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冬冬(トントン)の夏休み(1984)

冬冬的假期
A SUMMER AT GRANDPA'S

メディア映画
上映時間98分
製作国台湾
公開情報劇場公開(フランス映画社)
初公開年月1990/08/25
リバイバル→熱帯美術館-2016.5.21(デジタル・リマスター版)
ジャンルドラマ
夏休みは人生のはじまりだ 少年トントンと 妹ティンティンの 緑まばゆい田園の日々-- 子供には入れない大人の世界 子供しか入れない友情の夏 愛と詩情が全篇にきらめく ホウ・シャオシエンの傑作!
侯孝賢 「冬冬の夏休み」「恋恋風塵」デジタルリマスターBOX [Blu-ray]
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冬冬(トントン)の夏休み冬冬(トントン)の夏休み

【解説】
 台北の小学校を卒業したトントンは妹のティンティンと二人、夏休みを田舎で開業医をしている祖父の家ですごす。母が入院し、父は看病でつきっきり(少し「となりのトトロ」にも似た設定だ)。年若の叔父に付き添われ、台湾西北部のトンローまでいくはずが、恋人と同行の叔父は有頂天で、彼女の実家のある駅で途中下車。二人は寂しく目的地へ。しかし、駅前で遊ぶ子供たちとはすぐにうちとけ、車で追いついた叔父と、病院も兼ねた祖父の邸へ……。素晴らしい休暇がここに始まるのである。原作、脚本の朱天文の幼年時代に基づく、ただ郷愁を誘うとか、懐かしさに溢れるとだけ書くのではすまされぬ(現代の話で、それは本作が驚くべき普遍性“映画言語”を持つゆえの感想だ)秀作。愛すべき癒しの映画。想い出は重なり、鼻腔の奥がツーンとしてくる。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
653 8.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:ghost-fox投稿日:2016-11-13 22:11:56
【ネタバレ注意】

はまるのは中年以上か

投稿者:sachi823投稿日:2015-07-04 13:58:51
兄妹が夏休みに台湾の田舎で見る風景は、まさに自分自身が体験した
数十年前の昭和の日本の原風景でたいへん懐かしい気持ちになりました。
いくつかのエピソードで人生の流転や不可思議さや厳しさに触れながら
人々が希望をもって一生懸命に生きている様が感じられます。
この監督の作品独特の時間がゆっくりと流れる雰囲気の中で
人々が懸命に生活を営んでいる姿が丹念に描かれています。
いい映画です。
投稿者:サーボ投稿日:2011-06-12 18:28:58
廊下すべりで遊ぶシーン。「男はつらいよ柴又慕情」の帝釈天の渡り廊下で寅さんと源公が遊ぶシーンを思い出しました。(もっとも、寅さんは、バカボンのパパのようでしたが。。)だれでも一度はやってみたことのある遊び。こんなささやかなシーンにも日本繋がりを感じました。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-11-07 17:20:35
引きすぎのカメラが(誰の台詞か誰の物が床に落ちたのか分かり辛いので)少し鼻につくが、「非情城市」と違ってこれならもう一度観たくなる。
人物関係がもっと緻密に描かれてたら更に良くなっていたと思う。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-08-21 18:52:49
【ネタバレ注意】

さまざまな他者との遭遇、しかもその「他性」には強弱があり、鉄道に乗った少年・少女は、それらを一気に、横断的に経験する。
それはあたかもトラウマのように、「いろいろあったけれども、平穏だった」夏が過ぎ去った後に、衝撃的なものとして回顧されるのだろう。

シュロの植え込みを除けば、東京駅そっくりの赤レンガ造りの病院に入院する母のもとを離れ、白いハイソックスをはいた半ズボンの少年・冬冬は、妹と鉄道に乗りこみ、祖父母のいる木造の田舎病院へと赴いた。冬冬の都会的な身のこなしは、サングラスの似合う父親譲りのもので、幼い妹を邪険に扱うのも常のこと。
そんな彼にとって、やはり田舎は退屈で、初めのうちは、所構わず、不自然な姿勢で眠り込んでしまうような場所である。
が、そこには「他者」が溢れていた。それは地層のように彼を取り巻き、兄妹はそこを真摯に掘り進むことになるのだった。

いま仮に、ラジコンカーと亀を交換した裸足の子供たちを「軽度の他者」とし、重度の精神障害者(ハンズ)を「極度の他者」とするなら、たまたま関わりあいになってしまう強盗傷害犯は「強度の他者」に、また、放蕩者の叔父や、漢詩・クラシック音楽を教えこもうとする祖父は「並の他者」に相当するだろう。この田舎という場所には、さまざまなレベルの他者がいる。

象徴的なことは、兄・冬冬や祖父のみならず、田舎の子供たちからも疎外されつづけた妹が、いわば「中抜きで」、哀れな女・ハンズと触れ合うことになる点だろう。そこに現れる鉄道は、2人を結びつける脅威的な圧力として作用している。

祖父母が、娘(冬冬の母)を、鉄道で見舞いに行けないのも象徴的だが、さらに象徴的なのは、父のクルマで都会へ帰るラスト・シーン。鉄道で来ておいて、帰りは自家用車。遥かに「都会的な物体」が田園に持ち込まれる、その違和感に目を見張るべきだろう。「お坊ちゃんらしさ」の強調。冬冬は、あくまで「坊ちゃん」であることを忘れないように。「坊ちゃん」は、都会から田舎に一時的に来るだけだが、そこで「他者」を経験し、彼の中の何かが変わる。

ラストのBGMは、日本の童謡「赤とんぼ」だが、2重性がある。日本文化を持ちこまれた台湾が一つ。他方で、「それ以前の台湾」へのノスタルジーを覆うようにして、「他者としての日本映画(文化)」へのまなざしは、敬意に満ちており、それが日本の観客(他者)を感動させずにはいない。

投稿者:さち投稿日:2005-02-26 00:28:49
いい映画です 北野映画みたい
投稿者:アリエアー投稿日:2004-07-20 04:51:38
駅前のさりげない風景なんかにふっと既視感が横切ったものの、田舎で過ごす夏休みは自分にとってなじみがないのでさほどの郷愁は感じられなかった。
期待していた分、全体的に少し物足りなかった。
投稿者:ポクスンア投稿日:2002-08-10 00:07:29
冬冬と地元の子ども達、ティンティンと寒子、叔父さんとお祖父さん、
叔父さんの結婚、お母さんの病気etc、色んな関係、色んな出来事が
消化不良にならずに綴られて、大げさではないけど確かに特別な
ひと夏の物語になっていました。
なかでも、ちょっと退屈な大人になりそうな気配の冬冬クンより、
我の強い妹ティンティンと寒子の触れ合いが一番のお気に入りです。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-02-05 21:26:24
 「仰げば尊し」で始まり、「赤とんぼ」で終わる台湾映画。
 描かれる冬冬の夏のひとときは私の子供時代の日本の懐かしい風景とまるで同
じだ。『となりのトトロ』どころの懐かしさではない。そりゃ私の子供時代に比
べれば映画的な事件も絡んでくるが、しかし、こんなノスタルジーを台湾映画が
定着してしまっている。
 『恋恋風塵』における冷徹さ、簡素さとこの映画の豊穣さを同一人物が演出し
ている驚き!(『恋恋風塵』だって映画的豊かさの溢れた作品ですが)
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