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ヤンヤン 夏の想い出(2000)

A ONE AND A TWO
YI YI

メディア映画
上映時間173分
製作国台湾/日本
公開情報劇場公開(オメガ・エンタテインメント=KUZUIエンタープライズ)
初公開年月2000/12/16
ジャンルドラマ
ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,883
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【解説】
 ヤンヤンは祖母や両親、姉のティンティンと台北に住んでいる、ごく普通の家庭の少年。ところが、叔父の結婚式を境に、様々な事件が起こり始める。祖母は脳卒中で昏睡状態となり、母は精神不安定になって新興宗教に走り、父は初恋の人と再会して心を揺らす。姉は隣家の少女のボーイフレンドと交際を始めてしまう。そして、ヤンヤンにも幼い恋心が芽生え始める……。「クーリンチェ少年殺人事件」のE・ヤン監督が現代の家族が抱える様々な問題を瑞々しくリアルに描いた作品。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1294 7.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:陸将投稿日:2011-04-19 19:37:06
【ネタバレ注意】

日常を生きる人々の姿を引き画でカメラは捉える。
まさに彼らの生活を実際に覗き込んでいるような錯覚に陥る。
そこで映し出されるのは、人生の意義や幸せの意味を自問自答し続ける人々の姿である。

ある者は仕事で、ある者は家庭で、そしてある者は恋愛で。
人間たちは何か“答え”を求めて、焦燥し、苛立ち、哀しみ、疲弊していく。

寝たきりのおばあちゃんは不動で、周囲の人間は絶え間なく動いている。
真実を目指して、誰もが歩み出そうとしている。
だが、そんな一家の軸を失った時、周囲の人間たちは元の場所へと再集結するのである。

ラストの葬式の場面で、幼いヤンヤン少年は、僕はまだ分からないことだらけだとスピーチする。
だが、世の中分からない事だらけなのはヤンヤン少年だけではないだろう。
そのスピーチを涙ながらに聞いている周囲の家族、そして我々も真実など分かりっこないのである。

どんなに歳を重ねても、人生や幸せの“答え”など、誰も分からない。
それは自分の後ろ姿は、自分の目で直には見えないという事実と、重なっているように思える。

投稿者:has42120投稿日:2010-09-14 14:48:02
イッセー尾形
投稿者:uptail投稿日:2010-01-29 23:51:19
イッセー尾形
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-10-13 09:23:51
よかった
投稿者:でぃおげね投稿日:2008-05-14 10:22:46
このエドワード・ヤンとか、あるいはホウ・シャオシェンといった監督が、一時、台湾映画ニューウェーブの旗手とか言われ、彼らの撮った映画が台湾ニューシネマとか呼ばれたそうだ。
なんで? 人は、ときどき、つまらないものをいいものだと勘違いさせられてしまうことがある。こいつらもそうだし、大陸のチャン・イーモウとかチェン・カイコーも同じだ。チャン・ツィイーだって、そうなのだ。どこが面白い?
とりわけ、ロバート・アルトマンの猿まねだけで、このエドワード・ヤンがほめられてしまうというのは、これは許してはいけないことだろう。
映画に可能性があるとすれば、映画がときとして言葉から自由になれる瞬間を表現できることもあるということだ。じゃあ、言葉ってなんだ? 言葉とは、道徳そのものだ。ある言葉を話すことができるということは、その言葉を話す人たちにとっての道徳を理解しているということだ。ことに中国語を勉強していると、つくづく中国語の要求する道徳にうんざりしてしまうことが少なくない。もちろん、日本語だって、日本人自身は気付かないだけで、多くの制約があるはずだ。
そして、映画が表現すべきことは、自分自身でも気付いていない言葉という道徳からの離脱だ。そのとき映画は軽やかになる、そのとき観客の心は軽やかになる。自分で気付いていなかった道徳を1つ捨てれば、人はそのとき“開心”になる。
ロバート・アルトマンの映画とは、あるいはアルトマンが使う映画の技法とは、そのような表現のためのものだ。なのに、エドワード・ヤンは、撮影技法だけをまねして、中国語という道徳の渦のなかに、観客をひきずりこんでいく。だから、映画は息苦しいだけだ。つまらない勘違いをしない観客にとって、つまらないだけだ。こんなのって、映画じゃない。
投稿者:paris1895投稿日:2007-10-28 21:43:13
いまや、世界は失った事に気づく知恵すら失ってしまっている。
 失う事を失う、それは、かつて、失わなかったという事になる。
つまり、かつては知らなかった事を知ろうとしていた、という事になる。

その事について、この映画の劇中で、答えを提示してくれている。
物語の流れとは、関係なく唐突に訪れるその挿話で、映画は人生を3倍面白くしてくれた、と語るその挿話、映画は様々な人生を体感させてくれた、と不意におこるその会話は、しかし、それだけでは終わらない。

寸断されたただの挿話かと思わせておいて、この映画の終幕に訪れる台詞が、この映画作家の類い稀なる才能を立証する。

凡庸ではない作家はいつも、どんな映画を撮っていても、映画について映画を撮っている。
投稿者:よしだ投稿日:2007-07-23 12:41:28
【ネタバレ注意】

登場人物の抱えるそれぞれの葛藤が、こうも身近に迫ってくる映画も少ない。
皆もがいていて、みっともないエゴを出しては反省する。
悲しき人間の営みを、エドワード・ヤンは肯定の眼差しで描写する。
決して見捨てない。懐の深さがある。
切ないドラマの展開、奇跡のクライマックスを経て、ヤンヤンが作文を読み上げるラストシーンに、僕は落涙を禁じえなかった。http://okepi.jp/movie/2007/07/post_11.html

投稿者:アリエアー投稿日:2004-07-20 05:53:50
淡々とした群像劇は日本人の情緒にも合い、懐かしく心にしみわたる。ヤンヤンは端役だったけど、ところどころで瑞々しい魅力を放ち映画を忘れがたいものにしていた。ヤンヤンが撮るカメラのシャッター音とか、好きだな。後ろ姿ばかりを追うあたりに彼の才能を感じてうれしくなる。この子役はかわいすぎて逆にあざとかったりもするんだけど、ラストではやっぱり涙ぐんだ。

やりなおしがきかないからこそ、人生は美しい。
投稿者:うらら投稿日:2002-02-03 05:33:39
香港映画がアート系にしろエンターテイメント映画にしろ、虚構の世界を映画的につくりあげた劇的な作風なのに対して、台湾の映画って、日常を淡々と丁寧に描いたものが多いなぁ、って改めて思いましたね。
「恋人たちの食卓」とか、「悲情城市」にしたって、歴史的な出来事を描いているのに、淡々と傍観者の立場で撮られているし。
この「ヤンヤン 夏の想い出」もそう。
比較的恵まれた家庭で起きる日常を淡々と描いていながら、人間のせつなさが上手く撮られていて、3時間という長い映画ながら惹きつけられっぱなしでした。
「カップルズ」よりも、さらに進化したエドワード・ヤン作品。
傑作といえましょう。
先進国に住むいわゆる中流階層に共通する、台湾、アジアの国の人にも「わかるわかる」って思わせる普遍的な話じゃないかな。

主人公のお父さんとイッセー尾形がソックリなんで、途中イッセー尾形が「私たちはよく似ている」というセリフで笑っちゃいました。
(映画の中では別の意味で言っているんだけど)
投稿者:yasumuro投稿日:2001-04-03 23:17:21
 エドワード・ヤン久しぶりの傑作。父親、その娘、まだ幼い息子のそれぞれの恋愛関係(?)が父親の恋愛を追っていく中で、それぞれ浮き彫りになってくる。感情とはウラハラになりがちな人間(男女)関係が意外な展開をも起こしてくる。監督の意図はイッセー尾形の生き方に触発されていく父親に力点が置かれているらしいが、客観的にとらえられた家族とその回りの人々の描写が素晴らしい。ほとんど感情表現抜きのハードボイルドな描写は久しぶりに映画的興奮を与えてくれました。井の頭線沿線で撮影したと思われる情景がいい。
投稿者:ドストばりエース投稿日:2001-01-24 17:01:27
とにかく凄い。これぞ映画って感じです。エドワード・ヤンのなかでも最高傑作ではないでしょうか。黒沢と小津を足しぱっなしにした、今やナンバーワン監督の貫禄十分の作品です。物語中に起こる一つ一つのエピソードは日常でありがちなことなんですが、なぜこんなに胸が揺さぶられるのでしょう。イッセー尾形の素晴らしい演技もうれしかった。
ただ傍観者で入られない。どんどん映画の世界に引き込まれ、終わりに近づくと「まだこの世界にいたい」と強く思ってしまいました。こんな気持ちになる作品、そうはありません。男はつらいよを観ると毎回思うけど。
僕はすでに二回観ました。死ぬまでにあと10回は観たい作品。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールエドワード・ヤン 
 ■ 監督賞エドワード・ヤン 
■ 作品賞 
■ 外国映画賞エドワード・ヤン 
■ 外国映画賞 
□ インターナショナル(非ヨーロッパ)作品賞エドワード・ヤン 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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