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アンナ・カレニナ(1935)

ANNA KARENINA

グレタ・ガルボの アンナ・カレーニナ(ビデオ)

メディア映画
上映時間95分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1936/04/
ジャンルドラマ/ロマンス/文芸
アンナ・カレーニナ [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,944
USED価格:¥ 1,019
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【解説】
 トルストイの、帝政ロシアが舞台の有名悲恋小説の映画化。開巻、山盛りのキャビアが画面いっぱいに捉えられ、セルズニックの豪華趣味にほくそ笑んでしまう。その後、前菜じゃ物足りないと長テーブルに埋め尽くされたご馳走をトラックバックで写し、またフムフム。そして主人公アンナの情人となるヴロンスキー伯たちの勇壮な飲みっぷりの儀式が面白おかしく描写され、後に展開されるメロドラマの食前酒としては申し分ない。が、出会いのモスクワでの舞踏会と、家族のもとに帰る彼女を汽車に追う伯爵(ミニチュアの雪景に上がる朝日を二人、別々に想い入れたっぷりに見つめる場面が綺麗)、そして、運命を予感する停車場での雑役夫の事故--といった辺りまでは割と快調でも、肝心のペテルブルグでの人目を忍んだ逢瀬のつみ重ねに情感が篭もらず、そのため、夫は冷酷だが、何も一人息子を捨ててまで情人の元へ走らなくともと思わせる弱味が出る。ガルボはどこか超然として、捧げる愛、尽くす愛というものが似つかわしくない。ただ、その母性の発揮は興味深く、名子役バーソロミュー相手の場面は快く酔える。結局、ヴロンスキーは“トルコ-セルビア戦争”に出征し、彼女を捨てる。そして、悲劇的な鉄道自殺の結末となるのだが、ガルボの御用監督ブラウンは、全体に禁欲的でもない作品なのにこの泣かせ所をごく淡々と処理した感じで、観る方は涙を絞ろうにも鼻元で引っかかる感じでスッキリしない。マーチの伯爵将校は軍帽の被り方も艶っぽく、最初はいい感じなのだが、ちょっと無理して色悪ぶった所が段々鼻につき始める。見るべきものはC・ギボンズのセットで、屋敷や庭園、停車場と、いずれの造型も素晴らしい。
<allcinema>
評価
【関連作品】
アンナ・カレニナ(1927)オリジナル
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
634 5.67
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【ユーザーコメント】
投稿者:aomika投稿日:2018-10-31 14:58:51
アンナと息子の関係が、
こちらの方が濃密に描かれていて、
その分、アンナの葛藤が強く胸を打つ。
10歳ほどのこの息子は、
母アンナがとにかく好きで、
彼女を信頼し切っている。
息子とヴロンスキーの間で揺れ動く彼女の気持ちが、
自業自得とはいえ辛い。https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2013-04-10
投稿者:o.o投稿日:2016-05-16 01:49:51
古臭いとしか言いようがないメロ ドラマで正直閉口しましたが、原作がロシアの文豪トルストイ (読んだことないけど) の長編小説ということで、端折りに端折ってるんでしょうな。そう思うことにします。人妻と知りながら、アンナに執拗に迫るヴロンスキーは、ほとんどストーカーとしか思えず、アンナが何でそんなに惚れてしまうのか不可解です。また、素直すぎるアンナの息子がほとんど不気味です。

パーティーでのおふざけ、舞踏会、競馬、オペラ鑑賞等々、帝政ロシアの貴族たちの生活のあれこれを見れたのはよかったと思います。オペラの場面では、劇場で貴族たちがオペラ グラスを片手に鑑賞するというところまでは西洋と同じなのですが、舞台で演じられているのは民族舞踊みたいな演劇で、こういうのを見ると、西洋から見たらロシアって田舎だったんだろうなあと思います。

結局この映画の目的はグレタ・ガルボ鑑賞ということなんだろうと思います。大人気だったそうで、自分は初めて見ました。悪いとはぜんぜんは思わないものの、そんな夢中になるほどかなあとつい思ってしまいました。誰かにすごく似ているのですが、それが誰かがどうしても思い出せず、今も悶々としております。もうけっこう歳なんだろうなと思っていたら、まだ 30 歳でした。

なお、冒頭のパーティーの場面でいきなり大量のキャビアが映されますが、戦前では、キャビアは前菜として無料で出されるような安い食い物だったそうです。『食べつくせ!アメリカ』という番組でそう言っていたから間違いないと思います。ご参考まで。
投稿者:カール犬投稿日:2014-09-03 02:30:21
ヴロンスキー役フレデリック・マーチのかぶっている
帽子の角度が素晴らしくイカしている。

色男に見えるにはあり得なかろうがこの急角度でなければいけないのだ。

帽子を脱いだら刈り上げ君だ。

あとは、息子に会いに来たグレタ・ガルボを
階段の上から罵倒しまくるベイジル・ラスボーン(もっと言ったれっ!)

↑個人的にこの映画のハイライトはここだ。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-05-10 23:57:45
 やはりクレジット開けトップシーンの、御馳走の並んだ長テーブルを延々とトラックバックする驚異的な移動カットにまず吃驚する。クラレンス・ブラウンの演出にはダニエルズの撮影技術を最大限に引き出す意図がよく現れていると思う。ガルボが機関車の蒸気の向こうに登場するカット、或いは名子役・フレディ・バーソロミューの寝室の、影絵のようなランプの光の表現もそう。その他目を瞠る演出としては、前半の舞踏会のシーンを明記すべきだろう。ガルボとフレデリック・マーチ、モーリン・オサリヴァンら人物の出入りが見事にコントロールされていて、これはかなりよく出来たダンスシーンだ。ガルボがバーソロミューの誕生日に束の間会いに来るシーンもいい。二人の演技にも感動させられるが、何よりも使用人達がやきもきする演出がいい。あと、ガルボの夫を演じるベイジル・ラスボーンが実に上手く、出番は少ないがシーンをさらう。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:ne7002投稿日:2014-05-05 23:46:05
サイレント映画末期からのグレタ・ガルボ人気も、1932年をピークに緩やかな下り坂に入っていた様です。ガルボは1933年に「クリスチナ女王」で悲劇女優としてピークを極めましたが、彼女の陣営はこの「アンナ・カレニナ」から守りに入ったように思われます。映画としては今日さほどの評価を得ていない本作品ですが、時々ガルボが見せる表情はさすがに吸引力が有ります。それはカメラマンのウィリアム・ダニエルズの功績であり、またフレデリック・マーチという対等の競演者を得てガルボが力量を発することが出来たことにもよるでしょう。
グレタ・ガルボ×ウィリアム・ダニエルズのコンビは、マレーネ・ディートリッヒ×ジョセフ・フォン・スタンバーグの黄金コンビに対抗し得る確実なクオリティを保証していますね。
投稿者:gapper投稿日:2013-06-30 23:49:02
【ネタバレ注意】

 ”目元千両、口元万両”
 推定予算115万ドル。

 「若草物語(1933)」が42万ドルの製作費で、100万ドルを超えたこの作品は相当な大作だ。
 1927年に同じMGMでサイレント版が作られていて、相当な人気だったのだろう。

 短いせいもあり通俗的な感じがした。
 深みがないのは仕方だがないが、それでもどこかに何かを入れられたように思う。

 特にラストが取って付けた様で、感情移入どころか不可解な行動に近い感覚だった。
 確かに伏線もあるが、そこでのアンナ(グレタ・ガルボ)のリアクションが余りにも素っ気ない。
 無理にでも”予感”の演技があった方が良かった。

 原作は覚えていないが、アンナはもっと可憐な感じであるべきだと思う。
 この当時のスターシステムの悪いところで、俳優の個性を優先する。
 ガルボが主演で入る原作の採用となると原作に合わせた役作りなどしない。
 ガルボの俳優としての個性は最優先で、公開時には騒がれても名作には成りえなかった。
http://gapper.web.fc2.com/

投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2011-08-18 18:53:34
この映画が発表された1935年(昭和10年)という時代に興味があって鑑賞。
トルストイの上、中、下巻となる作品をたった95分で描くことは初めから無理であり、
それを素材にグレタ・ガルボを見せるための作品をつくることが目的だったのではないか?
と勝手に想像。

トルストイの原作であることから、本来、帝政ロシアへの批判なども含まれていようところが、
その”豪華さ”をこの作品では単に”ショー”として扱ってるようにしか思えませんでした。
おそらくは当時、ロシア革命から18年しか経っておらず、その波及を恐れる資本主義国家
であるアメリカとしては、そうした原作の本質を描くことははばかられたことでしょう。

キティ(モーリン・オサリバン=ミア・ファローのお母さん。私はグレタ・ガルボより
この人の可愛さが魅力でした。)と結婚する農村のリョーヴィンも、物語の中心になる
都会の暮らしとの対比、そして幸せの本質とは何か?という問題を投げかける役割を
持つはずがこれも全く省略されており、なんのために登場してくるのかわかりません。

当時、人気だったらしい子役、フレディ・バーソロミューの愛らしさなどもあり、
やはり、トルストイの原作を”素材”として、役者の魅力を見せようとした作品なのでは
ないか?というのが、私の感ずるところでした。
ですから、トルストイを鑑賞するという意味においては、あらすじを知る、という以上の
ことはこの作品からは不可能でしょうし、感情移入もしにくいのは仕方ないところかと
思いました。

収穫は、二度のアカデミー主演男優賞と二度のトニー賞を受賞してるという
フレデリック・マーチ(ヴロンスキー役)を知ることができたことでした。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 13:32:17
グレタ・ガルボ
投稿者:K→O投稿日:2007-11-26 20:14:38
解説にも書かれていますが、確かにセットは美しい。ただ、それだけです。グレタ・ガルボの演技もフレデリック・マーチの演技も上手いのですが、どうしても適役とは言い難いです。特にガルボは芯の強そうな感じが前に出過ぎています。そういう意味ではソフィ・マルソーの演じたアンナの方がそれらしく感じられます。

演出は可もなく不可もなく、という評価。全体的にあまり盛り上がらず、平板な印象を受けました。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-09-15 18:02:55
有名な小説の映画化だし、大好きなグレタ・ガルボも主演ということだったので500円DVDを買って鑑賞しました。まぁ思っていたよりは面白くなかったのですが、やはりガルボは美し過ぎるし、彼女の魅力のお陰で本作は何倍も良い作品になっていると思います。ただ、何より感じたのは展開が粗いなということです。少々ストーリーを大雑把に描いているような気がして、全体的に違和感があったのも正直な所です。なのでそういった面では少し残念な気もしますが、普通に楽しめる作品ではあったので満足は満足です。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-28 20:29:57
勝手にハッピーエンドに改変してしまったサイレントの27年版(ガルボとジョン・ギルバートの共演)に比べればましでしょう。
投稿者:Ikeda投稿日:2003-10-13 15:10:48
トルストイの小説の中では割合、映画化しやすいものでしょうが、それでも長い小説なので粗筋を追っているだけの感じがします。グレタ・ガルボは綺麗ですが、濡れ場を除けば、小説でのアンナの雰囲気が伝わって来ません。もともと、トルストイは女性に対しての不信感が強かった人ですから、それを表現するのは難しいのかも知れません。フレデリック・マーチも悪くありませんが、それよりもガルボの夫になるベイジル・ラスボーンが良いと思いました。また、舞踏会やオペラのシーンは小説では解らない帝政ロシアの時代の雰囲気が伝わってくるのが良いです。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 最優秀外国映画賞クラレンス・ブラウン 
■ 女優賞グレタ・ガルボ 
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