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暗殺の森(1970)

IL CONFORMISTA
THE CONFORMIST[米]
LE CONFORMISTE[仏]

暗殺の森/完全版(ビデオ)

メディア映画
上映時間115分
製作国イタリア/フランス/西ドイツ
公開情報劇場公開(CIC)
初公開年月1972/09/02
リバイバル→ユーロスペース-96.12→コピアポア・フィルム-2015.10.31(デジタル・リマスター版)
ジャンルドラマ/サスペンス
輝かしい栄光が青年を裏切る、 孤独を脱れる虚無と愛欲の日々- 彼は暗殺者となる--
現代文学の旗手モラビアが描いた《孤独な青年》の愛と挫折!
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【解説】
 ファシズムに席巻された欧州の退廃を描く映画として、ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」と並んで傑出した作品。以後70年代を通じ、同種の主題を扱った映画が濫作されたが、いずれもこの両作の域には遠く及ばなかった。
 若い哲学講師のマルチェロ(トランティニャン)は少年の頃、彼を犯そうとした男を射殺した罪悪感に今もさいなまれていた。その苦しみから解放されるためファシズムを選択した彼に、パリ亡命中の恩師である教授を調査するよう密命が下る。ハネムーンを口実にパリに赴いたマルチェロと妻ジュリア(サンドレッリ)は、快く教授に迎え入れられた。だが、恩師の若妻アンナ(サンダ)には目的を悟られてしまい、敵意を抱かれると同時に深い仲にもなってしまう。やがて、別荘に向かう教授夫妻は、マルチェロの目前で暗殺されるのだが……。“体制順応主義者(原題)”のいびつな生き方を、ベルトルッチはなめらかな官能で包み込み、深い余韻を与える。雪の森での暗殺シーンなど映画史に残る美しさだ。
<allcinema>
評価
【関連作品】
地獄に堕ちた勇者ども(1969)
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A暗殺のオペラ (1969)
[002]Aフルメタル・ジャケット (1987)
[003]Aトリュフォーの思春期 (1976)
[004]Aブリキの太鼓 (1979)
[005]A山猫 (1963)
[006]A大人は判ってくれない (1959)
[007]Aソナチネ (1993)
[008]Bモーターサイクル・ダイアリーズ (2003)
[009]B座頭市 (2003)
[010]Bしのび逢い (1954)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
23190 8.26
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-08-28 02:52:22
映像が綺麗なのだが、内容がイマイチ入ってこなかった。
投稿者:きらきら投稿日:2015-05-26 15:39:30
「暗殺の森」はモラヴィアの原作、ジョルジュ・ドルリューの音楽です。
この二人の組み合わせを見ると、ゴダールがイタリア資本で撮った「軽蔑」を思い出します。
「軽蔑」はバルドーとフリッツ・ラングを撮りたいだけのの作品、といっても過言でないくらい、ちゃらんぽらんな映画です。
たぶんゴダールからしてみればモラヴィアの原作になどちっとも興味がもてなかったし、ドルリューの音楽も好きじゃなかったのかもしれません(音楽も、わざと似あいそうもないところで、ぶつ切りで使ってましたね……)

ベルトルッチは「わたしはゴダールの一番弟子だ」と言ったくらい、ゴダールを敬愛した人です。
そう考えると「暗殺の森」は師の使った素材と同じもので別の作品を作ろうという試みにも見られます。
ところが、「軽蔑」がフランス人がイタリアに行く話なのが、「暗殺の森」はイタリア人がフランスに行く話。
「軽蔑」が夏の映画だったのが、「暗殺の森」は冬の映画です。
むしろゴダールとは逆のことをやっています。
またこの作品のストーリー自体、主人公(イタリア人=ベルトルッチ?)が師(フランス人=ゴダール?)を殺しにいくもの。
そう考えると、この作品自体、ベルトルッチのゴダールからの訣別宣言とも受け取ることができます。

真似たいけど真似られない。
真似られないけど真似たい。
初期のベルトルッチの作品はゴダールという父親に対する、絵に描いたようなエディプス・コンプレックスのようなものを見せます(というよりは、「エディプス・コンプレックス」に陥った映画監督を演じているようにも見えなくもないです)。

本作品でもゴダールの影響がちらちらと見ることができます。
が、どこかふっきれたところも垣間見ることができます。
ヒロイン二人のレズビアンめいたダンスから、周囲の人間が渦のように主人公のマルチェロを巻き込むところなどはおもしろいシーンです。
ラストシーンでムッソリーニ政権が終わりを告げ、主人公がいままでのファシストから寝返ったばかりか、
「おまえこそファシストだ!」と叫ぶシーンはどこか自嘲めいています。

この後、ベルトルッチは大作主義路線へと演出スタイルを変え、アカデミー賞をもらうような大監督へと変貌します。
一方のゴダールはどんどんと孤独になっていきながらも、映画を撮り続けていきました。
どちらがいいとは言えません。
お互いの道があるのです。
そういう意味では、「暗殺の森」は二人が袂を分かった一本なのかもしれません。
投稿者:uptail投稿日:2013-06-29 10:38:10
演出:9
演技:8
脚本:8
音響:9
投稿者:sachi823投稿日:2012-12-08 23:38:34
裏切りと悪をテーマにした作品は数多くありますが、
この作品はその中でもひときわ光を放っていると
思います。演出面で多彩なアクセサリーを用意して
一つ一つの場面の映像の懲りようは、
普通ではなく、過剰ぶりに思わず
笑ってしまうところもあります。
ファシズムに惹かれる主人公の描き方にも大変
興味深いものがあります。
ドミニク・サンダの退廃的な美しさは
特筆すべきものです。
投稿者:たんばのもり投稿日:2012-07-05 22:13:40
 私は、この映画を、大阪・千里中央にある「千里セルシーシアター」で見た。今年の6月にイタリア映画の銘品を集めた「映画の国 名作選 イタリア編」を上映していて、偶然見たのである。そして、あまりにも印象に残ったのでコメントに書いてみた。

 監督は「ラストエンペラー(1987年、伊・英・中合作)」などで有名となり、この映画が出世作である、イタリアのベルナルド・ベルトルッチ。
 原作はアルベルト・モラヴィアの小説“Il comformista”(映画の原題も。訳は「同調者」。小説の邦訳は「孤独な青年」)

 物語の舞台は、1938年、第二次世界大戦前夜のファシズムが渦巻くヨーロッパ。
 現在と過去をつづりながら物語は進んでいく。
 ローマで暮らす大学講師のマルチェロ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、過去の陰惨な記憶から逃れるためにファシズム活動に傾注していく。ある時、反ファシズム活動を行う恩師である大学教授を、調べた上で暗殺するよう命じられる。
 マルチェロは妻・ジュリア(ステファニア・サンドレッリ)と、新婚旅行に偽装して大学教授を追ってパリに赴く。
 パリで大学教授はマルチェロ夫婦を好意的に迎えるが、大学教授の若い妻・アンナ(ドミニク・サンダ)はマルチェロの目的を覚ってしまい・・・

 ローマの大理石造りの荘厳な建物の中に響き渡る革靴の足音。
 家の庭で風に舞う落ち葉。
 寝台列車の窓に映る夕日。
 夕闇にかすむエッフェル塔。
 ジュリアとアンナがパリの舞踏会で踊る、なんとも奇妙で妖艶なダンス。
 そして、アンナが暗殺者から追われ逃げ惑う冷涼で霧がかった冬の森。
 ヴィットリオ・ストラーロのカメラは、荘厳で美しいローマとパリを背景に、マルチェロと個性があまりにも違う二人の女性との奇妙な愛の関係を切り取っていく。

 二人の女性も若く(当時、サンダ19歳、サンドレッリ24歳)綺麗であるが、映像がなんといっても抜群だ。奇抜なカメラアングルと、白色と青色を基調にしたイーストマンカラー独特の透きとおるような映像美が映画全体に広がっている。
 やはり、この当時の映画はフィルム上映方式の映画館で見るべきだ。

 ※「千里セルシーシアター」がある千里中央は、1970年に日本万国博覧会が開催されたときに造られた人工の街である。鉄道とモノレール、そして高速道路が、地下、空中、地上でアクセスし、ユニークな高層のビルが建ち並ぶこの街は、まるで映画に出てくる未来都市のようだ。この街のショッピングモールの地下街にこの劇場はある。1スクリーンで小さいが、今まで公開された映画を低料金でリバイバル上映している。
投稿者:Normandie投稿日:2011-11-25 01:20:50
記憶は不思議だ。
10代で初めて見た時からバツの悪い映画だと感じながらも惹かれてしまった。
言うまでも無く、サンダとステファネッリが絡むタンゴの場面、空気を切り裂く叫び声、列車の窓に射すオレンジ色の夕日、迷える森など、記憶の中の映像は美しいとばかりに今でも責め立てられる。
ヴィットリオ・ストラーロの目線が幾重にも私の中で眠ってる。これは永遠の片思いだ。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-18 21:21:49
迎合主義のファシストマルチェロ。モラヴィアの不条理。重苦しい時代検証だ。
投稿者:日商簿記2級投稿日:2009-12-25 17:47:28
この映画を観る前に「1900年」を観たけど、映像の美しさに感動しました。青を中心とした画面に性描写も踏まえて、非常に見ごたえのある作品ではあった。ベルトリッチがゴダールを目指していたのが垣間見れる。

ただ、いまいち盛り上がりに欠ける映画ではあった。

当時10代というドミニク・サンダの大人びた美しさには眼を奪われてしまった。「1900年」より全然美しかった・・・
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-04-14 23:32:21
【ネタバレ注意】

森の中で夫を殺された妻が主役が乗っている車の窓を叩いて絶叫する。このシーンだけ強烈に印象に残っている。

投稿者:QUNIO投稿日:2009-04-14 21:20:32
巷では映画史に残る大傑作と崇められているが、今見ると大した出来の映画ではなかったりする。単にボクがこの主人公の性格が嫌いだからかも知れないが。最低のスノッブ野郎だと思うけどね。美学に従って悪い事をする人間としてはクズなのではないかと。巷の批評や映像美の面だけで称賛される風潮はちょっと「?」で、いまいちファシズムの背景とか細かい部分の描写が足りない映画でした。ベルトルッチの初期の「習作」として見るなら面白いかも知れないが。
投稿者:さち投稿日:2005-12-06 03:56:21
普通
投稿者:bond投稿日:2005-11-14 13:00:28
展開が解りずらかった、こういう政治的映画は作り方が難しい。ドミニクは綺麗だった。
投稿者:irony投稿日:2005-10-09 15:11:08
 影を現実と思い込み、その実体が虚栄と知らされた主人公。とまぁラストは、こんな感じで終わりを迎えるのだが、あくまでもそれは個人レベルでのお話すぎて、ファシストと反ファシストの映画のテーマには矮小すぎるが、現実、体制下における個人の身の振り方はこんなものだろうね、ある意味誰もが自分自身を見せつけられている様で主人公に嫌悪感を抱いてしまうのは私だけじゃないはずだ。
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-10-07 00:49:32
映像に関しては少々やりすぎ感が否めないという印象を持った。が、この監督の美的センスは確かなのでは、とも思う。
残酷さがまたエロいというのだろうか。なんだか映像そのものすら官能的だった。

頭の悪そうな奥さんの演技に一番惹かれた。馬鹿そうだが、影があると言うか、絶望或いは諦念みたいなものがつきまとっていて、最も時代背景を反映している人物ような気がした。気がした…。
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2003-08-07 17:56:27
何だか人物像が良く分からない。。。
綺麗にセットアップされた中で、綺麗なネーチャンを
綺麗に立ち振る舞い、お芝居させてるような。。。
この次の作品「ラストタンゴ」で
普通ポイ状態の中で、さほど綺麗でも無いネーチャンと
可也な演技派男優を使っているのとは、大違いか?
投稿者:skull & rose投稿日:2003-04-08 04:27:44
3年ぶりくらいに観ました。死と官能の美しさは、この時期のベルトルッチ作品の中でも一番でしょう。やや映像技法に奔り過ぎて、映画としての濃密さが薄れてしまっている部分はありますが。特にラストはプラトンの洞窟の囚人を拝借してのシークェンス、それらしいことをやればいいってモンじゃないと、少し不満に思うあたりです。賛辞と批判を言ってしまいましたが、やはり必見の一本です。
投稿者:MARK投稿日:2002-09-01 21:55:47
貸しビデオでみましたが、とても良い作品でした。
70年の作品だったんですね。それにしても、今では、ベルトルッチやゴダールがこの時代にやったように、言葉(政治理念とか哲学用語)を画面における大道具に仕立てる芸術映画の時代は終ったと見るべきなのでしょうか?個人的には、そういう傾向が少しさびしい気がします。30年前よりも、エンターテインメントの幅も広がっていなければ嘘ですよね。
道具仕立てのことから女優の話に進ませていただければ、この作品の女優は美しいですね。ドミニク・サンダの知性的な切れ者の美しさはフランス映画女優の伝統を感じさせ、また ステファニア・サンドレッリ は、ジーナ・ロロ・ブリジダとかシルバーナ・マンガーノのようなミス・イタリア系の美人女優の系列だと感じました。どちらも素敵で甲乙はつけられないのですが、個人的な好みから言えば、ステファニアに軍配を挙げます。生来の妖艶さみたいなものが伝わってくるからです。種の時点で既に、美しい品種だからだと思うからです。15歳の頃から6年間も、60歳の弁護士と性交渉があったという話にリアリテを自然に持たせる説得力がありましたものね。まさにプチブル的開放感と道徳感の女性を可愛らしく演じていました。

ここからは苦言になります。
ただこの監督の作品の限界についてどなたかも指摘されているように、高踏的なリズムの支えが、原作者に依拠したものであり、自らを一段高い位置の傍観者で終るところに、ゴダールのような作者個人が抱える格闘=ジレンマが見えてこない気がします。
傍観者はどこに居ようとも傍観者です。あまり簡単に、永遠のテーマを語って欲しくない、近代とは変化の過程であって、永続性なんてものはずっとずっと先のテーマなんだと言いたくなります。そして21世紀が始まった今でも、ますます閉塞の壁は厚く、あの70年以降、同じ種類のジレンマは破壊を待ち望んでいることに変化は無いと思えます。
ジャン=ルイ・トランティニアンが演じる主役が、体制順応の卑劣漢の姿を持ち、個人的な罪の自覚からの出発であることを生き方の基底に置くのは文学的に了解できても、そのこと自体が作品を尻すぼみに感じさせ、矮小な世界への帰結という印象も去りがたくあったことを記したいと思います。
投稿者:ウェルズ投稿日:2000-05-31 23:38:37
なんて、美しい映像なの! 魅了されました。
窓から射し込む光と、その織り成す影、女性たちのドレス、色づかいにもウットリ。始めから終わりまで、ためいきものでした。
ベルトルッチ監督の名前ぐらいは知っていたけど、この映画の題名は、聞いたこともなかった。TVでやってくれなかったら、出会えなかった。
放送してくれた人(選んでくれた人)に、感謝、感謝。
【ソフト】
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