時計じかけのオレンジ(1971)A CLOCKWORK ORANGE
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【解説】 鬼才スタンリー・キューブリック監督の描く傑作SF。近未来、毎日のように暴力やセックスに明け暮れていた不良グループの首領アレックスは、ある殺人事件で仲間に裏切られ、ついに投獄させられてしまう。そこで彼は、攻撃性を絶つ洗脳の実験台に立たされるが……。赤一色の画面からオレンジ色に変わってゆくオープニング、「雨に唄えば」のメロディに乗せて繰り広げられるレイプ・シーン、荘厳なバロックやクラッシックをカバーした電子音楽、広々としたレコード店の独特のセットなど、映画全編にシニカルな演出が満ち、なおかつブラックなテーマをポップに昇華させるという、キューブリック監督の手腕が冴え渡る。「2001年宇宙の旅」と並んで、SF映画という枠におさまらない突出した輝きを持っている作品だ。 ![]() 【おすすめ作品】
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それはハッピーでもアンハッピーでもないエンディング。
見る者に不可解な印象を残しながら、尾を引く終わり方。
この映画においても、結果的に何を伝えたかったのだろうか分からない。
ただ印象に残ったのは、めくるめく狂気の世界があったということだけ。
しかしながら、見終わったときに何故か至福な気持ちに満たされるのが不思議でならない。
この映画における交響曲第九番・第四楽章は、その曲が示唆する「歓喜」そのものだろう。
狂気の中で絶頂を覚える事こそが「歓喜」。それがこの世の果てなのかも知れない。
音楽も映像もプロットも本当に素晴らしい
それにしてもHEROESのリンダマンがアレックスだったとは本当に驚いた。
一見、難解に見えるキューブリックですが基本は風刺とブラックユーモアなんで意外と単純。要は見せ方が斬新だったんだな。これも、すさんだ現代社会と管理体制の風刺ですね、あと人間否定。
あふれんばかりのイマジネーションを注ぎ込んだ映像、美術は凄まじい。悪趣味で醜悪だけど美しい。凄いセンスだなぁ、片目付けまつげとか、人格強制機とか。いつの時代でも新鮮です。マルコム・マクドウェルもいっちゃってる。
ド傑作です。
レイプシーンが苦手なので長らく忌避していたが、もっと早くに観ておけば…。
アレックス達の暴力は恐ろしく、国家権力の「治療」はさらに恐ろしい。
ひとつの暴力が封印されても、どこかで暴力は連鎖している。
アレックスに復讐している人々も快楽に溺れている(妻を強姦された作家の嬉しそうな顔…復讐できて良かった、ではなく己の暴力に酔いしれている!)
しかし私がいちばん恐ろしいと感じたのは「孤独」です。
両親の元には養子がいた、というシーンでは顕著ですが、アレックスは最初から最後まで孤独を抱えたまま。
警官になったかつての仲間の制服に「665」とナンバーが。
間に挟まれたアレックスは「666=悪魔、獣」という小ネタも面白い。
これは今ひとつ共感できなかったが、こちらの「時計じかけ・・・」は
面白い。その面白さが鮮明だ。
アレックスは心の異常者だが、考えもつかない方法で「まとも」にしようと
するアイディアが面白い。発送がキテレツで、この時代でも十分目新しい。
白シャツに山高帽も強烈な印象だ。監督は長時間作品が好みか?
タイトルは有名で以前から気にはなってたんだけど「ただのオシャレ映画」的
叩かれ方をされる事もあってか、少し敬遠してた。
そして観た感想。「ただのオシャレ映画」で済むか?これ。
もうオープニングからエンディングまで一気に惹きつけられっぱなし。
言いたい事は全て皆さん書いてらっしゃるので割愛しますがw
ただ、万人に薦められる映画では無い事は確かですね。
嫌悪感を抱く人も多い映画でしょう。
けど、「わかる奴はわかる!」って映画なので、コイツなら・・・と
薦めたくなる時もありますw
で、大体ハマりますw
1点か10点か。はっきり好みの別れる映画の典型かもしれません。
おれのガリバーも鮮血クルービーで総毛マレンキーそそけ立ち。
ああ トルチョック制裁はやめて!
演技、カメラ、ストーリーの面白さ…おまけにバイオレンスに、SF的「治療」まで揃ったムービー。
ビデオの神経質なトリミングでは切れて見れないワイドレンズの異様な歪みが、この映画の独特のネガティブな情緒をふんだんにかもし出しており、つまりは、この映画のカタルシスを一等強く味わえるのがいまのところその映写版ということですわ。
(当時のか、リバイバル時の映画雑誌の掲載写真、つまりスチルではなくコマ焼き写真では、ちゃんと端まで映っているのがありました)
映画、というと真っ先にこれが浮かぶので、多分一番好きな作品なのでしょう。
若い時は主人公の受難に感情移入して気分が悪くなりましたが、今では彼等の行為に胸糞悪い思いを憶えます。どちらもネガチブですが、それなのにグッとこみ上げるものがある、いい作品だと思わされてしまうパワーとクオリティがこの作品にはありますね。
これみちゃうともう、他の新作映画を観ても、アクション場面でブレイクビーツやらエレキやらがギャーンと入られても全然インパクトや目新しさが感じられなくなってしまうので注意。
水で溺れさすシーンはさすがにあせりました。
またそういう方向を目指してるんだなと感じました。
オシャレでインパクトがあって、純粋です。
掘り下げるのではなくて周囲に広がっていく感じの創造性。
ペダンティックな解釈は違うかなと思います。
人間を社会をオブジェクトとして奇妙な点景として捉える目線
こういうとこがきっと本作を芸術と見るヒトたちがいるんだと思う。
それよりもぼくは 表現力ってスゴイんだなって思いました。
アレックスの悪行が強烈であればあるほど、後半の復讐される姿は因果応報で当然に思えてくる。
だが、復讐する側もアレックスの悪行と同等の行為をしているのだ。
権力が横行する病院も刑務所も政治も。
現代の世界もこの映画のようになってしまったが、
アレックスのような悪ガキがいれば、アレックスのような凶暴性を抑えている普通の人間もいる。
キューブリックの言いたいことは、誰にでもアレックスになれる素質があるということだろう。
洗脳しても、良い社会になれるわけではないのだから。
監督に何か歌でも唄いながら超暴力しろ!と言われ、
アレックス役のマルコム・マクダウェルが
たまたま歌詞を覚えていた
「雨に唄えば」をアドリブで唄って、
それがそのままOKになったらしいですね。
あとあの問題のオブジェ
「The Rocking Machine(ザ・ロッキング・マシーン)」 と
キリスト像の置き物
「Christ Unlimited(クライスト・アンリミテッド)」は
(今はどうかわからないけど)
おもちゃ?レプリカ?として、かなり高額だけど
買うことができたみたい。
あぁ、「ザ・ロッキング・マシーン」と
マルセル・デュシャンの「泉」をセットで、
お部屋のインテリアとして並べて置きたい。
はっきり言ってこの題材はB級である。B級作家がB級作品にして下品さを楽しむだけでいいのだー(差別発言だね)そう!これを芸術大作にする必要はない!
・・のに有り余る実力で作っちゃうと「映画」として傑作が出来上がっちゃうんだね。
これは子供には見せたくない映画です。大の大人が大人になって楽しんでください。未成年は見て影響受けないことを願います、はい。
実際観てこの作品が70年代のものだと知って正直驚いた。
名作というのは色褪せることがないのだと実感した。
テンポがよく、映像が斬新。色彩も独特の世界を形成している。
あと、ちんこのオブジェのシーンは笑った。
とにかく面白い!!キューブリックにこうゆう映画を撮らせたら右に出るものなし!!!!!!!!!!!!!
キューブリック「SF3部作」の問題作!!
大好きな映画です。
今時の小、中学生(と言うより、親とか教師かな)は、こういう映画をこそ、見るべきじゃないかなと思いました。
でもDVD1500円で試しに買って見たら・・・
ワオ!面白れえ!!
主人公にとても好感をもてました!
何も文句はありません
なんにせよキューブリック映画で1,2を争う素晴らしさだと思う。
使い方などは魅力的に感じました。
映画全体で考えると、それほど面白く感じませんでした。
(今のところは)ただ、普通にある映画とは一線を画しており
個性的で印象に残る作品である事は間違いないです。
皮肉や過激な描写などをコメディータッチでうまく描いた映画だと思う。
いかにも70年代の映画といった感じ。暴力とセックスはあの時代の象徴。若者が壊れて、大人が保守的で胡散臭くて。ゴスチックなところとか、インテリア、服装とかがまさにあの時代の産物。とくに最近のアメリカでは(日本もだろうけれど)このあたりの雰囲気が再来しているので、そういう意味でも面白かった。
個人的には映画”カッコーの巣の上で”を思い出してしまった。時代のあたりが似ているし、絶対権力の管理体制のおかしさが似通っている気がする。やっぱりこの時代のアメリカはいろいろと膿が出ていたのかなと思ってしまう。細部へのこだわり(つけまつげ☆)とか、インテリアとか、ベートーベンとか、マニアを生み出す要素が多くて、長く支持されている理由が分かる気がした。主人公のイギリス英語も好き。
声を大にしてこの映画が好き、と言わせない雰囲気を持っているところもまたいいのだろうと思う。いつの時代にも、権力のおかしさは存在するものです。そういうところをすっぱ抜くのがジャーナリズムとそれを判断する我々の役目かなぁ。そういう意味では今の時代にはもう少し望みをもちたいです。(02/04/04)http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1980/
後味悪いって聞いてたから避けてたんだけど…あぁ後悔。
不快指数は今まで観た映画の中で1番。
でも、も〜とにかくお洒落な映像とシンセサイザーの音を聴いてるだけで幸せなんです。
アレックスのつけまつげもイイ!
映像で見せてるだけではなくストーリー性がちゃんとあるので、
同監督作の「2001年〜」よりは見やすいとは思う。
それでも万人ウケするとは言い難い。
みなさん「このシーンで笑った」という箇所があるようですが、所詮は暴力を楽しんでいる
民衆のありのままが見えた気がして恐かった。
ホラー映画のような『恐さ』じゃないんだけど、何か不思議な『恐さ』を感じ取った、
そんな映画でした。現代のビジュアル系(衰退気味ですが)、ゴスロリ系の人たちの考え方って、
こういう所にルーツがあるんじゃないでしょうか。
ともかく、万人ウケしないとは言え一度は見た方がいいですね。
おすすめの中のおすすめ!!主演の人かっこいかった!
それから20数年、改めて見直して正直驚きました。すっかり醒めた目で見ている・・・。あんなに感情移入したアレックス君だったのに、今では「こんなやつ近所にいたらヤダ。」なんて思ったりして。友人の感想も理解できるように思います。
しかし、アレックスの不敵な笑顔は相変わらずゾクゾクするし、アレクサンダー氏の引きつり顔にはニヤリとしてしまいます。テーマ、映像、音楽ともやはり素晴らしく、あのころのように熱狂することはもうないにしても、好きな映画の一本であることは、これからも変わらないでしょう。
「オマエは『暴力』を、『悪徳』を、一瞬たりとも愉しんだことはなかったとほざくのか」http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/2799/
で、この「時計じかけ」は私の圧倒的に好きな映画です。
ともに暴力の支配する地獄のような世界を描いているのですが、この映画はパゾリーニの「ソドム」と違ってキューブリックらしいブラックジョークや皮肉に満ちています。ブラックジョークや皮肉がある、ということは作者が取り扱う素材についてかなり醒めている、ということをうかがわせます。「ソドム」にはこうした語り手の心の余裕みたいなものはありません。語り口さえもが暴力的です。
また「ソドム」は地獄の形態にバリエーションをつけるものの、物語はほとんど発展していきません。同じパターンの地獄がこれでもか、と拡大していくだけです。
しかしこの「時計じかけ」の地獄めぐりのなんとよくできていること!
悪行の限りをつくす青年を出しておいて地獄を見せるものの、すぐさま、それを上回る社会的暴力=洗脳実験をみせつける。青年が更生したら、更生したがゆえに地獄を味わうという皮肉。おまけに被害者だったはずの学者が実はその社会暴力に加担しているという皮肉。作品の最後、観客は世の中が暴力で満ちていることを知るが、当初はアンチヒーローだったアレックスの生命力の強さが最後の希望=カタルシスになるという皮肉。最後は彼の気ままな暴力性=人間らしさが唯一の救いとなるんですから。
ふたつの名作を比べるのは愚行としりつつ、「ソドム」も「時計じかけ」も暴力肯定ではなく、社会の持つ暴力性をえぐる志を持った作品だと思ったわけです。
しかし個人的には、この「時計じかけ」はこれからも何度も見るでしょうが、パゾリーニの作品はまったく見る気がありません。私の中では、「時計じかけ」は名作で「ソドム」は心底嫌いなドキュメンタリー顔した最低映画のひとつです。
でもいいのかな。これじゃあ結局、被害者は浮かばれないままだぜ。ま、面白いからいっか。
アレックスの母親のでたらめなファッションと、彼の家のあまりにもダサい内装にしびれました。あの半球を無数に並べた銀色の壁がどうしても理解できません。
対立グループとの乱闘のシーンで、ステージから落下する箇所でほんの一瞬だけコマ落としをしていたのでしびれました。ところであんな撮影をして、けが人は出なかったのでしょうか。心配になってしまいます。
ネコおばさんを襲うシーンでは、男性の局部のオブジェにしびれました。
全体的にいい意味での70年代テイストだったのでしびれました。キューブリックはきっと意図的に時代色を出したのだと思います。
ラストでアレックスが食事を食べさせてもらうシーンの、彼の口の開け方にしびれました。
あえていえば、この映画は暴力肯定でも暴力否定でもないと思います。暴力に関して言えば、この映画の中では単なる風景に過ぎません。それよりも、管理社会の暴走をおちょくってるんだと思います。http://www33.tok2.com/home/paonyan/index.html
退屈する暇がない!http://members.jcom.home.ne.jp/0438320401/
一番好きなシーンは、アレックスがナンパした女の子たちと3Pをするシーン。
チョコマカと動き回る3人を高速撮影で捉え、アップテンポの音楽が拍車をかける!
>評判の高い有名な作品なので見てみたら、主人公−強姦殺人犯を正当化、英雄扱いしている映画だったとは!
>呆れ果てて物も言えません。
呆れ果てて物も言えません。
レオタードのババァが警察に電話して切った瞬間もう家に侵入してて、
そのババァの驚き方から、ちんこの置き物をいじって格闘するシーン
にかけては死ぬ程笑った。
あの撮り方とかホントに絶妙。
以前テレビで主役をやった男性を見ましたが、面影は残っていたけど、何となく見たくなかったな。この時代にこういう作品を世界に送り出したという点では凄い人だと思います。
こんなにリアルに全てが描かれた作品は他にない。
ウォーホルも同じバージェスの原作を下敷きにした「ヴィニール」を撮っていますが、キューブリック版では印象的に描かれていたアレックスの洗脳シーンもウォーホルはSMと解釈していました。本質的には間違っていませんね。
レイプを正当化という意図は無かったと思います。むしろ恐怖すべきなのは良心のマスクをかぶり日常生活を送っているノーマルな人間だという事でしょう。
グロさを表現しつつも濃すぎない演出が最後まで嫌悪感を与えず見れたと思います。
この作品を見ていますね〜
私も大好きですが映画は一回しか見ていません、と言うのも
一度見れば忘れる事が無い映像だし、原作は何度も読み返して
いるのであらゆるシーンが頭の中で蘇ります。
まだの人は是非、原作を読む事をオススメします!
キュ―ブの最高傑作ですね。
原作の奇妙なノリを奇妙に再現している!オモシロイ!
あと、何回この映画を見たらすべて理解できるだろうか。
ただ驚くほど現代の社会状況とリンクしているこの作品が30年近くも前に既に
作られていたという事に注目すべきだと思います。当時もうキューブリックには
人間社会の行く末が見えていたとすれば、やはりこの作品には重大な意義が
あったのでは。と、あくまでも個人的意見ですが・・・。
犯罪を奨励しているとのご指摘がありますが、監督の意図は違うと思いますよ。
犯罪を快楽とする若者を描く事で、彼らをそこへ駆り立てた社会構造そのものに
警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。そこまで深く読んでみて欲しい。
インテリアは近未来というよりディスコティックなミッドセンチュリーモダン?(笑)
撮り方。ファッション。オブジェ。言葉。ストーリー。
どれをとっても、独創的で。
ホント、刑務所で歌歌ってる時に囚人の1人が、ずーっと「チュッチュ」
ってキス送ってるのとか芸が細かいって言うか、笑っちゃった。
ホントにキューブリックが亡くなって、残念です。
もっともっといい映画つくって欲しかったです。
近未来の設定ですが、映画から30年近くたった今、僕らが生きてる社会が描かれていると思う。青少年による狂暴な犯罪とか、少年法の矛盾や不条理さとか。
犯罪者の心理や生い立ちに注目して、犯罪へ走る理由を勝手に解釈してくれるマスコミとか、現代は少年犯罪がやりやすい最低の時代だし。