】

テレンス・マリック監督とネストール・アルメンドロス(一部ハスケル・ウェクスラー)のカメラによる叙事詩。
1916年のテキサスが舞台。主人公のビル(リチャード・ギア)と妹のリンダ(リンダ・マンズ)、そしてビルと行動をともにするアビー(ブルック・アダムス)の過去はほとんど語られない。ビルが冒頭、精錬所で上司に殴りかかって工場を去るシーンくらいだろうか。

貧しい労働階級(持たざる者)と持てる者・農場主チャック(サム・シェパード)との対比。農園の夕暮れは美しく牧歌的で、アメリカ映画でありながら(しかもロケ地はカナダでありながら)ミレーの絵画を思わせる。
複雑に絡まった愛情がやがて悲劇へとつながる物語は農園風景に溶け込み、不思議な味わいを醸しだす。
やがてセピア色に褪せていく風景のなかに埋もれていく物語が、マジック・アワーの光とエンニオ・モリコーネの音楽に彩られ、しばし映画的快楽に身を委ねることができた。

それにしてもリチャード・ギア、若々しい。撮影当時28歳だから当然だけど(笑)。

投稿者:sachi823投稿日:2014-06-25 11:23:59
貧しい季節労働者たちの描写も優秀ですが、
特筆すべきはその映像美で、
一日のうち限られた時間しか見られない
自然のもっとも美しい瞬間を切り取ったような
カメラの美しさは驚異的です。
ストーリーだけを追えば平凡な話なのですが、
他の凡庸な監督とは全く違う描き方に感心しました。
投稿者:こじか投稿日:2012-11-19 01:48:20
じわ〜っと、、、落ち着いて何度か観たくなる作品です。とても素晴らしい。
投稿者:gapper投稿日:2012-05-06 13:20:01
 上級なカルトのイメージの監督テレンス・マリックの作品。

 IMDbでは8ポイントと評価が高く、注目すべきは8ポイントに投票した人が23.6%であるのに10ポイントに投票したの人が26.7%と最も多いということだ。
 年齢的に見ると若い人の方が高得点を付けている。
 非常に感性的な作品なのが、データからも伺える。

 美しい映像なのは、殆どの人が認めるところで私も同様な意見だ。
 しかも音楽はエンニオ・モリコーネだ。
 だが、なぜかタイトルに使われているのはサン=サーンスの動物の謝肉祭の水族館のメロディ。
 もちろん良い曲だが、既にイメージのある曲を使用する必要性があったのだろうか?
 調べるとミュージック・コーディネーターとして3人も名前が載っている。
 モリコーネが、選曲を指示したとは思えないのだが。

 ストーリーテラーと言う言葉があるが、話しの展開として大したことはなくむしろ予定調和だ。
 むしろ分かりきった話だからこそ映像の美しさや雰囲気の良さが際立つ。
 ミュージカルなどと同じ構図であり、理由など求めずにただただ画面を見つめ感じる作品のようだ。

 制作費3,000万ドル、総収益約3,500万ドル(米1978)。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:ローランド投稿日:2012-01-03 10:23:50
【ネタバレ注意】

 アビー役のブルック・アダムスに品性を感じなくて、二人の男の人生を破綻させてしまうほどには魅力的に見えないのが難点だけれど、その分、主役はこっちかと思うほどに大自然の描写が美しく、大平原の麦畑に馬車や蒸気機関の農機が稼動し人々が生き生きと働く姿に、タイトルの「天国の日々」とはこのことかと思うほどです。  

残り少ない余命だっていうのに愛する女の行動の邪心ある動機を察知し、そのうえにバッタの襲来を受け、冷静さを失って暴発する農場主にとっては害虫のバッタも悪意ある人間も同じで、その人間を拳銃を持って始末に行くが、工具のドライバーを手にしただけの相手に簡単にやられてしまう。 こうやって語ると不自然みたいだけど、このあたりも監督が優れているのかカメラマンが優秀なのか、構えた拳銃を正面から写して、これくらい隙があるなら・・・・と分からせてくれます。  

作り手のメッセージは何かということになると、ま、この映像美だけでも十分に価値がある気がしますが、狎犬てゆく瓩箸いΔ海箸主題になるのでしょうか。 狄うか食わずの貧しい人間が溢れている瓩箸離札螢佞あったけど、そういう世の中で生きてゆくために、男は男、女は女で生活の手段を探る。  駅での出征する兵士に目をつける女どもにも、好意的・・・
とはいえないまでも、同意するような気持ちになります。    

  この作品も映画館の大画面で観たかったな・・・。

投稿者:陸将投稿日:2011-09-01 22:52:28
【ネタバレ注意】

本作ほど風景や自然を美しく撮った映画を他に知らない。

あまりにも牧歌的で、甘美的で、魅惑的で、悪魔的な大自然。
太陽の光に照らされる、黄金色の小麦畑。

それらはもはや、映画の背景に止まらない。
音楽と完璧に調和した、まるで絵画のような映像の数々のあまりの美しさに、溜息と共に身震いしてしまう。

そんな広大な土地に仕事を求めて群がってくる人々。
刹那的で、形式にとらわれない生き方をしている彼らは、時が巡れば、再びこの地に帰ってくる。

その中でちっぽけな人間の業が、自然に宿っていく様は圧巻である。
人間が抱く情念や欲望や嫉妬心が、やがて人間を盲目にさせ、残酷に変えていく。

風向きが変わり、イナゴの大群が襲来し、炎が麦畑に燃え広がっていく様。
暗闇に赤い火の粉が飛び散り、それによって浮かび上がる人間たちの影。
ここは天国なのか、それとも地獄なのか。

幻想的で神秘的な光景を眺めながら、そこには神が宿っているとさえ感じてしまう。
物語と映像、人間と自然、聖と俗。
それらが全て溶け合って完成した、奇跡の映画だと思う。

投稿者:Ikeda投稿日:2010-08-02 10:57:41
やたらに喧嘩早く、恋人アビー(ブルック・アダムス)を金の為に農場主のチャック(サム・シェパード)と結婚させてしまうというビリー(リチャード・ギア)の性格がきになりますが、貧しさから逃れたいという気持ちは良く描かれているとは思います。
この映画の場合、カナダにロケをした農村風景の素晴らしさが、良く言われていますが、BGMを押さえ、妹リンダ(リンダ・マンズ)のナレーションで進行させているのが、それに大きく貢献しています。最後にイナゴの大群が出て来ますが、これの元祖は「大地」(1937)で、この作品も撮影が綺麗な映画でした。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2010-04-25 15:22:56
限りなく美しく、限りなく切なく、そして限りなく優しい、マリックの代表作ともいえる映像詩。
散々云われてることではあるが、日没寸前の‘マジックアワー‘を捉えたキャメラはどんなに賞賛しても尽きることはなかろう。もちろんアルメンドロスの手になるものだが、彼曰くマリックの撮影知識もプロ級であり、教えられる所多かったそうである。ただ、カナダでの撮影が延びてフランソワトリュフォー「恋愛日記」のためウェクスラーに交代し、冬の場面などを任せている。
大平原にポツンと建つ屋敷というと「ジャイアンツ」を想起させるが、実際にはFWムルナウ「都会の女」から影響されてるようだ。音楽のモリコーネも美しいメロディを聞かせ、秀逸。
なお、一部のシーンで‘panaglide‘なるパナビジョン製ステディカムカメラ(パチモンともいう)が使われている。
演技陣。ギアとアダムスは健闘、シェパードがカッコよくてギアより全然いい。そしてマンツである。彼女のハスキーがかったナレーションは、本作の聴覚上の肝ともいえよう。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 16:03:12
リチャード・ギア
投稿者:Rovin投稿日:2007-11-22 15:25:20
【ネタバレ注意】

ネストール・アルメンドロスの撮影がとにかく素晴らしい。
黄金色に光る麦畑と夕焼けはミレーの絵画を髣髴とさせる。
リチャード・ギアが死ぬシーンのカッティングも素晴らしい。
1秒にも満たない玉響の、水中からのショットの挿入。
テレンス・マリックとアルメンドロスの出会いは、ちょっとした奇跡だ。

投稿者:s-iko投稿日:2006-09-13 01:22:02
言い尽くされていることですが、なんとまあこの映像の美しいことよ。

たゆたう映像美に、ストーリーが水彩絵の具のように溶け込んでいく感じ。
最高にトランシーな作品だと思いました。

映像として、作品として、実風景をどのように捉えるか、ということは映画製作永遠のテーマだと思います。
実風景を一旦切り取ることで、スクリーンに映像を抽出せざるを得ないという映画芸術の宿命を引き受けつつも、スクリーンに留まらずまるでその場から風景が拡幅していくような感覚を湛える映像美をこの映画では作り出してしまっている。
環境とスクリーン上の風景が融解して行ってしまうような、途方の無い感じが凄いです。
投稿者:Bava44投稿日:2006-07-06 21:28:54
ニューシネマの雰囲気、映画的な炎やイナゴの迫力、『チャップリンの移民』を引用するなど
マリックの映画好きを十分感じさせる充実したハリウッド映画。
『ニュー・ワールド』や『シン・レッド・ライン』がマリックの自主映画に見えてくるくらい
ハリウッドらしい映画である。

しかし観客に対する「問いかけ」のような要素を持っていた『ニュー・ワールド』や『シン・レッ
ド・ライン』と比べると、明らかに本作は弱い(作者が何を考えているか全く分からん)。
もしかしたら公開当時は何か有ったのかもしれないが、今見るとそれを感じない。
(勿論、普遍性のある芸術が常に作られ続けなければいけない理由はそこにあるのだが。)

『ニュー・ワールド』に冗長的なところがあったことを考えると、マリックのbestは
個人的には『シン・レッド・ライン』ということになるかな。


あと、マリックの映画は「恋愛は時と場合による」というのを見事に映像化している。
クローネンバーグの『デッド・ゾーン』でのブルック・アダムスの起用は絶対本作の影響だと
思う。
投稿者:irony投稿日:2006-05-13 18:52:59
 ホリエモンはこれを見たのか?
投稿者:Tom投稿日:2005-06-01 05:30:56
ひどい俳優はそうはいない。全くこの映画の世界に入り込めていない。
投稿者:rop-mari投稿日:2005-05-18 12:47:25
イナゴのカタストロフィーが、二人の再会の前におこっていた方がドラマとして面白くなるんでないかと感じた(もちろんその場合はイナゴは登場しなくなる訳ですが)。というより、ギアがバイクで帰ってきた直後の家を映した何カットかに「うらぶれ」「わびしさ」が漂っているような印象で・・・。お金で奪われた愛を取り戻すためのお金を手に入れた時にはその愛はもはやお金では奪い返せないものに成熟してしまっていた、という妄想が一瞬にして膨らんでしまい、ギアのキャラの気持ちを想像して胸が詰まってしまったのですが、ただの詰まらせ損におわりましたね。その後「結局お金じゃ愛は買えねえのかあ!」とばかりに農主が崩壊に走るところは楽しいダイビングが一瞬浅瀬に乗り上げてしまったようで少しだけ興ざめでした。それ以外は完全に楽しめました。タップダンスや農夫の祭り、4人の食事シーンなど、アメリカの原風景にもあれだけ陽気な狂気があったんですね。同じような描写を取り込んでいる映画があったらぜひ見てみたいです。
投稿者:ムタト投稿日:2003-11-29 19:09:35
テレンス・マリックはこの映画で何が言いたかったのか?。確かに四季折々の美しくも広大な麦畑で繰り広げられる人々の生き生きとして姿は感動的だが、ストーリー自体には何も見出せなかった。強いて言えば、自然の雄大さの中に人間の矮小さをコントラストして見せたのだろうか。そうだとすると、リチャード・ギアはインパクトに欠けて明らかにミス・キャストだろう。もっとも映画初出演のリンダ・マンツの無垢なピュアさがそれを救っていた。http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/
投稿者:ASH投稿日:2003-06-08 03:15:41
初めて観たとき、その映像の美しさに鳥肌が立った。僕が映画におけるカメラマンに興味を持った記念すべき作品。技術的なことは分からないが、映画における撮影の重要性という当たり前なことを痛感した。アルメンドロスはスペイン人だが、アメリカの名カメラマン、H・ウェクスラーはどれくらいこの映画に関わったのだろうか。
投稿者:gohandesuyo投稿日:2002-05-11 05:56:56
キャンプファイヤーとはどういうものか、はじめてわかった。
投稿者:けいぞう投稿日:2001-08-16 23:32:36
情報ありがとうございます。実は私もそれに気がついて既に購入してしまいました。まったく申し訳ない。確かに背表紙にも「天国の日々」の題名はなく、ちょっと店を回ってるだけじゃ分かりませんですね。
それにしてもモリコーネはなぜアカデミー賞を獲れないんだろう?
投稿者:ムーラン投稿日:2001-08-16 07:22:13
同じモリコーネの「真昼の死闘」とカップリングになっています。渋谷のSUMIYAで購入しました。
投稿者:マサト投稿日:2001-06-11 19:46:27
作品も素晴らしいけど、やはり映像がキレイ!
 特に太陽が沈んだ直後の映像は本当に感動した。
          アカデミー撮影賞を受賞したのも納得!!
投稿者:ユウティエン投稿日:2001-05-25 18:31:45
シネマスクエアとうきゅうの公開作品で特に好きな作品です。中学の授業で習ったサン・サーンスの「動物の謝肉祭」が効果的に使われていて懐かしかった。本当にきれいな映画です。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-03-24 11:47:41
 この程度の演出なら佐々木昭一郎の方がずっと美しく見せただろう、と当時思
った。ネストール・アルメンドロスがいなかったなら何もない。ま、そこまで言
わないまでも、そんなことが想像もつかないくらい、撮影が際立っている。
 サム・シェパードにも失望した。生真面目過ぎる演技と演出。

#タイトルバックの音楽はサン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」の中の第7曲
 「水族館」ですね。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:けいぞう投稿日:2000-06-12 01:35:23
映像が素晴らしいのはもちろんだが、音楽もいい。E・モリコーネの作品では最上の出来の部類と思うが、なぜかサントラがあるという話も聞かず、CDも見たことがない。CDを持っている方がいたら教えてください。
投稿者:sakura投稿日:1999-10-22 23:37:45
なんといっても映像が美しい。そして映像に劣らない内容。
久々にみごたえがありました。
一つ思ったのがリチャード・ギアってほんと歳とらないな〜
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 撮影賞ネストール・アルメンドロス 
 □ 作曲賞エンニオ・モリコーネ 
 □ 衣装デザイン賞Patricia Norris 
 □ 音響賞Barry Thomas 
  John K.Wilkinson 
  Robert W.Glass,Jr. 
  John T.Reitz 
□ パルム・ドールテレンス・マリック 
 ■ 監督賞テレンス・マリック 
■ 監督賞テレンス・マリック 
 ■ 撮影賞ネストール・アルメンドロス 
■ 監督賞テレンス・マリック 
■ 撮影賞ネストール・アルメンドロス 
■ 作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)エンニオ・モリコーネ 
■ 新規登録作品 
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