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処女峰(1950)

メディア映画
上映時間96分
製作国日本
初公開年月1950/12/02
ジャンルドラマ/ロマンス

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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2013-02-21 18:44:44
【ネタバレ注意】

<あらすじ>サンヨウ電工社長谷口英助(清水将夫)には長女梢(轟夕起子)、次女葉子(乙羽信子)、三女花世(若山セツ子)と美しい三人の娘がいた。梢には親同士が決めた許婚の出版社社長松崎紀一郎(上原謙)がいたが、姉妹はそれぞれ松崎に思いを寄せていて、松崎は葉子を愛していた。松崎は梢との婚約を解消したがショックを受けた梢は酒に溺れ、チンピラの佐藤(田中春男)と関係する。葉子は両親の勧める新聞記者の牧愛之助(二本柳寛)と見合いをするが、実は牧は紀一郎の親友で、葉子を紀一郎のもとに送り出し、姉の梢と意気投合した。しかし佐藤に脅された梢は父親から二十万円の小切手を盗んだのが露見してショックで英助は急死する。牧にも去られた梢だったが…。

1950年といえば、まだ戦争が終わって5年しか経っていないが、その戦争の影すら感じさせない設定・舞台に驚く。戦前の資本家がほぼそのまま踏襲されているような印象だ。
大企業社長の美しい三姉妹。しかし彼女たちが「処女峰」と呼ばれるのは、何とも前時代的。処女峰を征服するのは誰なのか…ということか。
轟夕起子は当時33歳。宝塚を退団して映画デビューした乙羽信子は26歳。そして若山セツ子21歳。
相手役の上原謙は当時すでに41歳で、父親役の清水将夫と実年齢は一つしか違わない(笑)。モノクロだと、年齢はかなり誤魔化せるということで(笑)。
許婚の上原謙に酔って迫る轟夕起子も怖いが、おとなしい和風美人の次女葉子を演じた乙羽信子も相当下手だぞ(苦笑)。
琴を弾きこなす乙羽信子は、当時の"名家の令嬢"の嗜みを思い出させてくれた。
作品としては可もなく不可もなく…なのだが、ピアノと琴のうるさい演奏のなかでのやりとりや、列車の中での梢(轟)と松崎(上原)の別れ話など、台詞を背景音で敢えて消してみるといった試みは面白い(成功しているとはいい難いが)。
当時の世相や風俗が垣間見える面白みはあるが、当時の庶民は金持ちの生活に憧れを抱いていたということなのだろう。こうした時代を超えた恋愛模様が、現実を忘れさせてくれる数少ない機会だったのかもしれない。

原作の富田常雄(1904〜67)は、『姿三四郎』の原作者。新藤兼人が脚本を担当している。

投稿者:nabeさん投稿日:2013-01-04 10:11:26
名優乙羽信子の銀幕デビュー作である。
裕福な家庭のお嬢さん三姉妹の恋愛物語であるが、ワガママな長女役の轟夕起子、おとなしい次女役の乙羽信子、やんちゃな末娘役の若山セツ子と、各々の性格付けが明確なので三人三様のパターンがあって楽しい。
主演の上原謙が煮え切らない性格の彼氏役でピッタリ。若山セツ子もカワイイが、乙羽信子は終始地味でおとなしく印象に残らないのが残念だ。
ラストのハッピーエンドはやや強引だが、終戦直後の日本映画らしい佳作である。 
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