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(2000)

メディア映画
上映時間123分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル)
初公開年月2000/08/12
ジャンルドラマ/犯罪
あの頃映画 「顔」 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,100
USED価格:¥ 1,531
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【クレジット】
監督:阪本順治
原案:宇野イサム
脚本:宇野イサム
音楽:coba
主題歌:coba
出演:藤山直美吉村正子
豊川悦司中上洋行
國村隼狩山健太
大楠道代中上律子
牧瀬里穂吉村由香里(妹)
佐藤浩市池田彰
内田春菊喫茶店の女
早乙女愛狩山咲子
九十九一車掌
渡辺美佐子吉村常子(母)
岸部一徳
中村勘九郎
【解説】
 「どついたるねん」の坂本順治監督が喜劇女優・藤山直美主演で描く異色の犯罪ドラマ。吉村正子は、クリーニング店を営む母親を手伝う冴えない40過ぎの女性。家にとじこもりっきりで、恋人はおろか友人さえもいない。そんなある日、母親が急死してしまう。通夜の晩、ホステスをしている妹が正子に向かっていつものようにきつい言葉をぶつける。カッとなった正子は妹を殺してしまう。我に返った正子はその場から逃げ出す。そして、初めて外の世界へ出た正子の逃亡生活が始まった……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
650 8.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:袋小路投稿日:2016-03-20 18:46:02
60年代の香りを残した2000年の映画といっても若い人には何のことかわからないでしょうが、犯罪と自虐、展望なき逃走(闘争)と連帯、自己の再生(創造)といった要素がすべて入っています。アメリカンニューシネマっぽさと、今村昌平の匂いが混在しています。ラストシーンはエロ事師ですね。セリフが素晴らしく、大阪の会話のかわし方がうまく使われていてこの映画の乾いた感触を生み出しています。藤山直美は圧巻で、これほど意味を明確に表出できる演技は誰にも真似できません。主人公の再生が丁寧に描かれているので、しんどい話なのに見終わって元気がでて、いい気分になりました。
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-08-04 21:07:20
今ならもっと濃い犯罪ミステリーにしただろう。実在の逃走犯女性をモチーフにしたドラマで、当時としては斬新な設定だ。しかし、主役の個性に面白さはあるものの、引きこもりだったこの姉がまさかここまでという展開には、ならなかった。ロードムービー自体が、かなり適当でいい加減に思える。大御所佐藤浩市と豊悦を相手にしては、その絡みとエピソードがつまらない。喫茶店で会ったあの報道の女性。実はこの女性の逃走劇の方が、なんとも興味深いのだ。
投稿者:陸将投稿日:2011-10-23 19:24:34
本作は阪本順治という監督にとって、意義深い作品であることは間違いない。
本作以前の彼のフィルモグラフィーで重要な役割を担っていた「大阪の」「男性」が主人公の映画から、「大阪を飛び出す」「女性」が主人公の映画になっているのだ。

本作の1番の見どころは家で引きこもっていた女性、すなわち無個性でからっぽな人物が、外に踏み出し様々な状況下に置かれることで、魅力的な人物へと成り変っていく点だろう。
真っ白なキャンパスに鮮やかな色が次々と塗られていき、最後には1枚の美しい絵が出来上がるようなカタルシスが存在していく。
それは幸せな人生を手に入れるという類のものではない。
閉鎖的な自己を解放し、新たな自分を見つけるという旅でもある。

ただし、そもそもその旅は逃避行である。
自分が置かれた今さら変えられない状況を打破するために、自分の妹を殺してしまった代償。
罪を背負った主人公であるからこそ、魅力的な女性と変化していく過程がキレイすぎるという拒否反応をやや感じてしまう。
また、彼女が魅力的になればなるほど、周囲の人間には不幸が訪れる。その対比の図式が単純すぎる印象も否めない。

だが、そんな欠点も藤山直美という人物の圧倒的な包容力が包み込んでしまう。
器の大きい人間が持つ溢れんばかりの活力が、物語を悲喜劇へと彩ることに成功しているのだ。
投稿者:こじか投稿日:2010-10-06 21:43:57
毒とユーモア不足!これに尽きるかな。
全体にキレイ過ぎるというか、何かノレない拍子抜ける感覚。
投稿者:QUNIO投稿日:2010-02-18 19:10:53
90年代という設定にした意味はよく分からないが、まあまあ面白かった。主演の藤山直美ってこれ一本だけだが『赤い殺意』の春川ますみと共通点が多い気もする。よく見れば今村の焼き直し感は否めないが、佳作だと思う。自転車に乗るシーンが好きだ。
投稿者:象さん投稿日:2006-11-12 11:33:07
出演者は皆、とてもイイ味出してましたね。
コレもやっぱりカントクのお手柄でしょうか。
音楽もよかったですね。

それにしても藤山直美は天才。
彼女を無視した「日本アカデミー賞」って
どこに存在意義があるの???
投稿者:ferdinan投稿日:2005-11-04 22:26:59
【ネタバレ注意】

シュールという言葉の日本人の使う意味において、シュールな作品でした。
僕がカタルシスを感じたのは、間違った人間の捨て身の開き直ったギャグで貫かれた映画だったからです。
生きるということに、そういうポーズをとっているところに、シンパシーをおぼえちゃいました。

「うち、泳ぐのが夢やってん」
正子が砂浜で、海亀のように泳ぎの練習をしてみたり、チャリンコの練習をしてみたり、それらは後の逃走の切り札になっています。
同じ逃走シーンで、「ショーシャンクの空」を思い出した。
ショーシャンクでアンディは聖書の中に隠しもったハンマーで10年以上の歳月をかけて穴を開けて逃走するシーンもロマンチックだけど、
一生懸命生きるためにとか、輝くためにとか、希望とかそういうんじゃなくて、殺風景な日常に対する、心の中にうっすら抱いた朧げな憧れに満ちているのが泣かせます。
「お別れの前に約束して下さい。月が西から登ったら うちと一緒になってください。」
「もし生きてるうちにその約束が叶わなかったら、生まれ変わって、もし出会えたらまたこの約束して下さい」
「俺がバカなのか、よくわかんない」
「うん、って言ってくれたらいいんです。」

泣かす〜!って言いたいけど泣かなかった。ワラカしてくれた!
作中台詞を借りれば、まさに「俺がバカなのか、よくわかんない」って感じ。
シリアスな設定なのに、おぞましくなく、泣かせる台詞やレイプシーンでさえ愁嘆さを微塵も感じさせない。
それは、藤山直美のキャラと大阪弁、それと音の魔術師COBAによるところがとっても大きい。

思春期に、あらゆることに投げやりデブだった僕は、何を思ったか無茶なダイエットをして痩せてみた。
太っていたことやダイエットにも理由はあった。でも痩せていることに理由はもうなかった…
泳いで逃走しているのに、どこか遠くでただぼんやりプカプカしているような正子に、同型の憧憬を感じました。

投稿者:ふじこ投稿日:2005-10-21 14:50:37
子供の頃父上の藤山寛美さんの芝居をちょこちょこ観てたのですが、あの顔の表情といい、父親の血をすっぽりと受け継いでおられますね。コロコロと変わる表情や豪快な演技・・逃亡犯なんだけどなんだか、頑張って逃げて!みたいに応援したくなった。
姉と妹で極端に容姿が違うと、子供の頃からいつも比べられて殺意までいかなくてもかなり憎悪は芽生えるかもしれない。でも美容整形しなかっただけよかったか。
投稿者:theoria投稿日:2002-09-25 00:13:30
藤山直美の当意即妙の愛嬌のある面白さで存在価値が確保されていると思う。喜劇王と呼ばれた父親、藤山寛美に関心など殆んど無いにも係らず、技量という範疇では捉えきれない先天的に備わっていたであろうアノ一種独特な“存在感”には筆舌も及ばぬ程の比類なきカリスマ性が存在しているのか「上方」「喜劇」「義理・人情」といった単語を耳にすると何故か自然と寛美の表情が浮かんでしまう。“血は争えぬ”の典型なのか娘の直美も正に「瓜二つ」である。容貌、声、仕草、そしてアノ存在感まで。タイトルの「顔」とはストーリー展開上に見せる変幻自在な表情としての「顔」と、亡き実父の面影を写し出した「顔」でもあったのかも知れない。本作は極めてシリアスなテーマを扱いながらも、彼女のオーラみたいなものによって作品の世界の色付けが決定されている。他の俳優も上手いのだが、彼女の存在がまるで原子炉の「炉心」の様で、メルトダウンを危惧してか全体に皆さん弱腰気味。唯一、妹ユカリ役の牧瀬里穂がその役柄も手伝って、対等に張り合ってはいるものの、やはり姉マサコ役の藤山直美の正に“独り舞台”。しかし兎にかく父親同様、妙に納得させるだけの先天的魅力が滲み出ているので、面白いことは間違いない。床や地面にバッタバッタ顔面から突っ込んでブッ倒れるシーンは『いなかっぺ大将』の“大左ヱ門”みたいだし、歩き方や走り方は“ドラえもん”のよう。まあ一挙手一投足、観ていて楽しいことこの上ない。しかもジンワリと心和ませる「情」もひしひしと伝わってくる。常套的にはもっとヘヴィに仕上げるべきストーリーだが、敢えて肩透かしを食らわせていて、そこが結構楽しめた。
投稿者:やすたけ投稿日:2002-08-18 08:45:29
題名の通りの藤山直美さんの刻々と変わる「顔」の演技がいいです。
内面の変化によってこれだけ顔が変わるのだということをあらためて実感(演技ですが)させられました。

あと、顔だけでなく主人公の不器用なところをさりげなく表現しているところが良かったです。
スナックでのカラオケで「♪うぉ〜うぉうぉ〜トゥナイ〜ト」って、「ト」まではっきり発音するところや、不器用そうなタンバリンの叩き方、自転車の漕ぎ方、泳ぎ方など。

なんだか関係無いけど『トッツィ』を思い出してしまいました。
http://www2.odn.ne.jp/~chs45160/
投稿者:PEKO投稿日:2002-08-06 00:32:49
最初、顔って題名から整形しながら逃避行を繰り返す話かと思ったら全然違った。
でもこれはこれで中々面白かった。暗い話なのだがところどころユーモアが含まれていてほっとしたり落ち込んだりの繰り返し。特に藤山直美さんの演技がよかった。
2002.08.05観賞 6点
投稿者:ゆうじ投稿日:2002-06-18 20:44:49
殺人犯の逃避行を描いている割には派手な展開を押さえて淡々と流れるストーリー。藤山直美を筆頭とする役者陣の押さえた演技。動きの少ない映像のうえ、劇中音楽は極力押さえられている(あるのは、自然音と静寂)。まったりとした派手さの無い作品で、監督の技量は感じるものの、地味に仕上げ過ぎたような気がする。

主人公正子を演じる藤山直美の演技は凄い。題名のとおり、主人公の顔の表情の変化がストーリー上重要なポイントになるのだが、彼女はその時々の「顔」を見事に演じ分けている。うまく言えないが、表情の変化が自然で場面場面にぴたりとはまるのだ。彼女の演技が本作に数々の賞をもたらしたと言ったら言い過ぎだろうか?
投稿者:月とスッポン投稿日:2002-02-12 17:29:09
ちょっと重い雰囲気の作品だったけど、所々笑ってしまいました!
けっこう好きな作品です。最後の、海を泳いでいる所なんて、ちょっとふきだしました(>。<)
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 助演女優賞大楠道代 
 ■ 監督賞阪本順治 
 □ 脚本賞阪本順治 
  宇野イサム 
 □ 音楽賞coba 
■ 監督賞阪本順治 
■ 監督賞阪本順治 
 ■ ベスト10第2位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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