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天使(1937)

ANGEL

メディア映画
上映時間91分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(セントラル)
初公開年月1946/07/04
ジャンルロマンス/コメディ
天使 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 3,998
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【解説】
 主演のディートリッヒ自身は自伝でこの映画を“凡作”とただ一言で片付けている。信じられない傲慢さ。しかし、そこが彼女の美しさだ。美神たる由縁なのだ。妥協のない彼女は、ルビッチ映画の“揺らぎ”がお気に召さなかったのか。英国外交官パーカー卿(マーシャル)夫人マリア(ディートリッヒ)は、夫の出張中、内緒でパリに赴き、旧友のロシア大公妃の怪しげなサロンに顔を出す。そこで出会ったアンソニー(ダグラス)と食事を付き合うが、名前を訊かれても答えずにそのまま去る。ロンドンの昼食会でパーカーは旧友“プーチー”ことアンソニーに会い、彼の“天使”の話を聞く。それが自分の妻であるとは知らずに……。そして、夫妻の邸に招かれたアンソニーは、気まずい会話を交わしながらも、マリアと再会の約束を取り付けるのだが……。いつもの恋愛遊戯を描きながら、誘惑者としては気高すぎるディートリッヒの存在が映画に違ったベクトルを与え、扉を象徴的に使った鮮かな“反転”のラストまで、官能の緊密なタペストリーを織りなす。洗練に極みをみせるトラヴィス・バントンの衣装をまとって、これ以上美しいディートリッヒを知らないし、これよりシャープなルビッチ演出はないと信じる。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
544 8.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:ne7002投稿日:2014-01-25 17:01:04
このマレーネ・ディートリッヒは、まさにルビッチの世界にピタリとはまっています。視線の動かし方から歩き方まで。そういう意味でこの「天使」と、キャロル・ロンバートの「生きるべきか、死ぬべきか」が女性主人公のルビッチ映画の最高峰でしょうね。男性主人公ではドン・アメチーの「天国は待ってくれる」でしょうか。
投稿者:MSTR投稿日:2012-02-21 09:28:32
「ルビッチ・タッチ」の迫力と、引けをとらないマレーネ・ディートリッヒの説得力。
2人のハーモニーが生むサスペンスにゾクゾクする。
投稿者:gapper投稿日:2012-01-06 00:13:58
 ルビッチ・タッチが冴える、ソフィスティケイテッド・コメディ。

 特に前半は面白くソフィスティケイテッド・コメディとして秀逸に思う。
 だが、後半になるとディートリッヒは目立つ物の一般的な恋愛物に近く、今日としては然程面白いとは思えない。

 ファンには起こられるだろうが、ディートリッヒは化粧を落とせば別人になるだろうと言う化粧でメイクの達人とも言える。
 今の感覚から言えば少々不自然で”美神”と言う表現を読んでしまうと違和感を増してしまう。
 スタイルも今のように体の線を出す衣装でなく、余りほめるのは同様に違和感を増す。
 特に再評価をすべき人物ではないかと思う。

 ルビッチもワイルダーが”ルビッチならどうする”という言葉を壁に飾っていたと言うことで(結果的に)上下を決定付ける言葉として引用されたりするが、これにも疑問を感じる。
 時代の動きと後輩であることを考えるとやはり再評価をすべきではないかと思う。
 そういったことを強く感じる作品だった。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-11-08 17:47:38
ディートリッヒが凡作とはね。多分、ドイツの大女優には、この最上のルビッチ・タッチが理解できなかったのだろう。ここには不思議で可笑しい場面がいくつもある。その1. 深夜の公園。菫の花束と花売老女。M・ダグラスが天使を見失う。老女がそれを目で追う姿の長い1シーン。老女が花束を拾って箱に戻す。その2. 英国執事二人が交わす会話。とある小うるさい国。執事を使う習慣のない三流国。燕尾服に白ネクタイ。しかしコーヒーにパンを浸して食べる連中。その3. 灰色の目。茶色の髪。素敵な笑顔。渋い魅力。それで十分。違う? あと諸々。ロシアの大公妃。パーカーとプーチーの会話。もう数え切れない。ディートリッヒが、まばゆいくらいに光り輝いている。こういった軽やかな感覚と、俗っぽいのに品があるこの感性をエレガントと断言する。何度も見たくなるルビッチ最高作。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2010-11-23 09:39:27
 ドアの映画。ドアが主役、とまで云うとディートリッヒに怒られるかも知れないが。つまり、本作のディートリッヒも「ルビッチのドア」と拮抗するぐらい存在感があるということ。しかし後半部、ハーバート・マーシャルとディートリッヒの邸宅にメルヴィン・ダグラスが訪ねてくるシーン以降ラストまでドアの演出のオンパレードになる。特にラストの大公妃のサロンの各部屋とドアを使ったテンションの醸成は本当に神業のような演出だ。ディートリッヒとダグラスが二人だけになった後、マーシャルがいるはずの部屋へ通じるドアを映したカットで鳥肌がたちました。ラストカットの簡潔な暗転にも唸らされる。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 16:50:36
演出:10
演技:10
脚本:9
音響:8
投稿者:Ikeda投稿日:2007-01-17 11:43:17
相当おもしろい映画だと思いますが、ルビッチの作品としては後半かなりシリアスになると共にディートリッヒを意識しすぎなのが気になりました。
ロシアの大公妃だというアンナ・ディミトリエブナ(ローラ・ホープ・クルーズ )の高級売春宿にマリア(ディートリッヒ)やアンソニー(メルヴィン・ダグラス)が訪れる所から、パーカー(ハーバート・マーシャル)やその侍従(E・E・ホートン)などまさにルビッチ・タッチで面白いです。
だだダグラスがディートリッヒに惚れ込み過ぎるのは筋書き上こうなるのでしょうが多少、不自然です。一方マーシャルも仕事にかなり集中しますが、こちらは私の経験から言っても、この位は仕方ないと思いました。「女に理屈を言っても駄目」とか「時間通りに来る女はつまらない」という台詞などを含めて、現在の社会では通用しないかも知れませんがルビッチらしい警句です。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-06-08 20:26:09
お人よしのアホにしか見えない。
投稿者:D.T投稿日:2004-01-31 22:39:27
【ネタバレ注意】

先日、『天使』(1937/ルビッチ)をヴィデオにて再鑑賞。これが三度目ほどの鑑賞だ。

この三角関係をめぐる恋愛映画に在る、
フレデリック(Sir Frederick Barker)という外交官に扮するハーバート・マーシャルの慌てず騒がずの端正な佇まい、
終幕近く、“エンジェル”と旧友が出会った部屋で、その二人の恋を悟ったがゆえのフレデリックの(哀しみ、)気づき、諦念の身振り…、
そして、あの終幕の愉楽…。
―それらは、僕の中にしばらく留まって離れそうにない。

この映画を観、その度に少しづつ言葉に出来るものが在るのならば、僕にとっては御の字と云ったところだ。

この映画は、キャメラ、小道具、俳優へのディレクション等を含めた演出上の計算、打算と云った悉くが表にそれとして浮き立って厭らしく留まる事など無く、しかし、映画としての豊かさ、愉楽に収斂して行く。

終幕程近く、ロシア大公妃のサロン(※少々怪し気な上流階級社交クラブとでも云ったものか…)の一室に主役3人が在る緊迫、それは、絶望の淵に立って真底エンジェルたる妻マリアの掛け替えの無さに気付いたフレデリックの静かなる、端正なる姿、諦念の身振りによって、静かなる緊迫の張り詰めた、透明感を湛えたイメージに紡がれた愉楽の一瞬に転じる。
しかし、此処、エンジェルたるマリア(マレーネ・ディートリッヒ)をめぐる三角関係がイメージとして明瞭に立ち現れてくるこの終幕程近くのシーンは、張り詰めていながらも結局は慎ましさゆえの美、官能の気配の心地良さに収斂して行く。

―(そして、)あの終幕。
90分程に在ったすべてが、あの終幕、男女が大公妃のサロンたる屋敷邸を去って行く後ろ姿を擁したイメージに納まり、僕の中で余韻となって繰り返される…。

この『天使』という1930年代ハリウッド黄金期、また、ルビッチ黄金期中(―決して1930年代のルビッチ監督映画の悉くが興行的成功を収めた訳ではないのは周知の通り…)の映画は、例えば5回、6回と観賞を重ねて行くのならば、この90分程に在ったイメージ殆どすべてが僕の中に刷り込まれ、映画を離れた後も一続きのイメージを反芻出来得る如きものに思えたりもする。

仮にそうであろうが、僕にとってその一続きなるイメージを言葉に置き換えることは中々叶いそうにない…。言葉など、イメージの余韻、イメージの魔力に呑み込まれてしまうかのようで…。

『天使』、『極楽特急』(1932)、『ニノチカ』(1939)等々、ルビッチの冴えが煌めく珠玉の映画に取り付かれた事をある時不意に自覚してしまった者は、再び、これら諸作品に向き合って行き、その度に、生々しい映画的イメージの愉楽に心地好く身を委ねている自分自身を悟って行くばかりのように思う…。


■http://ohwell.exblog.jp/

投稿者:Longisland投稿日:2003-05-10 01:33:43
デートリッヒの美しさが存分に味わえる作品。
胸を張って天使といえる女性を、私も持ちたい・・・
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