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逃走迷路(1942)

SABOTEUR

メディア映画
上映時間109分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(IP)
初公開年月1979/04/28
ジャンルサスペンス
ヒッチコック アルティメイト フィルムメーカー コレクション ブルーレイBOX [Blu-ray]
参考価格:¥ 31,104
価格:¥ 14,000
USED価格:¥ 11,600
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【解説】
 ヒッチコックがセルズニックからユニヴァーサルに貸し出されて撮った戦中の作品で、主演者への不満はあるが、クライマックスの自由の女神のシーンの素晴らしさが多少の不備は忘れさせる。監督でもあるN・ロイド(本篇の製作者でもあるF・ロイドの息子)の悪役が、必死の形相でしがみつく女神の指股からジリジリと滑っていく、あのスリル! ヒッチ集大成「北北西に進路を取れ」に較ぶれば、無実の罪を被った男が真犯人を突き止める、十八番のストーリーもいささか未整理で、そのラストを効果的ならしめるために奉仕するにすぎない。航空会社に勤務するバリー(カミングス)は、軍需工場への破壊工作(光と影の生きた見事な放火シーン)の濡れ衣を着せられ、手錠のまま逃亡の身となるが……。真犯人を自ら捜し出そうとするヒーロー、それを助けるヒロイン。二人の危機的状況がほぼパラレルに描き出されるのがヒッチらしくない(それが絶妙に一本に縒り合わされてこそ彼のタッチだ)という気もする。
<allcinema>
評価
【関連作品】
北北西に進路を取れ(1959)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1069 6.90
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2017-11-08 18:03:51
【ネタバレ注意】

自由の女神像ってあそこまで登れるの?と知った作品
後年の『北北西に進路を取れ』と同じプロットで、『北北西ー』の方が評価は高いようだが、個人的には本作の方が好き
ヒッチコックの作品の中でも回数を多く観ている方の作品である

ノーマン・ロイドの印象が極めて強い作品だが、実は最初と最後にちょっとしか出てこない
特徴的な顔の役者で、ヒッチコックの人選が良かったのだろう
調べると2017年時点で100歳を超えてご健在のようだ

主演のロバート・カミングスは若き逃亡者を熱演
プリシラ・レインはヒッチコックはあまり評価していないようだが、泣き顔で小っちゃくてかわいいので、巻き込まれ型のヒロインにはぴったりだと思う
彼女の他の作品があまり見られないのが残念

その他もオットー・クルーガー、盲目の老人役のボウハン・グレイザー、トラックの運転手マレイ・アルパー、サーカスの団員たちなど脇も役者ぞろい
盲目の老人とのシーンは妙にドラマチックで異質に感じるが、そこだけ脚本家が別だったそうだ

何といってもクライマックスの特撮シーン
今観ればさほど驚きもしないが、当時の観客は度肝を抜かれたに違いない
映画は脚本だけでなく、音楽だけでもなく「魅せる」ということ
こういう「映画の心」みたいなものに触れると痺れる

投稿者:sachi823投稿日:2014-02-15 14:09:04
製作から日本初公開まで随分かかりましたが、
そのせいで劇場で見ることが出来て幸運でした。
ヒッチ作品の特徴である「事件巻き込まれ型」の
秀作かと思います。
ラストの自由の女神の場面は
なかなか迫力がありよかったです。
投稿者:4531731投稿日:2013-07-03 11:11:13
無実の男が罪を着せられて指名手配され、誰も信用できない中の逃亡はスリルがあるし、信頼できる人々との出会いは清清しい。
70年経ってもその娯楽性は色あせることが無い。主人公は、悲惨な境遇にも負けず、危機に次ぐ危機もすべて乗り越える。
そのヒーロー性。いかにもな、ハリウッド映画黄金時代の典型。
ただ、社会主義・共産主義打倒のプロパガンダの一面があり、その点が印象悪い。気付かない人はいいかもしれないが。
破壊活動に携わる人々は、なぜか「白鳥の湖」を口ずさむw 安易ですね。
この部分の演出は非常に地味だが、「ソ連は敵だ」と無意識レベルでソ連・社会主義に対する敵意を、強制的に
アメリカ国民に刷り込もうとしている意志が見え隠れして印象が悪い。ここに、社会主義・共産主義思想が正しいか
間違っているかという議論の余地は残されていない。
ヒッチコックら作り手はともかく、映画会社の中枢は政府と連携し、あきらかに当時のソ連を意識していた。
投稿者:ジェームス投稿日:2013-05-28 23:32:53
ヒッチコックがハリウッドに渡った初期の秀作の1本。主人公はいまいちパッとしないがヒロインは魅力的。悪役陣もなかなか味がある。クライマックスにやや混乱がみられるが自由の女神のシーンはお見事。
投稿者:きらきら投稿日:2009-06-04 16:11:43
昔見たものを再見。
なぜ前回見たときの印象が薄かったのか。
主人公のロバート・カミングスの存在感が薄いからかな。ハンサムでわるくはないんだけど。

もちろん主人公の存在感が弱いくらいでは、ヒッチコックの映画の魅力がなくなるわけではない。ひとつのアイデアを重層的に転がしていく。110分は長くない。

ヒッチコックは、最後の自由の女神から落ちそうになるシーンは、悪役ではなく、主人公でなくてはならなかった、と悔やんでいたそうだが、どうしてどうして。
実は悪役が窮地に至るケースは「見知らぬ乗客」でも起きる。こちらはロバート・ウォーカーの妙なキャラクターによるもので、実にはらはらさせられる(また見てみたいね〜)。

そういえば今回見直してみて、主人公の危機を救うシチュエーションの2箇所が、障害者の手によるものであることに気がついた。
ひとつは盲人、もうひとつはサーカスのフリークス集団(こちらは脚本のドロシー・パーカーのアイデアらしい)。

現在の紋切り型の障害者の表現は「差別」の批判を避けるためだろうが、こちらのヒッチコック映画の障害者は強く、逞しくしたたかだ。
彼らの存在感だけでもこの作品は見る価値がある。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 15:02:51
演出:10
演技:9
脚本:10
音響:8
投稿者:gapper投稿日:2008-12-18 02:33:50
 冒頭の火事のシーンとラスト自由の女神のシーン以外ではあまり面白くはなかった。
 タイトルの波板の壁に映されたものや、火事での緊張感、自由の女神でのぶら下がりシーンなどはよいのだが、その間の多くのシーンが余り緊張を感じない逃走シーン。
 たとえば、車のファンで手錠を切ろうとするが、切れるわけもなくファンの破片で怪我もしない。
 結局下のローター部分で切る。

 共産主義者と思われる敵は当時であればそれだけで緊張する相手だったかもしれないが、今では違うことも大きいのかもしれない。

 主演のカミングスは、無難に演じているだけといった印象が強い。
 女優のプリシラは道端の広告看板モデルという設定にはあっていると思うがそれだけという感じ。
 興味を引くのはフライ役のノーマン・ロイドで、本人はDVDのメイキングで”とんがっていた”のでやりすぎたといっていたが、結果的には最も印象に残った存在で、作品にあっているように感じた。

【ヒッチコックの出番】
 ヒッチコックは、始まって1時間43分たった頃、フリーマン(バクスター)とケイン(カミングス)の乗った車がサットン夫人の邸宅の隣の雑貨屋に止まった所で、雑貨屋の前で通行人と何か話している。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-10-13 11:26:00
やや物足りない感
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2007-08-14 00:48:04
【ネタバレ注意】

自由の女神に上ったからって、そんなに面白いか?
上る必然性が有ってこそ面白いのではないかと。
ソデが取れるったって、何人もを殺害した男だからね。
ただ落下のシーンは絵的に面白いとは思う。

逆に評判の悪い冒頭の火災とか、結構な迫力。
そこからの展開…友達の母親〜ご近所さん…ドライバー〜牧場主…そして逃走。
盲目の男〜その姪…この辺りのキャラクター&行動も面白い。
サーカスに拾われて廃墟の街〜ニューヨークの豪邸…追い詰められる主人公…
ここら辺りまでは、まず目が離せませんね〜拳銃に狙われてオークションやらかすとか、まぁ物語の成り行きって点でも一体どうなっちゃうんだろう?って引き込みます。
が、何か脱出出来て、何時の間にかFBIも敵じゃなくなって〜って所で…流れで観てしまうのが、ブルックリンの造船所テロ(ここではまだお尋ねものかもだが)〜自由の女神って所ではないかと…
モデルのお姉さんが犯人を追う?〜何とか逃げ延びて、潔白を証明したい男が、何故か既にFBI側ですからね。人質にも取られないし、犯人は拳銃を落とすし…サスペンスは終わってるんだけど…まぁ自由の女神の手に乗るのも一興って所で、潔白を証明するよ、などと嘯く犯人が落ちるのも多少はハラハラするかもだが、ラストの締めとしてはイマイチではないかと?

投稿者:サンノー投稿日:2007-03-12 01:30:38
【ネタバレ注意】

敵側が主催してるパーティ会場に紛れ込んだロバート・カミングスとプリシラ・レインが、雑踏の中で孤立化し、その中でダンスを踊るという場面が秀逸だと思う。悪役を演じた名優ノーマン・ロイドが、自由の女神の手から落下寸前で粘ってる場面、あれはヒッチコックが後々まで後悔し続けたらしい。悪役でなく主人公を落下寸前に追い込んだ方が、観客が感情移入して盛り上がれたのに、という理由で。だけど実際に見てみるとそんなこともなくて、落ちるのがノーマン・ロイドでも凄い孤独感と哀愁が出ている。また主人公だったら実際に落ちるわけにもいかないが、悪役だから落ちたわけで、その実際に落ちた、という残酷さがあの場面を鮮烈なものにし、歴史的シーンとして刻印されたとも思う。
全体的に見て、ヒロインが主人公に加担していく物語の流れが弱いかな、とは思ったけど、サーカス団のトラックの場面など、ユニークで楽しいシーンも満載だった。

投稿者:terramycin投稿日:2005-02-20 00:26:12
ヒッチコックはあまりにも有名な映画監督だが、その割には平凡な作品と思った。
事件の真相はもう少し丁寧に、わかりやすく、滑らかに作るべき。
しかし、「バルカン超特急」よりはよい作品である。
ヒロインがかわいく、主人公よりよく、いい味出していた。
投稿者:van投稿日:2005-02-13 11:24:33
全体的には断片のつなぎ合わせの感が否めないですが、
ラストの自由の女神のシーンがあまりにもいいので面白いです。
「逃走迷路」なだけに逃走のシーンを期待していたのですが、
その逃走シーンがあまりにも緊迫しなかったのが残念でした。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-03 21:24:05
ひとりの平凡な男ケイン(ロバート・カミングス)が、ふとしたことから親ナチ派の破壊工作の犯人に間 違われ、警察から追われれてアメリカを横断しながら真相を追求していくうち、パトリシア(プリシラ・レイ ン)という美女と知り合い、二人が協力してケインの無実をはらすというプロットは、後の傑作『北北西に 進路を取れ』の原点ともいうべき作品で、前作『断崖』同様興行的には大成功を収めた。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page224.html
投稿者:Ikeda投稿日:2004-06-03 12:00:36
話の展開が安易すぎる所はありますが、最初から最後までスリルのある映画です。主演者二人が、あまり名の知られていないせいか評価が低いようですが、プリシラ・レーンはこの後に作られた「毒薬と老嬢」と共に好演でし、ロバート・カミングスも不満という程ではないと思います。ヒッチコックはこれより前に「サボタージュ」で破壊工作を扱っていますが、私はこちらの方が好きです。戦争中の作品のせいもあると思いますが、助け合う人たちが良く出てきますし、ロマンスも適当に折りこんでいるのが良いと思います。ラストの「自由の女神」は万人が認める名シーンですが、女神の顔がこんなに怖いと思ったのは初めてです。
投稿者:yomoyama投稿日:2003-03-31 10:25:45
放火シーンで、白壁に右隅からモクモク立ち上がる黒煙が画面全体をどんどん覆ってゆく様子が実に見事.ナチ勢力がヨーロッパを席捲する時代をワンショットで表現.
投稿者:トレマー図投稿日:2003-03-30 19:54:15
面白い。ヒッチコックの中ではお気に入り。
投稿者:すちゃらかポン太郎投稿日:2003-01-15 00:39:45
ヒッチ監督お得意の「巻き込まれ型」サスペンスの初期作品ですね。
後年の「北北西に進路を取れ」に比べると、ずいぶんストーリー展開もつぎはぎっぽくて、セットとかに安っぽさを感じたりするところがある。序盤の焼死体なんて「人形だろ!?」ってモロばれ。

ただ、まだこの頃は不況だったはずで予算も無かったろうし(華の無い?キャストもそのせい)、それでも充分面白いんだから、ヒッチ先生を誉めるべきでしょう。
映画館で、映画と現実が混同するシーンや、クライマックスの自由の女神の使い方なんか、ウマイ!と思います。行く先々で助けてくれるちょっと変わった人たちもイイ。

しかし、工場の一従業員のはずの主人公が、突如、「アメリカは負けない!」というような宣言をしたときはちょっとビックリ。そうか、これって戦時中の映画だったのね。映画人も気を使ったんだろうなぁ・・・・・・と、イマドキ小僧のオレも思いました。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-06-19 05:53:20
 ロバート・カミングスのキャラクターに納得性がないというか一貫性がないのが致命的で、どうしてもアメリカ時代のヒッチの中では低いランク付けになってしまう。しかし完成度が低いことを否定はしないけれど、それでもヒッチコックの偉大な才能を見せつけられることも事実なのだ。
 自由の女神のシーンの素晴らしさ。ヒッチは最高に頭がいい。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:ズーコ投稿日:2002-04-10 15:17:50
この作品を語らずしてヒッチコキアンとは言えない。
自分の中でのヒッチコキアンとしての出世作である。
「追われ型」「巻き込まれ型」サスペンスというのは
こういう映画のことです。
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