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ペパーミント・キャンディー(1999)

PEPPERMINT CANDY

メディア映画
上映時間129分
製作国韓国/日本
公開情報劇場公開(アップリンク)
初公開年月2000/10/21
ジャンルドラマ/ロマンス
ペパーミント・キャンディー [DVD]
参考価格:¥ 3,024
USED価格:¥ 12,000
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【解説】
 1999年春。鉄道の高架下で男ヨンホは全てを失ったいま、過去を振り返っていた。3日前、ヨンホは危篤状態にある初恋の相手、スニムを見舞う。数年前には行きずりのバーのホステスにスニムの面影を見る。さらに3年前、新米刑事のヨンホのもとにスニムがやって来るが、彼はそっけなく追い返してしまう。その4年前には兵役についたヨンホを訪ねたスニムだが面会許可がおりなかった。そしてその1年前、青年ヨンホはスニムとこの高架下で互いの将来を語り合っていた。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
757 8.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2019-05-22 20:26:10
 力のある良いシーン、カットも多々あるけれど、全体に甘い。甘さが残る。例えば、度々挿入される、走る列車からのカット−線路と線路わきの風景。これが、逆走であり、時間も逆行しているという趣向なのだが、これが為にドラマが途切れる。いや、シーケンスの途切れ目の区切りの措置なのだから、もとよりドラマは途切れているのだが、好みの問題ではあるが、私には甘いと感じる。あるいは、2度あるソル・ギョングのアップカットでのストップモーションも甘い。特に、1度目の措置は、ストップさせずに、列車を通過させるぐらいの厳しさでいいじゃないかと思う。作り手は主人公を突き放せていないと思ってしまうのだ。

 あと、初恋の人・スニム役のムン・ソリが、真正のヒロイン、という風情だが、清純・清涼なだけで面白みがない造型だ。主人公の妻・キム・ヨジンの方が変化のある美味しい役どころ。若き日の、自転車の練習をする場面がいい。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:黒美君彦投稿日:2019-04-01 17:49:29
【ネタバレ注意】

寡作でありながら数々の名作を送り出してきたイ・チャンドン監督の作品。期待に違わず、韓国の現代史を見事に描いた傑作だった。
時代は1999年春に始まる。20年前、夜学生たちがピクニックに行った河原に現れたキム・ヨンホ(ソル・ギョング)。そこでは同窓生たちが集まっていたが、鉄橋に上った彼は「戻りたい」「帰りたい」と叫びながら列車が来るのを待つ…。
甘美な曲とともに列車は後ろ向きに走り、時間を遡っていく。
列車は時間そのものだが、同時に主人公の人生にいつも寄り添っている。
20年前に巡り合った初恋の人ユン・スニム(ムン・ソリ)。彼女が兵役中にいつも手紙とともに送ってきたひと粒のペパーミント・キャンディ。死に瀕した20年目の彼女に、ヨンホが持っていく瓶詰めのペパーミント・キャンディ。
どうして彼女とヨンホは別れたのか。
どうして彼は暴力的な男になり、人生を棄てたのか。
浮気をしながら妻の浮気を許さず、妻ホンジャ(キム・ヨジン)と険悪になった1994年夏。
警察に勤め、拷問で事件の黒幕が群山(クンサン)に潜伏していることを知った1987年春。そこはスニムが暮らす街だった。「初恋の人を探しに来た」と彼は語り、偶然知り合ったキョンア(コ・ソヒ)を抱く。
警察に入ったばかりの1984年秋。拷問を初めて自ら行ったヨンホにスニムが会いに来る。偽悪的に振舞うヨンホは、ホンジャを抱くが、クリスチャンの彼女は祈りを彼にも強要する。
そして1980年5月。兵役中のヨンホをスニムが会いに来るが、戒厳令下面会は許されない。そして右脚を誤射された彼は、逃がそうとした女子高校生を誤って射殺してしまう…。
時間はさらに遡り1979年のピクニック。はにかんだ表情のヨンホは、スニムと視線を交わし、とても幸福な気持ちに包まれて思わず涙する…。

イ・チャンドン監督作品には全くムダなカット、台詞がない。説明的でもないが、現代に至る韓国の闇が見事に浮き彫りにされる。
これまでどれだけの「キム・ヨンホ」を圧し潰してきたのだろうか、そう思わせる作品。
ちなみに彼が女子高生を射殺してしまうのは光州事件が背景にある。
民主化に至るまでの無数の悲劇。人生が空回りし、選択を余儀なくされた転落。そこを列車が光を放ちながら通り過ぎていく。
ソル・ギョングは好青年時代から脂ぎった中年男までを見事に演じ切っている。キム・ヨジンやコ・ソヒといった相手役の女優も全身でぶつかっていていい演技。
韓国の現代を描きながら、人間そのものを描いた傑作だと思う。

投稿者:taka99投稿日:2003-08-16 08:15:39
なんだろう。
主人公に同情はできないけど、ずっしりと重く残る映画でした。
誰もが持っているだろう、人の哀れな愚かさが全面に感じられるからかな。
それが自分の愚行と重なって、
同情するより、ただひたすら痛みを感じてしまう・・・。

主人公のソル・ギョングはすごかった。
特殊メイクでもないだろうに、
時間を遡るとともに本当に若返ったように見えるのも驚きだし、
これほどまでにいろんな顔を持った男優さんは他に知りません。

ただ、最後のエピソードでの佇まいだけはかなり違和感があって、
森光子のセーラー服姿に近いものを感じてしまった・・・。
肝心のラストだけにこの点はかなり不満。
気になったのは僕だけ?
投稿者:桃太郎投稿日:2003-03-06 21:43:01
 冒頭のシーンとエンディングのシーンの落差がなんともいえない。現在から過去へ見せていく撮影の手法も手伝ってなんとも辛く切ない感じを抱かせる。やり直しのきかない人生、少しずつ狂う歯車。本当に辛くなりました。
 主演のソル・ギョングはまさに迫真の演技。純粋な青年から純粋さのかけらもなくしてしまう疲れきった中年の男まで見事に演じきっていた。
投稿者:ゆき投稿日:2002-10-24 23:22:47
 ↓の皆さんとは全く逆の感想になってしまいました。国の歴史自体にもあまり興味がないのと、単純に個人的に苦手な映画だったもので。あまり難しいことは分かりませんが、観終わったあとに、後味が良くない、そんな映画でした。
主演の男性に関してだけは、↓の方と同意見で迫真の演技だったと思いますが、描かれている男性が好きじゃないです。時代とかもあるんでしょうが、暗くて怖い男性でダメでした。「ピアニスト」とか「魚と寝る女」は好きなんですけどねぇ。
投稿者:映倫丸投稿日:2002-07-16 00:49:56
やっぱり投稿してる人少ないな。物凄いいい映画なのに。この発想力、そしてそれに負けない緻密な人間描写と張り倒されたような緊張感を覚える主役の迫真の演技、誰もが思う過去へのイデオロギーを見事に描き切ってみせた。
韓国の時代背景を垣間見る事から、全く関係なしに自分自身に置き換えて見つめ直す事もできる。いろんな引き出しを持っていろんな所に枝が伸びている作品。
必見!
投稿者:カトウスタール投稿日:2001-11-20 13:48:49
 私もこの映画,大好きです。時間をテーマにした映画はせつないですよね。誰もが想い出を持っていて,それでいて戻れないんですから。
 ところで,似たアイディアの映画で『ルイーズとケリー』というのがあって,こちらも同じような感覚を味わえる秀作です。ただし,<剽窃>でしかなかったどこぞの長編アニメ映画と違い,『ペパーミント・キャンディー』は<インスパイア>だと言うべきでしょう。それだけ魅力のある映画でもありました。


投稿者:ミンミン投稿日:2001-01-14 15:38:12
40歳から始まって20歳へと時間がさかのぼっていくのがおもしろかったです。
なんといっても主演のソル・ギョングの迫真の演技のすごいこと!!本当に若返っていくから驚きです。ラストの青年の純真な姿がしばらく頭から離れませんでした。本当に韓国映画って、いい作品がありますねー
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