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東京暗黒街・竹の家(1955)

HOUSE OF BAMBOO

メディア映画
上映時間102分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(FOX)
初公開年月1955/08/27
ジャンルアクション/犯罪
東京暗黒街・竹の家 [DVD]
参考価格:¥ 1,533
価格:¥ 670
USED価格:¥ 2,000
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東京暗黒街・竹の家

【解説】
 「情無用の街」(48)の舞台を戦後の東京に置き換えてのリメイク作品。軍需列車が襲われ、多量の武器弾薬が盗まれた。米軍警察はひとりの捜査官(R・スタック)を東京に派遣、事件と関係があると思われるアメリカ人の組織に潜入させる。表向きはパチンコ店を経営する組織だが、裏では現金輸送車の強奪計画が進められていた……。日本で大々的なロケを行ったシネマスコープ大作であったが、風俗描写や生活描写に“外人から見たヘンなニッポン像”が爆発しまくり、公開当時は国辱的とまで呼ばれた珍作。製作当時ならいざ知らず半世紀近い過去のニッポンなど、現在の視点でみれば単なる“見たことのない外国”でしかない。実際、潜入捜査官を描いたアクション映画として観るよりは、異文化とのギャップを楽しむ映画として観る方が楽しめるはずだ。スタックと恋仲になる日本人女性にシャーリー山口こと山口淑子、組織のボスにはR・ライアンが扮している。
<allcinema>
評価
【関連作品】
情無用の街(1948)リメイク元
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
110 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-01-05 19:40:55
銀座松坂屋ならいざ知らず松屋でも浅草でなら戦後占領下アメ公ギャングも暗躍したかもと思わせるB級傑作でしょ。痩身に虚無性を漂わせるロバート・ライアンはフィルム・ノワールに若き日々を青白く燃やし「ワイルド・バンチ」で己の来し方を反芻しながら老境へと去るの図か。
投稿者:gapper投稿日:2013-12-03 19:37:12
【ネタバレ注意】

 映像が特筆のランナウェイ・プロダクション作品。

 非常にナチュラルなカラーでアメリカ本国で作られた作品でもこうはいかない。
 凍結された資金を使うランナウェイ・プロダクションなのが、何らかの関係がある気がする。
 カラー・コンサルタントとして Leonard Doss の名前が De Luxe とともに表示されるが、彼の功績かもしれない。

 どこでも土足なサンディ(ロバート・ライアン)一味は無礼千万だが、ロバート・ライアンもロバート・スタックもロケに参加しているのでよしとする。
 山口淑子演じるマリコが印象的で、ずいぶん面白さが増している。
 ロバート・ライアンのキャラも際立っていて、怪我をした仲間を見捨てるというのは「決断の3時10分(1957)」同じだ。

 サンディの住む家が題名の竹の家ではないかと思うが、実際は竹で作られた部分は見当たらない。
 映像とキャラで随分得をしている感じで、ストーリーや演出では結構穴が多い。
 ラスト屋上の惑星義に上って群衆に向かって発砲し女性を殺してしまうというのは、それまでのサンディのキャラからしておかしいなど。

 No.3と言った感じのチャーリーは、「スター・トレック/宇宙大作戦 (1966〜1969)<TV>」のドクター・マッコイ(デフォレスト・ケリー)だ。
 特典映像に他の出演者とともに飛行機でやってくる山口淑子が映るが、山口淑子は日本在住だと思うので変な感じ。

投稿者:Ikeda投稿日:2013-04-29 11:55:55
「情無用の街」のリメイクと言われていますが、舞台が東京なので全然、違う感じの映画です。もちろん日本人が見るとおかしい所は多くありますが、国辱的と言うより、むしろ日本を美化している感じがあり、私にとっては懐かしい映像が多くありました。最初の方に出てくる浅草の国際劇場を見て、戦後まもなく浅草日活に「大平原」を見に行った時の事を思い出しました。ただ、最後に近くなると東京ロケではなくて、どう見てもアメリカのチャイナ・タウンとしか思えない描写になっているのは、どうかと思いました。
映画出演としては晩年に近い山口淑子が活躍しているのが良いですが、早川雪洲の出番が少ないのは残念でした。ただ彼の声が吹き替えになっているのが私には良く解りませんでした。ロバート・スタックが山口淑子に卵をシングルにしてくれと言って彼女が聞き直すと、ポーチド・エッグだと教えますが、この表現は初めて聞きました。私事ですが、初めてアメリカに出張したとき、朝食で目玉焼きをアップにするかオーバーにするかと聞かれ、解らないので、連れとそれぞれを頼みましたが、出てきた物を見て、それがサニーサイド・アップとターン・オーバーだと解った事を思い出します。
投稿者:uptail投稿日:2011-05-01 09:49:51
ロバート・ライアン
投稿者:noir fleak投稿日:2010-10-01 12:00:48
1955年(あの「サヨナラ」よりも2年早い。)に出来たカラーシネマスコープ(超大作?)のフィルムノワール。しかも舞台が日本。こんなわくわくさせる映画を撮ってくれたサムエルフラー監督に感謝しよう。

まず、55年前の日本の風景(富士山の見える鉄道から横浜から京急電車から浅草、皇居前、警視庁、銀座まで)がこれほど美しく、生ナマと撮られている映像が、日本映画を含めて他にあるだろうか? まるでつい最近撮られたかのような錯覚を覚える。まさに貴重映像だ。最後の上野松屋屋上からの俯瞰もすばらしい。

フラーはなんと「日本人警察官」として出演もしたとクレジットされており、しかも Additinal Dialogue も担当している。彼は日本が好きで好きでたまらなかったのだろう。
ロバートスタックと山口淑子(英語も演技も大変立派だ。)とのシーンはどれもほのぼのとしたおかしさがあって最高。山口が恥ずかしそうに、「日本人は昔から女性の一番きれいな所はうなじです。」などと説明する場面などは、まさにフラーが台詞を書いたのではないかと思ってしまう。
朝風呂につかってスタックが目玉焼きを箸で食べるシーンも珍妙だが、二人とも本当に楽しそうに演技をしているから、実にいい。

しかし、スタックと山口のキスシーンはついになかったし、また外国人と交際する山口を隣人たちが迫害するシーンもある。フラーは、日本人女性は外国人と結婚したら日本社会で受入れられない、と認識していたのだろう。1955年時点では、すくなくとも外国人はそう感じていた、というところが誠に面白い。
(普通のエンディングなら、スタックと山口が手を取り合って出てきそうなものだが、それも無かった。残念!)
また、ロケーション場面の通行人女性も99%着物を着ているが、いくらなんでもそれはないと思う。フラーが着物を着せたのでしょうね。

フィルムノワールの常でストーリーはハチャメチャ。室内場面はハリウッドで撮っているので、日本語も笑止なのは仕方ありません。しかし、フラー監督の日本への思い入れのおかげで、愛すべき珍品となっている。
投稿者:nabeさん投稿日:2010-08-16 22:40:37
昭和30年の日本を舞台にしたハリウッドのギャング映画。今となってはとても貴重な銀座や上野の風景がカラーシネマスコープで描かれる55年前の日本は、ほとんど外国にしか見えない。特にこういう映画にありがちの中国化がここかしこに見受けられ、李香蘭こと山口淑子が出ているせいか、更にその外国度係数は高くなってくる。
この後日本は高度成長期になり、アメリカを経済で脅かす存在になるとは観客の誰もが思いもしなかっただろう。恐るべし外国ニッポン!である。
投稿者:zuka投稿日:2009-05-15 21:05:09
この手の映画は日本文化を誤解しているところを指摘して,ツッコミを入れるのが楽しいんだけど,それがほとんどなくて逆に残念(笑).
強いて挙げれば,土足で平気で座敷に上がったり,日本茶の店がカフェのごとくあったり,床屋にまげを結っている人がいたり,そのくらいかな.それより,当時の日本の風景がこんなに綺麗な画質で残っているのが驚きです.

日本ロケは松竹が協力しているんですかね.最初の東京のロケ地は浅草にあった松竹の国際劇場.銀座の交差点は歌舞伎座と松竹本社の近く.最後は浅草松屋の屋上にあったスカイクルーザー.
何度も出てくる屋敷はセットですね.後ろの富士山は書割.室内のシーンなどはハリウッドのスタジオで撮影しているようで,セットとしては,おかしなところも多々ありますが,それは普通の映画でもありますからね.その割には良く出来ていると思います.
投稿者:クマサン投稿日:2008-06-15 19:26:20
本作はB級映画の巨匠と称えられたサミュエル・フラー監督初の海外ロケによる大作です。フラー監督が選んだロケ地は憧れの地である日本。奇しくも映画『三丁目の夕日』の舞台とほぼ時を同じくした昭和29年の東京や横浜を背景に繰り広げられるこのエネルギッシュな犯罪映画は「ただのお茶にごし」、「くだらない話」、「最低の国辱映画」などという一部の酷評を消し飛ばしてしまうぐらいの痛快な面白さに満ちあふれています!サミュエル・フラー監督といえば『拾った女』あるいは『鬼軍曹ザック』あたりに人々の視線が集まりますが、個人的には断然この『東京暗黒街・竹の家』が『ショック集団』と双璧を成して素晴らしいと思います。フラー監督らしいタブロイド版ジャーナリズム精神に則った強引で一方的な視点、隠されたシンボリズム、異文化の中での葛藤、生きることの厳しさ、そして裏切り・・・。「映画は戦場だ」と公言してはばからなかった映像作家サミュエル・フラーならではの信条がこのフィルムにはくまなく反映されているのです。

まずは、その大胆かつ独創的なカメラワークにわくわくしてしまいます。シネマスコープの大画面と美しい総天然色を有効に使いきった見事なコンポジション。「春のおどり」のズームアウトしてゆくさいの壮麗なスペクタクル。運河の上を滑りぬけていくように走る着物の女性。雑多でカラフルな縁日ストリート。これはフラー流オリエンタリズムの極致以外の何物でもない。しかしフラーは観光映画によくある歴史的名所だけを映しているのではない。終戦後間も無いありのままの日本をカメラにおさめてその魅力を最大限駆使しているのがよく伝わってきます。パチンコ店であろうと、商店街であろうと、小さな交番であろうとフラーにとっては魅力的なステージ。それが嬉しい。そして白亜の倉庫街をパワフルに駆け抜ける人影、加えて溝口健二監督ばりのクレーンワークを駆使したダイナミックなショットなどのたたみかけ。もうたまりません。すっかり最高に面白く格好いいフラー・ワールドを満喫することしきりです。

ロバート・スタック扮するぶっきらぼうな密偵エディと山口淑子扮するチャーミングな大和撫子マリコとの切なくも甘い恋。この内にフラーは民族を隔てる虚構を象徴化しています。熱きヒューマニスト、サミュエル・フラーの優しい視点が本編をただのアクション映画から隔てています。これを観れば誰もが皆、日本人女性に恋してしまいそうな一方的ステレオタイプ感覚を強調してはいますが、フラー監督の憧れの国に対する敬愛の念こもった愛嬌あるフィクションは微笑ましくもあります。

スタック扮する密偵が潜入した先は厳しき掟の上に成り立つ犯罪組織であり、いずれも軍隊から不名誉除隊を食らったタフな男たちが集います。そんなつわものたちを束ねるのはロバート・ライアン扮する軍人くずれの首領サンディ。紳士然としながら内に冷酷な凶暴性を秘めた掴みどころの無い人物をライアンはクールに快演。物語のスリルを最大限に引き出すカリスマ性を見せつけて、いつもながら懐の深いところを披露します。とくに後半、サンディが決行する裏切り者の粛清のシーンに漂うデカダンスといったら、B級映画の枠を完全にはみ出して文学の香りさえ漂わせます。全部見終わった時点で、このインパクトある役柄がフィルム・ノワール・アイコン、ロバート・ライアンのためのオーダーメードであったことが実感できます。

枕と布団が縫い合わされているお徳用寝室マット、通称“着物ガール”がさっと着物を脱ぎ捨て洋装でスゥイングを踊るお気軽さ、犯罪組織のアジトの珍妙な日本趣味などが多くの人々の気に触ったようですが、むしろこれらが面白い。こうしたリアリティの無い諸要素の、ある種洗練されたシュールさのお陰でフィルムに一段と独特なオリジナリティが加わったといっても過言ではありません。

華麗でポップな“フラー流オリエンタリズム”に満ちた犯罪映画『東京暗黒街・竹の家』。それは、あのジャン=リュック・ゴダールもこよなく愛したエキゾティシズムあふれるスタイリッシュなフィルム・ノワールの傑作。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2005-08-18 10:09:09
 東京を舞台にしたアメリカ人ギャングの映画。勿論、描写はそこかしこに違和感有りだが、しかし瑣末なことがどうでもよくなる面白さ。アヴァンタイトルからラストカットまで見事にバイタリティ溢れる演出だ。ギャング団のボスを演じるロバート・ライアンはいつもながらの渋い貫禄。彼の邸宅の装置も面白い。また、主人公カップル、ロバート・スタックと山口淑子もいい雰囲気だ。そして、ラスト近くの真珠店強奪から屋上遊園地での銃撃戦へ繋ぐ強引な展開は全くサム・フラーらしいテンションの高揚。素晴らしい。

#街の魚売りの女に対して「仕事続けて」と云う日本人スタフの声が入っている。
#真珠店の主人役は『ブレード・ランナー』のスシマスターじゃないか。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449
【ニュース】
訃報、ロバート・スタック2003/05/16
【ソフト】
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