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都会のアリス(1973)

ALICE IN DEN STADTEN
ALICE IN THE CITY [米]

メディア映画
上映時間111分
製作国西ドイツ
公開情報劇場公開(フランス映画社)
初公開年月1988/11/19
ジャンルドラマ
都会のアリス [DVD]
参考価格:¥ 3,240
価格:¥ 24,800
USED価格:¥ 5,415
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【解説】
 「パリ、テキサス」や「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダースが73年に製作したロード・ムービーで、この作品を始まりとして、主演リュディガー・フォグラーによる「まわり道」、「さすらい」と続く三部作を撮ることとなる。旅行記の執筆のためアメリカを放浪していたドイツ人作家フィリップが、帰国のため立ち寄った空港で幼い少女アリスとその母に出会う。ひょんな事から少女をアムステルダムまで連れて行くこととなったフィリップ。しかし待ち合わせたアムステルダムに母の姿はなく、彼は少女の記憶を頼りに祖母の家を探す旅に出ることとなる……。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14112 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2011-04-01 10:39:22
イエラ・ロットレンダー
投稿者:Ikeda投稿日:2010-12-24 12:12:54
一ヶ月もアメリカに取材に来て、写真を撮るだけで文章は何も書けなかったというフィリップ(リュディガー・フォーグラー)が、いかにも能力のない男ですが、ニューヨークで会ったアンジェラ(エッダ・ケッヒェル)に、自分を見失ったため、自分が存在する証拠に写真を撮っているのだろうと言う言葉が、彼の本質をよく説明していると思いました。彼にもまして、アリス(イエラ・ロットレンダー)の母親リザ(リザ・クロイツァー)が子供アリス(イエラ・ロットレンダー)を預けたまま雲隠れしてしまうのが凄いです。
この映画のメインは題名通り、フィリップがアリスを連れて母親を捜す所にありますが、彼がアリスの我が儘に手を焼きけれども、次第に自分の子供のような感情を持ち出すあたりに面白さがあります。それにアメリカの東海岸からニューヨーク、そしてオランダ、ドイツと各所の風景が盛り込まれているのも良いです。
ニューヨークでメッツの本拠地シェイ・スタジアムがチラっと出て来て、ここは現在、駐車場になってしまったようですが、私には想い出があります。この映画より3年くらい前に仕事でニューヨークへ行った時、休日に野球でも見ようかと思って、現地在住の人に聞いたら、シェイ・スタジアムが良いだろうと言われて、地下鉄で行きました。その時、シェイと聞いて市営球場かと思い込んだ笑い話です。
なお、ヴェンダースという監督はカメオ出演が好きだったようで、ドイツのヴッパタールで喫茶店に入った時、ジューク・ボックスに寄りかかっているのが彼のようです。ただ、私には女性にしか見えませんでしたが。
投稿者:ファルド投稿日:2009-08-01 15:53:10
フィリップは人生の壁にあたって、自信を失い、無気力状態に陥っているような感じだった。彼の年代からすると、自分の能力に対して人生の先が見えて来て疲れていたのかもしれない。もしくはスランプか。そんな折、一人の少女との出会いから新たな活力を見出して行く。大人と子供という立場ながら、お互いに欠けている部分を補いながら旅を続けるというのが結構面白かった。アリス役の少女はなかなか大人びていて、頬づえをついている時の表情なんかは妖艶ですらあった。ロリコン映画の一つに挙げられるのも分かるような気がする。あと、ラストシーンが凄く良く、物悲しいギターの音色も印象に残る。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-12-02 02:37:55
27分で飛ばして終盤を観たが、話らしい話は最後まで無さそうだった。と言って難解な映画でも無さそうだが。
「パリ・テキサス」が良かったので他のヴェンダース作品も何本か観たけど、他にいい物は無かった。リタイアしたのはこれと「エンド・オブ・バイオレンス」。

追記 09-8-29(土)
アリスが手掛かりの写真を警察に見せなかったり、見知らぬ女性に食べ物どころかベッドも分けて貰うなど都合のいい描写もあるが、少女と中年男の二人旅を嫌う男はそうは居まい。テーマ曲(というより唯一の音楽)が流れる空撮のラストカットは、昔の日本の二時間サスペンスを連想した(笑)。
投稿者:投稿日:2008-11-30 20:24:19
この映画の尺は1時間50分もある。
空高く飛ぶ旅客機から波打ち際へパンダウンするカッコ良い冒頭から、自動車のボディにキャメラマンとスタッフが写り込んでいてちょっと幻滅して、段々ダレてくるのだが、‘ALASKA’ロゴが刺繍されたヤンキー・ジャンパーをアリスが着ていたり、31歳フリーライター男が裾広で丈の短いズボンを色違いでもはいていたり、母親に捨てられたと思い至ったアリスがトイレに籠り、ドアの前でフリーライター31歳男がドイツの町の名前を読み上げてアリスの祖母の記憶を探ろうとするなど、面白いところも色々ある。
車窓から小学生たちを見て、「下校時間ね」と言ったアリスのアップは素晴らしい。アリスは9歳で、小学生なのだ。そうこうしているうちにあと35分で終わりになる頃(DVDプレイヤーのカウンターは常に残時間表示にしている)になって、もうすぐこの二人とお別れかと思うと寂しくなる。
彼がアリスと別れることになって精々する、と同時に一抹の寂しさを見せるのと同じように。
投稿者:ふじこ投稿日:2004-09-21 16:25:11
淡々と続いてゆく、だけどとても心地よい。気楽な一人旅からひょんな事から少女との旅が始まる。その旅によってだんだんと彼の表情にも輝きが出てくる。
海水浴のシーンは二人ともとても楽しそうだった。少女役のイエラ・ロッドレンダーがとても良い。わがままで、気まぐれで、子供らしくなくて。でもとても魅力的。
帰りの列車のシーンが特に好きです。
投稿者:タツゾウ投稿日:2003-08-23 06:05:19
 何でこの男は写真にこだわるのかね。こだわっている割りに思い入れのない写真を撮っているし、これが青春というものだとすればなるほどとも思う。こんなことを考えるさせるように上手く造られているとも言える。
 しかし、このとりとめもないなさがこの映画の魅力でもある。自分の影をそこにみつけてちょっと気恥ずかしくなるけど。
 題名も都会に迷い込む「鏡の国のアリス」みたいでおもしろいな。少女アリスは妙に色気があるね。映画としての見せ所もちゃんと押さえてあるし、なかなかいい映画だね
投稿者:ヤン提督投稿日:2003-07-03 12:43:58
人生や現実とは、
まるで、容赦のない大きな時間の濁流
そんな濁流の中で、空回りし、自分を見失った男
そして、心のよりどころを見つけられない少女

探すものはなんでもいい
とりあえずの目的があれば
少しの間だけど、濁流を止めることができた
そして、そのような時に見つけることができた、小さな幸せ

しかし、無常な濁流は、静かに、再び流れ始める。http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/8126/index.html
投稿者:4531731投稿日:2003-05-31 18:27:47
 発達した交通手段や情報伝達手段。確かにどの手段も遠く離れた者どうしを近づけるために発明されたが、アントニオーニやヴェンダースは「どうしてもそう思えません」みたいな、現代人にとっては当り前すぎて考えることもない常識を否定して、そしてそこから見えてくる光景、人物の運命の描写にこだわってますね。
 アリスと青年もそんな無情な瞬間に襲われる。やはり小さい頃からそういう瞬間てありましたが、慣れることはない。そういう瞬間に立ち会えば立ち会うほど人は何かを奪われ、蝕まれていく。肉親ならまだしも、アリスと青年は赤の他人。お互い二度と会う事はないだろう。その事実、まるで可能性を切り裂く見えない凶器。
 もしこの時のことがアリスの将来に悪影響を及ぼしたとしても傷口は見えないのでその傷が痛む事があっても誰も助けてはくれないだろう。アリスだけじゃなく青年にとっても同じだろう。青年はさらにふさぎこんでいくだろう(?)。
 とにかくアリス。かわいいですね。生意気なとこが。それだけにあのラストは重く響きます。なぜか親父と見る機会がありましたが、カンの音楽がショボイのか、大ウケしてました。気持ちは分かるが。
投稿者:Stingr@y投稿日:2003-04-08 22:18:43
 この映画は,金が無くアメリカに残りたくても残れずにドイツに帰国せざるを得ない状況から始まり,帰りたくても帰れずに彷徨(さすらい)とまわり道をするはめになる,青春挫折物語である。つまり,1970年代の閉塞状況に置かれた若者の心象である。

 青年は社会から放り出され,少女アリスは母親から放り出され,どちらも迷子となる。ルイス・キャロルの「Alice in Wonderland (不思議の国のアリス)」とは違って,青年は「アリスに導かれて」“Wonderland”にさ迷いこむ。だが,さ迷う2人に“現実”は近づいてくる。警察に知らせた後,青年とアリスは共謀して逃避行を始める。しかし,ついに2人は“現実”に捕まってしまい,逃避行に終止符が打たれる。車窓から2人の溜め息が空高く舞い上がっていくラストシーンは限りなく美しい。

 この映画を見ると,監督ヴェンダース(Wenders)は“Wenders”→“Wonder”→“Wonderland”→“Wander”を連想していることがよく分かる。その後の映画も“wander”ないしは“wonder”がキーワードとなるが,知に傾くことになる。ちなみに2人がさ迷った“Wonderland”ブッパータールは“Wuppertal”とつづり,監督の“W”への執着が見て取れる。

 細かくは,空港での呼び出しアナウンスが「Mr. Wonders」だったり,2人が道端に佇(たたず)むシーンで向かい側に「northwestの看板」(「北北西に……」)があったり,捜すとまだあるでしょう。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2003-02-15 23:46:51
 なんだか“活きてる”だよなぁ、人間って。男の姿に再生や復活を気合を入れて描きはしない。生きてる眼が遠くを見つめている頼りなさでも、少女との交流によって少しづつ人間らしい精気がでてくる姿はお見事。
 回答もでないし、将来に光明ってこともないけれど、モノクロの中で観客が勝手に希望の色をつけて幕を閉じれる。この適当な委ね加減と脱力感は見事だ。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-28 00:21:58
 まさに神業としか言いようのないファーストカット。ラストカットの空撮も比類ない。天使の視点とはよく言ったものだ。

 アメリカのモーテルで見るテレビの中の映画は『若き日のリンカン』。ラストシーンの列車の中でフォードの死を報じる新聞。
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