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捕えられた伍長(1961)

LE CAPORAL EPINGLE

メディア映画
上映時間105分
製作国フランス
公開情報劇場公開(ケイブルホーグ)
初公開年月1988/01/09

【解説】
 「大いなる幻影」を思わせる、捕虜収容所からの脱出を描く物語だが、あの崇高にヒューマニズムを謳いあげた作品と較べれば、実に軽妙で自由闊達、これぞルノワール映画である。第一次大戦と第二次大戦との時代背景の差(階級意識やナショナリズムさえも後者ではかき消えつつある)はあるが、それは最晩年に到るにあたり、ますます大らかな表現を志向する老匠の精神の若さに負う所、大であろう。'40年6月の独仏休戦協定で解放されると信じて当ての外れた伍長たちは、収容キャンプからの脱出を試みる度に失敗し、次第に祖国から引き離され、仲間も失っていくが、不屈の闘志の持ち主(というか脱走が人生の目的化している)である伍長と彼の腹心パテールは、ドイツ娘の歯科助手の援助もあって、遂に逃亡に成功する。それを“普通の人物の日常的な戦い”として描きたかったと言うルノワールは、おかしみの中に痛みを盛り込んでも決して感傷に流されない、ひたすら自由に向かって歩き続けるような、前のめりの映画にしてみせた。
<allcinema>
評価
【関連作品】
大いなる幻影(1937)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
319 6.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:Ikeda投稿日:2008-02-29 11:41:31
ジャン・ルノワールの映画監督として最後の作品ですが、それほどの映画ではなくて、流石の巨匠も老いたなと思いました。ドイツ収容所からの脱出劇をコミカルな場面を交えて描いていますが、それまでの映画の蓄積を組み合わせただけの感じです。
最初にフランスの捕虜がルーズベルトとヒットラーを話題に出し、俺達の運命はお偉方が決めんだと話したり、後半に歯医者の娘エリカ(コーネリア・フローベス)に伍長(ジャン・ピエール・カッセル)がフランス語の発音を教えたりする所は「大いなる幻影」を思わせるシーンですが、映画全体の重さが違います。
それに捕虜がフランスへ帰ったら余計束縛されるという感じの台詞がよく出てくるので、何か諦観した感じもして、幻影は戦争だけではないと言っているようにも思いました。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞(総合) 
【レンタル】
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