アメリカン・ビューティー(1999)AMERICAN BEAUTY
【クレジット】
【解説】 第72回アカデミー賞で作品賞ほか5部門を受賞したファミリー・ドラマ。あるサラリーマン家庭の崩壊劇を、陽気かつシニカルに描写。現代人の抱える孤独感や不毛感を、可笑しさと残酷さを交錯しながら捉える。ケビン・スペイシー、アネット・ベニング共演。ある日突然リストラされてしまった、不動産ブローカーのレスター。そんな中、彼らの隣に新しい住人が越してきた事から、平凡な一家の歯車が徐々に壊れてゆく。 【おすすめ作品】
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凶行に至る前の表情は最高だったよ。
あとはミーナ・スヴァーリ!カワユイのぉ♪
ブラックなストーリーがかなりツボだったしこれならアカデミーも納得ですわ。
所々に文学趣味が盛り込まれている辺りもまた英国流。映画における趣味の良さなんて人それぞれだが自分はあまりいい趣味とは思いません。ラストの語りもやや思わせぶりな感じがする。薔薇の名前が「アメリカン・ビューティー」という所はなかなか皮肉っぽい。その薔薇が画面をいっぱいに覆い尽くしている点にも注目。薔薇、薔薇、薔薇が主役といってもいいぐらいに薔薇が出過ぎている。これは凄いですね。ザ・スミス的世界観。
他にはない、ストーリーと映像と俳優陣による素晴らしい映画。
美しい映像が、人間のドロドロした部分を際立たせる。面白い!
「おまえには自己の構築が必要だ」
なるほど・・・盗撮や麻薬の売買、そして学校を放り出された経験と、父親を悩ます
要因は沢山ある。そこで「自己構築」必要性を問う。
しかし、言わせてもらおう。この部分の原文となった英語は
"You need structure."
だ。「自己構築」でなんの不自由も感じないであろう。しかし、本当は
もっと平たい表現であり、ネオナチの堅物でありながら、ホモセクシャル
である自分を責め、それを息子に転嫁しているこの哀れな父親が「自己構築」
などと哲学的なことを吐くだろうか?
この映画が哲学的だという意見がある。そうかも知れない。しかし、見方を
帰れば、この映画はアメリカンのリアリティを描いたものなので、一見哲学風
に見えながら全く無縁の映画ともいえるのではないか。
哲学の流れを汲むなら「自己構築が必要だ」でいいだろう。しかし、これは単に
「おまえには気骨がない」
といっているくらいにしか聞こえないのは、俺に芸術性哲学性がないせいなのか。
ケビン・スペイシーが主演ということで鑑賞してみましたが
“あっきー”的には少し重たかったですね・・・。
たしかに、そういう孤独感や不毛感を感じさせる事が
この作品の狙いなのでしょうけど・・・。
ま〜それでも、ラストの展開はなかなか見応えがありました!
↓ 「映画レビュー」始めました! お気軽にコメントをどうぞ!!
http://www.0721cinema-spirits.com/
でも、その事を含めて世の中の全ての出来事は「美」に満ち溢れている、だから何でも無いあのビニール袋の風に舞うビデオ映像で涙が溢れてくる。そして最後レスターはそんな自分の人生も美しい事だったと気付く。あの幸福に満ちた魂抜け殻になった肉体が後に残された人々に何を残すのだろう。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tnkktm/index.html
こういった社会の不条理と名状し難き世界への切望をユーモアたっぷりに
表現して受け入れられる国はあなどれなし。みんなこの社会でうまく
生きる事ができなくて、それゆえここではないどこかへ思いを馳せる。
それぞれが居場所を探すゆえぶつかりが生まれ、それが非日常体験として
彼らに感情浄化を促し、世界との新たな関わり方に気づく。ただ、それが
取り返しのつかない事態(スペイシーの死)を経なければならないとしても、この映画では癒された者として祝福している。ハッピーエンドだと思う。
だった。見るたびに新しい発見をするのである。サム・メンデスのこの作品
は、妥協を一切許さず、完全にモチーフを映像化した作品と言えるだろう。
そして、何度見てもあきない。
映画には映画のあり方がある。文学や哲学が土台になった原作を映像にのせ
ようとシナリオ作家は大いに奮闘するが、多くは失敗に終わっている。映像
にすると、画面と内容がチグハグになるのはたいてい不完全映画化の証とで
も言おうか。しかし、この映画は・・・チグハグのチの字もないほど、完璧
に作られている。あまりにも完成度が高いゆえ、この映画に馴染めないとい
う観客もいるだろう。それはそれでよい。しかし、この映画を作った映画人
(俳優も含め)、日本映画はいろいろと学ぶところがあるのではないかと、
映画を見つつ感じた。
たとえば、リッキ−が自分の父親の「隠れ家」と称する部屋にジェインを連
れてくるシーン。棚にズラリと拳銃が飾られてある。すべて貴重なものばか
りだという設定だろう。その中になんと旧日本陸軍の「南部14年式拳銃」が
飾られているではないか!終戦とともにアメリカの戦利品となった軍刀や銃
火器はおびただしい数だと聞くが、それがここにある。ネオナチか、はたま
たkkkの協力メンバーなのかその正体は定かではないが、超保守派である
リッキ−の父親象を瞬時にして具現化する小道具の使い方だ。そのあとのナ
チの皿については言うまでもない。この映画はそのちょっとした演出の気く
ばりが、映画的主張をさらに大きくしている。
エンドタイトルの「Because」も映画の締めくくりにふさわしい。この映画
のテーマである「どうしても思ったとおりにいかない人生」を見事に具象化
している。とくに Because the sky is blue, it makes me cry と歌い
あげるところは、符号が合いすぎて鳥肌がたつ。余計な解説かも知れないが
「空が青くて、本当に青いから(ボクの心もブルーだから)泣きたくなる」
と、天に上る主人公の魂が叫んでいるようだ。借り物ではなく、オリジナル
の曲を作るのが本義だろうが、Bcause はこの映画にあまりにも完璧すぎた。
なにかと言えば映画とは関係なく判を押したようにボーカルを流す日本映画
にはあきれ果ててしまうが、この映画のトリートメントを見習ってほしいも
のだ。(音の扱いは、武満徹さんが元気であったころの日本映画のほうが断
然上であると思う)すぐれた音楽人が大勢いる日本にしては非常に惜しいこ
とである。
俳優の演技ぶりは語るのがおっくうになる。この映画の解釈の仕方はいろい
ろあるが、私はこう考えている。どうしても、おそらく死んでしまわないか
ぎり、浸りきってしまう日々の生活の平凡さ、俗悪さに囲まれ、どのように
生きてゆけばいいのか、を登場人物がそれぞれの立場で面白可笑しく悲しく
描ききっている。「アバウト・シュミット」に通ずる快心作。ここ10年では
最高の作品。
それにしてもアメリカ人はなんでああも同性愛を嫌うのか。
普通の生活に潜む罠…当たり前の中にある偶然の悲劇…but, life is beautiful.
そしてどんな“つまらないもの”にだって“美”を見出すことが出来る。それが感性というものであり、それらが愛しいものなのだと〜それぞれが色々なものを抱えて悩み、喜び、行動を選択する。が、それら個々を取り上げて誰が注目すると言うのだろうか?個人にとっては自分こそが最も重要なものであろうが…感情として理解でき、実に当たり前なのだが…人生、格好良くゆく事ばかりじゃない。でもまた朝日がのぼり、苦難も過去の事となる…が、偶然のような現実もまた夢ではない…が本作は悪夢のように悔しい結末を用意している。
良く出来たポルノ?…違うね。人間にとっての真実、重要なものをストレートに描いているに過ぎないのでは?…大事にするものは見せかけか?それとも真実の希望か?
衝撃的なオープニング…演劇的ともいえるが、むっちゃシリアスな群像劇。ドラマを観せる脚本は実に良く出来ているが、映画はお気楽に楽しみたい人にはお勧めしない。理解する(と見せかける為に)山ほどの映画を観る必要もない。世の中の人が評価するから自分も評価しないと恥ずかしい、なんて事はない(と本作も言っている?)。つまらんものはつまらんと言えばよい…つまらん事も無かったが…
まぁ逆にマジメな映画ファンが好む映画とみた。悪くはない。
※有名な(?)戸田奈津子氏の手によるものですね。“気骨”は兎も角、何でそんな難しい言葉を?(世の中の親爺には、すべからく人間がどう生きるべきか?という思想があり、子供は辛いものだ。)
中年オヤジのロリコン横恋慕映画と思われているが、とんでもない。これほど多層的なテーマを持った映画はないといってよいのである。
特に主人公の娘(ゾーラ・バーチが演じている)の変化が見返すたびに興味深い。
自らを美しくないと思いこみ、美人の友人に引け目を感じ、思春期特有のコンプレックスにさいなまれている娘。それが隣の息子との恋に落ちることでしだいに自らの内部の隠された力に目覚めていく。
隣の息子が撮ったプライベートビデオを二人で見るシーンは映画史上に残るラブシーンだと思う。
ただ風に舞うだけのビニール袋の映像。そこに「神」を感じた少年が目に涙を浮かべながらその瞬間の感動を語る。誰にも理解されなかった孤独な才能を、唯一見出した喜びに気づいた少女は黙って少年の手を握る。「私にはわかる」との思いを込めて。
男と女の間で、神が降りてきたかのように、孤独な心が通じあう一瞬というものが人生にはある。
そしてそれを知ったとき、コンプレックスにさいなまれていた「少女」は、聖母のような一人の「女」に生まれ変わるのである。
この少女以外にも、ホモであることを隠して強がっているナチス親父、高校時代にアパート住まいだったことを心の傷に抱えながら上流階級の暮らしに憧れる哀れな妻キャロリン、異常な夫を持つことで神経症に陥っている隣家の妻、そして処女であることを隠して強がりつづける哀れなティーンエイジャー…いずれのキャラクターも現代人の様々な世代の苦悩を乾いたトーンで抉り出している。
という訳で、幸福とは、偽りのない自分自身でいられること、だとすれば、誰でも簡単に幸せになれそうなものだが、なかなかそう簡単にはいかない。演じることを知らない人生もまた不幸だが、人生は演じなければいけない場面にあふれ、つい演じることが習性になりがちだからだ。
そんな主人公の不遇を変えるきっかけを与えたのは、美、だが、すぐに幸せへとは向かわない。彼は、また別の”偽りの自分”を演じることに邁進する。あの毒々しいまでに赤い薔薇絨毯は、彼の見た美、それまでの彼が見出し、脳内で作り上げた美の表現だから、実は精確で的確な演出だ。それがわかるのに、どれだけ映画を見ればいいのか、俺は知らん。でも、初めて見て、わかる人もいただろう。
映画ってそういうものだから、回り道の末たどり着いた彼の境地が、永続とは程遠かったとしても、素晴らしい、と思えればそれでいい。9
そしてこの映画をただのコメディ・ドラマで終わらせていないのは、徹底した「美」の世界観。特に雨の降るシーンの独特な陰鬱さは、後のサム・メンデス監督の「ロード・トゥ・パーディション」に通じている。
エンディング・クレジットのエリオット・スミスの「Because(ビートルズのカバー)」も、まるでレクイエムの様に儚く胸に響き渡る。
深ーい。映画らしい映画。見る価値あります。
人生も半ばに入ってくると、その人生の良し悪しも、自分がどうしたいかも考えることもなくなってくるらしい。で、家庭生活や会社生活を維持するために自分を押し殺すことに慣れてしまった中年男がある日、自分を自由にする。
身につまされる。
ケビン・スペイシー演じる40男が娘の友人の女子高生に強く惹かれはじめる。娘は色めく父親を嫌悪する。映画の前評判として「病んだアメリカのどこにでもいる病んだ家族」みたいなことを聞いていたので最初は、「倒錯したアメリカ社会の象徴として出てきた単なるスケベオヤジ」と嫌悪感を抱きつつ見ていたが、途中から見る目が変わってきた。
この人は見た目はおっさんで、妻がいて年頃の娘もいて会社勤めもして、という社会的責任を伴う人なのだけど、それ以前に人間なんですよね。見た目は関係ない。で、その部分に気付くんです。
娘は娘で今どきの女子高生だから友達の話に合わせたりしてるんだけど、そんなことに違和感を感じたりしている。で、個性的な少年に惹かれはじめる。このあたり、ゴースト・ワールドの女の子と設定が似てます。
自分に正直に生きることが、人生を豊かにすることなんだね。映画は人生を教えてくれる。他の映画評を見ても、見終わって暗い気持ちになるとか、アメリカの暗部を描くとかあるけど、僕はある意味ハッピーエンドではないかと思うのです。だって、冒頭で結末が読めるようになってるしね。反論待ってます。http://earthblue.livedoor.biz/
今まで来ちゃったのですが、観てビックリ、これがアカデミー賞とは!!
こういうのでもちゃんと獲れるんだっていう嬉しい驚きもあり、
アメリカ社会が今、いかに病んでいるかってことも物語っていると思います。
出演者の演技も素晴らしい。
個人的にはケヴィン・スペイシーよりも
ソーラ・バーチとウェス・ベントリーの演技に驚かされました。
ただ、演出は過剰すぎる。
主人公は 40代前半のサラリーマン・・私と同じ
高校生の娘が 一人 ・・これも私と同じ
妻は 仕事の成功に燃えている・・それも我が家と同じ
娘とは ほとんど会話が無い・・やっばり同じ
失業して 再就職はアルバイト・・これまた同じ
10年近く XX していない・・なんでこれも?
妻が寝ているすぐ横で XX ・・ドキっ!!我の姿なり(-_-)
違う箇所を探さなくては・・
ヒトツ いまのところ 娘の同級生 には恋はしていない
ヒトツ いまのところ 妻は浮気をしていない・・と思う(^^ゞ
ヒトツ 隣人から我が命を狙われそうな気配は無い・・と思われる(-_-)が?
私の様な衝撃を受けた方は どれぐらい いるのだろうか?
道理がまかり通らない人間の心の奥底を、正直に描き出してるだけに
ちょっとしたボタンの掛け違いであれよあれよと・・・。
皆が皆、破滅に向かって行ってるのに、不思議と悲しさや後味の悪さがない。
以前にも、これと似たような感覚を抱いた映画があって、あ〜何だったっけ?・・・と考えてみたら、すぐに思い出した。
「ホテル・ニューハンプシャー」だ。
アンジェラみたいな子って必ず学校時代にいたなぁ。性格悪くて自信満々。
いつも引き立て役の子を引き連れて、私はアンタより上なのよ、と振る舞うお山の大将。
でも、ハタから見るとそういう子って、ほぼ100%底が割れてて
周囲からは失笑交じりで見限られてたっけ。
だから、アンジェラのオチも「やっぱりな〜」って。その辺が凄くリアルだった。
所々笑えてくる場面があってそれが良かったかな。
普通じゃない変わっている登場人物達。だからこそリアリティを感じた。
見る前に思っていた内容と全然違う話の展開がビックリしました。
バラの花が美しい。
ヤラシイ映像の部分が無ければもっと良かったのにな。。。
「個人主義」のはき違いで崩壊しつつある昨今の日本の学校や一般家庭の状況と重なって現実味があり、共感できる人も多いと思います。ただ、こういう作品もアリかなという気持ちにさせられましたが、エンターテインメントという意味で言うと好みが別れる作品です。
なお余談ですが、劇中に登場する高校は何と私の母校だということです。見覚えのある風景や建物がチラホラ映っていてとても懐かしかったです。http://www.asahi-net.or.jp/~rn6d-hnd/
私はコンビニの袋と表現したいのですが、風に舞い、それをビデオで捕らえて、「この世は美に満ち溢れている」
そんな台詞を吐ける作品があるなんて。その背景の暴力的な父親の人間像は誰も描けないでしょう。この父親の一つ一つの描写が最後に生きてくる驚きであります。この作品で数々の賞に輝いたケヴィン・スペイシーは、娘のクラスメートに恋する父親なんてと気に入らないようですが、あの男あって彼のふてくされ人生が活きてきます。
ちなみに、私が唯一つ持っているDVDです。
ケビンスペイシーキモかった。
でも最初と最後はよかった。
もう一度、若い頃のように馬鹿やってみたいと夢見るダメ親父。
いつもイライラ、ヒステリー起こしてキーキー言ってる女房。
斜に構えて親の世代を批判し、アートや薬に逃避する少年少女。
どれもありがちな設定だけど、
綺麗な映像とカッコいい音楽で俗っぽさや生活臭を取り除いていて、
洗練された映画になってます。
私は好きです。この映画。
下世話なホームドラマをスマートに楽しみたい人におすすめ・・・って(^^;;
最後まで飽きさせないし、印象に残るカットも多くて、俳優さんの演技も上手い。
でもね、
こんな下ネタだらけの映画にオスカー取らせるのはどうかと思いますよ。
下ネタは好きです。ガキですから。
ケビン・スペイシーも、ソーラ・パーチも大好きです。
でも名誉あるアカデミー賞ですよ。言ってみれば、
『とんでもなく出来の良いポルノ映画』ですよこれは。
もうちょっと選んだ方が良かったのでは・・・・
それからウチの親に一言。
小学生の息子を連れて見に行く映画ではありません!
いくら「サンデーモーニング」で「家族映画」として紹介されてたからって;(汗
このオープニングからエンディングまでの構成、全体としての見せ方がすごくうまく、
一つの作品として非常に良く出来てると思った。
けど個人的には結末を左右する重要な場面が「アングルからの勘違い」というのはどうかと。
もう少し別のアイデアで見せてもらいたかった。http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/9491/
今回の隣人の父親役でも結構威厳があって、好演してるなと思いきや・・・
後半、えっ?・・・まあ、そんな父親もありかな(^^;・・・
ケビン・スペイシーはL.A.コンフィデンシャルの時と感じが違くて
最初ちょっと抵抗あったけど、ずっと観てくうちに、この映画にぴ
ったりはまってることがわかってきました!
最後の終わり方は切なかったけど、とても感動出来ました。
そしてとても考えさせられた…。
私が印象深かったのは隣りの男の子。
あんな風に普段誰も見向きもしない様な事を美しいと思える心を持つ事は、周りから変人扱いされる事があるが、何も気付かない人よりは幸せな事かもしれない。
ちょっとあれはやりすぎかもしれないけど・・・。
そして最後、アンジェラが実は未経験だった事もかなりのインパクトが・・。
人はどんな仮面をかぶっているかわからないものですね。
「マグノリア」が好きな人はこの映画も好き、って投稿がありましたが自分に当てはまっています
「マグノリア」も全体的にヘンテコな雰囲気漂ってますからね・・
う〜んこの嗜好はいいんだか悪いんだか・・
しかし、そんなつまらない日常の積み重ねでも、人生は美しいものだと最後には締めくくる。隣人の息子・リッキーがビデオに収めた日常のスケッチに「美」を見い出すように。
この映画の残念なところは、各登場人物の様々なエピソードを詰め込み過ぎている点だと思う。妻や娘や隣人の描写は減らして、父親(レスター)一人に焦点を絞ってほしかった。願望を叶えることを阻む葛藤を中心に描いてほしかった。
これを見た友人の女性は「おっちゃん、結局やっちゃったの?やっちゃわなかったんだ。もったいない」と言いましたが、ぼくはもったいないとは思わない。やっちゃわない贅沢もあるかな、と。それよりも、ぼくはレスターの年収と生活との落差(生活がすごく上!)に驚き続ける。720万円であんなに気楽に生きられるようになるとは。今のぼくにはそんな心の余裕はありましぇん。ああ、羨ますぃ…
ヒューマンドラマなんてとんでもない。
基本的には、隣人の家庭事情がヒューマンドラマであって、
この一家自体はコメディーである。
どういう線引きをするかは人によって違うだろうけど、
そのへんの綱渡り的な作り方が
アカデミーを取った一番の理由ではないかと思うのです。
この年の候補作5つの中からこれを選ぶたぁ、
アカデミーのセンスもまだいけるってことかな?
アカデミー賞作品ということで去年のいつだったか見てみました。
一言でいうとナイーブな中年の青春映画?という印象。受賞に値する作品とかはともかく、なんと表現したら良いのか…。物心ついた子供時代から現在までの、様々な出来事の積み重ね、(経験は勿論、本や写真、映画、TVなど)忘れてしまった無意識のなかの様々な出来事が、この映画の印象的な場面場面が、意識のうえに浮かび上がらせる。というのだろうか、なにかを示唆している感じなのだ。アメリカの家庭はよくわからないが、ぱっと見て日常とも思える映像が、観ている私自身の心にさまざまな印象となって広がるのである。整理整頓され、ほこり一つ無く、美しく彩られた部屋で考え事をするように、心を奪われるものが無いので、よけいな事を気にせずに、考えていることがまとまる。そんな不思議な感じなのだ。監督がイギリス人のせいか、この映画のナイーブな美しさが、身近な出来事に感じられて親近感を覚えるし、人間味あふれる登場人物にも感情移入してしまう。コミカルやほほえましさを織り込んで、観るものをたのしませて見ごこちがいい。後半部はちょっとせつないが、どろどろとした人間関係のダーティーなところを示唆するだけにとどめたところに、うまさも感じる。人それぞれの忘れた多くの無意識にうったえかけるような、うーん、いつまでも余韻の残る後味である。印象的なのは「赤」予感、秘密、変化、美、情熱、死、そして人間は赤い血潮をもっている事に改めて気づく。インスピレーションをうけると言う事は、基本がしっかりしているという事だろうか。写真が好きなので、映像表現としてみると大いに参考になる。
しかーし!個人的な話に脱線。音楽は純粋でいこう!と、とにかく自分がいい、と思ったものだけを聞いているのだが、題名OOPS!…I DID IT AGAIN/歌ブリトニー・スピアーズ(1981年生まれ)は自由奔放で今までにない曲だ。すぐに気に入ってしまった。いい年をしてボーナスDVD付CDまで買って、たまにひとりこっそり見て、けっこう罪悪感をかんじていた。アメリカンビューティーのチヤリーダーを見ている主人公と重なったからだ。俺の感性は間違っていないかあ!?とマジに思ったのだ。でも映像表現はアメリカンビューティーそっくりで、現代アメリカの表現として改めてその作品の的確な映像表現に納得???。
撮影賞を受賞したっていう撮影も演出も並の出来だと思う。同年の「スリーピー・ホロウ」か「マトリックス」が受賞したほうが良かったと思うけど、撮影&監督。
表題のアメリカン・ビューティーって言う薔薇だけど、画面上での使われ方がダメだ。庭に植えてある本数はしょぼいし、夢にでてくるわざとらしい使われ方にはガッカリした。あと室内造形も何かが足りない。見栄っ張りの妻にしては家が整いすぎているし、それにしては友人いないのか? 見栄っ張りパーティーもないのが演出に問題ありとしか思えない。
監督がイギリス人で舞台出身だそうで、と聞いてなるほどと納得。イギリスっぽいこじんまり感が中途半端で米国の郊外住宅地には見えないんだな。庭もしょぼくて米国っぽくない。変に上品で下品な感じがでてない。子供達の関係劇と隣人劇にかなり本家族劇は救われているのでは? ソーラ・バーチとクリス・クーパーの好演が際だつ。 アネット・ベニングがもったいない使われ方だし、ケビン・スペイシーもね、ちょっと恥ずかしい演技だと思う。米国の家族崩壊劇ってこれからもオスカー狙いで増えそう・・・・
主な出演者の全員に何かしら賞をやっても構わないくらい。
そしてセット、照明の美しさ、
前半は話とあわせるように、はっきりとした明暗、
濃い赤黒青に白をうまく合わせすっきりとした好印象を与えている。
後半もうまく話の雰囲気にのせれたと思う。
又音楽もすばらしい、
色々なジャンルを用いていて、且、盛り上げ方もすばらしい。
この映画はなんと言っても総合力の映画、
演技、話、セット、音楽、全てが高いレベルで結晶している、
すばらしい出来!
らしい演出が横溢していて私にはダメ。例えば、ケビン・スペイシーが娘の友人
に対していだく妄想のシーンが悉くダメだ。「On Broadway」をBGMにしたチア・
リーダ達のダンス・シーンしかり、薔薇の花びらで埋め尽くされたバスタブのシ
ーンしかり。また、アネット・ベニングへのディレクションも薄ら寒い。それは
アネット・ベニングの造型かも知れないが、全面的に監督の責任なのだ。
スピルバーグが「メンデスはマイク・ニコルズ以来の幸福な監督デビュー」と
いうようなコメントをしているのだが、これはしたり、この監督はマイク・ニコ
ルズレベルの才能だと思うよ。つまり脚本次第。演出家に対して、「この人は脚
本次第」なんて云うのは最大級の侮蔑です。
ただし、ソーラ・バーチと隣人の同級生、また、その父親クリス・クーパーの
ただならぬ緊張感は面白い。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
映画はオープニングから結末を述べてますが、その意図が少しわかりませんでした。
家庭が崩壊してても、あのように家中が信じられないほど整理整頓されてるのが、ものすごく不思議です。
観ながら、ずっと「マグノリア」を連想してました。
カット割りのせいか、音楽のせいか、
一人一人のキャラクターが「立って」いるせいか・・・
これが好きなら「マグノリア」を、
「マグノリア」が好きならこれを見ることをお勧めします。
したけれど、結論からいってこれは90年代を代表するアメリカ映画の秀作。
主要キャストたちのアンサンブルが素晴らしく、脚本構成も秀逸。
個人的に若手3人が最も印象的で、屈折した若者をT・バーチ、W・ベントリー
がそれぞれ好演。お色気女子高生役M・スヴァーリもよい(いろんな意味で)。
勿論、主演男優賞のK・スペイシーの可笑しさと哀しさの入り混じった演技も特
筆ものです。衝撃的なラストの彼のモノローグは特に素晴らしいです。
風に舞うビニール袋が本当に美しい。「死霊のしたたり」のおかしな引用も印象
的です。未見の人は、ぜひ一度観ておいてください。必見です。
衝撃のラストではありますが、そのあとの主人公の言葉に、心が洗われました。
いまのアメリカのある部分をデフォルメした面白さですね。別にアメリカに限ってません。日本でもよくあるシーンです。
案外、こういう毒々しさのなかに古典的なロマンさえ観じてしまいますがどうですか。
それがなんとも言えず、不思議な笑いを与えてくれる。
冒頭からナレーションでこの後におこる不幸については
予告されていて、いったいどういう結末を迎えるのだろうと
気になりながら見ていくのがドキドキした。
それにしても、ケビン・スペーシーの芸の幅の広さはすごい。
この後、どうなるのかしら!!!!って期待させられる映画だった。
でも、この映画のどこが良いのか、あたしには分かりません。
やっぱり、強烈な映画ですよねえ。諸手を挙げて「大好き!」と言うのはなんとなーく憚れるけど、気になる映画です。
99年のアカデミー賞を、コレと、『○リーンマイル』が競ったけど結局コッチが独占して、アカデミー賞を見直しました。
テーマ、正反対でしょう。私は、やっぱり、こっちのほうが好きです。
映像が、とにかく、美しいですね。対称的に、ハナシは下世話で……この対比も強烈でした。
このテーマ曲、よくTVのBGMなんかで使われてて、流れるたびに映画思い出して笑ってしまいます。
いちおーアメリカ舞台ですけど、日本でもそんなに違和感ない気がしました。
(日本だと、もっと、共同体の幻想がメインになるのかな)
隣のオタク少年の生き方に憧れたりしませんか?(笑)
結局、娘と少年は、NYに駆け落ちするんでしょうか。
でも、死んじゃった父親にはど──でもイイコトなんですね。
「失うものはなにもない普通の人間だよ」ってセリフが泣かせます。
映画の中の彼は死んで終わるにしても。
ところで、ふと、コレと、『ファイトクラブ』って、テーマが似てると思いました。
同時期に公開されたから、特にそう思ったのかも知れませんけど。
『ファイト〜』のテーマは、力、マッチョ思想だけど、コッチは、モラルとか。
小市民的願望と現実の衝突、というのかな。
既にゲンジツには滅びてるのに、ある人々はソレを盲信することでのみ自分を肯定しようとしてるモノ……うーん、なんていったらいいんだろ。
最近、『ファイト〜』の原作を読んだら、小説のオチは映画と違って、『アメリカン〜』とカナリ似てたのにビックリしました。http://anzu.sakura.ne.jp/~poiz/dz/
特に俳優陣が良かったかな。ケビン・スペイシーや隣人の隠れゲイおやじと
その息子。
ただ正直女優はちょっとイマイチ。あ、いいなと思わせる器量不足の感がある。
ぼくの好きなところは・・・
美しい音楽と、鮮やかな画面・赤と白のコントラスト。
天使の衣装の幼いジェーン。
幸せいっぱいのキャサリンの笑顔。
そして、レスターの幸せそうな微笑み。
あんな微笑みをぼくもしてみたい。
それをいろんなとこでよってたかって完璧だの、全く新しい傑作だの、近年稀に見る素晴らしい映画の誕生だの言うもんだから自分もすっかりその気になってしまって・・。僕の悪い癖なんですね、期待過剰。自分を抑えて平凡に生きてきたサラリーマンが突然ぶちきれて欲望のままに生きようとする・・良いんですよね、この設定が。この設定でちゃんと作りゃきっと面白いだろうと、なんかやたらと完璧って言われてるしこれは面白いはずだろうと。確かに面白いんですけど、よくできてるんですけど、そつなくきれいにまとめてるんですけど、それだけなんですよね。
あんまり完璧って言われてるから綺麗にまとまってるのは当然くらいにみてしまったんですね。むしろまとめ方が気に入らない。
人の外面と内面対照的にを描いていって進めてったのは良いんですけど、どうやってまとめるのかと思ったらあの勘違いネタでしょう。ハッピーエンドにしてもバッドエンドにしてもどうせなら前半の内容を受けてちゃんと筋の通った結論みたいなのを用意して欲しかった。確かに綺麗にはまとまったけど、ただまとめただけというか、それがどうしたって感じでした。上手くまとめたというより、上手くまとめたと思われそうなまとめ方をしたと。
そもそも僕はこの作品の普通の楽しみ方っていうものが分からないんですね。面白おかしい話ではあるけど一応まじめに描いてるように見えたし、娘や友達の悩みなんて特にシリアスだし、面白いところもあるけどあくまでドラマとしてストレイトに見てたんですよ、前半は。それが最後のおちがあの勘違いギャグでしょう。アレを見て初めて、これってもしかしてはじめからただのギャグだったの?って思っちゃいました。真剣におかしな事をやってる人達を笑ってやってください、みたいな。
それならそれで良いんですけど、それにしては中途半端なんですよね。笑えるといえば笑えるが笑えないといえば笑えない。どうせならもっとコメディ色を強くしても良かったのではと。
しっかり描いてしっかりまとめてはいるけど、何を伝えたかったのか、どういう意図であのまとめ方をしたのかが伝わって来なかった。そういう意味で、作り手の満足度は完璧かもしれないけど、決して完璧な作品じゃないと思います。
とはいうものの、それほど期待せずに見れば、なかなか綺麗にまとめたな、くらいに思ったんだろうな。そう考えると残念でならない。最近のハリウッドは今までにないタイプのものを過剰評価するきらいがあるから気をつけたいですね。批評家が言う完璧、斬新というものが僕にとってただの中途半端に感じられることが多いんで。この映画ももっとコメディっぽくしたらオスカーも獲れなかったんだろうな。
ちなみに、さすがにアメリカンストームよりは面白かったです。家庭の裏側を描いただけで一本の映画になってしまうとは、アメリカという国はよくわかんないですね。監督は中国人ですが。
家族モノの映画で描かれるテーマとは、乱暴な要約をすれば、家族という共同体は永遠普遍ではないというものではないでしょうか。家族とは結局はただの個人の集まりに過ぎず、崩壊する時は崩壊してしまうのだというものです。
言葉にしてしまえば陳腐ですが、それが映像化されると息を呑むシーンに変容する瞬間が、家族モノ映画の面白さだと思います。「クレーマークレーマー」での、夫が妻にする、ただの儀式と化したおざなりの「お帰りなさい」のキス。「普通の人々」での、愛せない弟の食べ残しを憎悪をこめてディスポーザーに突っ込む母親。私たちが当たり前だと思っている肉親の愛が存在しない場面に遭遇し、私たちは心打たれるのです。
しかも、セリフやナレーションで家族の崩壊を安易に説明するのではなく、あくまでも情景として描写する時、私たちは感動するのではないでしょうか。そういう観点から見ると、この映画は、それだけの説得力を持つ映像を持ち得なかったと、私は思います。麻薬、同性愛、リストラ、と話を彩る小道具は多彩ですが、家族の変容を映像の動きにより表現しているか、と考えた際には、それらの小道具とナレーションに、安易に頼りすぎだと私には思えました。
私の見解に反対の方の意見をお待ちしています。また、似た内容のもので、「アイスストーム」という映画があるのですが、興味のある方は見比べてみてください。
でも、映画としてはおもしろかったと思うんですよね。眠くならずにみれたし、ストーリーに引き込まれたし。
不条理とも少し違う、ねじれ具合がなんとも気持ち悪い映画でした。でもこれはこれで話まとめてるところがなかなかの手腕だと思う。
ケヴィンスペイシー上手いですね。変な人を自然に演じていました。アネットベニングはちょい暑苦しい演技でしたが、でも、これを見る前に「マーシャルロー」で知的なCIAを演じていたアネットを見たばかりの私には衝撃的でした。
仮にこの映画が劇場未公開作品として入ってきてれば素直に面白かったと思うけど。
見る側も「アカデミー賞なんだから面白いハズ」なんていう要らん予備知識が
そなわってるし。
アカデミー賞が逆に足を引っ張ったカタチになっちゃったかな・・・
文化の違いで幾つか(日本人には)わかりにくいところがあったかもしれないけど
実際アメリカじゃご近所にホモがいるなんてことはザラだし、またそれに対する
偏見も切実な社会問題になってる。だから面白くもあり、また身近な恐怖でもある。
アカデミー賞はアメリカでの賞なんだからそもそも日本人が気にしなくてもいいと
思うんだけどなぁ・・・
ま、世界万国共通で面白い事柄なんてそうそう無いでしょ?
勘違いで・・・。うーんまさにブラックコメディー。
オープニングが語りからってのもいい!
ケビン・スペイシーの顔が最高!ピーター・ギャラガーも出ていて、映画館でみっれなかったのが残念だ。
共感できない人には つまらない映画なのかもしれないですね。
友人も2度と見ようとは思わないと言ってた。
私も同じです。ケビン・スペイシーは好きな俳優の一人なんですけどね。
いいでしょう。強烈なブラック・コメディですが、これがほんとに笑えなくなってしまうと感じるところも、また恐い。なぜなら自分の人生に当てはめることが
できる、つまり共感できてしまうから。現代社会での本当の幸せとはなにかを
深く考えさせてくれました。
そしてこの映画をさらに素晴らしくしているのが、ケヴィン・スペイシー、アネット・ベニングの演技、そしてビニール袋でしょう!
が最も重要かはそれが終わる直前までわからないという矛盾)がスマートに表現さ
れ、心の一番奥に触れられたようなゾクッとする感じがいつまでも残る映画だった。
キャスティングの素晴らしさは言うまでもなく、映像も音楽も最高だった。久しぶ
りに本当の映画を見た気がした。早く日本版のDVDを出して欲しい。
共感する部分もなければ泣けるところも笑うところも何もなかったし。
どーして『ストレートストーリー』のじぃちゃんに主演男優賞を
あげなかったんだーーー!
映像だって『ストレートストーリー』の方がめっちゃ良かったのに
なんでこの映画が撮影賞まで貰うんだーーー!!
ケビンが好きになっちゃう高校生役の子は40近いオヤジと私生活で結婚したらしい。
いいのかそれでーーーーー!!!http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazoo/
特に、ちょっとした妄想にとらわれた中年オジさんを、ケビン・スペイシーが気味悪いほど上手く演じていて愉快。
アカデミー賞は余分な冠で、気楽に観れば、かなり楽しい。
しかしながら、現代人の“しあわせ”って、何なんでしょう?何処にあるんでしょう?...てなことを、ちょこっとばかり考えさせられてしまったりもする映画。
もう少し夫婦、娘と友達の関係を掘り下げないと、あれもこれもと登場人物の
こじつけがなっていない。
でも、もう一度観にいくつもり