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大阪物語(1999)

メディア映画
上映時間120分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル=「大阪物語」製作委員会)
初公開年月1999/03/27
ジャンルドラマ
元気でも、泣く。14才。ごっつしんどい夏でした。
大阪物語 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,172
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【解説】
 「BU・SU」「東京夜曲」の市川準監督が大阪を舞台に描いた売れない漫才夫婦とその娘の物語。主役の少女には8代目三井のリハウスガールに選ばれた池脇千鶴。その両親に沢田研二と田中裕子が扮し夫婦漫才コンビを演じる。霜月若菜は14歳。両親は売れない夫婦漫才“はる美&りゅう介”。下には弟がひとり。名前は一郎。姉弟の名は夫婦漫才“ワカナと一郎”から付けられた。平凡だが不満のない毎日を過ごしていた若菜だったが、ある日、家に帰ってくると両親は別れ話の最中だった……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:こじか投稿日:2010-04-24 19:31:21
親友から珍しく勧められ一緒に観た唯一の作品。
ビデオのパッケージを見て嫌気があったが、これは拾い物!
池脇千鶴が好きになるほどの好演。
沢田研二&田中裕子も◎
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 10:14:25
池脇千鶴
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-12-11 20:09:07
“うだつ”は家の外壁に見受けられる屋根のついた小さい壁のこと。装飾的な意味に重きが置かれるようになってからは、自分の財力を誇示する指標となり、競って立派な卯建がつけられたものだが、それも今は昔。四国や関西でも僅かにその姿を残すのみとなった。時代と共に廃れていくものがある一方、しかし、男と女の関係は時代が変われども、いつも同じところを行ったり来たりを繰り返しているのだ。
織田作之助の「夫婦善哉」よろしく、情けなく、女に金にだらしのない、卯建の上がらない男と、しっかり腹をすえた女の物語は、娘の視点から、両親の離婚を転機に、大阪の街でもちょっと特別な場所と言っていい泥臭い通天閣界隈を舞台に、大都会に埋もれながらも温かい絆に結び付けられた家族や人々の関係を軸に、柔らかく描かれていく。その独特の空気感を市川監督はふんわりと映し出すことにある程度は成功していると言っていいだろう。
特に充実しているのは演技陣だ。主演の池脇千鶴はこのデヴュー作で、その素朴な感性をスクリーン上で目一杯、物怖じすることなく、存分に発揮している。何より、この池脇演じる若菜の両親である、売れない漫才師“はる美&りゅう介”を演じる田中裕子と沢田研二が魅力的だ。
沢田研二はかつての大スターとしての退廃的な美しさや魅力など微塵も感じさせない。ジュリーとして親しまれた頃の彼ではない。「太陽を盗んだ男」の当時と違い、時代の流れを感じるのは事実だが、そこに残酷なものは感じない。演技者・沢田研二という姿勢が貫かれており、文字通り「アホ、カス」と罵られる、どうしようもないお父ちゃんであることが自然で、そこに深い共感を覚えずにはいられないのだ。
田中裕子は、やはり素晴らしい女優だと思う。捉えどころのない、視点の定まらない不可思議な魅力を持った彼女が、お母ちゃんとしての温もりを感じさせてくれる。しかし彼女の場合、泥臭さが無く、あぁ、このお母ちゃんの何気ない姿も、食事を作っている姿も、笑ったり、怒ったりしている姿もすべて、いつかは遠い思い出になってしまうのだろう、というところだ。若菜や弟からしてみると、きっと郷愁という文字がどこかに漂うことになるのだろう。だから、無性に寂しさも感じてしまう。家族4人で布団に一緒に眠るシーンには思わず羨ましさに似た、憧れもしくは感動を覚えるのだ。
若菜という娘は、そんな、どうしようもないお父ちゃんと、そんなお父ちゃんを何だかんだ言いながらも、愛おしく思うお母ちゃんとの間に生まれ育った生来の逞しさがある。
彼女が「冒険」に出るあたりから、話は徐々に中だるみを迎えてしまう。若菜の新しいステップを描きたかったのであろうが、今ひとつ観客にはそれが伝わりにくい。そこが残念に思う点だ。映画のラスト頃、バーのマダムとしてミヤコ蝶々が登場する。この辺りから、ようやく映画は本来の着地点へと戻っていく。何より、この蝶々師匠のわずかながらの登場シーンは独特の存在感があり、映画がぐっと引き締まるのだ。
ひとりの少女が体験する熱い暑い夏の出できごと。大阪の片隅に咲く、家族の愛しくも微笑ましい物語。“うだつ”のように、こんな人間らしい家族の姿が、廃れていかない事を、心の中でふと願わずにはいられない。

投稿者:hajime投稿日:2006-06-30 23:55:26
 06年6月現在まだDVD化もされていない、みもふたもない云い方をすれば、埋もれた作品だけど、ある意味そのことが、99年当時と06年現在というほんの短い間に生じた邦画のとらえられ方の違いの証左ではないかと。脚本の犬童さんはいまでは日本有数の人気監督ですし、市川さんの演出も、随所に際立ったものがありますし、ほんのちょっと時代が早かったのかも知れません。
 まあしかし、池脇さんですよ。ちぃちゃんですよ。やっぱり映画だとやつが野生動物だなっていうことがよくわかりますよね。蝶々先生を筆頭に、ある意味『ジョゼ虎』以上にサファリな感じがしますよ。
投稿者:かっこう投稿日:2006-01-11 01:54:46
最初は池脇千鶴の可愛さだけで引っ張る物語かと思ったが、不思議な人間関係がなかなかに面白くなってきた。
ほんわかとした幸せの描き方もいい感じ。
だけど後半は・・、父の古い友達らの同じような回想のセリフがだらだらと続き、退屈を感じずにはいられませんでした。
投稿者:spink投稿日:2005-08-26 23:21:12
いわゆる映画っぽい構成を逸脱した面白さが市川準の味。
そういう意味では後半グダグダな感じが実は市川準。前半の小ぢんまり感は僕には退屈だった。
投稿者:民生1973投稿日:2004-06-02 02:26:08
【ネタバレ注意】

 前半の1時間は「傑作」の匂いさえ漂っていた。が、失踪した父親(沢田研二)を探しに娘(池脇千鶴)が独り旅に出たあたりから、本作が何を描き何を訴えようとしているのかが見えなくなってしまった。やたらと大阪の風景描写が増えた結果、作品は映画ではなくPVの様相を呈してしまうのだ(それはまさに『大阪物語』なのだけれど)。そして(偶然再会した)同窓生との野生児的な放浪はいったい何?(自分探しではなく、とりあえずは父親を捜すのがこの少女の旅の目的ではなかったのか?)
 漫才師の両親とその娘とその息子と(愛人とマネージャー)……という複雑な構成・バランスによって成り立っている「家族」の物語が前半では魅力的に描けていただけに、後半の「抽象」がいかにも惜しまれる。尺ももっとコンパクトにして、人間関係の機微を抽出して欲しかった。
 ……と、まあ、欠点を多く書いたが、邦画らしい邦画であって、こういう作品は嫌いではない。そして何より、沢田研二、田中裕子、池脇千鶴ら役者陣の芝居が見事だった。(同窓生の男の子はダメだけど)。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 新人俳優賞池脇千鶴 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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