allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

アンボンで何が裁かれたか(1990)

BLOOD OATH
PRISONERS OF THE SUN

メディア映画
上映時間108分
製作国オーストラリア
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1991/04/05
ジャンルドラマ/戦争
ヤシの林は見つめていた 真実のすべてを…。

【解説】
 太平洋戦争終結の1945年12月。オーストラリア陸軍法務部は、南太平洋における日本軍の戦犯に対する告訴および裁判の任務を負っていた。アンボン捕虜収容所の事件を扱う検事、クーパー大尉は、捕虜虐待と殺害の罪で91人の日本人を裁かねばならなかった……。オーストラリア北部、ダーウィンから北へ1000キロに位置するインドネシア諸島アンボン島。41年12月、ノーザンテリトリーを防衛する為、1150名の屈強のオーストラリア兵がオランダ領アンボンに配置された。翌42年1月末、35000人の日本軍が上陸。わずか6日間でアンボン島を陥落させてしまう。捕虜となったオーストラリア兵のうち、532名がアンボン捕虜収容所に収容された。3年後、かろうじて生き残ったのは、わずか132名だった。赤道近くの灼熱の太陽の下、厳しい自然と戦争という劣悪な状況の中で、一体何が起こったのか? この作品は、その疑問を事実に基づき描いた人間ドラマである。しかし本作は、どこにでもあるような、いわゆる反戦映画とは一線を画しており、極限状態に置かれた、日本兵、オーストラリア兵達の、葛藤、心理描写、その人間模様を克明に描く事により、重厚で見応えのある、第一級の人間ドラマに仕上がっている。そしてそこには、観る者を引きつける娯楽的要素がキチンと織り込まれ、そのドラマを観ている内に、背景に戦争問題といったものが実に説得力を持って浮かび上がってくるという構造になっている。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
431 7.75
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:ファルド投稿日:2016-03-26 10:13:21
アメリカの思惑が絡み、政治的な裏取引があったことが垣間見れる。戦争中の拷問や処刑は多くの国がやっていた事だろうけど、敗戦国となると、重罪に問われる。田中中尉(塩谷俊)は正義感が強いのだろうね。しかし、結果的には正直者が馬鹿を見るみたいな展開になっていた。権力や特権を持つ者が、持たない者を犠牲にして行く戦争は悲惨だね。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-12-11 22:55:17
【ネタバレ注意】

ラッセル・クロウの映画デビュー作(本人は端役)としても知られるが、BC級戦犯と戦争犯罪を扱った異色の戦争映画といえるだろう。
名古屋商科大学総合経営学部の鎌田真弓教授によると、アンボン収容所では豪兵528人のうち405人が死亡したという。生存率は実に23%である。とりわけ戦争末期、補給が絶たれたことによって捕虜の待遇は著しく悪化したといわれる。
戦後、豪国では豪兵捕虜の日本兵による虐待を厳しく追及し、294件の裁判が行われ、949人が有罪、153人が死刑判決を受けた。このうちアンボン・オーストラリア裁判では、14名が死刑判決をうけたという。
この映画のストーリーは実在したジョン・ウィリアムス検察官(映画ではクーパー検事)が残した厖大な裁判記録に基づいているそうだ。モデルとなった飛行士の処刑事件では、3名が死刑となったが、この作品にあるように「命令者」であった大佐は有期刑にとどまり、処刑を行った士官の片山日出男中尉と高橋豊治少尉と兵曹長の3名が死刑となったという。この片山中尉と高橋少尉をあわせたのが、この作品の田中大尉(塩谷俊)らしい。
戦争犯罪の責任者が罪を免れ、その絶対的な命令に従うしかなかった士官が戦犯として裁かれる…というこの図式は、日本の戦争責任追及の空洞化を象徴している。BC級戦犯たちに対する理不尽な裁判は、様々な形で戦後表現されたが、戦勝国の目でその問題を描いたという点でこの作品の意義は大きい。
弁護士役の藤田宗久、収容所を率い「鬼」と呼ばれた池内(渡辺哲)らがいずれも好演。とりわけ渡辺哲のふてぶてしさが印象的だ。
戦争犯罪を裁く側にも、様々な思惑があった。逆に日本人捕虜に対する虐待も各地であったことを考えると(代表的なのがソ連のシベリア抑留だろう)、戦争が終わっても負けるということがいかに悲劇を生み出すか改めて意識せざるを得ない。

投稿者:KAFIN投稿日:2006-02-17 14:11:28
【ネタバレ注意】

オーストラリア人が日本軍の捕虜虐待・虐殺を糾弾し復讐するだけの映画ではなく、日本兵にも人間らしさがある事やそれへの理解を描いて好感が持てる。
 しかしこれが歴史的事実ならそういった複雑な事情を十分理解しながら、単に処刑をしたという理由で末端の兵を処刑することを肯定している訳で、非常にいい訳がましい。兵が国際法に違反した命令に従った事自体を罪の要因とするのなら、オーストラリア人もアメリカとの関係で本当の犯人を追及できないことを知りながら裁判を進めることを、正面から否定するべきなのではないだろうか?
 映画の作り方があまり上手ではなく、証拠が全て日本人の自白によるものなので映画の焦点がずれて見えるのが困った所だ。オーストラリア人が戦争については日本人以上に感情的で、純情に見えるのが興味深い。

投稿者:ズーコ投稿日:2002-05-17 13:43:14
秀作ですね。日本人じゃなくても見ておくべきですね。
投稿者:Bu--yan投稿日:2002-01-24 13:17:42
 秀作ですね。とりあえず日本人なら観るべきかと。http://isweb37.infoseek.co.jp/computer/bu--yan/
【レンタル】
 【VIDEO】アンボンで何が裁かれたかレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION